大容量化が進むポータブル電源ですがグループでのキャンプやイザというときの備えとしては容量が多いポータブル電源は重宝します。
今回は1000Whクラス(1000Wh~1300wh)のポータブル電源の購入ポイントの解説とおすすめのポータブル電源を7機種を徹底比較してご紹介します!
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1000whクラスのポータブル電源のメリット・デメリット
メリット①容量が多い
1000whの容量のポータブル電源はとても大容量なので使える電気の量が増えます。
当たり前のことなのですが電力量が多いと容量を気にすることなく使用でき様々な点で安心感があります。
EcoFlow RIVER | EcoFlow RIVER Max | EcoFlow EFDELTA | |
---|---|---|---|
容量 | 288Wh | 576Wh | 1260Wh |
携帯電話 11wh | 21回 | 42回 | 100+回 |
冷蔵庫 150wh | 1.5~3時間 | 3~6時間 | 7~10時間 |
テレビ 110W | 2~4時間 | 4~8時間 | 9~10時間 |
容量に比例して使用できる時間や回数が大きくなります。
メリット②高出力(定格出力が大きい)
1000whクラスのポータブル電源は出力も高くなり使用できる家電の種類が増えます
300Whクラスや700whクラスでは使えなかった家電が使えるようになります。
ライト充電・扇風機・冷蔵庫・テレビ・プロジェクター・電気毛布・スマホ充電・ノートパソコン
ドライヤー・電気ケトル・炊飯器・ホットプレート・オーブントースター・電子レンジ
ドライヤーや電気ケトルなど高出力の家電を使うには定格出力が1000W以上必要になります。
各ポータブル電源のスペック表の『定格出力』の欄で確認することができます。
メリット③出力ポートの数が増える
容量が増えるとポートの数も増えてくるのでスマホを複数台充電できたり電気毛布を2枚・3枚使えたりと家族やグループで使うときには便利に感じます。
デメリット①サイズと重量が大きくなる
大容量になればバッテリーが大きくなりポータブル電源のサイズと重量が大きくなります。
容量は同じクラスでもサイズの違いが各機種ありますのでキャンプなど持ち運びが多い場合は少しでもコンパクトな機種を選ぶとよいでしょう。
デメリット②充電時間が長くなる
容量が増えると比例して充電時間が長くなる製品がほとんどです。
ポータブル電源を選ぶ際には充電時間も購入のポイントになります。
以上を踏まえて人気の6機種を徹底比較していきます。
人気の大容量のポータブル電源6機種を比較
人気の大容量1000whクラスのポータブル電源を6つのポイントごとにスペックの比較をしてみました。
ここで紹介する製品はすべて正弦波の製品なので安心して利用できます。
①容量・コスパ
メーカー | 機種名 | 容量 | 価格 | 1whあたりの単価 |
---|---|---|---|---|
Jackery | ポータブル電源 1000 | 1002Wh | 139,800円 | 139.5 |
JVCケンウッド | ポータブル電源 BN-RB10-C | 1002Wh | 118,500円 | 118.2 |
Smart Tap | PowerArQ Pro | 1002Wh | 132,000円 | 131.7 |
EcoFlow | DELTA1000 | 1008Wh | 129,800円 | 128.7 |
EcoFlow | EFDELTA | 1260Wh | 139,500円 | 110.7 |
AIPER | DISCOVERER 1200 | 1182Wh | 159,800円 | 135.1 |
EENOUR | EB120 | 1200Wh | 139,880円 | 116.5 |
容量あたりの単価のみを見るとJVCケンウッドBN-RB10-Cやエコフロー・EENOURが安くてお得感があります。
②定格出力
メーカー | 機種名 | 定格出力 | 最大値 |
---|---|---|---|
Jackery | ポータブル電源 1000 | 1000W | 2000W |
JVCケンウッド | ポータブル電源 BN-RB10-C | 1000W | 2000W |
Smart Tap | PowerArQ Pro | 1000W | 2000W |
EcoFlow | DELTA1000 | 1600W | 3100W |
EcoFlow | EFDELTA | 1600W | 3100W |
AIPER | DISCOVERER 1200 | 1200w | 2000w |
EENOUR | EB120 | 1000W | 2000w |
定格出力は1000Wが多いですがエコフローは1600Wと高出力となっています。
③ポート数比較
メーカー | 機種名 | ACポート | USBポート | シガーポート(DC) |
---|---|---|---|---|
Jackery | ポータブル電源 1000 | 3口 | USB-A×2 USB-C×2 | 1口 |
JVCケンウッド | ポータブル電源 BN-RB10-C | 3口 | USB-A×2 USB-C×2 | 1口 |
Smart Tap | PowerArQ Pro | 3口 | USB-A×2 USB-C×2 | 1口 |
EcoFlow | DELTA1000 | 6口 | USB-A×2 USB-A QC×2 USB-C×2 | 1口 |
EcoFlow | EFDELTA | 6口 | USB-A×2 USB-A QC×2 USB-C×2 | 1口 |
AIPER | DISCOVERER 1200 | 2口 | USB-A×1 USB-A QC×2 USB-C×1 | 1口 |
EENOUR | EB120 | 2口 | USB-A×2 USB-A QC×2 USB-C×1 | 1口 |
④バッテリーの寿命・サイクル回数
メーカー | 機種名 | バッテリーの種類 | サイクル回数 |
---|---|---|---|
Jackery | ポータブル電源 1000 | リチウムイオン電池 | 500回 |
JVCケンウッド | ポータブル電源 BN-RB10-C | リチウムイオン電池 | 500回 |
Smart Tap | PowerArQ Pro | リチウムイオン電池 | 500回 |
EcoFlow | DELTA1000 | 三元素リチウムイオン18650 | 500回以上 |
EcoFlow | EFDELTA | 三元素リチウムイオン18650 | 800回以上 |
AIPER | DISCOVERER 1200 | リン酸鉄系リチウムイオン電池 | 約5000回 |
EENOUR | EB120 | 三元系リチウムイオン電池 | 約1,000回 |
バッテリーの寿命に関してはリン酸鉄系のバッテリーがサイクル回数が多くなっています。
同じ三元系リチウムイオンのバッテリーの中でも種類があるようです。
⑤サイズ重量
メーカー | 機種名 | バッテリーの種類 | サイクル回数 |
---|---|---|---|
Jackery | ポータブル電源 1000 | 332 x 233 x 243mm | 10.6kg |
JVCケンウッド | ポータブル電源 BN-RB10-C | 333 x 244 x 234mm | 10.9kg |
Smart Tap | PowerArQ Pro | 333 x 235 x 273mm | 約10.4kg |
EcoFlow | DELTA1000 | 400 x 210 x 270mm | 14 kg |
EcoFlow | EFDELTA | 400 x 210 x 270mm | 14 kg |
AIPER | DISCOVERER 1200 | 413 x 288 x 290mm | 25kg |
EENOUR | EB120 | 360 x 160 x 29 mm | 約12.6kg |
バッテリーの種類や容量によってサイズや重量は大きくなります。
エコフローに関しては高スペックであるがゆえに多少サイズ・重量が大きくなっているように思います。
本体は大きいですがAC充電器にアダプターがないのでその点を考慮すればサイズと重量のデメリットは相殺されます。
⑥充電の早さ
メーカー | 機種名 | AC充電 | 車載(シガーソケット)充電 |
---|---|---|---|
Jackery | ポータブル電源 1000 | 7.5時間 | 14時間 |
JVCケンウッド | ポータブル電源 BN-RB10-C | 7.5時間 | 約14.5時間 |
Smart Tap | PowerArQ Pro | 7.5時間 | 約15時間 |
EcoFlow | DELTA1000 | 1.6時間 | 10時間 |
EcoFlow | EFDELTA | 1.6時間 | 10時間 |
AIPER | DISCOVERER 1200 | 9時間 | 14~15時間 |
EENOUR | EB120 | 6-7時間 | – |
エコフローの充電の早さは圧倒的です。
充電スピードの早さはポータブル電源を頻繁に使うのであれば優先的に考えたいところです。
人気の大容量のポータブル電源7機種の評判は?
Amazonや公式ページなどから良い口コミと残念な口コミをまとめています。
EcoFlow EFDELTA
- 充電速度が速い
- どこへでも持っていける大きさ、重さ
- 冬季の低温下で充電できない
EcoFlow EFDELTAは、1260Whの大容量で、充電速度が速いことが魅力のポータブル電源です。
コンセント充電1時間で80%の充電が完了する驚きの充電スピードは、便利で使い勝手が良いと口コミ評価が高くシンプルなデザインや持ち運びに便利なコンパクト設計も人気の秘訣となっています。
冬季の低温下で充電ができずに苦労したという口コミもいくつかあったため、利用する環境や気温には注意しましょう。
JVCケンウッドポータブル電源 BN-RB10-C
- JVCのアフターサービスが使える安心感がある
- 機材の使用方法が簡単
- 持ち運びには重たい
JVCケンウッドポータブル電源 BN-RB10-Cは、信頼できる国内メーカーの品質やアフターサービスが手厚いことで人気のポータブル電源です。
利用方法もシンプルなため、初めてポータブル電源を購入する方でも安心して利用できるでしょう。
品質・サポート重視でポータブル電源を選択したい方におすすめです。
EcoFlow DELTA1000
- とにかく充電が早い
- 小型で車載スペースの場所を取らない
- 夜中にファンの音が気になった
- バッテリーが500サイクルで短命
EcoFlow DELTA1000は、EcoFlow EFDELTAより多少容量は劣るものの、充電速度の速さや最大13台のデバイスを同時充電できる高機能のポータブル電源です。
コンパクトですが、液晶ディスプレイは大画面で使用方法も簡単、初心者でも問題なく利用できるでしょう。
スマホとの連携がなくて不便といった口コミもあったため、スマホを連携して利用したい方はEcoFlowの他モデルも合わせて検討してみるといいですね。
Jackery ポータブル電源 1000
- 1000Wクラスの電化製品も問題なく使用できる
- コストパフォーマンスが良く、ハイパワーで最高のポータブル電源
- 使い勝手が良く、持ち運び、積載がしやすい
- ファンの音が大きい
Jackery ポータブル電源 1000は1000Whのバッテリーを搭載したハイパワーのポータブル電源です。最大8台のデバイスを同時充電でき、アウトドアはもちろん災害時にも役立ちます。
コンセント充電は、7.5時間でフル充電されるため、利用したい前日の夜に充電をセットしても十分間に合います。
ファンの音が気になるという口コミもあるため、音が気になる方は就寝時の充電を避けるなど、充電時間を工夫すると良いでしょう。
SmartTap PowerArQ Pro
- デザインが可愛い
- 大容量かつ色々な充電方法がある
- 電源効率最高水準のポータブル電源
- 女性には重い
Smart Tap PowerArQ Proは、オリーブドラブ・コヨーテタン・レッドの3色から選択でき、おしゃれなデザインが女性に人気のポータブル電源です。
残量表示機能付きのパネルや、シガーソケット、ソーラーなど充電方法が充実していることから、アウトドアはもちろん災害時の備えとしても安心して利用できるでしょう。デザイン性・機能性を兼ね揃えたポータブル電源をお探しの方におすすめです。
AIPER DISCOVERER 1200
- 大容量で安心してさまざまな電化製品が使える
- リン酸リチウムイオンバッテリーで安全性が高い
- とにかく重い(25kg)
AIPER DISCOVERER 1200は、パナソニック製電池を採用し、安全性の高い大容量のポータブル電源です。
1182Wh・出力1200Wでさまざまな電化製品を問題なく利用できますが、リン酸リチウムイオンバッテリー搭載で重量が25kgと重く、持ち運びには苦労する可能性があります。安全性や品質を重視したい方におすすめですが、頻繁に持ち歩く場合は運搬方法を工夫するといいでしょう。
EENOUR EB120
- コンパクトな形と大きさでとても持ち運びしやすい
- 放電がほとんどなく、1回充電すると長く持つ
- 充電アダプターのファンの音がうるさい
EENOUR EB120は、1200Whの大容量で1000Wの高出力が魅力のポータブル電源です。
家庭用冷蔵庫など出力が大きい家電製品も使用可能で、災害時の備えとしても安心して利用できるでしょう。
コンパクトで持ち運びしやすいと口コミ評価が高いEENOUR EB120ですが、充電アダプターのファンの音が大きくて気になる口コミも複数あったため、音が気になる場合は使用する時間や場所を工夫するといいですね。
まとめ
今回は、大容量でハイパワーのポータブル電源について、その特徴やおすすめのポータブル電源を詳しく解説しました。
大容量ポータブル電源は、アウトドアだけでなく災害時にも役立つアイテムで初めて利用する方でも利用方法が簡単なことが特徴です。
充電方法や時間、価格、基本スペックなどポータブル電源によって異なるため、購入前にはそれぞれを比較して購入することをおすすめします。
大容量のポータブル電源が気になっていた方や、購入を検討している方は、記事を参考にして使用頻度や利用方法に合わせて自分にあったポータブル電源を選択し、アウトドアライフを更に楽しく快適にしましょう。