キャンプに欠かせないものと言えばランタンです。
ランタンと言っても様々な種類があり、LEDやガソリンやガスを使うランタンや灯油を使うものなど様々です。
最近は電気があれば手軽に光を照らすことができるLEDランタンを使っている人が多いですが、私はメインのランタンとしてガソリンランタンを使用しています。
LEDと違ってメンテナンスなどの手間がかかるガソリンランタンですが、電気にはない魅力があります…
今回の記事ではガソリンランタンの魅力を紹介しつつ、使い方を紹介していきたいと思います。
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Coleman 285ツーマントル デュアルフューエル
こちらの商品はColemanが製造・販売しているガソリンランタンですが、コールマンジャパンでは販売していないので、並行輸入品として購入する必要があります。
Amazonの並行輸入でも購入できます。
ガソリンランタンは一般的に燃料がホワイトガソリンです。
ですがこちらの商品は『デュアルフューエル』という名前にもなっている通り、レギュラーガソリンでも使用することが出来るという商品です。
レギュラーガソリンで使用したことがないですが、ホワイトガソリンよりもレギュラーガソリンのほうがコストは格段に安いので(Colemanが販売しているホワイトガソリンは4L約2,700円)、コストを抑えたい方はレギュラーガソリンでも使用できるこちらの商品が良いのかもしれません。
人とあまり被らないレアなランタン
キャンプ場ではコールマンのガソリンランタンを使用している人をたまに見かけますが、銀色が特徴のデュアルフューエルガソリンランタンを使用している人は見かけたことがありません。(コールマンジャパンでは銀色のランタンは販売されていません)
並行輸入とはいえ、説明書や外箱が英語になっているだけで特に問題はありませんし、製品はしっかりとコールマンが製造しているものなので安心して使用することができます。
また、いざというときにはレギュラーガソリンで点灯するという点も気に入っているポイントです。
ホワイトガソリンは非常に高価なので、携行缶にレギュラーガソリンを入れてキャンプに行くとかなり安上がりになります。
ガソリンランタンの魅力
最近ではガソリンランタンを使用している方は少なくなってきたように思います。
LEDランタンでも性能の良いものは多く、電池や充電式など手軽に光を灯してくれるのでガソリンランタンよりも便利なのは確実です。
ですが、ガソリンランタンにはLEDランタンにはない魅力が詰まっています。
次の章ではガソリンランタンの魅力を紹介していきたいと思います。
明るい
一般的にランタンの種類で言えばLEDランタンよりもガソリンランタンのほうが光量があります。
使用するマントルの数や形状、ランタンの形状などでも光量は変わってきますが、私が持っているデュアルフューエルランタンはかなり明るいのでフルパワーではほとんど使いません。
雰囲気がある
ガソリンランタンを使う理由として最も多い理由がこちらではないでしょうか?
かくいう私もガソリンランタンに憧れたのは上記の理由からです。
電気では出すことができない炎の灯り。
点等中には常時「ボーー」という音が小さく鳴っていますが、なんとも言えない哀愁が漂います。
ランタンの炎は焚火にも似た癒やし効果があり、たまにぼーっと眺めてしまいます。
半永久的に使える
ガソリンランタンは意外にもかなりシンプルな構造で丈夫に作られています。
なので簡単なメンテナンスさえしておけば壊れることなく一生の相棒になるのです。
コールマンの歴史は長いですが、ビンテージランタンは今でも大人気で、自分の生まれ年に製造された中古のランタン(通称バースデイランタン)は多くのガソリンランタン好きが喉から手が出るほど求めるランタンです。
LEDに比べて使用するのに少し手間がかかるのもまた愛着が増し、一生モノのギアとなるのが最大の魅力かもしれません。
ガソリンランタンを灯すまでの手順
ここからは実際にガソリンランタンを灯すまでの準備をしていきます。
ガソリンランタンは本体を購入しただけではいきなり使うことはできず、『マントル』という発行する部分を自分で取り付ける必要があります。
準備するものはこちら
- ランタン本体
- 燃料
- フューエルファネル
- マントル
- チャッカマン
こちらの商品があれば問題なく使用できます。
早速取り付けて使用できる状態にしましょう。
グローブを外してマントルを取り付ける
まずはアウトドアショップなどで売っているマントルを入手しましょう。
デュアルフューエルの場合はこちらの商品で大丈夫です。
ランタン上部の傘のような黒いパーツの頂点にネジがありますので、そのネジを取り外しグローブを外します。
上部から垂れ下がっている2本の筒にマントルを巻きつけていきます。
マントルには紐型とクリップ型がありますが、こちらのマントルは紐型になるので結んで取り付けます。
マントルというのは消耗品ですので、駄目になったら随時交換する必要があります。
その際に紐を固く結びすぎてしまうと、紐を取るのが大変になりますのでそこまで固く結ばなくて大丈夫です。
ちょうちょ結びではなく固結びの要領でマントルを結びつけると、余った部分はハサミで切ってしまいます。
マントルを取り付けたあとはシワが寄らないように袋状に整えるように広げましょう。
マントルのカラ焼き
マントルを取り付けることができれば次にカラ焼きという工程に移ります。
カラ焼きというのは、簡単に言うと「マントルに火を付けて、炭化させる」作業です。
※炭化したあとのマントルは非常にもろくなり、強い風が吹いただけで敗れることもあるので注意が必要です。
炭化したあとのマントルには絶対に触らないようにして下さい。
慎重に作業する必要がありますが、カラ焼きの方法は簡単です。
チャッカマンでマントル下部に火を付けます。
下部に火を付けるとそのまま勝手に燃え広がってくれます。
燃え残った部分がある場合は、その部分に再度火を付けて全体が炭化するのを待ちます。
燃え広がっていくときに、一旦黒くなりますが少し時間が経てば白くなります。
その状態になればカラ焼きは完了です。
もしもカラ焼きしたあとにマントルが破れたりした場合は潔く取り替えましょう。
グローブ破損などの原因になります。
ガソリンを補充
ガソリンをタンクに注入する際にはフューエルファネルという道具を使うと便利です。
この中にガソリンを入れることでタンク内に一定のガソリンが入ったらそれ以上入らなくなります。
ガソリン注入中はタンク内を目視できませんので、このような道具があると便利です。
フューエルファネル
ガソリン注入が終わればしっかりと栓を締めておきましょう。
ポンピング
ガソリンを入れ終わったら次はポンピングです。
ガソリンタンク内に空気で圧をかけることでジェネレーターという器具を通して気化したガソリンがマントル部分に送られ、火がつくという仕組みになっています。
ポンピングをするにはノブを左側に回して引き出します。
ノブの真ん中に穴が見えると思いますが、こちらの穴を塞ぐようにした上で抜き差しするような動作をするとタンク内に空気が溜まっていきます。(光量を調節する燃料バルブがOFFになっていることを確認して下さい)
ポンピングを繰り返すと固くなってだんだんと空気が入らなくなるので、これ以上は入らないというところまでポンピングしましょう。
点火
いよいよ点火します。
ランタン下部にグローブ内へと穴が開いていますので、そちらからチャッカマンなどで火を付けます。
その後に燃料バルブを回してガソリンを送り込みます。
点火するときは『ボッ』と勢いよく炎上するように点火しますが、慌てないようにして下さい。
炎上するように勢いよく点火したら慌てずにサイドポンピングします。
そうすると炎は安定して、ガソリンランタンとして夜を照らしてくれます。
これで使用方法は以上となります。
ガソリンランタンを使用していると空気圧が徐々に下がってきますので、2時間に1回ほどのペースでポンピングをする必要があります。
ガソリンランタンの注意点
ガソリンランタンを使う際は注意しないといけない点があります。
そちらを紹介していきたいと思います。
長期間使わない場合はガソリンを抜いておく
タンク内に長期間ガソリンを放置するとサビの原因になりますので気をつけて下さい。
使わない期間が長期でなければ入れておいても大丈夫ですが、空気圧は抜いておくようにしましょう。
マントルに不備がある場合は必ず取り替えてから使う
先程も少し触れましたが、マントルに破れがあったまま使用するとグローブの破損にも繋がりますので、絶対にやめましょう。
マントルは1つ500円ほどなので、予備を用意しておくと良いかもしれません。
レギュラーガソリンは使わないように
私が持っているデュアルフューエルは例外ですが、日本で販売されている製品はホワイトガソリン専用のものがほとんどです。
レギュラーガソリンなどは不純物が多く含まれており、故障の原因になるので絶対にやめましょう。
まとめ
ガソリンランタンは使えば使うほど愛着が湧いてきて非常にお気に入りのギアです。
ガソリンランタンの仕組みは意外と簡単で、メンテナンスもそこまで大変ではないのでそこまでランニングコストはかかりません。
中古のランタンなどはまた違った味わいがあるので選択肢に入れても良いかもしれません。
LEDランタンではなくガソリンランタンを使うことで、また違ったランタンの魅力を感じられると思います。