キャンプに欠かせない焚き火。焚き火台はキャンプギアの中でも多くのメーカーがこだわって作っているものが多く、その商品の多さから何を選べばいいか困っている方も少なくないのではないでしょうか。
今回はTokyoCampの焚き火台をご紹介します。
ソロや少人数キャンプにピッタリなコンパクトさの反面、そのタフなつくりでファミリーキャンプでも使用可能。
耐久性の良さから、焚き火はもちろん炭調理やBBQグリルとしても使える万能なキャンプギアです。
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Tokyocamp 焚き火台をレビュー
TokyoCampの正式名称はTokyo Camp HAVE A RELAXING CAMPING LIFEといい、2020年に発足したアウトドアギアを扱う会社です。
中でも焚き火台が人気で、現在累計販売台数は85,000台を突破する注目のブランドです。
TokyoCampが大切にする「機能性・使いやすさ・長く使える・良いもの」を存分に詰め込み、さらにはコンパクトでスタイリッシュなデザインの焚き火台を生み出しました。
内容物
焚き火台を購入した際に付属するラインナップです。
耐久性に優れたステンレス製の焚き火台は組み立て式になっています。
コンパクト性を重視し、焚き火台のセットは必要最低限のパーツで完成します。
本体重量は985gと1kg以下の軽さもTokyoCampの焚き火台の特徴です!
※新品時は天板には商品配送時に保護シートが貼られています。
ご使用の前に保護シートを剥がしてお使いください。
組み立て方
焚き火台の組み立てはとてもシンプル。
土台となるフレームに天板をはめ込みます。
その土台フレームの上に横向きの上部のフレームをはめ込みます。
最後にスピットを上に置けば完成です。
15秒ほどで組み立てられるシンプルな設計は初心者の方でも安心ですよね。
説明書がなくても直感で組み立てられるくらい簡単なつくりになっています。
しまい方
組み立て同様に、収納もとてもシンプル!組み立て前の状態にばらしたら付属のケースにしまうだけ。
付属のケースはマジックテープでケースの口を閉じることができ、片手でも簡単に開閉可能です。
収納時はA4サイズのケースにすっぽり収まってしまうほどのコンパクトさが嬉しいポイント!
本体もシンプルでスタイリッシュですが、カバーもロゴのみがプリントされたシンプルなデザインになっています。
本体重量が1kg未満なので、カバーに入れてもかさばらず、ソロキャンプやツーリング時にもってこいですよね。
Tokyocamp 焚き火台とピコグリル・TABIとサイズ感を比較
今回はTokyoCampと似たような焚き火台、STC社の『ピコグリル』と、ベルモント社の『TABI』を比較してみました。
3社とも共通するのは、組み立て式・軽量・カバー付き・A4サイズ収納という点です。
どの商品もシンプルで組み立て簡単なところが多くのクキャンパーから愛されていて人気も高い商品です。
火床のサイズ感
商品名 | TABI | TokyoCamp | ピコグリル |
---|---|---|---|
火床サイズ | 237mm×360mm | 402mm×212mm | 385mm×26mm |
組み立て時の高さ | 170mm | 268mm | 245mm |
耐荷重 | 15kg | 10kg | 4〜5kg |
重量 | 298g | 985g | 442g |
価格 | 11,000円(Amazon調べ) | 4,980円(Amazon調べ) | 14,000円(Amazon調べ)) |
3商品を比較してみると、TokyoCampの価格の安さが特徴的で、価格の割にしっかりとした耐重量を備えているということがわかります。
3商品の中では少々重量が重いものの、それでも1kg未満でサイズ感は同じくA4サイズで収まる点を踏まえながら、商品選びの参考にしてみてください。
使って感じたTokyocamp 焚き火台のメリット
どんなギアも、やはり実際に使ってみて初めて「合う」「合わない」点が見つかります。
今回は筆者が実際に使用したTokyoCamp焚き火台のレビューをお伝えします。
軽い
1番に感じた点は、前述している通り軽量である点です。
焚き火台に必要最低限のパーツで構成しているため、無駄が無くそれでいて焚き火に十分なスペックが揃っています。
また、軽くて丈夫なステンレス製でつくられているので、使用していてもタフな使用感が伝わってきます。
(※何度も使用して汚れが付着しているせいか重さをはかってみるとスペックよりもわずかに重くなっています。)
小さい
次に感じたのはコンパクトさです。収納時は付属のA4のケースにすっぽり収まるサイズ感で、「本当に焚き火台?」と感じるくらい小さい印象があります。
しかし、天板や土台は焚き火に十分な幅と高さがあるので、ソロや少人数での焚き火でも満足できる仕様。
軽さ、小ささを超えた満足度はぜひ実際に試して感じて欲しいです!
組み立てが簡単
やはりアウトドアで最終的に大事な点は「手軽さ」です。初心者は特に、最初の組み立てや収納のややこしさを懸念してしまいがち。
Tokyo Campの焚き火台であれば、15秒ほどで組み立てられる手軽さや、軽量・コンパクトな持ち運びやすさがキャンパーの心を掴みます。1度組み立てを理解してしまえば、収納も同様に素早くできてしまいます。
長い薪が使える
価格や手軽さを重視するあまり、見落としがちなのが焚き火台本来の「機能」。
コンパクトな焚き火台のなかには、コンパクトだからこそ薪が収まらず短くカットして調整しなければならないこともしばしば起こります。Tokyo Campの焚き火台は、収納時に2枚に分かれた天板が組み立てることでしっかり幅を確保し、ある程度の大きさの薪も収めることができます。写真のように、高さであれば3本の薪が重なり合ってもスピットを置くことができますよ。
良く燃える
天板にはスリットが多く入っています。このスリットがあることで風の通り道を作り、燃焼効果を上げて薪が良く燃える仕組みができあがります。良く燃焼する反面、スリットから灰などが下に落ちてしまうので、使用時には防火シートを下に敷いてから焚き火を楽しみましょう!
耐荷重
小柄でコンパクトながら、耐重量は10kg近くあります。
6kgのコールマンダッジオーブン(10インチ)でもしっかり支えることができるので、焚き火での調理も安心です。
重いものにも耐えられますが、土台がしっかり水平を保てるよう、焚き火台の設置場所には十分注意して使用してください。
耐久性が高い
筆者が実際に1年以上使ってもヘタリなどは見られませんでした。ステンレス製なので丈夫で頑丈なので長く愛用できる商品です。
オプションパーツが豊富
TokyoCampにはオプションパーツが豊富に揃っており、焚き火スタイルに合わせて追加購入できるのがポイントです。
焚き火専用プレート・スタンド
焚き火からこぼれ落ちる灰や炭などをプレートがしっかりキャッチし、地面や芝生などのダメージを軽減します。
サイズも焚き火台に合わせたピッタリな大きさで、収納時は半分に折りたたむことができます。
また、プレートにより高さを出すことができるスタンドもあります。
3面の放熱口から熱を逃し、地面との距離を保つことでダメージを少なく抑えてくれます。
ウインドスクリーン
専用のウインドスクリーン(風よけ)は、焚き火台のサイズに合うように作られ、無駄のない設計になっています。
ウインドスクリーンを使用することで、焚き火台の高い燃焼率をさらに効率よく向上させます。
焚き火台専用焼き網
調理の際に嬉しい専用の焼き網も。焚き火台のフレームにしっかりはまり、ずれたり落ちたりする心配もありません。
焚き火台での調理がより楽しくなる便利アイテムです。
安い
3商品の比較でもわかる通り、焚き火台としてのスペックやコンパクトさからは驚きの価格帯で購入できます。
初心者や、買い替えを検討している方は試しに購入できるくらいの低価格で手に入ります。
使って感じたTokyocamp 焚き火台のデメリット
コンパクトで手軽な焚き火台ですが、実際に使用してみてデメリットも感じました。
今回はしっかりとそのデメリットもお伝えし、デメリットも含めて検討をおすすめします。
火床からの距離が遠い
火床からスリットまでの距離が若干遠いです。
火力を上げたい場合は薪を沢山くべる必要があるので注意してください!
薪の量も少し多めに持っていき、余裕あるくらいに準備しておくと良いでしょう。
スリットの滑りは気を付けて
調理器具や食材を置くスリットがやや滑りやすいので注意が必要です。
置き方は左が正解。右のようにおいてしまうとするっと焚き火台から落下してしますので
起き方には少々神経質になるかもしれません。
袋に入れにくい
A4サイズのケースに収まるコンパクトさは嬉しいですが、
キレイに収めないとマジックテープが止まらないことがあります。
マジックテープなのである程度雑でもテープ部分が接着すれば閉じることはできますが、少々気になってしまいます。
また、湾曲しているので収納に厚みが出てしまいます。
オプション品カスタムでさらに使いやすくなる!オプション品紹介
少し前でも触れたように、オプション品が多く揃っているのがTokyoCampの強みでもあります!
フレーム
オプション品と純正品の高さの違い
↑付属のフレーム
↑オプションのフレーム
オプション品の中には火床からスリットまでの高さをデフォルト時から少し高くできるフレームがあります。
自身のギア(ロースタイルもしくはハイスタイル)の高さに合わせてフレームを追加してもいいですね。
椅子と焚き火台の高さが合わないと腰が痛くなりがちですが、フレームの存在は意外と嬉しいオプションです!
網
専用の焼き網は、焼肉やBBQの際にとても重宝します!
太めのステンレスでできているため、引っ付きにくく洗いやすいのが特徴です。
サイズも焚き火台にピッタリ合うので、別の網を買ってサイズが合わなかった、、、なんてこともありません。
灰受けプレート
焚き火台の火床には、燃焼効率アップのためのスリット(空気の逃げ道)がいくつか入っています。
そのため、灰が下に落ちやすいので、オプションの灰受けプレートがあると片付けも便利で地面も守ってくれるので一石二鳥です。
リフレクター 風防
焚き火台専用の風避け(リフレクター)もあります。12面を広げることで風避けになり、収納もかなりコンパクトに収まります。
焚き火台を十分に囲えるほどのサイズで設計されているので、焚き火の際の風問題も安心です!
まとめ
TokyoCampの焚き火台はとにかくコンパクトで無駄のない作りが特徴です。
コスパもかなりいいので、キャンプ初めての方や経験が浅い方、BBQで購入を検討している方などが
お試しとして購入しやすい焚き火台だと思います。
収納時も荷物にならず場所を取らないので、ソロでもツーリング時でも大活躍するはずです!
ぜひこの機会にお試しあれ!