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暖かくなりキャンプやBQQを楽しめる季節になってきましたが、公共の場所で安心して焚き火を楽しむためには、しっかりと装備を準備することが大切です。
お庭の芝生やウッドデッキに焦げ跡をつけてしまっては後々トラブルの原因になります。
安全かつマナーを守りながら楽しむためにも、焚き火台とセットで焚き火シート(スパッタシート)を持参しましょう!
そこで、ここでは焚き火シートの選び方からおすすめ商品を紹介します。
焚き火シートはいらないのでは?
まず、焚き火シートの必要性についてです。
焚き火シートは芝や地面を保護する役割があります。
焚き火台の下は想像以上に高温になり芝や地面が焼けてしまう恐れがあります。
また、焚火台から火が着いた薪が落ちて地面にダメージを与えてしまうこともよくあるケースです。
キャンプサイトをきれいに保つとという面では焚き火シートはマナーとなっており必要なものと言えます。
焚き火シートがあることで撤収時もスムーズに行えるとても便利なキャンプアイテムですのでキャンプ時には是非ご持参ください!
焚き火シートを選び方やチェックポイントは?
焚き火シートと言っても、その種類は様々です。
では、どのような焚き火シートを準備すればよいのでしょうか。
そこで、効果を発揮する焚き火シートの選び方を紹介します。
サイズで選ぶ
焚き火シートは地面などの周辺に火の粉が付くのを防ぐために敷くため、焚き火台に対してある程度のサイズがなければ意味がありません。
最低でも焚き火台の4倍程度の面積のものを選びましょう。
ただし、風が強い場所や芝生や落ち葉が多く延焼の可能性がある場所では、さらに大きいシートを用意したほうが安心です。
中型焚火台サイズ一覧
- snow peak 焚火台 M 455×455mm
- UNIFLAME ファイアグリル 430×430mm
- UNIFLAME ファイアスタンド 400×400mm
- UNIFLAME 薪グリル 410×300mm
- LOGOS ピラミッド 360×350mm
- Coleman ファイアープレイス3 415×465mm
小型焚火台サイズ一覧
- ピコグリル398 385×260mm
- 笑’s B-6君 215×122mm
- ファイヤーボックス 127×190mm
- UCO フラットパックポータブルグリル 250×330mm
- DOD 秘密のグリルちゃん 340×345mm
素材や耐熱温度で選ぶ
焚き火シートの素材は主に、シリカファイバー(シリカ繊維)・グラスファイバー(ガラス繊維)です。
耐熱温度が高いのがシリカファイバーで1,000℃以上の高温下においても形状や性能をキーブできます。
その次に耐熱温度が高いのがグラスファイバーで700℃〜1,000℃程度の高温にも耐えられます。
焚き火シートによっては素材やコーティングによって耐熱効果が違いますので購入の際にチェックしてみてください!
チクチクしない素材は?
シリカファイバーやグラスファイバーは高い耐熱温度の素材ですが目に見えないガラス繊維が入っているのでチクチクするのがデメリットです。
最近ではシリカファイバーやグラスファイバーの上からシリコンコーティングなどを施してチクチクしないようにしている商品もあります。
チクチクするかしないかは個人差もあるので不安な方はコーティングの焚き火シートもしくはカーボンフェルトの焚き火シートがおすすめです。
固定できるかで選ぶ
キャンプなどアウトドアで使う際には、固定できるかどうかが重要なポイントになります。
アウトドア用品メーカーから販売されているシートは、ペグで固定できるようにハトメが付けられています。
ただし、固定穴がない場合でもDIYで簡単にハトメを取り付けることも可能です。
周辺にある石で固定する方法もありますが、足が引っかかるリスクもあるため、屋外で使う場合は安全面からもペグ固定できるタイプを選びましょう。
カラーやデザインで選ぶ
おしゃれキャンパーにとってはカラーやデザインも重要な要素ですよね。
最近はキャンプブームということもあり、各アウトドア用品メーカーがカラーなどにこだわった焚き火シートを販売しています。
焚き火シートはどうしても視覚に入りやすいので、焚き火台やチェア・テーブルなどコーディネートするのもおすすめです。
安全性・収納性を重視するならカーボンフェルト!
カーボンフェルトとは炭素繊維からできている素材です。
軽量かつ高耐久な上に耐熱温度が高いという特徴があり、耐熱温度が1250℃もあるものがほとんどです。
また、柔らかく形状を変えやすいので、小さく折りたためるため、キャンプなど荷物をできるだけコンパクトにしたい場合にも適しています。
ホームセンターなどで溶接用シートとして売られていますので、興味のある方は手にとってみてください。
カーボンフェルトとファイバーグラスどっちがいい?
カーボンフェルトとファイバーグラスのどちらが熱を通すか検証をしてみましたので焚き火シート選びの参考にしてください。
焚き火シートの下にA4用紙を敷くと燃える?
焚き火シートを敷いた焚き火時の地面への影響をA4用紙を使って確認してみたところどちらも焦げることはありませんでした。
こちらはファイバーグラス素材のロゴス焚き火シートです。
こちらはフェルト素材のバンドック焚き火シートです。
焚き火シートの上に火の着いた薪が落ちたらどうなる?
焚き火をしていると焚き火シートの上に火の着いた薪が落ちることもありえます。
地面のへの影響はどうなるか確認のため下にA4用紙を敷き火の着いた薪を20秒程度シートの上に置いて確認してみました。
ロゴスの焚き火シートにはうっすらと焦げ目がつきました。
A4用紙にはかなり焦げ目がついています。
バンドックのカーボンフェルトは黒いので焦げたかがわかりずらいですが表面にテカリができています。
A4用紙もうっすらと焦げ目がついています。
焦げ目のつきかたから見るとロゴスのファイバーグラス素材の方が熱を通しているのではないかと思われます。
ただ、どちらも火の着いた薪や炭を落とすと地面への影響があるようなので気を付ける必要があります。
迷ったらこれを買おう!おすすめ焚き火シート10選
DOD タキビバビデブー |
LOGOS たき火台シート |
Coleman ファイアープレイス マット |
BUNDOK カーボンフェルト |
popluxy 焚き火台シート |
CAMP GREEB 焚き火シート |
Alpinista 焚き火台シート |
funks 耐火シート |
Fieekty 焚き火スパッタシート |
Yumosmn 焚火シート |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サイズ | 約100×100cm (8角形) |
約80×60cm | 約80×80cm | 約60x60cm | 約30×30cm 約30×45cm 約50×50cm 約60×60cm |
約80×60cm | 約50×58cm 約100×117cm (共に6角形) |
約200×200cm | 約50×50cm 約60×80cm |
約25×25cm 約30×45cm 約45×45cm 約60×60cm |
収納サイズ | 約33×20×5cm | 約15×20×1.5cm | 約22×22×4cm | – | – | 約37×27cm (付属収納袋サイズ) |
– | 約34×28×5cm | – | – |
素材 | グラスファイバー (両面シリコン コーティング) |
グラスファイバー | グラスファイバー | カーボンフェルト | グラスファイバー (片面シリコン コーティング) |
グラスファイバー (片面シリカ コーティング) |
グラスファイバー (両面シリコン コーティング) |
グラスファイバー (片面シリカ コーティング) |
グラスファイバー | カーボンフェルト |
重量 | 約460g | 約270g | 約330g | 約140g | – | 約280g | 約200g 約600g |
– | – | – |
耐熱温度 | 250℃ (連続使用温度) |
500℃ | 600℃ | 約700℃ | 550℃ | 800℃ (連続使用温度) 1500℃ (瞬間使用温度) |
– | 550℃ | 800℃ (連続使用温度) 1300℃ (瞬間使用温度) |
700℃ (連続使用温度) 1300℃ (瞬間使用温度) |
ペグ固定 | 不可 | 可能 | 可能 | 不可 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 不可 |
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DOD・タキビバビデブー
こちらはカーキ色が男前な8角形の焚き火シートです。
グラスファイバー製生地にシリコンコーティングを施しているため、チクチクせず汚れも拭き取れます。
また、8角形の形状により、グループやファミリーで焚き火を囲みやすいのもメリットです。
ただし、焚き火台によってシートを抑えるため、ペグ固定はできません。
LOGOS・たき火台シート
シンプルでナチュラルなデザインがおしゃれなペグ固定可能の焚き火シートです。
グラスファイバー製ですが柔らかく触り心地が良い材質です。
大きめなので、二つ折りにして使用することもできます。
Coleman・ファイアープレイスシート
小ぶりなタイプが欲しい方にはこちらがおすすめです。
2021年の新商品で、シンプルなベージュ色でデザイン性も高く使用サイズ・収納サイズともにコンパクトなので、ソロキャンプやデュオキャンプにぴったりです。
BUNDOK(バンドック) 焚き火 シート
フェルト素材で軽い焚火シートです。若干サイズが小さめなのでソロ用の焚火台にピッタリのサイズです。
popluxy・焚き火台シート
コスパ重視の方におすすめの焚き火シートです。
安価な上にサイズ展開も豊富なのが特徴で、手軽に焚き火を楽しむのにぴったりです。
また、特殊グラスファイバーを使用しておりチクチクせず、耐熱温度も十分なので、機能面でも優れています。
CAMP GREEB・焚き火シート
こちらもお求めやすい価格で機能性も高い商品です。
十分な耐火性能・ペグ固定使用・ガラスファイバー+シリカコート・しっかりとした縫製による高耐久性を兼ね備えています。
また、ペグや収納袋も付属しているため、購入してすぐに使用できます。
Alpinista・焚き火台シート
ガラスファイバーにシリコンコーティングを施してある焚き火シートです。
最大の特徴は両端に付いているハンドルで、薪を運んだり燃えかすを片付けたりするのに便利です。
また、裁縫糸にまで難燃素材を使っているので、長い間使い続けてもシートがほつれる心配もありません。
funks・大判耐火シート
大きな焚き火台を使って大人数でBBQをする時などにぴったりの大判耐火シートです。
重量はありますが、収納袋に入れてしまえばさほどかさばらないため、車移動では問題なく活用できます。
また、十分な大きさなので風の強い日など火の粉が飛ぶのが心配なシチュエーションでも安心して焚き火を楽しめておすすめです。
Fieekty・焚き火スパッタシート(第二世代ガラス繊維)
この焚き火シートに使われているグラスファイバーは、8μm(マイクロメートル)という通常よりも微細な繊維なため、柔らかく密度が高いことが特徴です。
また、瞬間耐熱温度も800℃あるため、火のついた木炭を落としても耐えられます。
Yumosmn・焚火シート
軽量性・柔軟性が特徴であるカーボンフェルト製の焚き火シートです。
溶接用シートとしても使えるほどの耐熱性能があり、コンパクトに丸めたりたためたりするのがメリットになります。
また、好きな形に裁断しても切り口がほつれないのも嬉しいポイントです。
焚き火シートは洗える?お手入れ方法を紹介
焚き火シートは、シリコンやシリカのコーティングが施してあれば水洗いが可能です。
ただし、コーティングの性能が落ちないように、基本的には水拭きや水を掛ける程度に留めましょう。
どうしても油などしつこい汚れを落としたい場合は、中性洗剤とスポンジで優しく撫でるように洗ってください。
また、表面が少しでもチクチク感じるようなら、細かい繊維が手に刺さるのを防ぐために、グローブや軍手をして作業しましょう。
焚き火シートは身近なもので代用!100均商品なども
キャンドゥなど一部の100均では、焚き火シートなる商品が販売されています。
小ぶりなので一見ソロキャンプに便利そうですが、耐熱温度に注意してください。
耐熱温度が260℃と低いので、小さい火の粉程度しか防げません。
短時間少量の焚き火を楽しむには活用できますが、長時間の使用は安全面からおすすめできません。
大きな焚き火シートを安く手に入れたい場合には、ホームセンターを訪れてみましょう。
工事現場で溶接する際などに使う防炎シートや難燃シートが数多く販売されています。
安全なキャンプファイヤーには必需品の焚き火シート
焚き火台を使うときに合わせて使いたい焚き火シートについて紹介しました。
お持ちの焚き火台に合った焚き火シートを選ぶことが重要です。
最近では直火禁止のキャンプサイトも増えてきて、キャンパーの焚き火に対する安全意識が求められています。
小さい火の粉でも侮ることなく、火事などを防ぐために焚き火シートを敷いてキャンプファイヤーを楽しむようにしましょう。