焚き火料理には安定した五徳が必要不可欠です。
安定した五徳の上で調理することでクッカーが斜めに傾いてこぼれてしまったりクッカーの取っ手が焦げてしまったり様々なトラブルを防ぐことができます。
焚き火の五徳には様々な形状のモノがありキャンプのスタイルや焚火台の大きさに合わせて持っておく必要があります。
今回は焚き火料理に欠かせない焚き火用の五徳をいくつかの種類と選ぶポイントをお伝えします。
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五徳の種類は大きくわけて2つ
五徳の種類は大きくわけると、2つのタイプがあります。
直火や焚き火台の上に置いて使用する軽量コンパクトな五徳タイプと、ブリッジタイプで五徳を自立させて使うタイプです。
それぞれに特徴があるのでご紹介します。
直火や焚き火台の上に置く軽量コンパクトな直置き型
直置き型の五徳は非常に軽量で、かさばらず、持ち運びが楽チンな特徴があります。
作りもしっかりしているので、少々重たいスキレットやケトルなどを置いても大丈夫です。
五徳をしっかりと安定させた状態で使うことがポイントです。
特に大きめの石などを土台にする場合は、不安定になりがちなので注意をしなければなりません。
火との距離を調整しながらいい火加減で調理できる状態を作れるようにしましょう。
ブリッジタイプの自立型
ブリッジタイプの五徳は、直火でも焚き火台の上でも使用できます。
自立用の足がついているため、たいらな場所であればしっかりと安定させることが可能です。
直置き型の五徳と比べると少々重たいものが多く、かさばる製品もあります。
しかし焚き火での調理だけでなく、バーナー用の五徳としても使用できるのでいろいろなシーンで活躍してくれる五徳です。
それぞれの五徳の使い方
それではどのような活用方法があるのかご紹介させて頂きます。
直置き型の定番の使い方
直置き型の五徳は、火床の周りに薪や石などで土台を作り、その上に五徳を置いて使用する方法があります。
この場合、安定した土台を作ることがポイントです。
高くし過ぎてしまうとフライパンや鍋までの距離が遠くなってしまい、調理に時間がかかってしまうのでバランスを考えて土台を作りましょう。
しかし、最近は直火NGなキャンプ場も多いため、焚き火台にセットして使用する方法もオススメです。
この使い方は比較的簡単ですが、焚き火台と五徳の大きさのバランスを考えなければなりません。
ブリッジタイプの定番の使い方
ブリッジタイプは自立させることができるので、比較的どんな場所でも活用することができます。
焚き火台の中に設置することで、安定して料理をすることができます。
ただし薪を入れにくくなる場合もあるので、焚き火台との大きさのバランスが必要です。
焚き火用の五徳は特徴もさまざま
サイズ、重量、素材、金額など、自分の用途に合わせて選ぶ必要があります。
どんなポイントがあるか考えてみましょう。
サイズや重量について
主に車でキャンプ場へ行く場合は、サイズや重量にこだわる必要はないかもしれません。
しかしバイクや自転車などで行く場合は、荷物を少なくするためにコンパクトで軽い五徳を選択するといいかもしれませんね。
素材の種類について
五徳で一般的に使用されているのは、スチール、ステンレス、チタンがあります。
- スチール・・・素材の価格は安いが、強度は少し弱め。
- ステンレス・・強度はしっかりしているが、チタンに比べると少し重い。
- チタン ・・・軽く、強度もしっかりしているが、他の素材に比べると高価。
上記のような特徴があるので、製品を選ぶ際のポイントとして考えてみましょう。
高さの調整や風防がついているタイプ
ブリッジタイプには、高さの調節機能や風防がついている製品があります。
バーナー用の五徳として使用する場合、高さを調節することでいろいろな高さのバーナーに対応することができます。
完全ではないですが、風防があることで火を安定させることもできます。
焚き火の五徳選びのポイント
それでは実際に五徳を選ぶ場合のポイントについて考えてみましょう。
メインの調理方法はバーナーなのか、焚き火なのか
メインの調理方法がバーナーの場合は、直置き型の五徳より、ブリッジ型の五徳のほうが、平らな場所であればどこでも安定させることができるため簡単に使うことができます。
さらに高さ調節機能がついていると、いろいろなバーナーに対応できるので、より使える幅が広がります。
焚き火での調理がメインの場合は、五徳を焚き火台に安定して設置できるかどうかがポイントです。
不安定になってしまったり、焚き火と五徳までの距離が近すぎたり、離れ過ぎたりしていないかを考えることも大切です。
行くキャンプ場が直火OKかどうか
直置き型の五徳を考えている場合は、よく行くキャンプ場や、今後行ってみたいキャンプ場などが、直火OKか確認してみましょう。
焚き火台でも安定して使用できますが、せっかく直置き型の五徳を使うなら石や薪を使って土台を作り、かっこよく調理したいですよね。
しかし、直火NGの場合は焚き火台の上でしか使えなくなってしまうので注意が必要です。
直火や焚火台にあうおすすめの五徳
Boundless Voyage チタン焼き網
ソロキャンプ用でコンパクトに作られており、チタン製のため非常に軽く持ち運びにも便利です。
焼き網タイプなので具材を直接置いて調理することもできます。
NANGOGEAR 焚き火 軽量焚き火グリル
直火だけでなく、ピコグリルタイプの焚き火台に設置することも可能です。
五徳の両サイドに曲げ加工が施されているので、土台にフィットさせて安定させることが大切です。
キャンピングムーン 焚き火 ゴトク
長さが500mmある少し大きめの五徳です。
天板もついているため、重たいものを乗せても安定感があります。
大きめの焚き火台にも使えそうです。
DOD グリルさん コンパクト BBQグリル
非常にシンプルで、コンパクトにまとまっています。
直火でも焚き火台にセットする方法でも使用できます。
収納袋が付属されていないため、代用できるものを用意する必要があります。
日進生活館 直焚き火で使えるゴトク
サイズ感、見た目などDODのグリルさんと似ています。
製品の表面にはテフロン加工が施されており、油などが定着しにくくなっています。
ブリッジタイプのおすすめの五徳
UNIFLAME クッカースタンド 350
ガスバーナーを2つ同時に使用できます。
使用時は約445mmになるため、焚き火台の中にセットして使用するためには大きめの焚き火台が必要そうです。
Belmont BM-179 ワイド五徳 Low
Belmont社製のワイド五徳です。
UNIFLAMEのクッカースタンド350より少し小さく設計されています。
ツーバーナーで使用する場合は、バーナー同士が近づき過ぎないように注意しましょう。
ZAFIELD 五徳
風防、6段階の高さ調節機能付きの五徳です。
耐荷重40kgなので、12inchまでのダッチオーブンなら乗せることが可能です。
いろいろな料理に挑戦できそうです。
YOLER 五徳
風防がついているため、火力を安定させることができます。
また高さも5段階調節ができるので、いろいろなバーナーの五徳としても使用できます。
CAMPING MOON mini
高さを2パターン調節可能。
五徳部分は16cm×16cmです。
折りたたんで収納するとコンパクトにまとまり、収納ケースも付属しているので持ち運びに便利です。
ZAFIELD ミニ クッカースタンド
ソロキャンプに適しているミニクッカースタンドです。
小さめな五徳ですが、耐荷重30kgなので少々重たいものでも問題なく使用可能です。
BUNDOK マルチスタンド 23 BD-247
折りたたむと非常にコンパクトです。
スチール製の五徳。シンプルな構造のため重さも約380gで非常に軽い製品です。
Boundless Voyage チタン 焼き網 グリルスタンド
天板がチタン製で網目状の構造です。
そのため焼き網として直接具材を焼きながら食べて楽しむこともできるし、五徳としてフライパンなどを置いて使用することもできます。
まとめ
いろいろな種類の五徳を紹介させてもらいました。自分のスタイルに合った五徳は見つかったでしょうか。
直置き型もブリッジ型もそれぞれの楽しみ方があって楽しいですよね。すでにどちらかの五徳を持っている場合は、別なタイプの五徳を購入し、使い比べてみると新しい発見もあってより一層楽しくなりますよ。
直火で焚き火や料理を楽しむ場合はキャンプ場のルールをよく守り、火事などにもよく気を付けて安心、安全に楽しみましょう。