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ククサとクピルカ人気の木製アウトドアカップの比較

昨今のキャンプブームで、キャンプギアやアウトドア用のテーブルウェアにこだわりを持つ人が増えています。
アウトドア用の食器といえば、ステンレスやチタンなど金属素材が一般的です。

しかし、より自然の中に馴染むということで、木製のマグカップやカトラリーが人気を集めています。
そんな中、こだわりをもつキャンパーたちの間で話題なのが、「ククサ」「クピルカ」です。

二つとも木の風合いが実に心地いいマグカップですが違いは何でしょうか?
今回はこの「ククサ」「クピルカ」の違いについてご紹介いたします。 


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ククサとは?

ククサとはどのようなマグカップなのでしょうか?ククサは手彫りの木製マグカップで、材料をくりぬき取っ手の部分には穴をあけたシンプルなものです。
素朴でコロンとしたフォルムは女性にも男性にも人気があります。
特に自然の景観によく映えるとキャンパーの間で流行しています。

ククサの故郷はフィンランド・スウェーデン・ノルウェー・ロシア北部に位置するラップランド地方です。
そのラップランドに住むサーミ人という人々が手作りしていたものです。
冬には―50℃以下を記録したこともあるラップランド。
この厳しい自然条件のなか、生まれたのがククサです。
熱い飲み物を入れても手に熱が伝わりにくく壊れにくい。

このような寒冷地に根ざした特徴が、長年愛される所以でしょう。
また、木の風合いがとても美しく、特にバハカと呼ばれる白樺のコブでつくったククサはその美しい杢目がオーロラにたとえられるなど、伝統工芸品としての側面も持ち合わせています。
加えて、サーミの人々の間では、ククサをもらうと幸せになれるという言い伝えがあり、使う人の幸せを願いながら手作りし贈っていたものです。日用品としてだけでなく、愛情のこもったお祝いの品と言えるでしょう。

クピルカとは?

参照元:amazon

クピルカとは木繊維とポリプロピレンを混合した独自素材でできたマグカップです。形はククサとよく似ていますが、取っ手の部分がしっぽのように出ているのが特徴です。あつい手袋をしていても持ちやすそうですね。

木製品ではありませんが、木のぬくもりを感じることができ、とても軽いので持ち運びに便利です。
クピルカは製造している会社名もクピルカ「KUPILUKA」です。
北欧はフィンランド南東部・カレリア地方にあり、クックウェアを製造してるブランドです。もともとは、Harakkakuppiと呼ばれるカレリア地方伝統のカップを、2003年に現代風なアレンジを加えて生み出したのがクピルカ。
他の木製品とは異なり、お手入れは簡単で食洗機でも洗うことができます(アウトドアに食洗器はないと思いますが・・・)。

木製品のぬくもりとプラスチック製品の扱いの良さをもったいいところどりのカップといえるでしょう。

ククサとクピルカ特徴比較

ククサとクピルカ、木の風合いが魅力、熱い飲み物が飲みやすいなど共通項が多い二つですがどのような違いがあるのでしょうか?

みための美しさ&バリエーション

ククサは木を手彫りして作られます。
そのため、木の特徴がダイレクトに現れるのが魅力です。
杢目の走り方、色合いは素材や仕上げの方法によって風合いが異なります。
また、ごつごつした表面や滑らかな表面、取っ手のデザインも穴が二つ空いていたり一つだったり造り手によって様々です。
一方、クピルカは素材の違いはありませんが、木材にはないカラーバリエーションが魅力です。
茶色・緑色・黒・赤などの色があり、どの色合いもすこしスモークがかかったような味わい深いカラーで自然の風景になじみます。
また、サイズも4種類ありデミタスサイズからスープ皿として使えるものまで様々です。

扱いやすさ

ククサは塩で煮込む独特の工程を経るため、使い始めは塩の味がします。
また、バハカを使う本場のククサは、塩味に加えてバハカ特有のにおいもあるのが難点です。
ただ、使っていくうちに味とにおいは消えていきます。
また、木肌が白く出てきたら植物系のオイルや蜜蝋を塗ってお手入れをする必要があります。
使い始めのにおいと塩味や、お手入れの必要があるのでアウトドア上級者向けのギアと呼べるかもしれません。
対して、クピルカは使い始めは独特のにおいが多少するといわれていますが、そこまで強いにおいではないので、使ううちに気にならなくなってきます。
どうしても気になる場合は洗った後自然乾燥するとよりにおいが早く消えるそうです。
また、特別なお手入れは必要ありません。ほかのキャンプギアと同じように使って問題ないでしょう。

価格

キャンプ マグカップ 木

ククサは自然の木材を使用すること、ハンドメイドであることから、本場のククサは高価なものが多く\10000~\20000ほどします。
とりわけ、前述したバハカや最高級の白樺材「ヴィサコイブ」など、希少な材料を使用しているものはより高価です。

本場のククサではないけれど、手に入りやすいラバーウッドや杉などの木材で作ったククサ風のマグカップは比較的安価なので、こちらから使ってみるのもいいかもしれません。
ただし、粗悪な材料を使っていたり、熱いものを注げないものもあるので注意が必要です。

参照元:amazon

対して、クピルカは価格が安定しています。
一番小さいサイズのクピルカ1で¥1100~¥1200ほどで、一番大きいサイズのクピルカ55でも3000円台で購入できます。

手作りができる

ククサ 手作り

ここまでくると、クピルカの方が軍配あり?と思われますが、最後にククサのメリットについてお話します。
ククサは自分で手作りすることができます。
木材を切り出してカップにしていくのが基本ですが、中には途中まで完成されていて、仕上げはやすりで好きな形に整える「手作りククサキット」なるものも販売されています。京都福知山のガレージブランド「SomAbito(ソマビト)」のククサキットは完成段階から初級~上級まで選べるのが魅力です。
また、ムーミンテーマパークで、近年有名になった埼玉県飯能市の名栗カヌー工房でも「飯能ククサ」という名前で半完成品のククサが販売されています。
こちらは、購入するとワークショップに参加することも可能です。
(手作りククサキットについては別の記事でも取り上げております。興味のある方はそちらもご覧ください)  

購入場所

本場北欧のククサをお求めの場合は、Koivumaa(コイヴマー)社、Pahkataide(パッカタイデ)社といった北欧のメーカーとの正規取扱店での購入をおすすめします。本場のククサを騙ったコピー製品も出回っているため、本場のククサと書かれていても、あまりに安価なものは避けた方がよいでしょう。一方、国産の木材で製造されたククサは、本場のククサに負けない品質のものが多いので、最初のククサには国内の工房で作られたものもおすすめです。(ククサ風のマグカップについては別の記事でも詳しくご紹介しているので、興味をお持ちの方はそちらもご覧下さい)

本場北欧のククサ 正規取扱店

北欧雑貨のアットテリア
https://www.aterior.com/koi.htm

クピルカはアウトドアショップで購入することができ、有名な所では、国内のアウトドア用品総合メーカー・モンベルでも取り扱いをしています。
また、モンベルでは「飛騨職人生活 ククサ」というククサも販売されておりそちらもおすすめです。

モンベルオンラインストア クピルカ37

https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=3728010

モンベルオンラインストア 飛騨職人生活 ククサ

https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=0414301

また、アマゾンなどのネットショッピングでも購入できます。

参照元:amazon

まとめ

ククサもクピルカもそれぞれに魅力があります。
どちらのカップにも木のぬくもりが感じられ、自然に親しむアウトドアにピッタリのマグカップといえます。
手作りククサを紹介した「SomAbito」や「飯能ククサ」はその土地で間伐された木材や、地元特産の木材等を有効活用して製造されています。
また、クピルカも材料に使われる木材は地元の間伐材を利用しています。
加えて、クピルカを製造している「KUPILKA」は企業活動に使うエネルギーを、すべてクリーンエネルギーにしたフィンランドで最初の企業です。
ククサもクピルカも環境に配慮したエコなキャンプギアといえるでしょう。
自然の中で余暇を楽しむキャンパーなら、このように環境に配慮した製品を使って、次の世代も自然と親しむことができるようにしていきたいものです。

ABOUT ME
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自然が大好きなアウトドア愛好家。 ライターさんの記事の管理やアウトドア関連の情報を発信しています。

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