ファイアスターターをご存知ですか?
別名『メタルマッチ』とも呼ばれるファイアスターターは、キャンプ好きには定番のキャンプギアです。ですが、初心者やこれからキャンプを始めたい方にはあまり聞きなれない商品ですよね。
ファイアスターターというのは、発火器具の一種。つまり、『火打石』のようなものです。原始的な原理ですが、着火するにあたりとても頼もしいアイテムです。
私はその存在を知りつつも、「チャッカマンやライターで火を着ければいいや」と思っていて、手を出す機会がありませんでした。また、メーカー品だと1000円以上するものが多いので、安価なチャッカマン等で十分だと思っていました。
ですがこのファイアスターターを、なんと100均【Seria】で見つけてしまいました!
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そもそもファイアスターターって何?
ファイアスターターは、マグネシウム芯(ロッド)と火打石(スクレーパー)がセットになっています。その原理は、スクレーパーを削るようにスライドすることで火花を生み出すというものです。昔ながらの火打石との違いは、打ち付けるのではなく削るようにスライドして火花を生むということです。したがって、そもそもの原理は変わりありません。
つまり、ファイアスターターというのは、『現代版火打石』といったところでしょうか。
ファイアスターターって必要なの?
ここで疑問が…。わざわざ火打石の原理を使わなくても、現代的なチャッカマンやライターで十分代用可能では?
そうですよね。便利なものが多く溢れているこの時代。原始的に火を起こさなくても、簡単に火をおこす道具はあります。こだわりがなければ、ファイアスターターはなかなか使う気にはなりませんよね。
ですがアウトドアに出かける際、ついついチャッカマンやライターを忘れてしまうことってありませんか?燃料がきれてしまい、なかなか発火しないことってありませんか?そんな時に火をおこすのはとても大変ですよね。ですがファイアスターターは燃料を必要としないので、そんなハプニングが起こったとしても簡単に火をおこすことができます。
そしてファイアスターターは湿気や水にとても強いです。自然の中にいると、突然雨や雪が降ってくることがありますよね。もしファイアスターターが濡れてしまったとしても、乾いた布等でサッと拭き取ればOK!問題なく使用することができます。
また、昔の火打石と違ってコンパクトなファイアスターターは、アウトドアでも持ち運び楽々。荷物の中に入れて置けばOK。ポケットの中にも収まるサイズです。万が一に備えて、キャンプギアの中に入れておくことをお勧めします!
充実しているSeriaのキャンプ用品コーナー
Seriaのファイアスターターは、店内のキャンプ用品コーナーで販売されています。最近のSeriaはキャンプ用品がとても充実しているので、商品が数多く見受けられます。ですがファイアスターターはオレンジ色でとても目立つので、すぐに見つかると思いますよ。
ちなみにSeriaのファイアスターターはとても人気があるようで、現在品薄状態です。在庫のある店舗とそうでない店舗があるようです。店員さんに伺ったところ、暖かくなってきたこの頃はBBQなどの際に使う人が多いようで、よく売れているとのことでした。ですから気になる方はお早めに!
それではファイアスターターについて、詳しく見ていきましょう!
ファイアスターターの概要
材質
スチール・マグネシウム・ポリプロピレン・ポリエステル
サイズ
マグネシウム芯:約H6.5×W2×D1cm
スクレーパー :約H7×W1.2cm
広げた長さ :約29cm
生産地
MADE IN CHINA
と表記されています。
ファイアスターターの使い方
ファイアスターターの使い方を簡単に説明します。
1.削る
木の削り屑や枯れ枝、新聞紙やティッシュなど燃えやすいものを集め、スクレーパー側面でマグネシウム芯を削ります。
2.粉を集める
マグネシウム芯を火花が出ない程度の力で削ると、粉が落下します。その粉を集めることで、着火しやすくなります。
3.火花を飛ばす
スクレーパーでマグネシウム芯を強くこすって火花を散らします。先ほど集めたマグネシウム粉に引火させて着火完了です。
火をおこすときに燃えやすい素材
ファイアスターターを使用する際、火花が引火しやすいものをご紹介します。燃えやすい素材は様々ありますが、今回は手に入りやすいものを3つ挙げてみました。
ティッシュ
どのご家庭にも必ずありますよね。キャンプにも必ずと言っていい程持っていくものではないでしょうか。
ティッシュは火花が少し飛んだだけですぐに引火します。しかし一瞬で燃え尽きてしまうので、小枝などを投入して火を育てることをお勧めします。
麻ひも
100均などで簡単に手に入ります。資源ごみを縛るときなどに使用することが多いので、既にご自宅にあるかもしれませんね。
麻ひもはほぐすと細い繊維に分かれるので、燃えやすくなります。麻ひものほぐし方は、手でほぐしても良いですし、ナイフでほぐすこともできます。
牛乳パック
飲んだら何気なく捨ててしまう牛乳パック。ですが牛乳パックは優秀な着火剤として再利用することができます!
空の牛乳パックを小さく切り、重ねておくだけでOK!牛乳パックはワックスコーティングがされているので、ティッシュや新聞紙よりも長く燃えます!なにより燃えカスが少ないのも魅力的ですね。
初めてファイアスターターを使ってみた!
ここで、ファイアスターター初心者の私が実際に使ってみた様子をご紹介します!前述しましたが、私はこれまでファイアスターターを使ったことはありません。チャッカマンを愛用してきました。そんな私が果たしてファイアスターターを使いこなせるのでしょうか…。
スクレーパーをスライドさせて粉を削ってみた
今回はマグネシウム粉がよく見えるように、引火させる素材をティッシュにしました。
スクレーパーで削ったことにより、黒っぽい粉がティッシュの上にたくさん落ちています。この粉に火花を飛ばして引火させるのです。
火花を飛ばしてみた
準備はOK!いよいよ着火です!
スクレーパーを思い切りスライドさせ、火花を散らします。火花を飛ばすのは、先ほど集めたマグネシウム粉に向かってです。
少しドキドキしながらも、力いっぱいスクレーパーをスライドさせてみました。すると簡単に火花が飛びました!
着火できた!
火花をマグネシウム粉に向かって飛ばすとすぐに引火し、それが炎に変わり勢いよく燃え始めました!本来ならばここで小枝などを投入して火を育てていくのですが、今回はここでストップしました。
なんと初心者の私でも、一発で着火させることができました!びっくりです!
使用にあたっての注意点
簡単に着火することができるファイアスターターですが、その取り扱いには十分注意しなければいけません。いくつか注意点を挙げたいと思います。
- 室内やテント内、燃えやすいものの近くでは使用しない。
- ファイアスターターを火気の近くに置いたり火器付近で使用したりしない。
- 小さな子どもの手の届くところに置かない。
- やけど、燃え移り、スクレーパーでの怪我など二次的な事故に気をつける。
- マグネシウム粉を吸いこまないように気をつける。
- マグネシウム粉が手についた場合は水でよく洗い流す。
- スクレーパーの尖った部分で手を切らないように気をつける。
- 乳幼児がなめたり口に入れたりしないように注意する。
- 本来の用途以外に使用しない。
まとめ
今回は初めてファイアスターターを使ってみました。その感想は、「意外と面白い!」。何故なら、自分の力で火をおこすことができるからです!それも簡単に!
今まで当たり前のように使っていたチャッカマンやライターですが、これからはファイアスターターもどんどん使ってみようと思います。その方が、キャンプ慣れしているみたいでかっこいい気もしませんか?
Seriaで販売されているファイアスターター。ぜひ一度お試しあれ!
以上のことに気をつけながら、正しく使いましょう!