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メスティンのバリ取りとは?
金属製品を製造する際には「金属のバリ」という物が発生します。
簡単に説明するとメスティンの本体とフタのふちの部分が、目に見えないレベルでギザギザになっているんです。
このまま使うとくちびるや指に引っかかったり、下手をすると切れたりする恐れがあります。
そこでこのバリを取り除く作業が必要になってきます。
日本製品だと有り得ないですが、海外製品だとこういった手間がかかる事もありますよね。
しかしスウェーデン製と言うとなんだか許せてしまう不思議な部分があると思います。
メスティンはトランギア以外のメーカーの物もあるのですが、中には初めからバリのない製品もあるようです。
バリ取り不要のミリメスティン
トランギアのメスティンを買った場合は基本的にバリ取りが必要になってきますので、
その点は購入する前に知っておきたいポイントですね。
では早速バリ取りに必要な物や手順を紹介していきます。
ダイソー(100均)でも揃うバリ取りグッズ
- メスティン本体
- 紙ヤスリ(絶対に必要)
- ハサミかカッター(なくても可)
- 紙ヤスリホルダー(なくても可)
- 作業軍手(なくても可)
これだけあれば作業可能です。
紙ヤスリはホームセンターかダイソーなどの100均の作業用品コーナーに必ずと言っていいほど置いてあります。
耐水ペーパーと呼ばれる水を使うタイプもありますが、バリ取り程度だと普通の紙ヤスリで大丈夫です。
紙ヤスリは一枚の状態だと大きいのでハサミかカッターで適当なサイズに切って使います。
手でちぎっても大丈夫です。
もし紙ヤスリホルダーのような物があると作業がしやすいですし、バリ取り作業中に手を怪我するリスクも減ります。
ですが、バリ取り程度でしたら紙ヤスリホルダーがなくても危険性は少ないので大丈夫だと思います。
その場合は作業用の手袋をすると良いかもしれません。
バリ取り紙やすりの番手は?迷ったら#400一枚でOK
紙やすりには番手という物があり、それぞれヤスリの荒さが違います。
#80→#100→#400→#1000と数字が違い、
番手が小さいほど荒研ぎになり、番手が大きいほど仕上げ研ぎになります。
バリ取りの場合は何番でやっても問題ないです。
#200~#1000あたりのペーパーが一枚だけあればいいかなと思います。
#80あたりで作業すると少し荒すぎますし、メスティンに傷が入りやすくなります。
#1000あたりだと細かすぎてバリ取りに少しだけですが時間がかかってしまいますが問題はないでしょう。
迷ったらとりあえず#400でいいのではないでしょうか。
メスティンのバリ取りの実際の手順
では実際にバリ取りの作業に入っていきます。
今回は紙やすりホルダーを使わない方法でやっていきたいと思います。
紙ヤスリをハサミかカッターを使い適当なサイズに切ります。手でちぎっても大丈夫です。
今回はたまたま手元にあった#400のペーパーで行います。
写真の角度くらいでペーパーをメスティンに当てて指を動かしていきます。
あまり寝かせすぎると、メスティン本体を磨いてしまい傷が入るので気を付けてください。
手を動かす方向は左右でも上下でもいいです。
そんなに入念に擦る必要はないので軽くでいいと思いますよ。
この作業をメスティン全周に行っていきます。
紙やすりをこういった使い方でバリ取りを行ってもいいのですが、メスティン本体に確実に傷が入りますので、最初に紹介したやり方の方をおすすめします。
メスティンのバリ取りはしないとダメ?
私も今回初めてトランギアのメスティンを購入したのですが、
想像していたよりはバリは少なかったです。
ネットに散々書かれていたので、もっと酷いのかなと覚悟していました。
ただ、バリは少ないのですが手に触れるとフチの部分の角ばった感触が強く、メスティンに口を付けるとしたらこの感触は気になると思います。
それだけでしたらまだ我慢出来るかもしれませんが、メスティンを洗うときは本体とフチの部分をべたべた触らざるを得ないですよね。
その時ばかりは結構気になりましたね。
下手をすると手やゴム手袋とかが切れてしまうかもしれませんね。
ヤスリ掛けをするとバリが取れるだけではなく、角が取れて手触りがマイルドになります。なのでトランギアのメスティンを買ったらぜひやった方がいいと思います。
もしくはトランギアに拘らないのであれば、初めからバリ取りがされた製品を選ぶのもよいですね。
紙ヤスリを使ってメスティンを鏡面加工にしてみた。
少し余談ですが紙ヤスリを使うとバリを取るだけではなく、メスティンの表面を鏡のようにツルツルに仕上げるカスタムも出来ます。
フッ素加工(テフロン加工)やアルマイト加工のように直接メスティンの性能が上がる訳ではないですが、お金をかけずに他の人と被らないカスタムメスティンを作る事が出来ます。
今回、買ったばかりのメスティンですが、ネタ作りとして鏡面加工してみる事にしました。
今回はお手軽番として、フタだけを軽く磨いていきたいと思います。
鏡面加工に必要な物
- 耐水ペーパー#600 1~2枚
- 耐水ペーパー#800 1~2枚
- 耐水ペーパー#1000 1~2枚
- 耐水ペーパー#1500 1~2枚
- 耐水ペーパー#2000 1~2枚
- ピカール等 少量
- ピカールに使う布 2~3枚
メスティンの鏡面加工の手順
耐水ペーパーは普通の紙ヤスリと違って、水で洗い流しながら使います。
目詰まりしなくて使いやすいです。
まずは#600の耐水ペーパーで思い切ってメスティンを磨いていきます。
磨く方向は特に決まっていません。
傷が入るのでびっくりすると思いますがこの後の行程で次第に綺麗になっていくので大丈夫です。
次に#800で同じように磨いていきます。#600を飛ばしていきなり#800でも問題ないかもしれません。
次に#1500で同じ工程を行います。#800を飛ばして#1500から始めてもいいのですが、若干クオリティは下がるかもしれません。
あと耐水ペーパーの番手はだいたいの目安なので、番手が多少前後しても問題ありません。
最後は仕上げの#2000の耐水ペーパーに切り替えます。
このあたりではまだ曇っていると思います。
個人的には#2000番くらいのヘアライン仕上げで辞めるのもいいと思います。
ですがせっかくなので今回は液体コンパウンドなどで磨いて鏡面っぽくしたいと思います。
有名で入手性が高いのはピカールです。
ひとつ持っていると色々な金属磨きに使う事が出来ます。
ピカールを布に垂らしてゴシゴシと磨いていきます。
磨くとこのように綺麗な表面になりました。
写真の映り方にもよりますが、肉眼で見ても結構なピカピカ具合になりましたよ。
私はかなり足早にやったので30分くらいで完成させましたが、もっと丁寧に磨いたらもっとクオリティの高い状態になります。
ただ表面をヤスリで削っているわけなので、厚み0.8mmのメスティンが少しずつ薄くなっていくのは間違いありません。
流石にフタを一回研磨しただけでは影響はないと思いますが。
本体の方は磨いても底が焦げたりすると思うので、鏡面にしてもすぐダメになるかもしれませんね。
特に洗う時なんかに、スポンジの裏面の黒い部分でこすったりすると傷が入るので気を付けてください。
半面で終わらせようと思いましたが全面やってみました。
全部手磨きで1時間はかかってしまいましたが、
そこそこの輝きは手に入れる事が出来ました。
ここまでやるなら更に磨き込みたくなりますがキリがないのでこの辺で辞めておこうと思います。
メスティンのバリ取りまとめ
- バリ取りはした方がいい。
- 紙ヤスリの番手は#400くらいでOK。
- 紙ヤスリは1枚あれば足りる。
- バリ取りが出来なさそうな場合は他社のメスティンも検討。
- フタや本体を磨くと鏡面加工が出来る!