おしゃれなキャンプギアで人気なスノーピーク(snow peak)のLEDランタンが、たねほおずきとほおずきです。
どちらも特徴的でおしゃれな外観が人気で、毎シーズンすぐに入荷待ちの状態になってしまいます。
何故そこまで多くのキャンパーから愛されているのでしょうか?
たねほおずき&ほおずきの特徴やスペック・使い方について詳しく説明していきます。
買う前に知っておきたいポイントも紹介しますので、これから買う方は是非参考にしてください。
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スノーピークのLEDランタンはおしゃれで機能的
機能美のあるギアに定評があるスノーピークのLEDランタンが「たねほおずき」と「ほおずき」です。
話題になったドラえもんEDITIONなど限定モデルも含めると、多数のモデルが発表されています。
その中でも定番商品はこちらです。
- たねほおずき (もり・つち・ゆき)
- ほおずき (もり・つち・ゆき)
- スポットほおずき
全てに共通しているのは、提灯のように丸みを帯びた愛らしいフォルムとシックなカラー展開です。
「もり」がライトブラウン、「つち」がダークブラウン、「ゆき」がホワイトです。
スポットほおずきはホワイトのみの一色展開です。
柔らかいソフトシェードはシリコーンゴム製で、キャンプで持ち運ぶ時も割れる心配がありません。
電池式なので、停電時や防災グッズとしても活用できます。
では、たねほおずきとほおずきにはどのような違いがあるのでしょうか?特徴を交えながら解説します。
たねほおずきの特徴
サイズ | 直径62mm・高さ75mm |
---|---|
重量 | 57g(電池除く) |
使用電池 | 単4アルカリ乾電池(3本) |
外部電源使用可否 | 不可 |
連続点灯時間 | Hi:60時間 Low:100時間 |
無段階調光 | 可 |
使用温度条件 | 稼働時・非稼働時:0℃〜35℃ |
照度 | 60lm(ルーメン) |
防滴仕様 | IPX4相当 |
点灯モード | 通常点灯モード(Hi・Low) Strobeモード 擬似ゆらぎモード |
特徴①個性的でおしゃれなデザイン
たねほおずきは、球体型の本体に丸みを帯びたバンドが付いています。
テーブルなどに置いても、どこかに掛けても使えます。
手のひらサイズにまで小型化しているので、ソロキャンプなど荷物を減らしたいシーンにもぴったりです。
シリコーン製のシェードが柔らかく温もりのある光を演出するので、枕元に置いてナイトライトとして使う人も多いです。
特徴②デザインと機能性を兼ねた点灯スイッチ
たねほおずきは、シェードの中に引っ込むように収まっている本体レンズ自体を押して点灯させます。
本体の外側にスイッチが出っ張らないので、バックパックなどにそのまま入れても誤点灯しません。
このレンズスイッチが、誤作動防止という機能的メリット以外に加えて、ツルッとした球体になるというデザイン的メリットも実現しています。
特徴③シーンによって使いわけられる3つの点灯モード
たねほおずきには3つの点灯モードが搭載されています。
光の強さを変えられる通常点灯モードに加えて、特に強く照らしたい時に便利なStrobe(ストロボ)モード、特徴的な擬似ゆらぎモードです。
LEDランタンは光が単調になりがちですが、擬似ゆらぎモードはロウソクの発する光のようにユラユラとした明かりを再現できます。
この揺らめきがキャンプサイトの雰囲気を一気に高めてくれます。
特徴④どこにでも設置可能なマグネットループ
本体上に付いているバンドはマグネットループになっているので、バックパックやテント、洋服など、ありとあらゆる場所に設置できます。
もちろん金属に直接貼り付けることもできます。
コンパクトながら足元までしっかりと照らしてくれるので、テントの上部に設置して室内灯として使ったり、ヘッドライトのように使ったりする方が多いです。
ほおずきの特徴
サイズ | 直径107mm・高さ87mm(コード部除く) |
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重量 | 165g(電池除く) |
使用電池 | 単3アルカリ乾電池(3本) |
外部電源使用可否 | 可 |
連続点灯時間 | 10時間 |
無段階調光 | 可 |
使用温度条件 | 稼働時:-10℃〜40℃ 非稼働時:-15℃〜50℃ |
照度 | 100lm(ルーメン) |
点灯モード | 通常点灯モード おやすみモード ゆらぎモード |
特徴①高級感漂う洗練されたデザイン
室内でもアウトドアでも主張をしすぎないデザインが特徴的です。
デザインがシンプルというだけではなく、ロープの調整パーツからフックに到るまで、マットなテクスチャーでまとめられています。そのデザイン性の高さと機能性から、2013年にはアメリカの由緒あるアウトドア専門誌・BACKPACKERのEDITOR’S AWARDにも選ばれています。
特徴②メイン照明にもなる十分な明るさ
MAXで100lm(ルーメン)もの明かりを発します。
lm(ルーメン)とは、光源が全方向に発する光の量を数値化した単位です。
100lmは家庭用懐中電灯と同等の光量で、室内で部屋全体を照らすには不十分ですが、キャンプなどで周囲を最低限照らすには十分な明るさです。
つまり、キャンプサイトのメインランタンとしても使えます。
特徴③自然と連動する点灯モード
こちらは、たねほうずきには付いていない機能です。
周囲の風に反応して光が揺らめく「ゆらぎモード」と、周囲の音が静かになると光を抑えて薄暗くなる「おやすみモード」がついています。
これらの機能は旧型には搭載されておらず、最新モデルのみの機能です。
ピンポイントで照らせるスポットほおずきもおすすめ
サイズ | 110×136mm・高さ100mm |
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重量 | 290g(電池除く) |
使用電池 | 単3アルカリ乾電池(3本) |
外部電源使用可否 | 可 |
無段階調光 | 可 |
連続点灯時間 | 可 |
使用温度条件 | 稼働時:-10℃〜40℃ |
照度 | 100lm(ルーメン) |
防滴仕様 | IPX4級 |
点灯モード | 通常点灯モード おやすみモード ゆらぎモード |
ほおずきの進化系がスポットほおずきという商品です。
ほおずきは照らしたい場所の上に吊るして使うため、適当な吊るし場所がなければ有効活用できません。
その欠点を解消するために、スポットほおずきはライトの角度を変えられます。
ピンポイントで照らしたい場所を明るくできるので、周りに木などがないキャンプ場などで便利です。
おすすめオプションはほおずき 充電池パック(ES-071)!
サイズ | 77×33mm・高さ30mm |
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重量 | 110g |
使用電池 | ニッケル水素充電池 |
満充電時間 | 5時間 |
連続点灯時間 | 10時間(満充電) |
リサイクル寿命 | 1000回 |
使用温度条件 | 稼働時:-10℃〜40℃ 充電時:0℃〜45℃ |
防滴仕様 | なし |
旧型には使えませんが、最新モデルのほおずきには専用充電パックのオプションがあります。
ほおずき本体にはMicroB端子の差し込み口がついています。
そのため本体へ充電できると勘違いしてしまう方も多いですが、本体への充電はできずこの専用充電パックから電力を得るための挿し込み口です。
専用充電パックが、ほおずき専用のモバイルバッテリーになります。
予備電池を用意しておくよりも経済的で省資源です。ただし、本体と接続するUSBケーブルは付属していないので、各自便利な長さを用意しなくてはいけません。
また、防滴加工はされていないので、雨などには注意が必要です。
専用充電パック以外の一般的なモバイルバッテリーでも電力を確保できたというレビューもありましたが、故障した場合メーカー保証は受けられないので自己責任で使いましょう。
たねほおずき&ほおずきを買う前に知っておきたいこと5つ
たねほおずきとほおずきの魅力についてお話ししてきましたが、口コミやレビューを見るとスノーピーク公式サイトには載っていないポイントがいくつかありました。
ここでは、買う前に知っておきたいポイントを5つ紹介します。
その①たねほおずきとほおずきの使い分け
たねほおずきとほおずきの特徴を一覧にまとめました。
少しずつ特徴が異なりますので、使うシーンや場所によって、どちらが適しているか検討しましょう。
たねほおずき | ほおずき | スポットほおずき | |
サイズ感 | 手のひらの収まる | 手のひらより一回り大きい | 手のひらより一回り大きい |
重量感 | 本体57g (≒卵1個分) | 本体165g(≒バナナ1本分) | 本体290g(≒りんご1個分) |
点灯時間 | 60時間以上=連泊キャンプOK | 10時間=連泊には不安 | 10時間=連泊には不安 |
使用温度条件 | 0℃〜35℃=冬キャンプは不安 | 通年キャンプで使える | 通年キャンプで使える |
明るさ | 狭い範囲を照らす | 周辺も照らせる | 周辺も照らせる |
点灯モード | Strobeモード=懐中電灯代わり ゆらぎモード=自然との連動なし |
おやすみモード=暗さに反応 ゆらぎモード=風に反応 |
おやすみモード=暗さに反応 ゆらぎモード=風に反応 |
オプション | — | 充電パックに対応 | — |
使用方法 | 置いて使用・吊るして使用(磁石) | 置いて使用・吊るして使用(フック) | 吊るして使用(フック)、角度調整可 |
その②充電式ニッケル電池でも使える?
スノーピークの取扱説明書には、アルカリ乾電池を使用するように記載されています。
しかし、多くのユーザーが気になるのは、「ニッケル充電式乾電池を入れて使えないの?」という点です。
スノーピークの正規オプション・専用充電パックは価格が高いため、多くのユーザーは、Panasonic・エネループなどのニッケル充電式乾電池を本体に入れて使用しています。
問題なく稼働しますが、アルカリ乾電池と比べると消耗が早く、満充電の状態でも一晩持たない場合もあります。
ニッケル充電式乾電池を使う場合には、必ず予備の電池も用意しておきましょう。
その③大雨には弱い
たねほおずきもほおずきも、防滴レベルはIPX4級です。
この等級は、防塵性能は規定しておらず、防滴性能は全方向からの水の飛沫を受けても影響を受けないレベルです。
つまり、水しぶき程度なら耐えられますが、雨に直接当たると故障してしまう可能性があります。
雨や雪が降りそうな天気の中でアウトドアにて使う場合には、タープ下やテント内など水が当たらない場所に設置しましょう。
その④使いこなすまでに時間がかかる
口コミやレビューでよく見られるのが、使い方のわかりにくさです。
通常点灯のON /OFFや電池の交換方法は分かりやすいものの、残念ながら「ゆらぎモードのやり方が分からない」「調光が難しい」という意見が多くあります。
シンプルなデザイン故のデメリットです。
点灯モードを切り替える時や調光する時には、スイッチを長押ししたり複数連続で押したりしなくてはいけないため、慣れるまで時間がかかります。
使いこなせるようになるまでは、本体と一緒に取扱説明書を持ち歩くようにしましょう。
その⑤専用ケースはない
汚れやキズが心配な方はケースを用意しましょう。
専用ケースはないため、ヘビーユーザーはヘッドライト用ポーチや小型の丸型ポーチ、100均の丸型タッパーにうまく収納しています。
蓋がなくてもよければ、たねほおずきはスノーピーク・チタンダブルマグ220にぴったりと収まります。
あなたも是非ジャストフィットのケースを探しみてください!
たねほおずきの使い方
たね ほおずき 電池 入れ方
まず、シリコン製のランプシェードを外しレンズがついている本体部分とカバーを外します。
ランプシェード・トップカバー・本体ユニットに分かれます。
本体ユニットに単4電池3本を入れます。
トップカバーをはめ込みます。
トップカバーと本体ユニットには印がありますので印を合わせ20度くらい回すことではめ込むことができます。
最後にシェードを付けて完成です。
たねほおずき使い方『点灯』『消灯』
たねほおずきの点灯
たねほおずきの点灯方法はレンズ部分を押します。
2~3秒程度押すとライトが一度フラッシュしますのでレンズを押すのをやめると点灯します。
たねほおずきの消灯
消灯はレンズボタンを3度押せば消灯です。
点灯している状態から1度押すと・・LOWモード
更にもう一度押すと・・・ストロボモード
3回目で・・・消灯
となります。
また、ゆらぎモードにしたい場合は点灯している状態でレンズボタンを2回連続で押します。
たねほおずき操作はすべて片手で操作できるのが使いやすさのポイントでもあります。
ほおずきの使い方
たねほおずきの電池の入れ方
ほおずきも主なパーツはたねほおずきと一緒ですが電池ボックスが付いています。
電池ボックスに電池を単3電池3本を入れて本体にセットします。
トップカバーとシェードを付けて完成です。
たねほおずきの蓋が閉まらない原因
たねほおずきは蓋をする時にし印に合わせてはめ込みます。
蓋が閉まらない場合は印を確認しながら取り付けるとスムーズに行えます。
ほおずきの点灯
ほおずきには電源ボタンが上部についてます。
一度押すと点灯します。
ほおずきは点灯するときのボタンを押す長さでモードが決まります。
- 1度短く押すと・・・通常モード
- 長押し①・・・おやすみモード
- 長押し②・・・ゆらぎモード
長押ししているとランプの点滅の早さが変わりますのでそれが目安になります。
ほおずきの消灯
消灯方法はどのモードからでも電源ボタンを1度押せば消灯します。
たねほおずき・ほおずきどちらもいくつかの点灯モードがありシーンに合わせて使うメリットがありますが最初のうちは点灯モードをすべて使いこなすのは少し難しいので説明書を確認しながら楽しむと良いと思います。
たねほおずき説明書
ほおずき説明書
ほおずきとたねほおずきの明るさの比較
たねほおずき60lmとほおずき100lmはどのくらいの明るさの違いがあるのでしょうか?
テントに入れた場合とメインランタンとしてつかうことを想定して比較してみます。
テントでの明るさの比較
どちらもテント内で使うのには困りません。
たねほおずきとほおずきの灯りの広さと強さ
たねほおずき・・・若干、暗く薄明るさが広く広がります。
ほおずき・・・しっかりとした明るさがあります。
どちらも広い範囲を照らすタイプではありませんがシーンに合わせて使い分けができそうです。
たねほおずき・ほおずきの赤いランプ
たねほおずき・ほおずきどちらにも共通している点として電池切れのが近づくと赤いランプを点灯するお知らせ機能があります。
赤いランプが点灯したら早めに電池の交換をする必要があります。
たねほおずき・ほおずきのシェードについて
たねほおずき・ほおずきのシェードは焚火の煙などでも汚れてしまうことがあります。
その場合はアルコールやパーツクリーナーなどで汚れをふき取ることで綺麗になることがあります。
また、長く使うと黄ばみが出てきてしまいます。
その場合はシェードのみをスノーピークで購入することができます。
購入方法は直営店での注文となります。
値段は400円です。
直営店がお近くにない場合は大型のスポーツ店などのスノーピーク取扱店で注文ができる可能性があるとのことでした。
※現在はオンラインストアでの取り扱いはありませんが今後は販売される可能性もあるとのことです。
たねほおずきのオプションのシェード
たねほおずき グローシェード
ライトを消してもほんのり光り暗闇の中でもたねほおずきを見つけることができます。
柔らかさやサイズはかわらないです。
たねほおずき提灯シェード
手作業で和紙で作られた雰囲気のあるシェードです。
折りたたみ式で持ち運びや収納にも困りません。和の雰囲気を味わえる粋なシェードです。
たねほおずき&ほおずきは超おすすめキャンプギア!
スノーピーク・たねほおずき&ほおずきについて徹底解説してきました。
どちらも一見同じようなデザインに見えますが、細かいスペックに違いがあります。
シーンによってそれぞれを使い分けてみましょう。
価格は高いですが、機能的にもデザイン的にもとても優秀なキャンプギアです。
おしゃれなので、室内においても違和感がありません。
ぜひ、たねほおずき&ほおずきをゲットしてみてください!