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ハクキンカイロをレビュー!冬キャンプに最適!使い方・温度は?

ハクキンカイロレビュー

100年近い歴史を誇りながら、今なお多くの人に愛されているハクキンカイロ。
最近ではキャンパーをはじめとしたアウトドアで活動する人達から注目され、屋外で暖を取る方法のひとつとして、ハクキンカイロがユーザー達の心と体を温めています。

しかしハクキンカイロがどのような仕組みで温かくなっているのか、どんな手入れが必要なのかなどが分からず、気になっている人も多いようです。
そこで今回は、ハクキンカイロがいったいどのような物なのか、ハクキンカイロを実際に使う手順の紹介などをご紹介します。
冬キャンプや屋外作業で寒い思いをしているという人は、ぜひチェックしてみてください。

ハクキンカイロって、どんなアイテム?

ハクキンカイロ とは

伝統を受け継ぐ孔雀模様!HAKKINブランドは海外にも名を轟かせる。

ハクキンカイロ

ジッポライターを彷彿とさせる見た目で、どことなく高級感を感じさせるハクキンカイロ。
本体サイズは68×101×15mmで、手のひらに乗るコンパクトなカイロです。
銀色の本体は、シルバーアクセサリーのようなルックスで、とてもオシャレですよね。
フタは孔雀(くじゃく)の模様に穴があいており、適度な温度を放出するのにこの穴が役立っています。
この孔雀の模様は、製品が開発された創業当時から多少デザインの違いはあるものの、変わらずずっと受け継がれています。

HAKKIN

蓋を開けた火口部分には、「HAKKIN」の文字が打刻されています。
ハクキンカイロは海外でも人気があり、このHAKKINのブランドで名が通っています。

ハクキンカイロ ケース

フリース素材の袋が付属しており、こちらにもHAKKINのブランド名が記されています。
ハクキンカイロは使い捨てカイロよりも暖房能力が強く、50℃以上まで温度が上がります。
とても熱くなり素手で持つことが難しいため、こちらの袋に入れて温度を和らげて使います。

どうやって発熱しているのか?

火口 ハクキンカイロ

一般的なホッカイロは塩水を含ませた鉄粉に、酸素が触れることで酸化が起こり、その酸化熱によって発熱しています。

ハクキンカイロが発熱する仕組みは、ベンジンの気化ガスがプラチナ触媒と触れることによるもの。
火口のガラス繊維に担持したプラチナ触媒によって、ベンジンの酸化を促進し、ベンジンが酸化分解する際に起こる熱を、カイロの熱として利用しています。

ベンジンに直接火をつけて燃焼させている訳ではないので、カイロとして安全に利用することができるのです。

ハクキンカイロ 中綿

本体の内部には脱脂綿が内蔵されており、ベンジンを吸収・保油します。
そして綿から発散されたベンジンが、火口のプラチナ触媒と触れて、酸化熱を発します。

付属の赤いカップで、ベンジンを内部の綿に落として吸収させます。

ハクキンカイロは使い捨てカイロと同じように、化学の反応熱を利用して発熱するため、
危険が少ないのが特徴です。
しかし使い捨てカイロよりパワーが強く、高温を保持する時間も長くて、ゴミが出ないのも特徴です。

ハクキンカイロは信頼のメイドインジャパン!

ハクキンカイロ 販売元

ハクキンカイロを生産・販売するハクキンカイロ株式会社は、大阪市を拠点としています。
生産工場も国内のため、安心の「MADE IN JAPAN」の文字が、火口に打刻されています。

ハクキンカイロ 部品

部品もすべて国内生産のため、部品のみを購入してメンテナンスすることも容易です。
後述しますが、火口と本体内部の脱脂綿は消耗品。定期的に交換が必要になります。

ハクキンカイロの使い方

1.付属のカップを装着

ハクキンカイロを購入すると付属する、赤色のカップを本体に装着します。
このとき必ず火口を取り除き、火口に直接ベンジンを注入しないように気を付けましょう。

赤色のカップの下部に、ピンク色の部品が付いています。
このピンク色の部品を本体の口に挿しこみ、ぐらつきが無いようにします。

2.燃料のベンジンを注入

本体に挿入した赤色のカップに、燃料のベンジンを注ぎます。
はじめはカップ内のベンジンは本体に落ちず、カップ内に溜まります。
後ほどカップを90度回すことによって、ベンジンが本体に落ちるので、不具合ではありません。

赤色のカップには、側面に線が2本引いてあります。
1本目はカップの1/2の量を示し、カイロの持続時間はおよそ6時間です。
2本目はカップおよそ1杯を示し、カイロの持続時間はおよそ12時間です。

使用する時間を想定して、側面の線を参考にベンジンの量を調整します。

3.カップを90度回して、ベンジンを本体に落とす

赤いカップ内のベンジンがこぼれないように片手で本体を押さえながら、
もう一方の手で赤いカップを90度回します。

こうすることによって赤いカップ内のベンジンは、本体内部の脱脂綿に注入されます。
注入されたベンジンは脱脂綿に浸透し、本体を逆さまにしてもこぼれません。

しかしベンジンを注ぎ過ぎている場合は、脱脂綿にベンジンが浸透しきれず、本体を逆さまにするとこぼれます。
使用前に本体を逆さまにして、ベンジンの量が多過ぎないか確認するようにしましょう。

4.火口を装着、火を近付ける

火口 ハクキンカイロ

ベンジンを注入したら赤いカップを外し、外していた火口を装着します。
火口はしっかりと本体に装着し、脱落しないようにします。

装着した火口のガラス繊維部分に、マッチやライターの火を近付けます。

ここで注意するポイントは、ガラス繊維に火を着火しないこと。
あくまでガラス繊維の温度を上げることが目的なので、直接火をつける必要はありません。

ガラス繊維に火を近付けるのは、およそ3~5秒程度。
あまりガラス繊維を炙り過ぎてしまうと、火口の触媒が劣化し、反応の鈍化に繋がります。

温度が上がることで気化したベンジンの反応が促進され、ハクキンカイロ本体が温まります。

5.付属の袋にハクキンカイロ本体を入れたら完成

ハクキンカイロはおよそ20~30分程度で、とても高温になります。
火傷防止のためにも、ハクキンカイロは必ず付属の袋に入れて使用しましょう。

ハクキンカイロを入れた袋を、長時間同じ箇所にあて続けると、低温火傷の恐れがあります。
身に付ける箇所は1カ所に集中させず、持ち替えるなどしてカイロを当てる位置を分散させましょう。

燃料のベンジンはどこで手に入る?

ハクキンカイロ指定のベンジンは2種類あり、エビスベンジンとNTベンジンが最適です。

どちらもハクキンカイロの公式サイト、もしくはホームセンターやドラッグストア、雑貨店などで購入できます。

2製品ともハクキンカイロ専用にブレンドされており、高度な精製によって不純物を取り除いているため、火付きと持続時間が最適です。

指定以外のベンジンを使った場合、触媒の劣化が早まったり、気化速度の違いから温度が高くなり、持続時間が減少するなどの不具合が生じる場合があります。

ちなみにZIPPOオイルをハクキンベンジンの代用品として、ハクキンカイロに注入するという話を聞いたことがありますが、こちらの方法はあまりおすすめしません。
ZIPPOオイル、ベンジン、ホワイトガソリンはほぼ同じ成分ですが、それぞれの用途に応じて添加物が若干異なるようです。
そのため、ハクキンカイロにZIPPOオイルと注入することによって、なにかしらの不具合が発生することも考えられます。
ハクキンカイロを安全に、永く使用するには、指定のベンジンを注入するのが無難でおすすめです。

ハクキンカイロの寿命はどれくらい?

ハクキンカイロ自体は、半永久的に使用可能です。
しかし火口や脱脂綿には寿命があり、火口は1~2シーズン、脱脂綿は5~10年で交換することを、メーカーは推奨しています。

交換推奨時期は使用頻度にもよりますが、いずれも交換頻度は低いので、メンテナンスにかかる手間は少なく済みます。

交換用の火口や交換綿は、メーカー公式サイトにて購入が可能です。
いずれも1,000円未満で販売しているので、メンテナンス費用も少なく済みます。

エコでオシャレなハクキンカイロを持って、アウトドアに繰り出そう!

ハクキンカイロは使い捨てカイロのように、使用後にゴミになることがありません。
さらに言えば、使い捨てカイロは店頭に並んでいる間に酸素に触れないよう個包装がされており、使い捨てカイロ使用時はこの包装紙がゴミになります。
ゴミがあまり出ないハクキンカイロのエコな面は、海外で大変評価されており、日本国内だけでなく海外需要も高まっています。

使い捨てカイロに比べて発熱温度が高く、持続時間も長いハクキンカイロは、長時間屋外で過ごすキャンプシーンでもとても重宝します。
特に冬キャンプを楽しむキャンパーは、ハクキンカイロを使用している人も多く、その信頼は折り紙付きです。

これから冬キャンプを楽しむという方や、屋外での作業で寒い思いをしているという方は、ハクキンカイロを試してみてはいかがでしょうか。
きっとハクキンカイロの温もりに満足できますよ。

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