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愛着のある大切なテントはアライテントの塗る撥水剤でメンテナンスしよう

アライテント 塗る撥水剤

キャンプの楽しみ方は人それぞれで、シーズンに関しても晴れの日が多い夏場のみ楽しむ人、虫がいない冬場の夜長を楽しむ人、移りゆく四季を味わいながら年間通じて楽しむ人など様々です。
そこで、どんなシーズンに楽しむ上でも避けては通れないのがテントの劣化です。キャンプを楽しむ回数が増すごとに大切なテントも少しずつ良い味を出していく反面、劣化も進んでしまいます。テントは決して安い買い物ではないのでできれば簡単に買い替えたくないものですよね。
今回はそんなテントのメンテナンスにおすすめのアライテント塗る撥水剤の魅力についてご紹介いたします。

テントの撥水性は使用と共に劣化する

テントの使用回数を追うごとに確実に劣化して行くのが撥水性です。
耐水性とは水に耐えられる強さのことを示し、テントやタープには欠かせない機能です。
雨の日にはテントを張らないという方も結露による水の影響はなかなか避けることができません。
昼夜の温度差によって生じるテントの結露によってテントは水分をまとうこととなり、最初はしっかりと水を耐えていたテントも次第に水が浸透しやすくなり、内側まで水滴がびっしりついてしまうこともあり得ます。
水分はなるべく早く乾かさないとカビなどの原因にもなりテントの劣化を早めてしまうため、早めの対策が必要です。


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撥水剤の種類

テントやタープのメンテナンスに使用する撥水剤は様々なアウトドアメーカーから販売されており、生地へ塗布する方法もいくつか種類があります。
それぞれの特徴や長所、短所がありますので購入を検討する前にしっかり理解しておきましょう。

スプレータイプ

まず最もよく目にするのがスプレータイプの撥水剤です。
吹き付けるだけで塗布できるため手が汚れにくく、ムラができにくいメリットがあります。
デメリットとしては風の影響を受けやすいため、風向きによっては周囲に飛散してしまう場合があります。
作業をする際には風が気にならない晴れた日に行うか、ガレージなど風を防げる広い空間で行うことをおすすめします。

塗るタイプ

スプレータイプに次いで多いのが塗るタイプの撥水剤です。
スポンジや刷毛に撥水剤をなじませて自分の手で塗っていくため、塗りたいところだけ確実に撥水剤を塗布することができます。
また同容量のスプレータイプと比較して塗布面積も広い傾向にあります。
デメリットとしては撥水剤をスポンジや刷毛に少し染み込ませて自分の手で塗るという行程を繰り返し行うため、スプレータイプに比べて時間と労力がかかってしまいます。

漬けるタイプ

変わったタイプのとして漬けるタイプの撥水剤があります。
有名なもので「ニクワックス」という撥水剤が挙げられます。
ニクワックスの撥水剤は専用の洗剤と一緒に洗濯機を用いて使用することで生地に撥水剤を浸透させ、脱水はせずに陰干しすることで定着させます。
全体にまんべんなく撥水剤を浸透させることができ自分で塗る手間も省けるメリットがありますが、洗濯機を使用する都合上、大型のテントやタープへの使用は困難です。

アライテント塗る撥水剤のスペック

撥水剤の種類について理解した上で、今回使用するアライテント 塗る撥水剤のスペックについてご紹介します。

内容量 100ml(塗布用スポンジ付き)
定価 ¥1,600
性質 フッ素系

他の製品に比べると内容量が100mlとやや少ない印象ですが、同じ容量でスプレータイプの約10倍の面積に撥水加工を行えるとのことです。
アライテントの人気テント「エアライズ2」のフライシートなどにちょうど良い使い切りサイズを想定しています。
ちなみにエアライズ2は2人用(最大3人)のコンパクトなテントで、サイズは間口130×奥行210×高さ105cmとなっています。

アライテント塗る撥水剤のおすすめポイント

アライテントは数ある撥水剤と比較しても高い評価を得ていますが、他の撥水剤と比較した際のおすすめとなるポイントについてご紹介いたします。

ポイント①フッ素系撥水剤である

テント用の撥水剤の成分タイプとしてフッ素系とシリコン系の2種類に分けられます。
今回ご紹介するアライテント塗る撥水剤はフッ素系の撥水剤で特徴としてはテントに塗布しても通気性を保ちながら生地をコーティングしてくれる点が挙げられます。
防水性と透過性の両方を兼ね備えているためより快適性を保った状態でテントを維持できます。
ちなみにシリコン系の撥水剤は繊維の隙間を埋めるように全体を覆う形で生地をコーティングするため通気性が損なわれてしまいます。
ただし撥水効果の持続力はフッ素系撥水剤よりも優れているため、通気性を気にしない方や小まめな塗り直しが面倒な方はシリコン系の撥水剤が適切かもしれません。

ポイント②コスパが良い

上記でも少しご説明しましたが、塗るタイプの撥水剤は塗りたい部分に適切な量を綺麗に塗布することができ、またアライテントの塗る撥水剤は同容量のスプレー撥水剤の約10倍の面積を塗布できます。
内容量100mlで定価が1,600円と決して安いものではないですが、他の撥水剤と比較した時に塗布面積を考えるとそのコスパの高さを実感できます。
値段を気にしなければスプレーで簡単かつ手軽に撥水剤を塗布する方法もありですが、定期的にメンテナンスが必要なテントに毎回大量のスプレー撥水剤を購入して使用するのはなかなか気が引けますよね。

実際に塗ってみた

アライテント 塗る撥水剤 塗り方

実際に使用していました。残暑が残る日差しの強い晴れた日の日中で、風も穏やかなため撥水剤の塗布作業にはうってつけの気候でした。
今回使用するテントはDODのカマボコテント3Mです。
塗る撥水剤のスペックから見てもとても塗りきれるサイズではないと思いますが、どこまで濡れるのか試してみます。高さのあるテントのため今回は設営せず芝生に広げた状態で作業します。

アライテント 塗る撥水剤 塗り方

付属のスポンジに撥水剤を少し垂らしてみると、思ったよりさらさらした印象です。
勝手なイメージで食器用洗剤のようにもったりとした弾力のある液体をイメージしていたので少し驚きでした。

テント撥水加工

実際に塗ってみます。
光の反射でわかりづらいかもしれませんが撥水剤を付けた部分は少し濃い色に変化しました。そのまま塗り続けていると、5分程で通常の生地の色に戻りました。
撥水剤の乾く時間はその日の気温や天候に左右されるかと思いますが、見た目からは撥水性が上がったのか全くわかりません。
そのまま100mlのボトルが空になるまで塗り続けた結果、雨をダイレクトに受けるテント上部全てと、スカート全てを塗り終え、間口を塗り始めたところで終了となりました。
このくらいのファミリーサイズテントを全て塗るには3、4本程度必要になりそうです。
しかし小さいボトルながら大健闘でした!

効果の感想

実際にテントに向けてシャワーをかけてみました。
塗る撥水剤を塗布した部分も塗布していない部分も初めはしっかりと水を弾いてくれましたが、3分ほど水をかけ続けると差が出てきました。
撥水剤を塗布していない生地は少し色が濃く変わってしまい水を吸ってしまったようですが、撥水剤を塗った部分については最初と変わらない状態で大きな水滴が生地に染み込むことなくボロボロと落ちていきます。
この勢いで撥水効果が持続すれば、一晩張って結露したテントも、簡単に水を弾き落とすことができて片付けの手間や時間も省けそうです。
今回は1本しか購入しなかったため全体は塗りきれませんでしたので、追加で塗布して全体をコーティングしたいと思いました。

まとめ

テントを知り尽くしたアライテントから販売される撥水剤。予想以上の撥水力で快適性を損なうことなく大切なテントをベストな状態に保ってくれました。
コンパクトなのでキャンプ道具と一緒に気軽に持ち運ぶことができ、現地で気軽に使用できる強い見方になりそうです。

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自然が大好きなアウトドア愛好家。 ライターさんの記事の管理やアウトドア関連の情報を発信しています。

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