ヘレナイフのテマガミはフルタング！ブッシュクラフトに最適！

ブッシュクラフトスタイルのキャンプに大活躍するナイフ、テマガミをご紹介します。テマガミとは、ノルウェーの伝統的な工場へレ（HELLE）が製造するナイフです。
へレのナイフは、高い人気を誇る日本では入手困難なナイフです。本記事では、ブッシュクラフトキャンプを楽しむ方にむけて、へレナイフのテマガミをおすすめするポイントをまとめました。

ヘレナイフ・テマガミを選ぶポイント
ブッシュクラフトキャンプで活躍するテマガミ
- テマガミでバトニング
- テマガミでフェザースティック
ヘレナイフのテマガミを購入する方法
まとめ

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ヘレナイフ・テマガミを選ぶポイント

ブッシュクラフトとは、便利なギアに依存せず、自然の中で過ごすための過程を、最小限の道具で楽しむアウトドアのことです。ブッシュクラフトスタイルのキャンプにおいては、薪割から火おこし、調理などをアウトドアナイフが担っています。

ヘレ（HELLE）のテマガミについて

ノルウェーのナイフメーカー「ヘレ」が製造するナイフ、「テマガミ」。森の国であるノルウェーで作られたナイフです。クラフトマンシップを大切にし、一本一本が手作業で作られています。伝統的な作業工程を守り、クオリティを担保しています。大量生産ではないので、二つとして同じものは存在しません。

アウトドアにおいては、ブッシュクラフトなどで愛用されています。ブレードの側面には、メーカーのロゴとモデル名が焼き付けられています。
なお、テマガミとは、カナダの森の名前です。

へレのナイフは、ひとつひとつインスピレーションを受けた世界の森や動物の名前が付けられているので、由来やデザイナーの情報をひも解いてみるのも楽しいですよ。

テマガミはフルタングナイフ？

アウトドアナイフは大きく2種類に分類できます。1つが、シースナイフやフィクスドブレードナイフと呼ばれる、固定されたブレードのナイフです。基本的には、鞘にブレードを収めます。もう一方がフォールディングナイフです。ブレードをハンドルの中に収める、折りたたみの形状のものです。
テマガミはフルタング（ハーフタング）で、バトニングの際も安定感があります。ハンドルの腹側は木で覆われているので、指に金属が触れないように処理されています。

ステンレスかカーボンか？選べる鋼材

テマガミは、カーボンかステンレスの鋼材を中核にした、トリプルラミネートという3層構造です。きちんとメンテナンスと防錆加工をする前提であれば、カーボンがおすすめです。
一般的に、切れ味と研ぎやすさはカーボンが優れていますが、ステンレスは錆びにくいという利点があります。
カーボンでも、錆防止の加工をし、使用後はすぐメンテナンスすれば、変形しにくく切れ味が良いという美点が生きます。ステンレスは錆に強いので、水辺での使用や食品を切る用途にも適しています。ただし、調理用のナイフと、ブッシュクラフト用のナイフはしっかり分けたほうが長持ちします。

ブッシュクラフトキャンプで活躍するテマガミ

続いて、テマガミをブッシュクラフトスタイルのキャンプで使用した場合の使い心地を紹介しています。「用途によってナイフを使い分けたい」派の方には、テマガミはフェザー用ナイフにすることをおすすめします。「キャンプにナイフは一本」派の方には、テマガミ1本でもキャンプできるということをお伝えします。

テマガミでバトニング

テマガミの刃厚は3㎜弱と少し薄めで、刃渡は11センチあります。ハンドルの背側は金属が露出しているので、叩きやすい構造になっています。また、ハンドルは丸みがあるので疲れにくいです。人差し指や小指など握る指が浮きづらく、安定感があります。最も太い地点で10㎝強ですが、大きすぎる場合は最悪腹側を削ることも視野に入れましょう。
キャンプ場で売られている節のない良質な薪であれば、5～10回程度叩いて割ることができます。切っ先側も、ハンドル側も叩けます。ただし、節のある天然薪や、太い薪は少し骨が折れます。

テマガミでフェザースティック

テマガミは、フェザースティックを非常に作りやすいナイフです。スカンジナビアのナイフらしく、スカンジグラインドで、刃の中心にむかって広く浅く角度がついているので、木にあてた時にも浅い角度で滑らせることができます。
歯の形と角度が良く、木を深くほりこんでいかないので、良質なフェザーが作れます。木の表面を刃でなぞると、まるでカンナのように非常に薄く削れます。
また、ハンドルもフェザーの動きに適しています。リムで指が固定され、削る動きを気持ちよく繰り返すことができます。