三元系リチウム電池が主流だった以前と比べて、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用するポータブル電源が増えてきました。
その中でも、Eco Flow(エコフロー)・ BLUETTI(ブルーティ)・ ANKER(アンカー)・EENOUR(イーノウ)のポータブル電源は、機能性や信頼性の高さから特に人気があります。
今回は、リン酸鉄リチウム電源の特徴やメーカー別のおすすめ商品を詳しく解説します。
リン酸鉄リチウムのポータブル電源が気になるけど、どれがいいのか分からないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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リン酸鉄ポータブル電源の特長!三元系と比較
リン酸鉄ポータブル電源の特長は以下の3点です。
- 安全性が高い
- サイクル数が多く、長寿命で長持ちする
- 小型化を実現しながらも、エネルギー量が豊富
三元系リチウム電池を搭載したポータブル電源の特長と比較しながら、一つひとつ詳しく解説します。
安全性が高い
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、発火や爆発が起こりにくく、安全性が高いことが特長です。
三元系のリチウム電池は、過去に爆発や発火事故が起こった事案もありました。
一方で、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、内部で発熱した場合にも熱暴走が起こりにくく、低温環境・高温環境にも強いため、アウトドアの厳しい環境下でも安心・安全に使用できるでしょう。
サイクル数が多く、長寿命で長持ちする
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの平均的なサイクル数は2,000~3,000回です。
サイクル数500~800回が平均の三元系のリチウム電池と比較しても3倍以上多く使用できます。
週に4~5回ほど、頻繁に使用した場合でも10年以上使用できるほどのサイクル回数を実現しており、長寿命で長持ちするポータブル電源を使用したい方におすすめできます。
小型化を実現しながらも、エネルギー量が豊富
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、小型かつ軽量化を実現しながらも、エネルギー量は豊富です。
ポータブル電源はその重量や大きさから、持ち運びや保管に悩む方も多いです。
以前の、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーであれば三元系のリチウム電池を搭載したポータブル電源と比較すると大きくて重い印象でしたが最近ではかなり進化しておりコンパクトで持ち運びに便利なっているいます。
リン酸鉄ポータブル電源のメーカー別ラインナップ
BLUETTI(ブルーティ)
BLUETTI(ブルーティ)のリン酸鉄ポータブル電源は、電気自動車にも使われるプレミアム版リン酸鉄リチウムバッテリーを使用しています。
超小型タイプから5,100Wの業界最大容量タイプまで、自分の用途に合わせて選択できるラインナップの豊富さも魅力です。
BLUETTIリン酸ポータブル電源ラインナップ
容量 | 出力 | 重量 | 価格 | |
EB3A | 268.8Wh | 600W | 4.6Kg | 39,800 |
---|---|---|---|---|
EB55 | 537Wh | 700W | 7.5Kg | 59,800 |
EB70S | 716Wh | 800W | 9.7Kg | 79,800 |
EB200P | 2048Wh | 2200W | 28.1Kg | 249,980 |
AC200MAX | 2048Wh | 2200W | 28.1Kg | 249,800 |
AC200P | 2000Wh | 2000W | 27.5Kg | 219,800 |
EP500 | 5100Wh | 2000W(サージ4800W) | 約76kg | 598,000 |
AC300+B300 | 3072-12288Wh (60-240Ah) | 3000W | 57kg | 399,600 |
AC500+B300S | 3072-18432Wh | 5000W | 68kg | 658,000 |
Eco Flow(エコフロー)
Eco flow(エコフロー)のポータブル電源は、大容量のDELTAシリーズと容量が小さく、リーズナブルなRIVERシリーズの2種類から選択できます。
独自の技術である「X-Boost機能」を利用して出力を調整できるため、使える電化製品の幅が広く使いやすいのが魅力です。
Eco Flowリン酸ポータブル電源ラインナップ
容量 | 出力 | 重量 | 価格 | |
RIVER 2 | 256Wh | 300W(サージ600W) | 約3.5kg | 29,900 |
---|---|---|---|---|
RIVER 2 Max | 512Wh | 500W(サージ1000W) | 約6.1kg | 64,900 |
DELTA 2 | 1,024Wh | 1,500W最大出力1,900W | 約12kg | 143,000 |
DELTA Pro | 3,600Wh | 3,000W最大出力3,750W | 約45kg | 440,000 |
RIVER 2 Pro | 768Wh | 800W(サージ1600W) | 約7.8kg | 88,000 |
ANKER(アンカー)
ANKER(アンカー)は、業界最長5年間の保証期間と手厚いアフターサポートが魅力です。また、独自の研究開発によって、バッテリーだけでなく全ての電子部品における長寿命化を実現しています。品質が高く、安心して長く使えるポータブル電源といえます。
ANKERリン酸ポータブル電源ラインナップ
容量 | 出力 | 重量 | 価格 | |
521 Portable Power Station | 約256Wh | 約600W | 約3.7kg | 29,900 |
---|---|---|---|---|
535 Portable Power Station | 約512Wh | 最大約500W | 約7.6kg | 64,900 |
555 Portable Power Station | 1024Wh | 1000W | 約13.1kg | 149,900 |
757 Portable Power Station | 1,229Wh | 大1500W (瞬間最大2,400W) | 約19.9kg | 169,900 |
767 Portable Power Station | 2048Wh | 2000W | 約30.5kg | 299,900 |
※767のバッテリーは寿命がリン酸鉄リチウムイオン電池よりも更に長い窒化ガリウム電池
EENOUR(イーノウ)
EENOUR(イーノウ)のP2001は、2000Whの圧倒的な大容量と高出力2000Wのハイパワーが特徴のポータブル電源です。
種類は限られていますが、数日間のキャンプや車中泊、災害時にマルチに使える大容量タイプをお探しの方におすすめできます。
EENOURリン酸ポータブル電源ラインナップ
容量 | 出力 | 重量 | 価格 | |
P2001 | 2000Wh | 2000W(瞬間最大4000W) | 22kg | 263,856 |
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まとめ
今回は、リン酸鉄リチウムバッテリーのポータブル電源について、主な特長やおすすめ商品を紹介しました。
ポータブル電源の主流になりつつあるリン酸鉄リチウムバッテリーは、安全性が高く、長寿命なことがメリットです。
リーズナブルなものは約3万円で購入でき、手軽に購入できることも魅力といえます。
各メーカーから販売されているポータブル電源は、容量や機能にも違いがあるので、自分の利用目的・予算に合ったものを選びましょう。