薪ストーブは、アウトドア好きの方にとっては憧れですよね。
特に、都会で暮らしている方にとっては、夢のアイテムでしょう。
自宅で薪ストーブを使うのは難しくても、キャンプでは気軽に薪ストーブを満喫できます。
今回は、アウトドアにぴったりな安い小型タイプの薪ストーブを6つ紹介します。
キャンプで薪ストーブを使うメリットや注意点も合わせて解説しますので、キャンプで薪ストーブに挑戦したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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キャンプで薪ストーブを使うメリット4つ
薪ストーブは、雪国で暮らしたことのある方しか体験したことがないでしょう。
使ったことのない方は、「うまく着火できるかな?」「危なくないのかな?」と漠然とした不安をお持ちかもしれません。
でも、コツさえつかめば、難しいことはありません!
では、キャンプで薪ストーブを使うメリットについて紹介します。
メリット①暖かさが他の暖房器具より段違い
冬キャンプでは、日中は日差しが出ていたり、動き回っていたりしているので、寒さを感じにくいです。
しかし、やはり日没から日の出までは、体の芯から冷えてしまいます。
アウトドアでは、この「冷え」が命取りになることもあり、しっかりとした対策を取らなくてはいけません。
コンパクトヒーターなど、キャンプサイトに持っていける暖房器具はいくつかありますが、それと比べても薪ストーブの暖かさは段違いです。
ヒーターなどは、本体の前面付近しか暖かくなりませんし、焚き火は火の粉が飛んでしまうなどのリスクがあります。
それに比べて、薪ストーブは、炉の中はもちろん、その周りや煙突にも蓄熱されるため、ストーブ全体が熱を放ち、周辺が暖かくなります。
炉の外に火の粉が飛んで、周りに火が付く恐れもありません。
また、大きなテントであれば、テントの中でも使えます。
つまり、周辺全体を暖められる上に、安全なのです。
メリット②本格的な料理もできる
先ほどもお話しした通り、薪ストーブは放射熱が多く、炉の上はかなり熱くなります。
その熱を利用して、お湯を沸かしたり、料理をしたりすることができます。
冬のキャンプでは、暖かいコーヒーやスープは付き物です。薪ストーブの上に水を入れたポットを置いておけば、いつでもすぐに暖かい飲み物が飲めるのです。
また、スキレットなどでお肉やピザを焼くこともできます。薪ストーブで、「キャンプ飯」の幅が一気に広がります。
いちいちガスコンロなどの加熱機器を出して、お湯を沸かしているうちに、すっかり体は冷え切ってしまいます。
こういった問題を、薪ストーブ一つで解決できるのです。
メリット③延焼の心配をせずに炎で癒される
人間は炎を眺めているだけで、癒し効果を得られます。
なぜかというと、炎の揺らぎは「1/fゆらぎ」と言われていて、人の心拍数や電車の揺れ、小川のせせらぎと同じリズムだからです。
なんと、生物のニューロン(神経細胞)の分泌リズムと近いことが、科学的に証明されています。
そういった観点から、人は炎を眺めると自律神経が整って、精神が安定されていると言われています。
たしかに、キャンプファイヤーを眺めているだけで、あっという間に時間が過ぎてしまいますよね。
薪ストーブは、焚き火のように周りの落ち葉などに火の粉が飛んで、延焼する心配はありません。
風など周りの環境に影響を受けにくく、炎を楽しめるのは大きなメリットです。
メリット④非日常を満喫できる
キャンプやアウトドアの醍醐味として、「非日常」を楽しむことが挙げられます。
普段、仕事や勉強に追われていると、どうしても心身共にストレスが溜まってしまいますよね。
そんなストレスをキャンプやアウトドアスポーツで解消したいという方は多いでしょう。
「不便だからいい=不便益」という研究をしている京都大学・川上浩司教授の言葉にこんな言葉があります。
不便益は『回り道が新たな発見につながって楽しい』といった、使用価値でも貴重価値でもない第3の価値をもたらします。
引用:BUSINESS INSIDER)
人は、不便さを感じることでワクワク感や達成感、さらには日常では見つけられない新たな発見を得られます。
薪ストーブは、設置から火付け、火の後始末まで、日頃経験できない体験をできるので、記憶にも残るイベントになります。
キャンプで薪ストーブを使う時の注意点3つ!
キャンプで薪ストーブを使う場合には、もちろんメリットだけではなく注意点もあります。
薪ストーブは、ヒーターなどと違って火を扱います。決して難しい作業はありませんが、しっかりと危険予知をすることが大切です。
購入後に後悔することのないよう、注意点まで理解しておく必要があります。
では、薪ストーブを買う前に理解しておくべき、3つの注意点を紹介します。
注意点①使う前後に手間と時間がかかる
薪ストーブは、組立にも解体にも時間がかかります。
キャンプサイトについて、パッと使えたり、すぐにしまったりすることはできません。
また、慣れるまでには薪に火をつけるのにも手こずりますし、火を消した後もストーブがしっかりと冷めるまで時間がかかります。
つまり、時間に余裕がないキャンプには適しません。
薪ストーブの準備時間や撤収時間も楽しめるような、時間と心に余裕がある時に使いましょう。
注意点②薪をくべ続けなくてはいけない
これは、薪ストーブを買った時に後悔しがちなポイントです。
当たり前ですが、薪ストーブで温まり続けるには、薪が常に燃えている状態にしなくてはいけません。
薪の太さや質にもよりますが、だいたい1束で3時間程度しか保ちません。「薪ストーブってカッコいい!」と思って、安易に購入してしまうと、思ったより燃料がかさばって使わなくなってしまう人も少なくありません。
使用時間を想定して、必要となる薪より最低でも1束は多めに薪を用意しましょう。
薪はホームセンターなどで購入できます。
また、寝る時にテント内で使う場合など、薪が燃え尽きてしまったら温度はどんどん下がっていきます。
つまり、寝る時に暖をとるための暖房器具としては不適切です。
そういった場合は、テントで使えるヒーターなどを持っていきましょう。
注意点③一酸化中毒に気をつけなくてはいけない
薪が不完全燃焼すると一酸化炭素が発生します。
燃えにくい薪を使ったり、なかなか薪に火がつかなかったりするのが、不完全燃焼の原因になります。
屋外の場合は、周りに一酸化炭素が散ってしまうので問題にはなりませんが、テント内で使う時には細心の注意を払わなくてはいけません。
一酸化炭素(CO)は無色無臭なので、つい楽しく話し込んでいると手遅れになることが多いです。
テント内の一酸化炭素濃度が上がると、頭痛やめまい、吐き気をもよおし、最終的には失神して、死に至ることもあります。
寝る前に薪をストーブにたくさん入れて、そのまま寝てしまう時には、特に注意が必要です。
一酸化中毒を引き起こさないためにも、定期的にテント内を換気して、必ず一酸化炭素検知器(一酸化炭素チェッカー)を合わせて用意しましょう!
お手頃価格なのにキャンプで活躍するおすすめ薪ストーブ5選!
キャンプで薪ストーブを使うメリットや注意点についてはお分かりいただけましたか?しっかりとメリットとデメリットを理解することで、楽しく薪ストーブを使えるようになります。
では、キャンプなどのアウトドアにオススメの安いおすすめ薪ストーブを5つ紹介します。
おすすめ①CAPTAIN STAG(キャンプスタッグ)・KAMADOストーブ
こちらは、料理に特化したキャンプ用薪ストーブです。
大小2箇所の五徳で同時に料理ができますし、付属の網をセットすればBBQ台にもなります。
また、炉には2箇所ドアが付いているので、二方向から薪を足せます。脚は2段階に高さを変えられるため、腰を曲げずに調理もできます。
薪ストーブで調理すれば、火の粉が周りに飛ぶ心配や、調理器具がすすで汚れる心配はありません。キャンプ料理の幅がぐんと広がる薪ストーブです。
おすすめ②ホンマ製作所・黒耐熱窓付時計型薪ストーブ
創業から45年以上経つ老舗薪ストーブ・ホンマ製作所の人気商品です。
レトロな形が素敵な薪ストーブです。
さらに、ステンレスに黒い耐熱塗装が施されていることで、耐食性が高まり、高級感もあります。
煙突の形状やオプションも充実しているのも特徴です。
他のメーカーよりも安いので、気軽に薪ストーブに挑戦できます。
おすすめ③ogawa(オガワ) ・ちびストーブ3
1914年創業のキャンプ用品老舗メーカー・ogawaの商品です。
煙突や脚など全てのパーツが分解でき、収納時には炉内に格納できます。
とてもコンパクトなので、専用収納バッグに入れれば、持ち運びも簡単です。薪だけではなく、専用の中カゴに木炭を入れて五徳で調理することもできます。
おすすめ④CAPTAIN STAG(キャンプスタッグ)・KAMADO焚火台UG-11
こちらは五徳が一つのタイプですが、大きさが調節できるので、小さい鍋から大きい鍋まで置けます。
また、専用網が付いていて、BBQはもちろん、ダッチオーブンでも調理も可能です。
価格も安く、構造もシンプルなので、薪ストーブ初心者の方におすすめの商品です。
おすすめ⑤ホンマ製作所・時計1型ストーブ
コメリなどのホームセンターでは、老舗薪ストーブメーカーであるホンマ製作所の商品が低価格で購入できます。
特に、この時計1型は小型で持ち運びやすく、レトロなデザインは可愛らしい低価格の商品です。
お近くにコメリの店舗がある方は、ぜひ足を運んでみてください。
TOMOUNT 薪ストーブ ウッドストーブ
煙突がすべてストーブ内に収納できるコンパクトに持ち運びができるTOMOUNTの薪ストーブです。
正面には耐熱ガラスが付いていて炎を眺めることが可能です。
価格は2万円を切ってこのクオリティはとてもお勧めですね!
まとめ
キャンプで使える薪ストーブについて、メリットやデメリット、安くておすすめの商品を紹介してきました。
薪ストーブはロマンがあってキャンプシーンを盛り上げられる素敵なアイテムです。
しかし、使い方を間違えると大きな事故につながります。使用する時には細心の注意を払いながら楽しみましょう。
薪ストーブは、冬キャンプの強い味方です。寒い地域のホームセンターでは、小型で価格が安い薪ストーブが購入できます。
いつものキャンプがより便利でおしゃれになる薪ストーブ、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください!