ポータブル電源は便利そうだとは思うけど、いまいちどこまでのパワーがあるのかわからなかったり、種類も色々あって手が出しづらいですよね。
しかし1台あるとキャンプはもちろん、車中泊や災害時などにも使えてとっても便利なんです。
どうせ買うならアウトドアでも持ち運びに便利で、小型なものが1台あると大活躍しますよ。
そんな小型でいろんな場面で活躍するのがBLUETTIから出た、小型のEB3Aです。
この記事ではこちらを実際に使って感じた、メリット・デメリットをご紹介していきます。
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BLUETTIについて
BLUETTIとは、ポータブル電源のトップブランドです。
パワーオークグループという中国深圳発の企業が手掛けている、ポータブル電源や蓄電池を扱うブランドです。
日本法人もありBLUETTI JAPAN株式会社として、神奈川県に本社を置いています。
BLUETTIはポータブル電源以外にも、ソーラーパネルやソーラーチャージャーなど、再生可能エネルギーに関する商品を多く扱っています。
たくさんの実績がある会社なので、安心ですよね。
EB3Aの基本スペック・
仕様
容量 | 268.8Wh |
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定格出力電力 | 600W |
バッテリータイプ | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
重量 | 4.6Kg |
外形寸法 | 横幅255mm×奥行180mm×高さ138mm |
充電温度 | 0-40℃ |
出力
AC出力 100V,Max 600W(サージ1200W) | 2か所 |
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5521出力 12V/10A | 2か所 |
シガーソケット12V/10A | 1か所 |
USB-A出力 5V/3A | 2か所 |
USB-C Max 100W | 1か所 |
ワイヤレス充電 Max15W | 1か所 |
入力
AC充電 | 100V,430W Max |
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PV充電 | 12V-28V,200W Max |
カー充電 | 12V/24V |
※PV充電はソーラー充電となりソーラーパネルが必要となります。
※カー充電は別途充電コードが必要となります。
付属品
ポータブル電源 (EB3A)本体 | 1 |
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ACアダプター充電用ケーブル | 1 |
取扱説明書 | 1 |
保証カード | 1 |
合格証明書 | 1 |
充電コードはアダプターがついていないのですっきりとしています。
※シガーコードは別売りとなります。
デザイン・カラー
前面にボタンが集中しているので使いやすいです。
またハンドル収納時は上部がフラットになるため、キャンプの時などLEDランタンや小型扇風機など置いておけるので、スペースも節約できますね。
上部はフラットでiPhoneのワイヤレス充電が可能!
左の側面には排気口とファンがあり右側には吸気口があります。
液晶部分
野外で使うことも多いので、天気の良い日でも液晶画面の文字が、はっきりと見やすいのは良いところですね!
EB3Aの特長&メリット面
ここからはEB3Aの特長を紹介します!
ポータブル電源はサイズ感や、重量、実際にどんな電化製品で使えるのかなどを、買う前に知っておくと安心ですよね。
実際に筆者が使用してみて、メリットと感じた部分をお伝えしていきます。
- リン酸鉄リチウムイオンで寿命が長い
- コンパクトなサイズ感
- 軽々と持ち運べる軽量性
- 高出力
- 充電が早い
- 上部はフラット&充電機能
- わかりやすい液晶表示
- 操作性の高いボタン
- アプリ連動で遠隔操作
- ECOモードが便利
- UPS機能付き
①リン酸鉄リチウムイオンで寿命が長い
ポータブル電源のバッテリーって安全性が確保されていないものだと、熱がこもったり最悪爆発なんてことになるのではと心配になりますよね。
また繰り返し使える寿命の長さも気になるところですがこちらで使用されているのは、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーで、安全性も高く寿命が長いので安心感があります。
サイクル回数は2500回以上とコストパフォーマンスが抜群です!
②コンパクトなサイズ感
横幅255mm×奥行180mm×高さ138mmとコンパクトでどこにおいても邪魔になりにくいサイズ感です。
③軽々と持ち運べる軽量性
女性でも軽々持てる4.6kg!ハンドルが大きめなので女性でも、しっかり持てるのはうれしいポイントです。
ちょっとしたお出かけなどでも、気軽に持ち運びができて便利です!
④高出力
同クラスのポータブル電源の中ではトップクラスの600w(1200w)と高出力!
電力リフト機能付きでドライヤーのような高出力家電を動かすことも可能!
電力リフトとは、高出力な電化製品でも動かすことができる機能となります。
家電の出力が下がりますが、通常なら動かない家電でも動かすことが可能です!
例えばこちらの750Wのドライヤーは、出力600wのポータブル電源では使えないのが普通ですが、EB3Aの場合は電力リフトによって出力は下がります。
そのため本来の熱い温風ほどではないですが、髪を乾かすには十分な温風で使用することができます。
電力リフト機能があれば、使える家電の幅が広がります!冬のキャンプは特に重宝しますね。
⑤充電が早い
- 高速モード:MAX 350W
- 標準モード:MAX 268W
AC充電で空の状態から約1時間でフル充電ができます!
朝起きてから充電してないことに気づいても、身支度している間にある程度充電できるのは、うれしいですよね。
充電スピードの切り替えはスマホのアプリで簡単に切り替えることができます。
それぞれの設定でのファンの音や充電W数は後半で詳しく検証しています。
⑥上部はフラット&充電機能
上部はワイヤレス機能があることもありフラットなので、モノを置いたり棚に入れたりする際に、ハンドルが邪魔にならずにすっきりと収納できます。
棚に入れる際や車載の際にもちょっとしたものを重ねられるので便利です。
ハンドルの突起があるタイプだと積みづらいなんてことありますもんね。
このようにハンドルは使わない時は収納できるので、ひっかかりが無くて便利ですよ。
⑦わかりやすい液晶表示
液晶画面は、はっきりと見やすく表示も残量表示も1%刻みなので使用量を計画的に使用できます!残用表示は細かい方がわかりやすくて便利ですよね。特に残量がなくなってきた時は、あとどのくらい持つのか、細かい表示のほうが助かります。
⑧操作性の高いボタン
ボタンを押した時の感触って、地味ですが一番使うところなので、重要です。
ここがストレスだと、使うのが億劫になってしまします。
EB3Aのボタンはサイズもちょうどよく、反応もポチっと良い印象です!このようにストレスのない操作性は、GOODポイントですね!
⑨アプリ連動で遠隔操作
アプリで遠隔操作ができるという便利な機能があります。
アプリでは細かな設定が可能で、LEDライトをつけたり、残量を確認できる他に、充電速度の設定やヘルツの切り替えなどを簡単に行えます。わざわざ立ち上がって操作しなくていいのは、ありがたいですよね。
座った後にECOモードにするのをわすれていた!なんて時もアプリでさっと設定できて便利ですよ。
- 充電モードの切り替え
- ECOモードのオンオフ
- ECOモードシャットダウン時間
- LED制御スイッチ
- 電力リフト機能オンオフ
コットで寝たままLEDライトを点灯することができます!
⑩ECOモードが便利
地味ですが意外と便利なのが、ECOモードです。
電源の切れ忘れで、使用していない間に充電が減ってしまうのを防ぎます!
せっかくポータブル充電器を持って行ったのに気が付いたら充電がほとんどない!なんてことになると大変です。
AC10W以下、DC1W以下が4時間続くと自動的にOFFになります。
『DCボタンとACボタンの同時押し』もしくは、『アプリ』で時間を設定できます!
操作も簡単で良いですよね。
- 1時間
- 2時間
- 3時間
- 4時間
⑪UPS機能付き
これをうまく活用できれば、とても便利な機能です。
停電時などのバックアップ電源としてとても役立ちます!
EB3Aを充電アダプターに繋いだ状態で、EB30AのAC電源を入りにしてデスクトップパソコンを繋いでいると、万が一に停電になった場合も、突然電源が切れることはなくEB3Aからの電気の供給に瞬時に切り替わります。
家でも活躍するのはうれしいですよね。
一般的に言われるパススルーという方式ではなく、UPSバイパスモードという機能を使用することで、通常はEB3Aの内部バッテリー介さずに電気を供給していますので、EB3Aに内部回路やバッテリーの劣化を防げます!
EB3Aデメリット面
①充電時のファンの音が気になる
充電時のファンの音が標準設定でも、それなりにする点はちょっと気になります。一人暮らしで部屋数もなく、寝ている間に充電しようなんて時は気になるかもしれません。
改善点としてはアプリで静音モードを設定して、充電すれば多少は解消されます。
静音モードは充電が遅くはなりますが、バッテリーにも優しいので通常はこちらで行い、急ぐ時には標準モードや高速モードを活用すれば良さそうです!
このように使うシーンによって、充電速度を選べるというのは、メリット面でもあります。
②切り忘れには注意!意外と大きい待機電力!
使用後にDCやACのボタンを切り忘れる、と電力が消費されます。
待機電力の消費を検証してみると、4時間で93%⇒77% 16%減ってしまいました。
使用後は、電源を切るように心がけて使うことをお勧めします。
どうしても忘れてしまいそうであれば、アプリでECOモードを設定可能なので、1時間で電源が切れるモードにすることで待機電力の消費を短い時間で抑えることが出来ます。
③液晶が消えるのが早い
およそ30秒で液晶が消えてしまいます。
家電の使用中に、使用電力や残量を確認したい場合は再度、ボタンを押さないといけないのでちょっと面倒な時があります。頻繁に液晶画面を確認したい人にとっては、ストレスを感じてしまうかもしれません。
しかし省エネという面では良い点ではありますので、割り切って使うか手元のアプリで確認する方法で解決できます。
EB3Aの実機検証!使用時間はどれくらい?
容量は268.8Whと多くはありませんが、値段も安く軽量コンパクトな機種なので、使用用途によっては十分に活躍してくれます!
とは言え具体的に、どのくらいの時間利用できるか気になりますよね。
どのくらい使用できるかの検証してみました。
IHクッキングヒーター
今回使用のIHクッキングヒーターは定格消費電力1000Wですが火力調節でW数を調節できます。
使用してみると火力5(500W)で問題なく使用できました。
火力6(600W)以上だと、電力リフトが行われ使用はできますが制御されます。
火力5(500W)で3分の使用したところ13%消費しました。
また、火力5(500W)でステンレスケトルに300ccの水だと、何分で沸くか行ったところ4分で沸騰しました。
その際の使用電力は18%となりました。
ドライヤー
定格消費電力 750Wのドライヤーも使用することができました。
こちらも電力リフトで家庭のAC電源で使用する温風よりは、少し弱い熱量での使用となりますが問題なく使用できます。
使用電力は3分で約10%の消費となりました。短い髪ならば、よくタオルドライした後であれば十分ですよね。
電気式ホットサンドメーカー
定格消費電力300Wの電気式のホットサンドメーカーも使用することが可能です。
3分の使用で7%の消費となりました。
朝は火を使うのが面倒くさいという場合にも大活躍です。
ティファールケトル
ティファールの電気ケトルは、定格消費電力1250Wとかなり高出力ですが動かすことができました。
こちらも電力シフトにより制御され火力は小さくなります。
300ccのお湯を沸かしてみると約7分かかりました。使用電力は7分で17%の消費となりました。
電気毛布
定格消費電力55Wの電気毛布が何時間使えるかを試してみると、EB3Aを充電満タンの状態から約7時間で残り6%となりました。
使用の環境としては室内温度約22度で、電気毛布は『中』での使用の結果となります。
思ったより長く使えたので驚きました。
こんな長時間使えるのであれば、冬のキャンプ時や、災害時にも安心ですね。
湯たんぽなどを併用すれば、より暖かく過ごすことが出来るでしょう。
iPhone12
iPhone12はワイヤレス充電が可能なので、EB3Aの上部で充電が可能です。
出力は7wとなりました。
iPhone12をUSB-C出力で充電すると5Wの出力での充電となります。
USB-A出力だと2Wの出力での充電となりました。
容量が少ないと感じたらEB55がおすすめ
容量が必要であれば容量の多いEB55も検討してみても良いですね。
当然ですが容量が大きい方が、その分バッテリーの持ちも長くなります。連泊する人や災害時の備えもかねて準備しておきたいというのであれば、容量が大きいEB55をお勧めします。
まとめ
ポータブル電源EB3Aを実際に使用したレビューいかがでしたか。
コンパクトでキャンプ場に持ち込むにはとてもお手頃サイズのEB3A。それでいてリン酸鉄リチウムイオンバッテリーで、安全性が高く寿命も長いので、コストパフォーマンスも抜群ですよね。
フラットな見た目はすっきりとしていて、スマホのワイヤレス充電や扇風機LEDランタンなどの置き場としても使えるので、レイアウトの幅が広がります。
キャンプなどのアウトドアのお供にはもちろん、いざという時の備えにも、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。