キャンプ用品には、シェラカップ、お皿、フォークやお箸…など意外とこまごまとした物がたくさん。
そこで欲しいのが収納用のラック。収納ラックを導入することにより、サイトもすっきりまとまります。
キャンプ用のラックでメジャーなのは、木製とアイアン製の2種類。ここではサイトのスタイルを選ばない、自然の風景になじみやすい木製ラックを比較してご紹介していきます。
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キャンプ用折りたたみ木製ラックのメリット
1. 初心者の方におすすめ
まずキャンプ用に収納ラックを初めて購入される方には、アイアン製ラックより比較的安価で扱いやすい、木製の折りたたみラックがおすすめです。
折りたたみ式なので収納スペースも取らず、持ち運びも便利。
それでいて、棚は3~4段と収納力は抜群。
設置も簡単で必要な時間は30秒程度。
折りたたまれた板状のラックを横にし、全開まで足を伸ばしたら、天板を引っかけると組み立てが完成します。
メリット2. ラックひとつでサイトもすっきり
あれ…ナイフはどこにしまったっけ?スマホはどこに置いた?など、必要なものを探す時間ってもったいないですよね。
例えば、ラックをチェアの横に設置すれば、立ちあがることなく必要なものをさっと手に取ることができます。
必要なものがどこにあるかすぐにわかる。かつすぐに使うことができる。
ということが、楽しい時間を過ごすためには意外と重要なポイント。
設営時、ラックにはその日使用するものを全て並べておきます。
使用頻度が高いものは上の棚へ、あまり使用しないものは下の棚へ。
そこにいる全員の目に入れておくことで、だれかにものの在り処を聞くこともなく、皆が動きやすくなるというのも棚を使用するメリットだと思います。
メリット3. 安価&コンパクトなので複数の組み合わせも
同じ製品を2つ購入して並べたり、高さ違いの製品を購入して並べたりなど、自由な組み合わせで自分だけの空間を作るのも楽しみの一つ。
また、ここでご紹介する各製品には、それぞれ同じブランドからボードが発売されている場合も。両サイドに棚を設置し、その間にボードを渡すとカウンターになり、その上下の新たな空間を収納スペースとすることができます。
4. おしゃれなのでオフシーズンもお部屋で使える
また、折りたたみ木製ラックはお部屋で使うこともできます。キャンプのオフシーズンが決まっている方には、その間はお部屋に設置して使用するのもおすすめです。
デスクサイドやキッチンなどちょっとした整理棚としても使えますよ。
折りたたみ木製ラックのデメリット
1. 雨に降られたら要乾燥
多少の雨であれば問題ないのですが、ずぶ濡れになってしまった場合は、木製なので「乾かす」というひと手間がかかります。
一方、アイアン製であれば布等で拭けばお手入れは完了です。
2. 天板に隙間あり
木製ラックの天板は7-9本の細い板をねじで止めてできているので、板と板の間に隙間があり、お箸などの細い物を直接置くと隙間から落ちてしまうことがあります。また、水滴なども下の棚に落ちることがあるので、載せる物にはご注意を。
3. 平らな場所を選んで
ラックは底面が板状になっているので、坂になっている場所や起伏のある場所に置くことはできません。
サイトの状態をチェックして持っていくと良いでしょう。
折りたたみ木製収納ラックの16製品を徹底的に比較
それでは、折りたたみ木製収納ラックの16製品を徹底的に比較してみましょう!
ここでは、手に入りやすい、キャプテンスタッグ・ニトリ・コーナン オリジナル・Hilander(ハイランダー)の製品を取り上げます。
各ブランドから、それぞれ幅違い・段数違いのラックが発売されていますので、自分のキャンプスタイルにあった製品を見つけてみてください。
折りたたみ木製収納ラックのサイズ比較
まずは各製品の設置&収納時のサイズを比較してみます。
1. キャプテンスタッグ(CSクラシックスシリーズ)
「MOVEラック」は、キャプテンスタッグの中でも、上質なアカシア材を使用した木製ファニチャーの製品群「CSクラシックスシリーズ」の位置づけとなっています。
製品名の末尾についている数字は幅(mm)となっており、460mm幅と600m幅の2種類と段数の違いの5製品があります。
製品名 | 製品サイズ(約) | 収納サイズ(約) |
木製2段MOVEラック 460 | 幅465×奥行300×高さLow305・Hi340mm | 465x400x厚さ60mm |
木製2段MOVEラック600 | 幅600×奥行300×高さLow305・Hi340mm | 600x400x厚さ60mm |
木製3段MOVEラック460 | 幅465×奥行300×高さLow570・Hi640mm | 465x400x厚さ90mm |
木製3段MOVEラック 600 | 幅600×奥行300×高さLow570・Hi640mm | 600x400x厚さ90mm |
木製4段MOVEラック600 | 幅600×奥行300×高さLow845・Hi930mm | 600x400x厚さ125mm |
Low
Hi
また。収納時サイズは段が増えるほど、天板約1枚分の厚みが増します。この点は各社共通となります。
2. ニトリの木製折りたたみラック
続いては皆さんおなじみのニトリの3製品です。
ニトリからは、2段の幅違いと4段の3製品です。
キャンプ向けに発売されているものではありませんが、アウトドアでも十分に使用できる製品となっています。
製品名 | 製品サイズ(約) | 収納サイズ(約) |
木製折りたたみラック 2段 O(レギュラー) | 幅400×奥行300×高さ380mm | 400×450×厚さ60mm |
木製折りたたみラック 2段 O(ワイド) | 幅600×奥行300×高さ380mm | 600×450×厚さ60mm |
木製折りたたみラック 4段 O(レギュラー) | 幅400×奥行300×高さ840cm | 400×400×厚さ65mm |
幅400mmの製品はここではニトリだけとなりますので、収納時にコンパクトにまとめたい方は、ニトリの400mm幅をチェックしてみてはいかがでしょうか。
3. コーナンオリジナルのコーナンラック
「コーナンラック」はコーナンのオリジナルブランドの商品です。
幅違いの2種類、段違いの6製品が発売されています。
製品名 | 製品サイズ(約) | 収納サイズ(約) |
コーナンラック 2段 | 幅460×奥行300×高さ305mm | 460×400×厚さ65mm |
コーナンラック ワイド2段 | 幅600×奥行300×高さ305mm | 600×400×厚さ65mm |
コーナンラック 3段 | 幅460×奥行300×高さ600mm | 460×400×厚さ100mm |
コーナンラック ワイド3段 | 幅600×奥行300×高さ590mm | 600×400×厚さ100mm |
コーナンラック 4段 | 幅460×奥行300×高さ895mm | 460×405×厚さ125mm |
コーナンラック ワイド4段 | 幅600×奥行300×高さ860mm | 460×405×厚さ125mm |
4. Hilander(ハイランダー)のウッドラック
最後にご紹介するのは、アウトドア用品のネット販売事業を手掛けているナチュラムのオリジナルブランドであるHilanderの収納ラックです。
Hilanderからは、2種類の幅違いの3段ラックが発売されています。
製品名 | 製品サイズ(約) | 収納サイズ(約) |
ウッド3段ラック 600 | 幅600×奥行300×高さ570mm | 600×400×厚さ90mm |
ウッド3段ラック 460 | 幅465×奥行300×高さ570mm | 465×400×厚さ90mm |
他製品と異なるのは、白いキャンバス地の手提げ収納バッグが付いている点です。ロゴ入りの専用ケースはお得感がありますね。
キャンプ用木製ラックで耐荷重が大きいのはどれ?
これらのラックに小物を置くのは全く問題なさそうですが、ウォータースタンドなどの重い物はどうでしょうか?各ブランド別に耐荷重を比較してみましょう。
ブランド名 | 耐荷重(約)/棚板1枚 |
---|---|
キャプテンスタッグ | 10kg |
コーナン オリジナル | 5kg |
Hilander | 10kg |
*ニトリについてはデータなし
キャプテンスタッグとHilanderは10kg、コーナンオリジナルは5kgとなっています。重い物を設置したい場合にはキャプテンスタッグ、Hilanderを選んでおくと無難ですね。
キャンプ用木製ラックで軽量なのはどれ?
持ち運びとなると、気になるのはその重さです。各製品の重量を、横幅・段が同じ製品別に比較してみましょう。
製品タイプ | ブランド | 製品名 | 重量 |
幅460x 2段 | キャプテンスタッグ | 木製2段MOVEラック 460 | 1.9kg |
コーナンオリジナル | コーナンラック 2段 | 2.0㎏ | |
ニトリ | 木製折りたたみラック 2段 O(レギュラー) | 2.3kg | |
幅600x 2段 | キャプテンスタッグ | 木製2段MOVEラック 600 | 2.3kg |
コーナンオリジナル | コーナンラック ワイド2段 | 2.0㎏ | |
ニトリ | 木製折りたたみラック 2段 O(ワイド) | 3.2kg | |
幅460x 3段 | キャプテンスタッグ | 木製3段MOVEラック 460 | 3.0kg |
コーナンオリジナル | コーナンラック 3段 | 2.0㎏ | |
Hilander | ウッド3段ラック 460 | 3.0kg | |
幅600x 3段 | キャプテンスタッグ | 木製3段MOVEラック 600 | 3.8kg |
コーナンオリジナル | コーナンラック ワイド3段 | 2.5kg | |
Hilander | ウッド3段ラック 600 | 3.8kg | |
幅460x 4段 | コーナンオリジナル | コーナンラック 4段 | 2.5kg |
ニトリ | 木製折りたたみラック 4段 O(レギュラー) | 4.6kg | |
幅600x 4段 | キャプテンスタッグ | 木製4段MOVEラック 600 | 4.9kg |
コーナンオリジナル | コーナンラック ワイド4段 | 2.5kg |
コーナンオリジナルは製品そのものが軽い分、耐荷重も他より軽めになるということですね。
また、ニトリは他と比較するとちょっと重めと言えそうです。
また同じブランドでも、レギュラーサイズよりもワイドサイズ、段数が多くなるほどその分重量も重くなりますので、自分のスタイルにあったものを選ぶと良いでしょう。
キャンプ用木製ラックで価格が安いのはどれ?
ここまでで、なんとなく自分のスタイルに合ったラックを絞れてきたでしょうか?気になるのはその価格ですね。
価格についてはざっくりですが、安い順に
コーナンオリジナル < ニトリ < Hilander < キャプテンスタッグ
となります。
もちろん同ブランド内であれば、レギュラーサイズよりもワイドサイズ、段数が多い方が高価になります。
キャンプ用木製ラックでコスパの良い、おすすめ商品はどれ?
上記でご紹介したサイズ・耐荷重・重量・価格全てを組み合わせると、バランスが取れているのはHilander、お財布に余裕のある方はキャプテンスタッグを選ぶのがおすすめです。
また、スペックは若干劣りますが、ニトリ、コーナンオリジナルは安価で入手されたい方におすすめと言えるでしょう。
みなさまの収納ラック選びのお役に立てれば幸いです。
ラックをぜひキャンプ用品の仲間に入れて、より楽しいキャンプライフをお過ごしください。