みなさんは焚き火やBBQの際に着火剤を使っていますか?
『炭や薪が濡れて湿気っている時や風が強くてなかなか火が付かない時』
『火起こしにあまり慣れてない場合』
『早く火を付けたい』
という時に着火剤があるととても便利です。
今回は100均の着火剤をはじめ最強と思われるロゴスの防水ファイアーライターとヒルナンデスで紹介されたたけだバーベキューさん愛用のファイヤーライターズをご紹介しようと思います!
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着火剤はどれも同じ?
焚き火やバーベキューの火起こしで苦労した経験がある方も多いと思います。
100均の着火材で十分と感じている人も多いと思います。
今回、ロゴスの防水ファイアーライターとマッチ型着火剤のファイヤーライターズを比べることで圧倒的な違いを感じましたのでご紹介します。
最強の着火材を使うことでかなりメリットあります。
- 焚火やBBQの着火の時短になる
- 焚火やBBQの着火の手間がはるかに減る
- 気温の低い冬の焚き火でも着火しやすくなる
当然、コストパフォーマンスも気になるところですのでそのあたりも検証していきます。
着火剤の種類と選ぶポイント
着火剤はそれぞれ形状や成分、燃焼時間、炎の大きさ、火の着きやすさが違います。
大きな火力で火の着きが良く燃焼時間が長いものが火起こしの失敗が少ない着火剤という事になります。
着火剤の形状
大きくはジェルタイプと固形タイプに分かれます。
固形タイプ
固形タイプは材木を固めパラフィンや灯油などを染み込ませたものが多いです。
切り込みがあり手で割って使います。
ジェルタイプ
ジェルタイプは主成分がメタノールという可燃性物質です。引火点が低く着火しやすい特徴があります。
燃焼時間
着火剤の中には燃焼時間が記載されたものがあります。
燃焼時間が長いものの方が火起こしを失敗する確率は減ります。
5分以上燃焼し続けるもの目安に選ぶと良いでしょう。
火力の強さ
着火剤によって火力の強さは違います。
ジェルタイプの方が火力が強いといわれています。
商品によっても特徴があるので見極めたいところです。
その他の特徴
固形タイプは湿気に弱いで弱点がありますがロゴスの着火剤のように防水性の高いものもあり湿気で火の着きが悪くなる心配がありません。
水につけても着火剤として使えるとい驚きの着火剤です。
(後半で検証しました)
また、ライターなどを必要としないマッチ型着火剤のファイヤーライターズのような着火剤もあるのでそちらも是非ちぇっくしてみてください。
着火剤の使い方【火起こし】
着火剤の基本的な使い方
着火剤を効率良く使う方法としては着火剤から上がる炎があたるように着火剤を薪や炭の下に配置します。
この時に着火剤の炎が大きければ沢山の薪や炭にあたり表面の温度を上げて火が起こります。
着火しやすい小割の薪に炎があたるように薪を組みます。
火起こしには酸素も必要なので程よく隙間を開けて空気の流れができるように組むと良いです。
細い小割の薪から徐々に太い薪へと着火していくのが理想です。
ロゴスの着火剤は炎が大きいのですぐに火起こしができます。
100均の着火材3つ紹介
最近の100均のキャンプコーナーの充実ぶりはすごいです。
その中でもこちらの3つのを実際に試してみました。
バーベキュー用着火剤(ダイソー)
材質 | ウッドファイバー、パラフィン |
---|---|
重量 | 185g |
こちらは固形タイプの着火剤です。
木くずを固めたような感じで触ると結構固いです。
切れ目が入っており手で割って使います。
12片×2枚で合計24片入っています。
バーベキュー用ジェルタイプ着火剤(ダイソー)
主成分 | エタノール |
---|---|
重量 | 100g |
ジェルタイプの着火剤です。
必要な分だけ使えて持ち運びはしやすいです。
湿気の心配がないのが良いですね。
簡単に、ささっと着火!着火剤(セリア)
主成分 | エタノール |
---|---|
重量 | 100g |
見た目は、木の皮をグルグル巻きにして固めたような感じです。
触った感じはゴムのような感触です。
真ん中には芯のようなものが入っています。
ロゴス着火剤 防水ファイヤーライター
主成分 | パラフィン |
---|---|
重量 | 350g 21pcs |
ロゴスの水に濡れても着火できる防水ファイヤーライターです。
高火力で1個あたり約13~17分燃焼します。
21個入りで一つ一つ分かれて入っています。
一つ取り出してみると蝋燭のロウのような固形物です。
ファイヤーライターズ
主成分 | 圧縮木材繊維・植物性ワックス |
---|---|
重量 | 140g |
スウェーデン製のマッチ一体型着火剤です!
ライターやマッチが不要で着火ができる便利な着火剤です。
一本で燃焼時間8~12分
着火剤の燃焼時間を検証!
紹介しました5つの着火剤の燃焼時間と火力を測ってみました。
量をできるだけ一定にしたかったのですが、ファイヤーライターズとセリアの着火剤に関してはグラムは異なり1つの単位での検証となります。
着火剤の燃焼時間検証スタート
約30秒経過
ロゴス、セリア、は勢いよく火が着きました。
ファイヤーライターズは勢いは弱いですが火はついています。
ダイソージェルタイプは火は着いてはいますが表面がうっすら燃えている程度で勢いはありません。
ダイソーの固形タイプはなかなか火が着きにくく何度もターボライターで着火してもすぐに消えてしまいます。
約3分経過
ロゴス、セリア、は最初と変わらず勢いよく炎が上がっています。
ファイヤーライターズは徐々に勢いが出てきてしっかりとした炎が出ています。
ダイソージェルタイプと固形タイプは非常に弱い炎で燃えています。
約5分経過
ロゴスは少し炎が弱まってきました。
逆にファイヤーライターズは勢いを増して燃えています。
セリアとダイソージェルタイプはほぼ消えてしまっています。
ダイソー固形タイプは弱いですが炎が出ています。
約6分経過
ファイヤーライターズはかなり勢いよく燃えています。
約8分経過
ロゴスは8分で消えました。
ファイヤーライターズも消えかかっています。
約9分経過
ファイヤーライターズが完全に消えてしまいました。
ダイソー固形タイプがようやく火がしっかりと燃えだした感じです。
約13分経過
ダイソー固形タイプが消えかかってきました。
約16分経過
ダイソー固形タイプは小さな炎で16分まで燃え続けましました。
着火剤の燃焼検証の結果
燃焼時間が長かったのはダイソー固形タイプの16分となりましたが最初の5分と後半の5分は着火剤としては非常に弱い火力でした。
次に長かったのはファイヤーライターズの9分です。こちらは前半1分と後半1分は弱い炎でした。
セリアとロゴスの着火剤は最初から勢いのある炎で着火剤としての十分な火力でした。
燃焼時間はロゴス6分、セリア5分とロゴスの方が長い結果となりました。
ダイソーのジェルタイプに関しては目に見える炎が出ることがなく着火剤として使いにくいのではないかと思います。
ロゴスの着火剤は本当に防水?
ロゴスは水に強い着火剤を特徴としていますのでそちらも検証してみました。
ロゴスの防水ファイアーライター・ファイヤーライターズ・ダイソー固形タイプ・セリア着火剤を3分ほど水につけて着火してみました。
ロゴスは水をはじく成分なので水に浸かっても染み込むことはありません。
火をつけると勢いよく燃えます。
セリアも最初は火が着いたのですが水が含まれていてすぐに消えてしまいました。
ファイヤーライターズはマッチ部分にターボライターで10秒くらいあてると一応着火しましがすぐに消えてしまいました。
ダイソー固形タイプは全く火が着くことはありませんでした。
コスパの良い着火剤は?
紹介した5つの着火剤を検証結果をもとに評価してみました。
ダイソー固形タイプ | ダイソージェルタイプ | セリア着火剤 | ロゴス | ファイヤーライターズ | |
---|---|---|---|---|---|
火の着きやすさ | |||||
燃焼時間 | |||||
炎の大きさ | |||||
1回のコスト | 約10円 | 約27.5円 | 約13円 | 約33円 | 約41円 |
※ダイソー固形タイプは1回2片を使う場合のコスト
※ダイソージェルは1回12g 110円÷8回
※ロゴスはアマゾンでの712円で計算 712円÷21個
※ファイヤーライターズはアマゾンでの820円で計算 820円÷20個
コスト的にはやはりダイソーの着火剤が安くなりますが実際には量をもっと必要とする可能性があるのでそのあたりも加味して検討してみてください!
おすすめの着火剤
ロゴス着火剤 防水ファイヤーライター
炎が大きく風にも強いので確実に着火することができます。
燃焼時間も長いので今回の中では最強の着火剤と言えます。
ファイヤーライターズ
ロゴスには劣るもののライター・マッチなどの火元が不要なのは非常に便利です。
他は10g以上ので検証の中、1本6gでの検証でも十分なパフォーマンスがりました。
コンパクトで便利さで選ぶならこちらもおすすめです。
他にもある100均の着火剤
100均には他にも着火剤がありましたので紹介します。
着火剤がいらない 七輪用らくらく竹炭 300g(ダイソー)
こんな商品もありました。
- 燃焼時間約90分
- スピード着火
- マッチやライターでカンタンに着火!
- 丸形・角型七輪&コンロにも対応!
とあります。
ティンダーヘンプ 8g(セリア)
ティンダーヘンプという「材質:麻」「100%天然の麻繊維の着火材もあります。
ブッシュクラフトなどでメタルマッチで着火する場合には麻ひもが重宝します。
このようにほぐされたものを使えばひと手間はぶけます。
【使い方】
- 別売りのファイヤースターターなどで本品に火花を散らし、着火します。
- 火種がつきましたら徐々に火を大きくして焚き火を作ります。
身の回りで調達できる着火剤
ティッシュや新聞紙
ちなみに、こうしたちゃんとした着火剤を購入しなくても、あと、ティッシュや新聞紙も濡れていなければ、良く燃えるので着火剤として使えます。
麻ひもがあれば、セリアの商品のように裂いて着火剤としても使えますね。
松ぼっくり、松の葉
キャンプ場や公園などでも手に入る天然の着火剤もあります。
松ぼっくりや、松の葉は良く燃えるので、着火剤なくて火が付かないという時に役立ちます。
コンロの上の茶色いのが杉の葉。
杉の木があるサイトなら、結構落ちています。
火起こしに着火剤はなくても火起こしは可能です。
ただ、風が強かったり、薪が湿気っていたりする時の火起こしの補助的なものとしてあると安心です。
まとめ
100均の着火剤はとても気軽に使えて良いのですがパフォーマンスを考えるとロゴスやファイヤーライターズの方が確実に着火をすることが来ます。
特に初心者の方や着火に不安な方はロゴスの着火剤を試してみてください。
寒い冬でも着火の失敗がなくなるはずです!