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Winnerwell NomadView Mをレビュー【薪ストーブ ウィンナーウェル】

Winnerwell Nomadma M レビュー

寒さが日を追うごとに深まり、キャンプスタイルも少しずつ秋冬仕様に移行し始めるシーズンとなりました。
これからのシーズンは夏場のように虫や紫外線の心配は少なくなる反面、寒さ対策が非常に重要となります。
キャンプとなると自宅で過ごす際の寒さ対策の何倍も気をつけないと一晩中寝付けなかったり、風邪をひいてしまう恐れもあります。
基本の寒さ対策としては厚手の衣類を着たりダウンのシュラフを使用したりと様々な方法がありますが、今回は根本的に暖をとる方法として薪ストーブを用意しました。
アウトドア用の薪ストーブは大きさやフォルムなど様々ですが、中でも人気の高いスタイリッシュなフォルムが印象的なWinnerwell((ウィンナーウェル)のNomadview Mをレビューしていきたいと思います。


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ウィンナーウェル ノマドビューMセットのセット内容

Winnerwell Nomadma M

こちらがウィンナーウェル ノマドビューMのセット内容です。
角々しく男らしい印象も感じつつスタイリッシュな印象の本体は高品質ステンレス304製となっているため通常のステンレスよりも強度が高くなっています。
比較的安価の薪ストーブは本体が軽量かつ薄い素材のものが多いのですが、直接高熱に熱される部分なのである程度厚みのあるこちらの本体には安心を感じます。

Winnerwell Nomadma M ブログ

薪ストーブの特徴である煙突部分は全て本体の中に収納されています。
ハンドル部分はつまみやすく熱が伝わりにくい形状となっています。

Winnerwell Nomadma M 収納

全て分解した状態で長さ・大きさともに絶妙なサイズ感で本体へきれいに収納できるため部品がかさばる心配もなくコンパクトに持ち運ぶことが可能です。

Winnerwell Nomadma M 煙突

煙突はダンパー付きが1本、スパークアレスターという先端が1本、直煙突が4本の合計6本という構成です。

Winnerwell Nomadma M 

正面から見た様子です。
折りたたみ式の脚を4脚広げた状態にするとこのような形になります。
脚の幅が狭いとふとした衝撃などにより本体が点灯してしまう恐れもありますが、ノマドビューの脚は本体から両サイドへ大きく開いて固定されるため重心も低くなり安定感があります。

サイドのガラス面側から見た様子です。
サイドビューの名前の通り燃えている様子が見える仕様となっており、視覚的にも温もりが感じられそうです。
中の様子が確認できることで薪をくべるタイミングなども把握しやすいので大きなポイントです。

ガラス窓がない面はこのようにステンレス板で覆われています。
ウィンナーウェルの刻印がさりげないおしゃれポイントです。

後ろ面はこのようになっています。
無駄のないシンプルな設計です。

上から見た様子です。
本体上の丸い部分はそのままやかんなどをのせてお湯を沸かすこともできますし、ふたを外して調理なども可能です。

Winnerwell Nomadma M ダンパー

ダンパー部分です。
煙の流れを変える役割を果たすダンパーは他のストーブでも見かけるオーソドックスな形状です。

Winnerwell Nomadma M 側面

ガラス窓がない面の上部に目を向けるとフックが備わっており、付属品のウォータータンクを掛けられる仕様となっています。

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ウィンナーウェル ノマドビューMのサイズを測ってみた

Winnerwell NomadView M 横幅

ボディ本体は210mmとなっています。
極端に大きなケトルははみ出してしまう場合がありますが、アウトドアでよく用いられる1L程度までのケトルであれば大抵の製品は問題なく乗せることができます。

Winnerwell NomadView M 高さ

脚を広げた状態の高さは350mmとなり、ローチェアなどに腰掛けた状態で使用するには負担なく作業ができそうです。

Winnerwell NomadView M 奥行き

奥行きは380mmとなっており、

Winnerwell Nomadma M煙突 太さ

煙突の太さは63mmとなっており、目安としてはビール缶などとだいたい同じくらいの太さとなっています。

上部の蓋部分

煙突を組んだ標準の高さは?

Winnerwell Nomadma M サーカスtc

ノマドビューを組み立て後サーカスTCに並べてみます。
幕内中腹から煙突を出すのであれば標準の煙突の長さでも良いかもしれませんが、できるだけ上部から煙突を出したいので追加の煙突が必要です。

薪のサイズに注意

Winnerwell Nomadma M 薪

実際にホームセンターで購入した薪をノマドビューへ入れてみると奥行きが少し足りずはみ出してしまいました。
薪の長さは購入先によって様々ですが、場合によってははみ出してしまうことがありますので注意が必要です。

Winnerwell Nomadma M 薪長さ

一般的な薪の多くは長さを36cmもしくは40cmに揃えて販売されているようですが、個人の販売店舗や地域柄などによっても長さは異なってきますので一概には言えません。
本体の奥行きは38cmとなっているので、使用する薪は38cmより短い薪を用意しましょう。

Winnerwell NomadView Mの火入れ作業

薪ストーブ(Winnerwell NomadView)を使用する際にはこの火入れを行うことからスタートします。
薪ストーブを使用する際、本体内部の温度はかなりの高温となります。
いきなり大量の薪を投入し激しく燃焼させると本体が急激な温度変化によりゆがんでしまう恐れがあるので、薪は細くて小さめのものから使用して火入れを行います。

また、火入れをしたときに煙突部分も焼け色がついていくのですが火入れ前に手でべたべたと触ってしまうと指紋や指あとが残ってしまい綺麗にまんべんなく変色しないので気になる場合は手袋などをして作業することをおすすめします。
最初に火入れをしてブロンズ色になってしまえばその後は大丈夫とのことです。

Winnerwell Nomadma M 火入れ

程よいサイズの薪を数本用意して早速火入れ作業を行います。
いきなり多くの薪を入れすぎないように注意しましょう。

薪を燃焼させる際には十分な空気が必要となるので、事前にダンパーを全開にして空気の通り道を確保しておきましょう。

Winnerwell Nomadma M 焼き色

無事に火入れ作業が完了後本体上部を見てみると、うっすら焼き色が付いているのがわかります。
使用を繰り返すことで焼き色が増して風格が出てきそうです。

火入れ作業を行なった際の煙突部分の焼き色です。
初めての火入れでもはっきりと焼き色がつきました。

本体側面の警告表示プレートは火入れ作業により歪みが生じておりました。
火が漏れたりなど使用による影響は特になさそうです。

Winnerwell NomadView Mをテントに入れてみる (仮入れ)

Winnerwell NomadView MをサーカスTCにインストール

Winnerwell Nomadma M サーカス インストール

煙突の位置を確認する

実際使用する状況を想定してサーカスTCにノマドビューをセットしてみます。
幕内にセットする際には煙突を出すファスナーの位置を確認して、煙突がファスナーの真下にくるように注意します。

残りの煙突を組み込む

Winnerwell Nomadma M サーカス インストール

本体の位置が定まったら残りの煙突を組み込みファスナーに通します。位置が悪いとテントの生地とノマドビューそれぞれが突っ張ったりなど負荷がかかってしまうので注意しましょう。

Winnerwell Nomadma M サーカス 煙突

サーカスTCに入れた雰囲気です。
煙突が出ているだけで幕内の温もりが滲み出て感じられます。
これぞ秋冬キャンプといった印象ですね。

Winnerwell NomadView Mをパップテントにインストール

Winnerwell Nomadma M パップテント

パップテントはファスナーではなくサイドの開口部から煙突を出す形でセットしてみました。
幕内の脇に位置するため場所によってはストーブの温もりを感じにくくなりますが、ノマドビューが邪魔にならず空間を広く使えるメリットがあります。

Winnerwell Nomadma M パップテント

奥行きのちょうど真ん中あたりにセットしてみましたが閉じてしまうとかなり狭くなりコットなどは置きにくそうです。

Winnerwell NomadView Mをポーランドテントにインストール

Winnerwell Nomadma M ポーランド軍幕

ポーランドテントの場合はもともと幕内がそれほど広くないためノマドビューの主張が激しめです。
ポーランド軍幕の場合はサイズ感的には薪ストはsサイズのほうが良いと思います。

煙突の出し口があるのはポーランド軍幕の良いとこです。
幕に当たらないように工夫すれば隙間も少ないため隙間風の影響も最小限に抑えられそうです。

Winnerwell NomadView MとウッドストーブSを比較

Winnerwell Nomadma M ウッドストーブ比較

ケースに収納した状態で一回り小さいSサイズと並べてみました。
収納状態はどちらもコンパクトに収まります。

Winnerwell Nomadma M ウッドストーブ 比較

実際に組み立てた状態で比較して見るとそのフォルムやサイズ感に大きな違いを感じ取れます。
特に本体の薪を入れるスペースはノマドビューが圧倒的に広く、脚部はウッドストーブSの方が2倍程高く設定されています。

Winnerwell Nomadma M

全体像はこんな感じで脚部と本体の位置はウッドストーブSの方が高い位置にあるものの、煙突を含めるとノマドビューの方が高くなります。

煙突の熱からテントを守るアイテム

薪ストーブを使用する際に炎の熱が煙とともに通り抜ける煙突はかなりの高温になります。
直接触って火傷をしないように注意しましょう。
また耐熱性の備わっていないテントに関しては煙突が直接触れると生地が溶けてしまいます。
そのような被害を防ぐためにも薪ストーブの熱からテントを守るアイテムをご紹介します。

テントプロテクター

メッシュテントプロテクター

テントと接触する煙突部分にかぶせる形で取り付けることで直接高温の煙突がテントに触れるのを防いでくれます。
これだけでも十分テントを守る効果がありますが、この上からさらに難燃シートやバンテージを巻き付けて強度をあげている方も多いようです。

薪ストーブ専用 二重煙突

テントから煙突を出す時に使用します。
メッシュテントプロテクター同様、テントと高温になった煙突を直接触れないように保護します。
こちらは筒状になっており雨の侵入も防いでくれるメリットがあります。
テントに直接取り付けるフラッシングキットを同時に使うことが標準的な使い方です。

まとめ

ストーブの種類は今回ご紹介したノマドビューのように薪を燃料とするもののほか灯油ストーブや電気ストーブなど様々な種類がありますが、どのストーブにもメリット、デメリットが存在します。
薪ストーブは火の面倒を見るのが大変で慣れてくるまでは火力調整も大変ですが、不便を楽しむアウトドアの環境ではむしろこの手間暇をかけてあげることが薪ストーブの醍醐味でもありメリットとも言えます。
小さな火種から火入れを始めて自分の手で世話をした薪ストーブの火は一段と温かみが増して感じられることでしょう。
皆さんもこれからのキャンプをより楽しむ快適に楽しむ道具としてウィンナーウェルのノマドビューを検討していてはいかがでしょうか。

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