キャンプでの睡眠グッズを調べると、パタパタマットやインフレーターマット、コットなど様々なスタイルがあり悩んでしまいますよね。わたし自身も良質な睡眠を求めて様々なグッズを検討しておりました。グッズはなるべくコンパクトで低価格、そして睡眠の質は決して落としたくないというワガママな条件で色々調べたところ、たどり着いたのが今回ご紹介するNature hikeのコットです。2020年版ということで従来製品との違いなども交えながらその使い心地についてご紹介していきたいと思います!
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Nature hikeとは
Nature hike(ネイチャーハイク)は中国の寧波(ネイハイ)で2005年に設立された会社で会社名もそこからきています。中国製と聞くと低価格な反面、製品としてのクオリティはあまりいいイメージを持っていない方も多いかと思います。しかし、Nature hikeでは「軽戸外 軽旅行」というブランドコンセプトのもと、気軽に安価で購入できて使い勝手の良い道具が多く、その品質についても高く評価されています。コットの他にもソロ用テントなどが大変人気のブランドです。
Naturehikeコットいざ開封!
早速届いたコットを開封していきたいと思います。パッケージもなかなかおしゃれで、モノトーンなデザインに大きく掲載されたコットの完成写真が目を引きます。カラーはブラックとアイボリーの2種類が販売されており、今回はブラックを購入しました。
開けてみると収納ケースに全てのパーツが収まった状態で出てきました。中にはベッドクロスとクロスを張るためのブラケットが3本、クロスの両サイドに取り付けるポールが2本、ハイコットとして使用する際に用いる脚用のポール12本(収納袋付き)が入っています。収納ケースはサイズ的に余裕があるのでパーツの出し入れも容易にできそうな印象です。
Naturehikeコットを組み立ててみた
実際に組み立ててみます。ちなみに組み立て手順は1度やってしまえば覚えられるくらい簡単な手順ですが、ベッドクロスの裏側に図を基にした英語の組み立て手順が記載されているので万が一忘れてしまっても安心して組み立てられます。
手順①ポール組み立て
最初にポールを組み立てていきます。1本につき3分割されており、ショックコードでつながっているため簡単に組み立てでき安定感があります。
手順②ベッドクロスに通す
組み立てたポールをベッドクロスに通します。穴が少し小さく感じ初めて入れる際にはなかなか苦戦しましたが、その後使っていくうちに馴染んできてスムーズに通すことができるようになりました。
手順③ブラケット取り付け
ブラケットを取り付けます。収納ケースにはたたまれた状態で入っているため、ショックコードでつながれたブラケットを組み立組み立てて形を整えます。この時、支柱となる赤い部分の向きが上下逆にならないように注意が必要です。
爪をつまむことでポールに固定する部分が開閉します。ポールにうまく引っかかっていることを確認し固定します。
ちなみに他のコットのレビューでよく、ブラケット部分の固定が硬い、女性の力では難しいなどといったレビューを目にするのですが、Nature hikeのコットは力づくで固定するというよりはブラケットのテコの原理を利用しているためあまり強い力を必要としません。比較的簡単に取り付けることができました。
旧モデルと2020年版の違い
旧型のコットは使用したことがないのですが、今回の2020年版は従来のものよりも寝たときの騒音が大きく減少しているとのことです!実際に騒音測定実験を行った実績もあり、寝返りをした時の騒音dbは旧型が73dbとなっています。うるささの程度としては電話のベルや騒々しい事務所の中などと同等となっており、なかなかの騒音レベルであることが伺えます。それに対し2020年版の騒音dbは46dbとなっており、市内の深夜、静かな住宅地の昼と同等となっております。ほとんど騒音を機にすることなく使用できそうですね。
Nature hikeコットに実際に寝てみた!
実際にキャンプのシーンで使用してみました。気候は6月下旬の湿度温度ともにやや高めでジメジメとした感じです。
ハイコット
まずはハイコットとして使用してみました。高さは約38cmです。
身長174cm体重65kgの成人ですが、頭も脚もはみ出すことなく問題なく横に慣れました。
ちなみに耐荷重は150kgとなっています。寝たときの沈み型としては浅め〜中間といった印象です。
沈みが深いコットは個人的に寝返りなど体を動かす際に少し動きづらいのと耐久性が心配になってしまうのであまり好きではないのですが、Nature hikeのコットは程よい沈み具合です。
気になっていた騒音に関して、確かに寝返りを打ってもほとんど気になりません。
時期的に底冷えなど地面の温度を気にするレベルではないですが、ハイコットのため普段使用しているベッドに近い高さで睡眠を取れる点が大変ありがたいです。
1点気になった点として、子供が使用した際、たくさん寝返りを打ち長時間使用したことでベッドクロスがずれてきて、ベッドクロスがブラケットに大きく接触するようになりました。この状態になると、最初は気にならなかった騒音も少しずつ気になり始めたので、ブラケットの位置、ベッドクロスの位置のバランスが使用の際には重要になります。
ローコット
続いて脚部分を外してローコットにしてみます。高さは約17cmです。脚は簡単に抜き差しできます。簡単な反面、固定箇所のプラスチック部分が破損してしまわないか心配な部分もありますが、乱暴な使い方をしなければおそらく大丈夫でしょう。
実際に寝てみると、寝心地はハイコットと変化はないものの、当たり前ですが目線が大きく異なります。
この辺は好みが別れるところかもしれませんが、ローコットの方がレイアウト的にも圧迫感がなく空間も広く感じるので、地面の熱など気にならない時期や場所であればローコットとしての使用が良さそうです。
また、寝返りをうつ際の音に関してもハイコットの状態よりも気にならないような気がします。体重を支えるための脚部分への負担がハイコットに比べて少ないからかもしれません。
生地は通気性に優れたオックスフォード生地となっているため、コット上にそのまま横になりタオルケットなどをかけることで快適に過ごせました。外気温は高かったもののコットが暑くて不快と感じることはありませんでした。
Nature hikeコットまとめ
Nature hikeのコット2020年版は、季節や使用シーンによって使い方を変えることができ、コンパクトなのにも関わらずキャンプの睡眠を快適にしてくれる大変コスパの良いコットでした!コットでお悩みの方は他の製品と比較しながらぜひご検討してみてはいかがでしょうか。