テントを購入する際にセットでの購入を案内されるグランドシート。
テントのフロアがあるのだからなくても大丈夫なのでは？
本当に必要なの？と思う方も多いかもしれません。
しかし、たった一枚のシートですが色々な役割を果たしているのです。
今回はそんなグランドシートの必要性やおすすめの代用品、サイズの選び方を紹介していきます！
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グランドシートとは？
グランドシートとはテントと地面の間に敷くシートです。
グランドシートという呼び方以外ではフットプリントとも呼ばれ、テント本体を様々な外部環境から守ってくれるという役割があります。
グランドシートの能力を十分に発揮させるにはテントに対して適したサイズのグランドシートを使用する必要があります。
また、製品によって耐水性や素材などにも違いがあるので、用途に応じたグランドシートを選ぶ必要もあるのです。
グランドシートはテントの下に敷くシートとしてのみでなく、ピクニックや休憩時のレジャーシートとしても代用することができ、使用の幅は広いので一枚持っておいて損をすることはないでしょう。
グランドシートの役割！
そんなグランドシートには主に以下の3つの役割があります。
- テントの保護や汚れ防止
- 浸水防止
- 冷気や湿気を防ぐ
各項目を詳しく見ていきましょう。
テントの保護や汚れ防止
テントを設営する場所の地面は砂地、芝生、砂利など状況は様々です。
大きな石がゴロゴロしている場所など硬いものが地面にある場合、インナーテントのフロアは傷ついて穴が空いてしまう可能性があります。
テントと地面の間にグランドシートを挟むことによって、地面から受けるダメージから保護することができます。
また、グランドシートはテント本体への砂、葉っぱなどの付着を防いでくれるので、お手入れも簡単に済ますことができます。
浸水防止
雨が降った際にはテントフロアの真下に水が溜まってしまうことがあります。
インナーテントのフロアは基本的に防水素材であっても圧がかかると水が染み込んできてしまうことがあるので、水が染み込んでこないような対策が必要です。
そんな時に防水のグランドシートを使用することで、テント内への浸水を防止できるのです。
冷気や湿気を防ぐ
また、テントフロアは地面の温度を直に受けるため、寒い時期には地面からの底冷えが問題になってきます。
底冷えはマットの使用でかなり軽減されますが、グランドシートの使用でも冷気をシャットアウトすることができます。
また、テント内と地面の温度差でテントフロアが結露で濡れてしまうことも防いでくれます。
グランドシートを選ぶポイント
実際にグランドシートを選ぶ際には下記の３点がポイントになってきます。
- サイズ
- 耐水性
- 素材
お持ちのテントの種類やキャンプスタイルによって最適なグランドシートは変わってきますが、具体的な選ぶポイントについて解説します。
サイズ
グラウンドシート選びでかなり大切になってくるのがそのサイズ。
インナーテントのフロアに対して大きすぎても、ピッタリでもだめなのです。
グランドシートが大きいと雨が降った際にはみ出た部分が水を受けてしまい、結果的にグランドシートとインナーテントの間に水が潜り込んでしまう原因となります。
せっかくグランドシートを使用していても浸水しては意味がないので、テントの大きさより縦、横の長さがそれぞれ10cmほど小さいものを選びましょう。
耐水性
耐水性のあるグランドシートを用いることによって地面からの浸水や結露を防ぐことができるので、耐水圧の高いものを使用すると安心です。
しかし、耐水圧が高いグランドシートは価格が高かったり、重量が重くなるというデメリットもあります。
素材
グランドシートに用いられる素材はナイロンやポリエステルオックスなどの化学繊維とポリエチレンやポリ塩化ビニルなどの合成樹脂に分けられます。
また、パラフィンなどをコーティングし防水性をもたせたキャンバス地や帆布素材のグランドシートも存在します。
キャンバス地や帆布素材のものは使用するほどに風合いが出てくるので、自分自身のグランドシートを育てていく楽しみもあります。
グランドシートにおすすめの代用品ブルーシート・グリーンシート
大抵の場合同じメーカーからそのテントに合うグランドシートが発売されていますが、価格が高かったり場合によっては欠品や廃盤になっていて手に入らない場合もあります。そんな時に代用品として用いることができるのがブルーシートやグリーンシート。
ホームセンターや100均などでも販売されているので価格も安く、簡単に手に入ります。
そんなブルーシート・グリーンシートを使用するときの注意点を紹介します。
ブルーシート・グリーンシートを使う場合の注意点
1.サイズ
先述のようにグランドシートはテントに対してやや小さいサイズでなければいけません。
持っているテントのサイズにピッタリのシートがあればいいですが、テントとセット販売ではない限り難しいでしょう。テントに合うサイズがない場合は、余分な部分を内側に折り込んで使用しましょう。
その際に気をつけたいのが折り込む向きです。
シートを地面側に折り込むことで上側はフラットになり雨や水分を溜め込まないので、しっかりとグランドシートの役割を果たしテント内が浸水することを防いでくれます。
2.厚み
ブルーシート・グリーンシートは合成樹脂のポリエチレンでできており、耐水性はありますが目には見えない細かな穴から水が染み込んでくるので、厚手のものを使用することをおすすめします。また、厚手のものだとその分地面から受ける傷にも強いので長持ちします。
これらのシートには#2000や#3000などといった数字が表記されていますが、これは決まった大きさ（3.6m×5.4m）に対して約2kgあるシートを、#2000（2000番手）、約3kgあるシートを（3000番手）と表します。
重量が重いほどシートの厚さが増し耐水性や保護機能が増すため、＃2000や＃3000のシートはしっかりと厚みがあり丈夫なのでグランドシートに適しています。
まとめ
たった一枚のシートですがグランドシートがあるのとないのでは大きな違いがありキャンプには不可欠です。
テント自体のメンテナンスも楽になりますし、テントの寿命を伸ばしてくれるアイテムなので、一枚持っていて損はないでしょう。
お持ちのテントにあったサイズや、使用する場所に適した耐久性・耐水性のものを選び、有効に使用しましょう！
