アウトドアで箸を使いたい場面は多いですよね。
キャンプや登山で食事をするとき、割り箸でも用は足りますが、普段から使い慣れたお気に入りの箸を使いたいというこだわりを持つ方もいらっしゃると思います。
また、世の中で高まる環境への配慮から、普段からマイ箸を持ち歩いてランチで使いたいという場合もあるでしょう。
アウトドアでも日常生活でも使えるような、軽量コンパクトで持ち運びやすい箸をお探しのあなたにおすすめな、モンベルの野箸とスタックイン野箸の、2種類のアウトドア箸をご紹介します。
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ケースから取り出してすぐ使える!サビに強いステンレス製の野箸
軽量コンパクト&ケースから取り出してすぐに使えて便利な野箸
野箸のメリットは、まず軽くてコンパクトな点です。
本体の重さはわずか27gで、付属の収納ケースを含めてもたったの30gと非常に軽量です。
さらに、21cmの箸が収納時には12cmになるため、持ち運びにとても便利です。
キャンプや登山などのアウトドアはもちろん、お仕事のお弁当用マイ箸としても手軽に使うことができますね。
そして、ケースから取り出してすぐに使える点も、野箸のよい点です。
野箸は本体が空洞になっており、木箸部分が収まっています。
付属している収納ケースから取り出して、本体をつまんで下向きにすると、スルスルと木箸部分が降りてきます。
本体と木箸部分の固定には、トレッキングポールにも使われている、ツイストロック・システムが採用されています。
本体を左手で、木箸部分を右手に持ってから、木箸部分を時計周りに回すと本体と木箸部分が固定されて、箸として使用することができるようになります。
反時計周りに回すとゆるんで、本体に木箸部分を収納することができます。
キャンプや登山では、箸に限らず道具類は一般的に、様々な状況で使うことが想定されます。
必ずしも天気がよいとは限らないため、ケースから取り出してねじるだけですぐに使うことができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
本体はサビに強いステンレス製
野箸の本体には、18-8ステンレスが使用されています。
ステンレスは、鉄とクロム、ニッケルの合金で、18-8ステンレスはクロム18%・ニッケルが8%使用されているものです。
固くて頑丈、耐熱性もあり、なによりステンレスの特長であるサビにくい点は、アウトドア箸にはありがたい特長ですね。
木箸部分は口あたりのよくて希少な縞黒檀を使用
木箸部分には、頑丈な縞黒檀(しまこくたん)が使用されています。
非常に重くて硬いのが特長の木材で、楽器や家具・仏壇などにも使用されています。
野箸で使われているのは少量なため、箸そのものの重さはさほど気にはなりません。
口あたりがよくて、上質な使用感を楽しめますよ。
衛生面、転がりやすい、カラーバリーションがない、という3つの弱点
野箸の弱点は大きく3つあります。
まずは、衛生面が気になるという点です。
本体に木箸部分を収納するため、洗ったあとの木箸部分が濡れたまま本体の中に収められるため、十分に乾燥させるのが難しいのです。
本体の先端にキャップがあり、木箸部分を取り出すことができるため、自宅では取り外して洗って乾かした方がよいでしょう。
次に、本体と木箸部分、どちらもまん丸い筒状のため、本当によく転がってしまいます。
アウトドドアで使用する際には、落としたりなくしたりしないように注意が必要です。
小さな箸置きがあると方がよさそうです。
そして、野箸にはカラーバリエーションがありません。
無難なシルバーなので、場面を問わずに使いやすい色ですが、自分好みの色の箸を使いたい場合は、このあとご紹介するスタックイン野箸を検討するのもよいでしょう。
コスパ抜群!とにかく軽いアルミ製のスタックイン野箸
アルミを使っているので、野箸よりさらに軽量!
スタックイン野箸の本体にはアルミが使われております。
アルミは、鉄やステンレスの約3分の1の軽さで、ステンレスほどではありませんがサビにも強い素材です。
スタックイン野箸は、アルミを使うことにより、野箸よりも12gも軽くなり、たったの15gです。
付属ケースを合わせても、たったの25gなのに加えて、収納時で13.5cm、使用時で21cmとコンパクトなので、野箸同様持ち運びにとても便利ですね。
部品が少なく使いやすいシンプルなデザインが秀逸
スタックイン野箸の特長は、部品が少ないので取り扱いがとてもシンプルな点です。
本体の中に収納する際は、木箸部分を挿入して時計周りに回すと、この写真の上の箸のように固定することができます。
箸として使用する際は、木箸部分を取り出して、収納されている時と逆向きにして本体に挿入して時計周りにねじることによって固定して使います。
箸を使用する時も、収納する時もひとつの同じねじを使用することができ、シンプルかつ部品点数も少ないので、うっかり部品を落としてしまうリスクも少ないと言えるでしょう。
さらに、本体の端から3cmほどの部分に、2箇所くぼみがつけられており、箸を置いた際に転がりにくい工夫がされているので、野箸よりも転がりにくく、落としてしまうリスクも低いと言えます。
木箸部分には、野箸と同様に、希少で口あたりがよい縞黒檀が使用されています。
際立つコストパフォーマンスの高さ
野箸よりも軽いアルミ製で、木箸部分に野箸と同じ縞黒檀が使用されているにもかかわらず、スタックイン野箸は、野箸よりも495円お安くなっています。
野箸は税込2,530円なのに対し、スタックイン野箸は税込2,035円です。
この品質で約2,000円とは、モンベルおそるべし。
カラーバリエーションも豊富で、ブラウン・グリーン・リーフグリーン・ネイビー・レッドの5色から好みの色を選ぶことができるのです。
スタッキングしやすさはどちらも共通
どちらの箸も使用時は21cm、収納時は野箸が12cmでスタックイン野箸が13.5cmと非常にコンパクトになるため、どちらもコッヘル(食器類)へスタッキング(積み重ね)はしやすいと言えます。
通常のメスティンより小さめのダイソーのメスティンや深底のクッカーにすっぽりと収納できるため、少しでも荷物を減らしたい時にはとても便利ですね。
野箸とスタックイン野箸どちらも洗い方にはひと手間かけた方がよい
野箸とスタックイン野箸、両方とも使用後のお手入れにはひと手間かけた方が、衛生的に使うことができます。
野箸については、すでにお話ししたとおり、本体に木箸部分がすっぽりと収まるつくりになっているため、洗ってすぐに収納すると乾くのに時間がかかります。
アウトドアで使ったあとは、ティッシュペーパーや除菌ウェットティッシュなどで汚れをさっと拭き取り、自宅に帰ってから分解して洗うことをおすすめします。
その方が、しっかりと汚れを落とすことができ、本体についているキャップのような細かい部品をなくすリスクを減らすことができるからです。
スタックイン野箸は、本体と木箸部分の2点しか部品がないシンプルなつくりですが、やはり木箸部分を洗って直後に収納すると、十分に乾燥させるのは難しそうです。
野箸同様、使用後はさっと拭き取って、自宅で洗って乾燥させてから収納するようにしましょう。
なお、野箸・スタックイン野箸ともに食洗機の使用はできません。
食洗機を使用すると本体の塗料が落ちて色あせてしまう恐れがあります。
メーカーの注意に従って手洗いするようにしてください。
まとめ
野箸とスタックイン野箸、どちらもよくできたアウトドア箸ですので、あなたが何を重視するかで選ぶとよいでしょう。
野箸は収納時12cmで、スタックイン野箸よりも1.5cm短いため、少しでもコンパクトな箸を購入してスタッキングしたい場合におすすめです。
また、取り出してから本体を下に向けて、降りてきた木箸部分をねじるだけで使用できるので、少しでも早く箸を使用したくなる、例えば寒い時期の屋外での使用をすることがある場合におすすめです。
本体にくぼみがないので転がりやすい点には注意が必要です。
スタックイン野箸は、野箸よりも軽量なたったの15gの軽さです。
部品もシンプルで扱いやすく、カラーバリエーションも豊富なうえ、野箸より約500円安いです。
道具は少しでも軽くしたい、物をなくしやすいので部品は少ない方がよい、好きな色を選びたい、といった場合には、スタックイン野箸がおすすめです。
野箸、スタックイン野箸どちらも、使ったあとは分解して手洗いしてから乾燥し、収納することによって、長く大切に使うことができるでしょう。