テント・タープ

ファミリー向け冬キャンプテントの選び方からおすすめテント

暑い夏が過ぎ気づけばもう秋に突入。風も涼しくなり夜には少し肌寒い季節になってきました。ここからあっという間に気温が下がり今年のキャンプは終わり!と思っているそこのアナタ。実はここからがキャンプシーズン本番と言っても過言ではありません!寒い中で焚火やストーブで暖まり、季節の美味しいものを食べながら語りあうキャンプは格別です。
ということで今回は冬キャンプをしたことがない方へ向けて、冬キャンプの魅力からテントの選び方まで一挙ご紹介!今年の冬はキャンプに行きましょう!


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いつものテントでも冬キャンプはできる?

結論から言うと、必ずしも冬キャンプのためにテントを買い直す必要はありません。
ただ山の天気は変わりやすく思いもよらない天候に見舞われこともありますので、オールシーズン対応のテントがあると心強いです。
一般的なテントの多くは春・夏・秋での使用を前提としており、また夏の暑さ対策としてインナーがメッシュになっているなど、通気性と防水性を重視しています。
一方、オールシーズン対応のテントは保温性があり、また積雪時の使用にも耐えられる頑丈さも持ち合わせています。その代わりテントの生地が厚くてかさばる、フレームが頑丈なため重い、などのデメリットもありますが安全且つ快適に冬キャンプを楽しむためにはオールシーズン対応のテントを準備することをおすすめします。

冬キャンプ用テントを選ぶ3つのポイント

ポイント1:コットンかTC素材がおすすめ

テントに使われる素材は大きく分けて4つに分類することができます。

  • ポリエステル&ナイロン(合成繊維)
  • コットン
  • TC(テクニカルコットンまたはポリコットン)
  • それ以外のハイテク素材(ブランドが独自に開発するシリコン素材など)

一般的なテントのほとんどがポリエステル&ナイロン(合成繊維)です。

特徴として軽量で耐水圧が高く、また速乾性にも優れています。しかし焚き火などの火の粉で穴が空きやすく、またテント内と外の気温差が大きい場合、結露が発生しやすいことにも注意が必要です。結露が多く発生するとインナーテントが水滴で濡れてしまい最悪の場合、寝袋までも濡れてしまうことがあります。

寝袋が濡れてしまうと本来の保温性を発揮できないため寒くて眠れない、なんてことも…
そのため冬キャンプではコットンまたはTC(テクニカルコットンまたはポリコットン)素材のテントがおすすめです。

コットン素材は非常に丈夫で保存環境や手入れ次第では20年近く使用できるとも言われております。

通気性に優れておりテント内の湿気を逃がしてくれるため暖かく快適に過ごすことができるでしょう。火の粉にも強いため焚火で暖を取る場合も穴があく心配が少ないです。

TC素材とはコットンとポリエステルの混紡素材で、2つの素材の良い性質を併せ持っておりコットンに比べて軽く、濡れても乾きやすいためこちらもとてもおすすめです。

ポイント2:スカートがついているか

スカートとは、フライトシートから地面まで伸びるカーテン状の生地のことです。スカートがあることでテント内の暖かい空気が外に漏れにくく、また外から入り込む冷気を遮断することができます。スカートなしのテントでもブルーシートなどを使ってDIYすることも可能ですので、冬キャンプの際はチェックするようにしましょう。

ポイント3:機能性の高いベンチレーションがあるか

ポイント1でも解説しましたが、冬は結露対策が非常に重要です。テントの素材以外でもベンチレーションを活用することで結露対策が可能です。テント上部にベンチレーションが付いていれば下の暖かい空気が上へと流れることによって通気性がアップしテント内と外の気温差が緩和され結露を抑制することができます。また、ストーブなどの暖房器具を使う場合は一酸化炭素中毒の危険性がありますので、ベンチレーションでの換気は非常に有効になります。※原則としてどのブランドも幕内での火器使用は推奨していないので、安全には気を付けて自己責任で楽しみましょう。

冬キャンプにおすすめのテント9選

冬キャンプに必要な性能を持つオールシーズン対応のテントを厳選してご紹介します。

テンマクデザイン サーカスTC BIG

テンマクデザインで人気のサーカスTCを設営のしやすさはそのままに大人数でも使えるようにサイズアップ。
夏は木陰のように涼しく、冬は暖気を逃さない設計で抜群の遮光性と通気性を兼ね備えたTC素材のテント。
5箇所の下部大型ベンチレーターで通気性抜群。上部も開放可能です。

ハイランダー アルネス

テントの構造は、ポール2本のみで組み立てるTCテント。フライを張り出すことで簡易の前室を作ることも可能。
インナーテントはテント上部に取り付けられているフックに掛ける吊り下げ式を採用。インナーテントを取り付けても約45cmの空間が生まれるため、さまざまな物を置くスペースを確保できます。

スノーピーク ランドロック

snow peak スノーピーク ランドロック
スノーピーク(snow peak)

リビングと寝室をひとつでまかなえるスノーピークの2ルームシェルター。
テントの素材はポリですが風に強いフレームワークと剛性で、過酷な状況でも快適な居住性を実現できるオールシーズン対応のテントです。

コールマン ウェザーマスター4S ワイド2ルーム

積雪にも耐える太くてしなやかなアルミ合金ポールが魅力の2ルームテントです。天井も含めたすべての面に採用された大型ベンチレーションでテント内の空気を循環させてくれます。標準装備のルーフフライが結露を軽減し、寒さの厳しい冬にはスカートが室内の暖気を逃さず冷気の侵入を防いでくれます。

テンティピ サファイア

北欧生まれのティピータイプの大型テントです。センターポール1本だけのシンプルな構造のため設営はわずか数分で完了します。
円錐に近い形状のため耐風性もバッチリ。上部のベンチレーションは2重構造になっており、またボトムにも3ヶ所のベンチレーションを備えているためテント内の空気循環効率に優れたオールシーズン対応のモデルです。

ノルディスク アスガルド19.6

ノルディスクのベル型コットンテント。中央のポールと入口のAポールを設置するだけで簡単に組み立てが可能。
軽量なTC素材で1年通して快適に過ごすことができます。グランピングで使われる代表的なテントです。

サバティカル スカイパイロットTC

SABBATICAL サバティカル スカイパイロット TC ライトベージュ

アウトドアショップのA&Fが手掛けるサバティカルの大型シェルターです。
省スペース設計でありながらサブポールを用いることでデットスペースを無くし、インナーテントを取り付けることで2ルームテントとしても使うことができます。

カーカムス ハイライン6スプリングバーテント

カーカムスのスプリングバーテントはファミリー向けに開発された6人用の大型テントです。ルーフには10オンスの丈夫な生地を採用。またポールが少なく設営が簡単な点も大きな特徴です。

ヘルスポート バルホール

世界屈指の品質で知られるノルウェー発のブランド「ヘルスポート」。
こちらのテントは大人数の寝泊りを可能にした大型設計で、広々として快適な空間が魅力的です。両端にはメッシュスクリーンとジッパーの大きな開口部があり、テント内部の通気口もあり新鮮な空気をテント内に循環してくれます。
テント本体の素材には、難燃性に優れたポリエステルを採用し、薪ストーブの煙突を外へ出せる穴が最初から備えられています。

冬キャンプの魅力

冬キャンプの魅力1:汗をかかない

照りつける暑さの中での設営・撤収作業はキャンプ好きでもツラいもの。設営が終わりようやくゆっくりできると思いきや、暑さと疲れでぐったり…なんてことも。しかし冬キャンプならむしろ体を暖めるいい運動になりますし、汗をかかないため近くにお風呂がないキャンプ場でもベタベタの不快感がなく寝ることが可能です!

冬キャンプの魅力2:虫がいない

キャンプに虫はつきものですが、しかしそれは暖かい季節の話。冬キャンプで虫はほぼ現れません。蚊やブヨなどに刺される心配もありませんし、ランタンに虫が寄ってくることも少ないです。虫が苦手という理由でキャンプをしない方はぜひ冬にキャンプをしてみることをおすすめします。

冬キャンプの魅力3:星が綺麗

キャンプ場は星が綺麗な場所が多いですが、冬は空気が澄んでいるため普段よりも特に星を綺麗に見ることができます。
さらに夏は太陽が沈んでも、雲などに照り映った太陽の光が残ることですぐに真っ暗になることはありません。これを「残照」と言いますが、冬は日没が早く暗くなるのも早いため星がより見えやすい季節なのです。焚火で暖まりながらゆっくり星を眺める、普段の生活ではできない贅沢を味わうことができます。

冬キャンの魅力4:あたたかいキャンプ飯が旨すぎる

夏のバーベキューと冷たいビールももちろんいいですが、冷えた体を暖める冬のキャンプ飯は最高です。ストーブで暖めて食べる、季節の鍋やおでんは冬キャンプでしか味わえない贅沢。暖かいものが体を通っていく度に幸せを感じられるのが冬キャンプの醍醐味と言えるでしょう。

冬キャンの魅力5:人が少ないのでゆったり過ごすことができる

夏はどこのキャンプ場も人がいっぱい。昨今のキャンプブームで益々人口が増えているため予約がなかなか取れないこともしばしば。しかし冬キャンプなら当日行っても空いていることも多く、人が少ないためゆったりと自分たちの時間を過ごすことができます。また著者の経験上、冬にキャンプをする人は上級者が多いためか、夜遅くまで騒ぐようなマナーの悪いキャンパーは滅多に出会いませんでした。そのような点も冬キャンプならではの良さでしょう。

今年は冬キャンプへ出かけよう!

いかがでしたでしょうか。なかなかハードルが高いと思われがちな冬キャンプですが、暑い季節では味わえない魅力が満載です。
今回の記事がみなさんのテント選びの参考になれば幸いです。お気に入りのテントを見つけて安全に、そして快適に冬キャンプを楽しみましょう!

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自然が大好きなアウトドア愛好家。 ライターさんの記事の管理やアウトドア関連の情報を発信しています。
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