夏キャンプでは暑くて寝苦しかったり想像以上に朝晩が冷えて寝冷えをしたりとキャンプをする場所や天気によって気温が異なります。
気持ちよく朝をむかえるために寝床の暑さ対策と寒さ対策の準備をしておきたいものです。
夏キャンプの寝袋の必要性や選び方を中心に夏キャンプの寝心地の良い寝床について紹介します。
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夏キャンプの寝袋の必要性
標高が高い場所でキャンプをする場合には最低限、夏用の寝袋があった方がよいでしょう。
平地のキャンプ場などではでタオルケット程度で大丈夫な場合が多いですが、高所でキャンプをする際は必要です。
標高が上がるごとに気温が下がるため、避暑地にあるキャンプ場や標高の高い場所では昼間との気温差が激しく天候も変わりやすいので準備しておきましょう。
しかし、単に寝袋といっても種類が豊富にあり、どれを選べばいいか分からないですよね。
まずは夏の寝袋の選び方について解説します。
夏キャンプの寝袋の選び方
寝袋は様々なメーカーから販売されており種類が豊富です。
そのため、適当に選んでしまうと暑すぎたり使いにくかったりなど様々な問題が発生してしまいます。
以下の項目を確認し自分にあった寝袋を探してみましょう。
寝袋の種類
寝袋は大きく分けると3種類に分けられます。
冬用、夏用、春夏秋の3シーズン用の3種類です。
夏のみキャンプする人は夏用を、春と秋にもキャンプをする人は春夏秋用の寝袋を用意しましょう。
使用温度を目安に!
夏のみの使用なら使用温度10°~15°程度の寝袋が夏用となります。
寝袋の形
夏キャンプの寝袋には封筒形がおすすめ
寝袋には大きく分けて封筒型とマミー型があります。
マミー型は体の形に合わせた形状をしており密着度が高く保温性が高いものが多いです。
また、封筒型は保温性能は低いですが大きく広げて掛布団のように使えたり足元のファスナーを開けて温度調節できたりと夏に適した使用方法ができます。
夏におすすめ封筒型寝袋のポイント
薄めで拡張性が高い封筒型寝袋のおすすめポイントを紹介します。
スノーピーク SSシングル
使用温度 | 13度、下限温度:5度 |
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形状 | 封筒型 |
中綿 | ポリエステル |
サイズ | 78×196㎝ |
収納サイズ | 49×38×20㎝ |
重量 | 1.8kg |
品質を求めるのであればスノーピークのエントリーモデルの寝袋『SSシングル』がおすすめです。
安い夏用の寝袋!キャプテンスタッグ プレーリー
使用温度 | 15℃~ |
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形状 | 封筒型 |
中綿 | ポリエステル(ホローファイバー) |
サイズ | 幅75×長さ185cm |
収納サイズ | 外径20×高さ38cm |
重量 | 900g |
とにかく安く購入したいならキャプテンスタッグ プレーリーがおすすめです。
アマゾンのクチコミでは品質面での『ほつれがある』や『綿がでてくる』等の低評価な投稿も多いですが『値段相当』や『コスパ良い』といった口コミもあります。
値段で選ぶなら検討しても良いのではないでしょうか。
コールマン:パフォーマーⅢ/C15
使用温度 | 15℃以上 (使用下限温度:10℃) |
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形状 | 封筒型 |
中綿 | ポリエステル |
サイズ | 約80×190cm |
収納サイズ | 約φ16×40cm |
重量 | 890g |
全てポリエステルで構成されているため、洗濯機で丸洗いすることも可能です。
2990円と激安とまではいきませんが購入しやすい価格帯となります。
よほど冷え込まない場所でのキャンプであればおすすめです!
イスカ:レクタ 200
使用温度 | 15℃ |
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形状 | 封筒型 |
中綿 | ダウン |
サイズ | |
収納サイズ | φ14×24cm |
重量 | 680g |
イスカの封筒型の寝袋です。
体に密着しないので保温性能が落ちますが、夏ではあまりデメリットになりません。
暑すぎる時はジッパーをフルオープンにして布団のように使用することもできます。
素材はダウンで、重さは670gです。
夏に山でキャンプをする方、平地で春と秋にキャンプをする方は選択肢に加えておきましょう。
本格的な登山やキャンプにおすすめのマミー型の寝袋
モンベル:アルパイン バロウバッグ #7
使用温度 | 13℃ |
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形状 | マミー型 |
中綿 | ポリエステル |
サイズ | |
収納サイズ | ∅14×28cm(3.4L) |
重量 | 672g |
モンベルの寝袋には基本的に#0~#7の番号が振られており、数字が小さいほど冬に適し、数字が大きいほど夏に適します。この寝袋は#7で、モンベルの寝袋の中では夏向きといえます。中綿は化学繊維綿のため寝袋の中では安価です。
ジッパーが右側にしか付いていないので、左利きの人は注意してください。
モンベル:シームレス ダウンハガー800 #7
使用温度 | 11℃ |
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形状 | マミー型 |
中綿 | 800FP EXダウン |
サイズ | |
収納サイズ | ∅12×24cm(2.4L) |
重量 | 391g |
こちらの寝袋も#7なので、モンベルの寝袋の中では夏向きといえます。
中綿がダウンのため、この寝袋自体の重量は391gとかなり軽いです。
また、ジッパーの位置を右側と左側で選べるので左利きの人も快適に使用することができます。軽量系の登山やキャンプにおすすめです。
モンベル:アルパイン バロウバッグ #5
使用温度 | 10℃ |
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形状 | マミー型 |
中綿 | ポリエステル |
サイズ | |
収納サイズ | ∅16×32cm(5.1L) |
重量 | 810g |
#5のアルパイン バロウバッグは、夏の他に春と秋にも使える寝袋です。
それだけ広いシーズン使えるということは中綿の量も増えるので寝袋自体の重量も増えます。
モンベル:バロウバッグ #5
使用温度 | 9℃ |
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形状 | マミー型 |
中綿 | ポリエステル |
サイズ | |
収納サイズ | ∅16×32cm(5.1L) |
重量 | 870g |
モンベルの3シーズン使える寝袋です。
中綿は化学繊維綿のため安価ですが、重量は870gと少し重めになります。
また、この寝袋はモンベルの中でもジッパーの位置を選べる寝袋では最安値の寝袋になります。
左利きの人で購入を検討している方は、この寝袋を選択肢に入れても良いのではないでしょうか。
さらに、この寝袋はオレンジとブルーリッジの2色の中から選ぶことができます。
イスカ:エアドライト 140
使用温度 | 8° |
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形状 | マミー型(フードレス) |
中綿 | 750フィルパワ- 撥水ダウン |
サイズ | 70(肩幅)×180(全長)cm |
収納サイズ | φ11×19cm |
重量 | 300g |
イスカは寝袋専門のメーカーで、山で使うことを前提とした寝袋が多いです。
保温力の高い構造と撥水と強度に特化した素材であるナイロン66を使用しています。
この寝袋は普通の寝袋とは異なり、フードとサイドジッパーがありません。
トップ部分に絞りがあるのみで、シンプルな構造になっています。
素材がナイロンということで化学繊維の一種になりますが、ポリエステルとは異なり軽いのが特徴です。そのため、重量は300gと非常に軽いです。
標高の高い場所でのキャンプを想定されている方は、ぜひ選択肢の一つに加えてみてください。
イスカ:エアドライト 160
使用温度 | 8° |
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形状 | マミー型(フードレス) |
中綿 | 750フィルパワ- 撥水ダウン |
サイズ | 70(肩幅)×180(全長)cm |
収納サイズ | φ11×19cm |
重量 | 360g |
先ほど紹介したエアドライト 140がより暖かくなったものになります。
構造自体は変わらず、フードとサイドジッパーがないです。
そのため、重量も360gと軽くなっています。
より標高の高い場所でのキャンプを想定されている方にオススメです。
イスカ:ウルトラライト
使用温度 | 10℃ |
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形状 | マミー型 |
中綿 | ポリエステル |
サイズ | 80(肩幅)×202(全長)cm |
収納サイズ | φ12.5×22cm |
重量 | 630g |
表面の生地にナイロン、裏の生地にポリエステルを使用しています。
そのため、ポリエステルの寝袋にしては軽量で600gしかありません。
さらに、この寝袋はイスカで販売されている寝袋の中でも安いので要チェックです!
平地の場合
標高が低い場所でキャンプをする場合、寝袋が絶対に必要になる場面にあまり遭遇しません。
だからといって、何もせずに寝るのは夏風邪の元です。
そのため、平地では寝袋ではなく普段お使いになられているタオルケットやブランケットを使いましょう。
ですが、せっかくのキャンプです。
少しでも特別感を演出したい方に、オススメのブランケットを紹介します。
ペンドルトン:オーバーサイズジャガードスパタオル
ペンドルトンはウールウェアやブランケットのメーカーです。
販売されている商品のデザインはアメリカ先住民の神話などを基にしており、キャンパーの間ではおしゃれなアイテムとして有名になっています。そして、そのアイテムの代表格がこのブランケットです。
コットン100%で作られているため肌触りが良く、平地の夏キャンプなら寝具として十分に機能します。
また、デザインの種類も豊富なので、独自性を出すのに一役買うこともできるかもしれません。
夏の平地のみキャンプをする方は、寝袋の代わりに検討してみてはいかがでしょうか?
夏キャンプの寝床はコットがあった方が良い!
夏の暑さで地面が熱くなります。薄いマットなどで寝てしまうと地面の熱を直接、受けるので暑さで汗をかき寝苦しいと感じることがあります。
そのような状況を改善するには地面と体の間にコットやエアーマットなどを使い高さをだして空気が間にはいるようにするとかなり改善されます。コットは虫対策にもなりますし夏キャンプで快適になるためには是非、準備しておきたいアイテムです!
まとめ
寝袋に限った話ではないですが、登山やキャンプで使用するアウトドア用品は適材適所に作られています。
一口に寝袋といっても寝袋ごとにメリットとデメリットが発生するものです。
そのため、自分に最も適した寝袋を見つけ、最高の眠りを手に入れられるようにしましょう。