キャンプ時に焚き火を楽しむために欠かせないアイテム『焚き火シート』。
直火OKのキャンプ場はいくつかありますが、環境面の配慮から、今は直火NGのキャンプ場がほとんどとなり焚き火シートの使用がマナーとなっています。
最近では、素材や形など焚き火シートひとつ取ってもさまざまな商品が多く、購入時に悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな焚き火シートをいくつか比較しながら商品を紹介していきたいと思います!
新規や買い替えで購入を検討している方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
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焚き火シートとは?
焚き火シートは冒頭でも触れたように、環境を保つために地面から焚き火の熱をカバーする用途で使用されています。また、キャンプ場で芝生や地面を守るため、安全にキャンプを楽しんでもらうため、運営施設で直火を禁止するようになってきました。
焚き火シートの必要性って?
焚き火の際は火を使うことから、安全面の配慮が第一に考えられます。
芝生や整えられた地面を守るため、火事のリスクを抑えるためにも焚き火シートは必ず持参していきましょう。
焚き火シートで断熱させることが大切!
キャンプ時は焚き火を楽しんだ後の片付けや環境の整備が大切です。
せっかく焚き火を楽しんでも、火種が残っていることに気づかず放置してしまうと、火事や小火騒ぎを招いてしまいます。
焚き火シートには断熱効果があるものが大半なので、シートを敷いてしっかり火種を消火させるようにしましょう。
火を使用する際は積極的に活用を!
焚き火シートは断熱効果がある素材を使用しているので、芝や地面を守るためにも、焚き火だけでなくコンロやBBQグリルなど火を使用する際はなるべく焚き火シートを活用しましょう。
焚き火シートは名前の通り、レジャーシートのように広げて使用することができるので、焚き火台やコンロの下に敷いておけば、炭や灰を片付ける時にそのまま灰捨て場まで運べたりと、片付けの際に何かと便利に使用できます。
焚き火シートを使用して、環境やキャンプ場のマナーを守りお互い気持ちのいいキャンプを楽しみましょう!
焚き火シートの素材
焚き火シートは商品によって素材もさまざまです。
基本的には焚き火の際に発生する熱や飛び火から地面を守るという役割があります。
そのため焚き火だけでなくBBQなど火を使う際には活躍するアイテムですので、幅広い用途で使用することができます。
多くの商品に使用されるガラス繊維素材
文字の通り、ガラスを原料に使用された焚き火シートです。ガラスを高温で溶かし糸状に加工し、シートの形に成形します。
長い糸状のものをグラスファイバー(=長繊維)、綿状に加工したものをグラスウール(=短繊維)と呼びます。
市場に出回っている多くの焚き火シートはガラス繊維で作られており、種類が豊富にある素材です。
ガラス特有のチクチクとした感触があるので、取り扱いには十分注意し軍手や手袋を使用するのがおすすめです!
商品によってはシリコンでコーティングされたものもあるので、気になるようでしたらそういった安全性の高いものを選ぶと安心です。
耐熱性に優れたシリカ繊維素材
シリカ繊維とは、約1,000度の高温環境でその形状を保持しながら連続で使用できる耐熱繊維です。主に、その主成分である二酸化珪素(SiO2)が多く含まれるガラス原料を繊維にし、これをより物性の高いシリカ繊維に加工してできます。
一般的なガラス繊維では使用できない高温にも耐えることができます。芝生の上での使用など、断熱性を重視したい方におすすめの素材です。
炎に強い耐炎繊維
特殊なアクリル繊維を高温で溶かし成形して作られるものが耐炎繊維の焚き火シートです。
高い耐熱性と耐炎性を持ち、火の粉や炎に強い素材です。加工もしやすく、身近なものだとキッチンミトンなどに使用されています。
アクリル素材を使用しているため、ガラス繊維などと違い肌触りが良く安心して使用できるのが特徴的です。
焚き火シートを選ぶポイント
素材ももちろんですが、さまざまな種類や大きさがある焚き火シートは用途や持っているギアに合わせて商品を選ぶことがポイントです!
焚き火台に合うサイズを選ぼう!
焚き火シートを選ぶ際は大きさも重要なポイントになります。
焚き火台に合うサイズを選ぼう!
サイズを選ぶときは、持っている焚き火台や購入予定の焚き火台のサイズを確認し、焚き火台より一回り大きいサイズを選びましょう。火の粉や灰カスなど落下物から地面を守るには焚き火台とピッタリもしくはそれ以下のサイズのシートを選ぶのは危険です。
後片付けを考えて
少し大き目の焚き火シートを選ぶと、灰などが落下した場合でもシート上に収まっていれば、そのままシートを持ち上げて灰を捨てにいくこともできます。柔軟に畳んだり持ち上げたりできるシートの利点を活用し、便利に使用していきましょう!
固定できると便利
焚き火シートの商品の中には、角に穴が空いていてペグを打ち込めるものもあります。
ペグ穴があるとシートの端を地面にしっかりと固定できるので、風などの影響でシートが飛ばされずに安定させることができます。せっかく灰や火の粉から地面を守っても強風などでひっくり返ってしまわないように注意しましょう。
チクチクしない素材
前述している通り、ガラス繊維など素材によってはチクチクする肌触りの商品があります。
シリコンコーティングされているものや、ツルツルした素材のものをあらかじめ選ぶと扱う際非常に楽になります。
チクチクする素材は、焚き火シートが汚れて拭き上げる時に汚れが取れにくいなどの欠点があるので注意しましょう。
洗いやすい 防水性
防水加工が施されている商品を選ぶと、雨が降ったり地面の汚れが付着した場合もサッと簡単に拭き取れることができます。丸ごと洗い流すこともできるので、後片付けを考慮すると防水のものが便利です!
品質
商品によっては、コットンなどの綿でできたものもあります。地面に負荷を与えず環境的ですが、使用を繰り返していくうちに繊維がほどけたりするので取り扱いには注意しましょう。汚れや水なども吸水してしまうことがあるので、屋根がしっかりある場所を選んだり、汚れ覚悟で使用しましょう。
焚き火シートを使用する際の注意点!
焚き火シートは地面への影響を考慮し、耐熱性があるものを選ぶのがベストですが、焚き火台から落ちた火が付いた薪はかなり高温になるので継続的に地面への熱の影響を防げるというわけではありません。
酸素が十分に供給された状態での焚き火の温度は、800~900度ほど。さらに、焚き火シートに薪や火の粉が落ちてしまと、少なからず地面に影響を及ぼしてしまいます。
焚き火シートには耐熱温度のほか、瞬間使用可能温度が示されているものもありますので、薪や炭が落下した場合のことを考え、そういった温度にも耐えられる高性能のシートを選ぶのもポイントになります。
焚き火シートをレビュー!最強ランキング
今回は、7種類の焚き火シートを比較し、それぞれの特徴やポイントをレビューしました。
商品によって性能や扱いも多種多様!ご自身の持っている焚き火台のサイズや用途に合わせて安全に使用できる商品を選びましょう!
ZEN Camps 焚き火シート スパッタシート
基本スペック&評価
サイズ | 重量 | 素材 | 表面コーティング | チクチク |
---|---|---|---|---|
約95x60cm | 430g | ガラス繊維 | 両面シリコン加工 | ◎ |
ペグ穴 | 撥水性 | 耐熱温度 | 瞬間使用温度 | 縫製 |
◎ | ◎ | 550℃ | – | ◎ |
ZEN Camps 焚き火シートのレビュー
高級感のあるブラックカラー
長方形で高級感のあるブラックカラーが特徴的なZEN Campsの焚き火シート。
焚き火シートには珍しい漆黒なカラーがかっこよく、男前なデザインです。
ゴールドの縫い目やペグ穴の金具がブラックカラーの焚き火シートをよりかっこよく引き立たせます。
ペグダウン用のハトメ仕様
シートの隅にはペグダウンができるハトメがあり、地面に安定して固定をさせることができます。
ハトメは生地が三重に重なっているので強度もありほつれや破れに強いタフな仕様!
シリコン加工のガラス繊維
素材はガラス繊維で耐火・耐熱性に優れています。
焚き火などで生じる火の粉から地面を守り、耐熱温度は550度まで耐えることができます。
また、表面には両面シリコンコーティングがされているのでガラス繊維特有のチクチクとした肌触りはありません。
シリコンコーティングが施されていることにより、雨が降っても水を弾き汚れた場合の手入れも簡単にできます。
3つのサイズ展開
シートのサイズは3種類から選べます。
50×50cm、95×60cm、95×95cmが揃っているので、持っている焚き火台に合わせながら商品を選べるのが嬉しいポイントです。
CARBABY 焚き火シート スパッタシート
基本スペック&評価
サイズ | 重量 | 素材 | 表面コーティング | チクチク |
---|---|---|---|---|
98x61cm | 430g | 耐炎繊維織物 | 片面シリコンコーティング | 〇 |
ペグ穴 | 撥水性 | 耐熱温度 | 瞬間使用温度 | 縫製 |
◎ | 〇 | 700℃ | 1500℃ | 〇 |
CARBABY 焚き火シートのレビュー
高温化でも耐えられる
CARBABYの焚き火シートは瞬間使用温度1500度、作業温度700度と高温にも耐えることができる焚き火シートです。シリカコート加工が施されたガラス繊維製で耐火性、耐熱性、断熱性に優れています。
強度がありしっかしとした生地感
縫製はきれいでしっかりとしています。 生地はやや厚みがあり丈夫で安心感があります。
シートの裏側には、シリコン加工がされており地面が多少濡れていても汚れにくくなっています。
表面はガラス繊維ですがシリコンコーティングによりチクチク感は感じません。
ペグダウン可能なハトメ付き
シートの隅にはペグ穴は設けられ、地面に固定することができます。風などで捲れたり飛ばされる心配なくしっかりと焚き火の飛び火から地面を守ることができます。
コスパ◎で多様なサイズ展開
5種類の豊富なサイズから選ぶことができます。
45×45cm | 1,580円 |
---|---|
98×61cm | 2,280円 |
100×50cm | 2,380円 |
100×145cm | 3,580円 |
120×70cm | 2,580円 |
上記のサイズ・価格をみてもかなりコスパが良いです!
キャンプ初心者の方でも手軽に購入しやすい価格帯ですので、1枚持っていると何かと安心です。
大きいサイズを買って、焚き火台だけでなく薪割り台を置いて木屑の片付けを楽に行うなど、サイズ展開が幅広いと使用用途も増えて便利です。
YOLER 6角形 両面コーティング 焚き火台シート
基本スペック&評価
サイズ | 重量 | 素材 | 表面コーティング | チクチク |
---|---|---|---|---|
88x88x0.2cm | 380g | ガラス繊維 | 両面シリコンコーティング | ◎ |
ペグ穴 | 撥水性 | 耐熱温度 | 瞬間使用温度 | 縫製 |
◎ | ◎ | – | – | 〇 |
YOLER6角形焚き火台シート レビュー
8角形のメリット
8角形の珍しい形状が特徴的なYOLER6角形焚き火台シート。
直径88cmの幅広なサイズ感ですが、8角形にすることで焚き火台もしっくり収まり、無駄な面積を取りません。
また、幅を取らないので焚き火台を囲いやすく、大人数でも焚き火で暖を取りやすい利点があります。
チクチクしないシリコンコーティング
表面だけでなく、裏面にもシリコンコーティングが施されています。
ガラス繊維でできていますが、特有のチクチク感がなく、扱いやすい肌触りです。
水や汚れも弾き、メンテナンスも楽々です。
縫製はそれなりにきれいでしっかりと縫われています。
軽量でコンパクト
シートの重量は380gと大きさに比べて生地が薄く軽量なので、ソロキャンプやツーリング時に荷物の軽量化になります。
専用の収納袋付きでかなりコンパクトに収納でき、持ち運びもノンストレスでおすすめです。
軽量で十分なサイズ感がありながら、1,000円台で購入できるコスパの良さも◎!
Coleman 焚き火シート ファイアープレイスシート
基本スペック&評価
サイズ | 重量 | 素材 | 表面コーティング | チクチク |
---|---|---|---|---|
約80x80cm | 330g | グラスファイバー | – | 〇 |
ペグ穴 | 撥水性 | 耐熱温度 | 瞬間使用温度 | 縫製 |
◎ | △ | 600℃ | – | 〇 |
Colemanファイアープレイスシート レビュー
ナチュラルなデザイン
コールマンの焚き火シートは、カラーも生地感もアウトドア化の自然に馴染みやすいナチュラルなデザインが人気。
焚き火で使用する薪とも色合いが似ているので、写真映えするシートです。
補強されたタフなシート
キレイに縫製されておりハトメ部分には生地の補強がされています。
ほつれや破けにくく、アウトドアでも安心して使用できます。
生地はグラスファイバーですが、チクチクする感じはほとんどありません。
防水性能はなく水を吸う仕様なので多少、汚れやすいのは残念な点です!
地面を守る耐熱性
耐熱温度は600度で、火の粉などから地面を守ります。
ハトメ付きで地面に固定できるので、シートがめくれて火の粉が地面に飛んでしまうなどのリスクも避けやすいです。
BUNDOK焚き火 シート BD-498 カーボンフェルト
基本スペック&評価
サイズ | 重量 | 素材 | 表面コーティング | チクチク |
---|---|---|---|---|
約600x600x3.5mm | 約140g | カーボンフェルト | – | 〇 |
ペグ穴 | 撥水性 | 耐熱温度 | 瞬間使用温度 | 縫製 |
– | △ | 約700℃ | – | 〇 |
BUNDOK焚き火シート BD-498 カーボンフェルト レビュー
断熱効果に優れた素材
BUNDOKの焚き火シートはカーボンフェルトの生地で作られています。
カーボンフェルトは熱伝導率が低くく、断熱効果が優れているのが特徴です。
また、不織布なので切りっぱなしでも問題ありませんが、フェルト生地の端はきちんと縫われており、しっかり処理されています。好きな形に切って加工しても問題ありません。
触りたくなる肌触り◎!
肌触りも良く軽いのは良い点です。
たたむと多少ごわつきが出るので若干かさばります。
防水性はありませんが少しの水滴は中まで染みることはありません。
コスパ最強
生地自体安価に出回っていることが多く、価格もお手頃。
汚れや水などの扱いはケアが必要になりますが、焚き火シートを試してみたい方には手に取りやすいと思います。
GOGlamping スパッタシート
基本スペック&評価
サイズ | 重量 | 素材 | 表面コーティング | チクチク |
---|---|---|---|---|
縦103x横120cmx厚さ5mm | (約)740g | ガラス繊維 | 両面シリコン加工 | ◎ |
ペグ穴 | 撥水性 | 耐熱温度 | 瞬間使用温度 | 縫製 |
◎ | ◎ | 800℃ | 1500℃ | 〇 |
GOGlamping スパッタシート レビュー
6角形の形状
GOGlampingのスパッタシートは6角形で珍しい形状をしています。
焚き火台を囲いやすく、コンパクトにテントサイトをレイアウトすることができます。グリーンとカーキの2色を展開しており、ナチュラルなカラーがキャンプギアに良く合います。
扱いやすいシリコンコーティング
耐火性に優れたガラス繊維に加え、両面シリコンコーティングがされているのでチクチク感は感じません。
防水性もあるので汚れても水で洗い流せるので手入れが簡単です。
優れた断熱効果を発揮
耐熱温度は800度。瞬間温度は1500度と、優れた断熱性を持っています。
焚き火などの火を扱う際に1枚敷いておくだけで、安心して地面を保護することが可能です。
収納バック付き
収納バックが付属されており、収納に便利です。厚手の生地で作られているので、持ち運び時の摩擦などからシートをしっかり保護してくれます。
LOGOS たき火台シート
基本スペック&評価
サイズ | 重量 | 素材 | 表面コーティング | チクチク |
---|---|---|---|---|
80×60cm | (約)270g | ファイバーグラス | × | △ |
ペグ穴 | 撥水性 | 耐熱温度 | 瞬間使用温度 | 縫製 |
◎ | △ | 500℃ | – | △ |
LOGOS たき火台シート レビュー
火の粉に強いガラス繊維ファイバーグラス製のロゴスの焚き火シートは耐熱温度500度まで耐えられ、火の粉などから地面を守ります。
ワイドサイズなので、小型の焚き火台などを使用する際は2重に折り畳むことで、より地面の保護に役立ちます。
取り扱いに注意!
縫製は雑なので使用しているとほどけてしまう可能性があります。
気になる方は、縫うなどして補強することをおすすめします。
チクチクするので敏感肌の方にはおすすめしません。
直接肌に触れないように軍手や手袋を着用すると安心です。
汚れに注意!
価格は比較的安価ですが、その分シリコンコーティングなどの加工はされていないので
水や汚れが他の商品と比べると染み込みやすいです。
まとめ
キャンプサイトでのルールを守り、安全な環境でキャンプを楽しむには必須の焚き火シート。
さまざまな素材や形がありますが、なんといっても地面の保護をしっかりできるものを選ぶことが重要になります。
火を使用する際に活用するアイテムなので、怪我のないよう手袋などを着用して取り扱うことがおすすめです。
環境保護を行いつつ、楽しく安全に焚き火を味わってみてください♪