ヘリノックスといえばアウトドアをやる方なら一度は耳にしたことがブランドかと思います。
最も有名なのはチェアですが、それ以外にもさまざまな軽量・コンパクト・耐久性に優れた製品をリリースしています。
今回は「タクティカルテーブル」について詳細な写真と共にレビューしたいと思います!
またヘリノックスの別シリーズのテーブル紹介や違い・類似品についてもまとめていますのでコンパクトなアウトドアテーブルをお探しの方はぜひ参考にしてみて下さい!
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
ヘリノックス テーブルの特徴
ヘリノックスはチェア同様テーブルもさまざまなラインナップが存在します。
まずは簡単にヘリノックステーブルの特徴について解説していきましょう。
ヘリノックステーブルは軽量&コンパクト
ヘリノックスの代名詞といえばやはり、軽さと圧倒的な携帯性です。
今回紹介するヘリノックスのテーブルにも世界屈指の軽量アルミポールメーカーである「DAC」の特性アルミポールが使われています。
類似製品では絶対にマネできない軽さと携帯性、また耐久性を持ち合わせたテーブルはヘリノックス以外にはなかなかありません。
価格こそ高めですがそれに見合ったハイクオリティな製品であることは間違いないでしょう。
デザイン性の良さ
ヘリノックス製品のデザインはアウトドア界において革命的でした。
今までアウトドア用品といえばカラフルでいかにもアウトドアなデザインの物が主流でしたが、ヘリノックスは室内で使っても違和感のないシンプル且つクラシカルなデザインで特徴です。
普遍的なデザインはどの時代のどんなキャンプスタイルにもマッチし末永く使い続けることができます。
多彩なオプションによる優れた拡張性
ヘリノックスのテーブルはチェア同様にいろいろなオプション品が用意されています。
テーブル下に取り付ける収納ネットや横に付けられる小物入れBOX、また二つのテーブルを連結させるポールやその上に設置可能な天板などオプションは多岐に渡ります。
使う人数や用途によってさまざまなスタイルへ変化させることができるのもヘリノックスならではのポイントです。後半に詳しくご紹介します。
タクティカルテーブルМのレビュー
それでは実際にタクティカルテーブルМの細かいスペックや使い心地を見ていきましょう!
タクティカルテーブルМ スペック
使用サイズ | (約)幅57×奥行40×高さ38cm |
---|---|
収納サイズ | (約)幅43×奥行11×高さ13cm 天板高:(約)38cm |
本体重量 | 約800g |
総重量 | 約935g |
耐荷重 | 約50kg |
フレーム素材 | アルミニウム合金 |
タクティカルテーブルМ 組み立て
タクティカルテーブルМは収納時の長さが38cmあるので2Lペットボトルと比べると少し大きく感じます。
とは言え天板サイズを考えると一般的なアウトドアテーブルよりもコンパクトで軽量なのは間違いありません。
収納袋の裏面には軍用装備品などのミリタリーアイテムにみられるPALSウェビングと呼ばれる帯が縫われており、素早く出し入れしたい装備品をぶら下げる用途で主に軍用のリュックなどで使われるシステムです。正直普段のキャンプにおいて使用することはありませんが、こういったミリタリーディテールがタクティカルシリーズの魅力です。
上部にはベルクロと呼ばれるワッペンなどを取り付けるマジックテープが付いております。このデザインも軍用品にみられるものでヘリノックスではタクティカルシリーズのみ付いています。
収納袋の中には天板、テーブルの脚部、天板と脚を固定するポール、の3点が入っています。比較的収納袋はゆったり作られているので取り出しや撤収の際も苦労することはありません。
テーブルの脚になるポールはすべてショックコードが入っているため、広げると自動的に組み上がります。
テーブルの脚部と天板を固定するポールを2本取り付けます。
天板の片方をポールに引っ掛けて取り付けます。
最後に天板のもう片方を留め具へ引っ掛けて組み立ては完了です。
ここまで20秒ほどで組み立てることができます。
タクティカルテーブルМ テーブルサイズ
コップ、シェラカップ、CB缶のガスバーナー、メスティンを乗せてみました。
まだ余裕があるのでソロであれば十分なサイズです。
2人で使う場合にはもう一つサイドテーブルがあるといいかもしれません。
ユニフレームの焚火テーブルと比較してみました。若干タクティカルテーブルの方が大きいですね。
高さも少しタクティカルテーブルの方が高いです。数cmの違いなので隣に並べて使っても不便はありません。
タクティカルテーブルは汚れやすい? 耐熱性は?
テーブルの天板はナイロン製のため食べ物をこぼすとシミになる可能性があります。
またバーナーをテーブルの上で使う際にも溶けてしまうか少々心配になる方もいると思います。
その場合におすすめなのが「ALDEBARAN(アルデバラン)」の「エッジパッド」です。
シリコン100%で防熱、防炎、防汚、防水に優れているため、汚れてもサッと拭くことができ、200℃の熱にも耐えることが可能。
またタクティカルテーブルМにジャストサイズになるよう設計されています。
さらにテーブルに敷いた状態でそのまま収納袋にしまうことができる優れものです。
ヘリノックスの携帯性を保持しながら弱点を補える良品ですのでとてもおすすめです!
タクティカルテーブル S・М・L サイズ比較
タクティカルテーブルはSМLの3サイズ展開です。
それぞれ下記のようなサイズになります。
Sサイズ | Мサイズ | Lサイズ | |
---|---|---|---|
使用時サイズ | W40×D40×H30cm | W57×D40×H38cm | W74.5×D57×H50cm |
収納時サイズ | W42×D10×H12cm | W43×D11×H13cm | W60×D17×H12cm |
重量 | 680g | 935g | 1590g |
amazon | amazon | amazon |
タクティカルテーブルS
タクティカルテーブルSはMサイズよりも一回り小さいサイズで完全にソロ用のテーブルになります。
Sサイズにのみオプションで販売されている収納ネットが初めから付属されております。
高さが30cmと低いためサイドテーブルとして、またはミニマムなソロキャンパーなどにオススメなモデルです。
タクティカルテーブルL
タクティカルテーブルLは2人でもゆったり使えるサイズ感です。その代わり収納時の大きさや、重量があるため車の積載に余裕のある方にオススメのモデルです。
タクティカルテーブル オプション品紹介
序盤でも少し触れましたがタクティカルテーブルにはチェア同様様々なオプション品がラインナップされておりますのでいくつかご紹介します。
テーブルサイドストレージ
テーブルのサイドに取り付け可能な収納BOXです。サイズはXS・S・M・Lと4サイズ展開。
テーブルサイドに取り付けることで調味料や料理器具を収納可能です。テーブルに取り付けなくても自立するので小物入れとして活用することもできます。
テーブルブリッジ
タクティカルテーブルМを2つ連結させるブリッジポールです。2つのテーブルを繋げ、中央に天板を乗せることで大人数にも対応できるようになります。
ストレージポケット
タクティカルテーブルSには付属しますがそれ以外のサイズのテーブルには付属しない収納ポケットです。
天板下にぶら下げて設置するタイプで、ネット素材のため小さく折りたたむことができてテーブルの収納袋にそのまましまうことが可能。
追加で荷物が増えないのが嬉しいポイントですね。
タクティカルテーブル・テーブルワンとの違い
ヘリノックスのテーブルにはいくつか種類があり、今回ご紹介のタクティカルテーブルとよく似たテーブルワンというシリーズがあります。どういったところがタクティカルテーブルと違うのか解説します。
天板の素材
タクティカルテーブルとテーブルワンの一番の違いはテーブルの天板です。
タクティカルテーブルはナイロン製で中に板が入っているのに対し、テーブルワンはメッシュの生地で中央に2か所のドリンクホルダーが付いております。
メリットとしてはメッシュ生地のため、より軽量でコンパクトになりますがその代わりテーブルに物を置いた時の安定性は若干下がります。
より軽量化を求めるミニマムキャンパーにおすすめです。
収納袋のデザイン
タクティカルテーブルは、ベルクロやPALSウェビングといった細かいミリタリーなデザインがかっこよく印象的です。
また収納袋の生地もテーブルの天板と同素材で非常に丈夫な作りになっております。
一方テーブルワンは極めてシンプルで袋自体にはこれといった機能はありません。
その代わり価格も若干安いため、価格や機能面でご自分にあった方を選ぶのが良いかと思います。
ヘリノックス テーブルラインナップ
タクティカルテーブル、テーブルワン以外にも種類がありますのでご紹介します。
テーブルワン ハードトップ
通常のテーブルワンは天板がメッシュ生地なのに対し「テーブルワン ハードトップ」はタクティカルテーブル同様、中に板が入っている天板でドリンクなどを置いても安定性が高いです。
タクティカルテーブルとテーブルワン ハードトップの違いはカラーバリエーションと収納袋にミリタリーデザインが施されているか、の違いと考えていいでしょう。
価格はテーブルワン ハードトップの方が安いのでご自身のキャンプサイトにマッチした方を選ぶと良いでしょう。
テーブルワン ソリッドトップ
タクティカルテーブルやテーブルワンの天板は布製なので食事中にこぼしてしまった時に素早く拭かないとシミになる場合があり、多少神経質に使わないといけないというデメリットがあります。
しかしこちらは天板が固い樹脂製のため、万が一こぼしてもサッと拭いてしまえばシミになることはありません。
小さいお子さんのいるファミリーキャンパーには扱いやすいテーブルです。
その代わり折りたたむことができないので、車の積載に余裕のある方にはおすすめです。
テーブルオー
丸い天板に3本の脚で自立するサイドテーブルです。
こちらはメインのテーブルではなく焚火の時などにサッと持ち運べる超軽量のサイドテーブルでアウトドア製品とは思えないスタイリッシュなデザインが魅力的です。
家の中で使っても違和感がなくかっこいいですね。
タクティカル フィールドオフィスМ
2020年に発売された一風変わったテーブルです。
名前にオフィスと付くように、バッグとテーブルが一体化しどこでもオフィス化できる、というのがコンセプトの製品です。
リモートワークが当たり前になってきた時代にアウトドアでも仕事ができる、ワーケーションに特化したテーブルです。
ヘリノックス テーブルの類似品ってどうなの?
チェアと同様にテーブルも多数の類似品が存在します。
巷ではパチノックスと呼ばれているようで圧倒的に本家より価格が安いのが特徴です。
本家のテーブルを複数個揃えるのはかなりの出費になるため類似品を購入するという手もあります。
一部ですがご紹介します。
Mozambique(モザンビーク) キャンプ テーブル
本家ヘリノックスや一般的なローテーブルよりも高さがあるようです。
脚の形が本家とは違いますが天板の固定方法やデザインは似ています。値段はおよそ1/3です。
Goture キャンプテーブル
こちらも高さが40cmでテーブルワンのように中央にドリンクホルダーが付いています。
価格は驚きの本家の1/5程度。複数個揃えたい方には嬉しい価格ですね。
rabbit-foot outdoors コンパクト アウトドア テーブル
見た目はほぼ本家のテーブルワンにそっくりです。使い勝手も本家さながらのようでレビューも高評価が多いです。
こちらも価格は圧倒的に本家より安いです。
ヘリノックスと類似品との違い
こんなにも価格の差が大きくなる理由は、おそらく細部のクオリティや各パーツの品質の違いだと思われます。
類似品は使っているうちにポールが折れる、ショックコードが切れる、安定性が悪くなる、などのレビューもありましたので少々耐久性は気になるところです。
一方ヘリノックスは各パーツやポールが高品質のため、耐荷重や耐久性が高く簡単に壊れることはないでしょう。
仮に壊れたとしても正規代理店であるA&Fやモンベルで修理が可能です。確かに価格は高いですが長く使うことができるため、トータルのコスパは良いと思います。
好みやお財布事情にもよるため一概には言えませんが、個人的には本家をおすすめしたいです!
まとめ
ヘリノックスのテーブルは種類が豊富なため迷ってしまいますが、今回の記事を読めば各テーブルの特徴を掴めたと思います。
確かな品質と洗練されたデザインはヘリノックスのテーブルならではのもの。コンパクトなアウトドアテーブルをお探しの方ぜひチェックしてみてください!