キャンプ便利道具

キャンプ・車中泊におすすめ!700whクラスのポータブル電源5機種徹底比較

キャンプにおすすめのポータブル電源

キャンプや車中泊用にポータブル電源を購入したいと考えている人は近年少しずつ増加傾向にあります。

キャンプブームの影響で幅広い層から脚光を浴び、女性や子供でも気軽で快適に、より身近にキャンプを楽しむ思考が以前より増していることが影響しているのかもしれません。

ポータブル電源は災害時の備えとしても使えるので一家に一台用意しておくと大変便利な道具です。
値段もそれなりに高いものが多く、また何度も買い替えるような道具ではないのでせっかく購入するなら不便なく使えるポータブル電源が欲しいですよね。

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今回はキャンプ・車中泊での使い道などを踏まえながらキャンプや車中泊のポータブル電源の容量で初心者におすすめな500~700whクラスのポータブル電源5機種を徹底比較してみました。

ポータブル電源はどれも大差ないと思っていましたがそれぞれ特徴がありますので参考にしてみてください。

比較する機種
  • Jackery 708
  • EENOUR P703
  • BLUETTI EB70
  • EvoFrow RIVER Max
  • Anker PowerHouse II 800

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キャンプや車中泊にポータブル電源は必要?

ポータブル電源を活用するととても快適なキャンプや車中泊になります。
ポータブル電源は必ずしも必要なアイテムというわけではありませんがキャンプスタイルによっては必要性の高い便利なアイテムと言えます。

キャンプや車中泊でのポータブル電源の活用方法

ポータブル電源が活用される場面としてはスマホの充電は誰もが便利に感じるところです。
一人のスマホの充電であればモバイルバッテリーだけで事足りますが人数が増えると容量の多いポータブル電源が重宝されます。

夏は扇風機・夏は暖房で活躍

夏キャンプの夜は暑くて寝苦しかったり、冬のキャンプでは寒くて眠れないケースも少なくありません。
扇風機や暖房器具が使えると季節に応じた家電を使うことができ快適なキャンプにすることができます。
当然、車中泊においても寝るときはエンジンをかけたままというわけにはいきませんので同じように季節に応じた家電が使えることで快適性をアップすることができます。

キャンプ・車中泊におけるポータブル電源の主な使い道と必要な容量

ポータブル電源 キャンプ

実際にポータブル電源を使用している方はどのような電化製品を用いて快適なキャンプ・車中泊を楽しまれているでしょうか。
ポータブル電源を用いてキャンプ・車中泊の快適性を向上させる電化製品をシーズン別にご紹介します。
また、家電を使用するうえでの必要な容量もチェックする必要がありますのでそちらも参考にしてください。

ポータブル電源の夏場の使い道

夏場のキャンプ・車中泊は暑さ対策が非常に重要となります。

車中泊の場合はエアコンを使用できますが一晩中エンジンをかけておくのは車にも環境にも負担が大きいですよね。
ポータブル電源があれば以下のアイテムで涼しくアウトドアを楽しむことができます。

ポータブル扇風機

ポータブル電源 扇風機

車中泊やキャンプでは環境にも優しい扇風機が大変便利です。
最近は省エネの製品も増えているので、ポータブル電源でも負担が少なく使いやすいものが多くあります。
ルーメナーやキーナイスなどのコンパクトなポータブル扇風機であれば消費電力5W~10Wとなり少ない容量のポータブル電源でも長時間使用することが可能です。

キャンプや車中泊でのポータブル扇風機の使用例

1泊2日のキャンプ・車中泊の場合
消費電力8Wの扇風機  使用時間15時間使用 8W×15時間=120wh
2泊3日のキャンプ・車中泊の場合
消費電力8Wの扇風機  使用時間30時間使用 8W×30時間=240wh

ポータブル扇風機を使用する場合は300whクラス以上のポータブル電源があると余裕をもって活用できます。

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ポータブル冷蔵庫

夏のアウトドアには飲み物や食材を冷やしておけるツールが必要不可欠ですよね。
一般的には人数等に合わせた容量のクーラーボックスを用いられるかと思いますが、クーラボックスは種類も価格も豊富で物によってその保冷機能は大きく左右されます。
あまりに安価のクーラボックスだと保冷効果もイマイチで一晩経たずに中の保冷剤が溶けきってしまうこともありえます。
暑い日のアウトドアでもキンキンに冷えた飲み物を味わえるのは格別です!
そんな時に活躍するのがポータブル冷蔵庫です。
ポータブル電源で対応できるほど省エネの製品も多くあり、クーラーボックスのように時間の経過で保冷剤が溶ける心配もいりません。冷凍機能のある製品を用いれば釣りの際などにも釣ったばかりの魚をすぐに冷凍して自宅まで鮮度を落とさずに持ち帰ることもできるので大変便利です。

60Wのポータブル冷蔵庫であれば700whのポータブル電源で約9時間程度使える計算になります。

ポータブルクーラー

扇風機では物足りないという方にはポータブルクーラーがオススメです。
水や氷を入れた本体から風を送ることで扇風機よりも冷たい冷気を送ることができ、マイナスイオンを発生させる製品もあります。
就寝時での使用を考えるとなるべく静音設計のものを選ばれることをおすすめします。
100~350Wh程度の製品が多く一晩使うとなると1000wh以上のポータブル電源が必要です。

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ポータブル電源の冬場の使い道

冬場のキャンプ・車中泊では防寒対策が重要です。
ポータブル電源を用いて暖かく快適な空間づくりを整えながら食事も暖かいものを楽しめると嬉しいですね。

電気毛布

電気毛布 ポータブル電源

ポータブル電源の活用方法として最近定番なのが電気毛布です。
冬場の車中泊では深夜帯〜朝方にかけて猛烈な寒さにより一睡もできなかったなどといった声も耳にしますし、最悪の場合命を落としてしまう危険性もあります。そのため睡眠時の防寒対策は必要以上に気を配る必要があります。
電気毛布は比較的消費電力も少なく暖かさを感じやすい道具なので就寝時にはぜひ取り入れたい道具です。

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ポータブル電源で電気毛布を使用する容量の目安

電気毛布は45Wの製品が多く1枚の使用で一晩500w程度消費します。
電気毛布1枚の使用であれば600wh以上のポータブル電源
電気毛布2枚の使用なら1000wh以上のポータブル電源を目安に選ぶことをお勧めします。

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電気ケトル・HIクッキングヒーター

ポータブル電気 ihクッキングヒーター

キャンプの場合は焚き火あるいはガスバーナーなどを用いてお湯を温めることができますが車中泊の場合そうはいきませんよね。
そんな時には電気ケトルがおすすめです。
ご家庭で日常的に使用されている方も多いと思いますが、電気ケトルやIHクッキングヒーターは消費電力が高いのでの高出力のポータブル電源でないと動かない可能性があります。
700whクラスのポータブル電源でも使える場合はありますが電気ケトルやIHクッキングヒーターを使用する場合は1000whクラスのポータブル電源をお勧めします。

オールシーズン使えるポータブル電源

最後にシーズンを問わず活用したい電化製品についてご紹介します。

モバイルバッテリー

モバイルバッテリー 充電

充電器は確実に押さえておきたい道具ですよね。
充電のためにポータブル電源を用意するという方も少なくありません。
スマホの充電のほかカメラやPCなど、ポータブル電源が一台あるだけでバッテリーを気にせずに様々な充電機器を楽しむことができます。

充電式LEDランタン・ライト

ライト充電 ポータブル電源

キャンプ・車中泊どちらのシーンにおいてもランタン(ライト)は必要不可欠です。
キャンプのように屋外のシーンであればガスやガソリンを燃料としたランタンが使用できますが車中泊となるとそうはいきません。
車の室内灯を用いることも可能ですが、長時間点灯させるとなるとバッテリーが上がってしまわないか心配な点もありますよね。
充電式のLEDランタンは比較的安価から購入することができ、使い勝手の良い充電式のものがアウトドアではおすすめです。
またポータブル電源本体にLEDライトが備え付けられている製品もありますので災害時な度にも有効に活用できそうです。

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炊飯器

先ほど紹介した電気ケトルのように家庭用とは別に電圧などが考慮されて設計された車内用の炊飯器があります。
キャンプでは定番でもある炊飯ですが車中泊でも炊きたてのご飯を楽しむことができます。
炊飯に手間をかけたくないという方にも車内用の炊飯器は細かな温度管理等必要ありませんので失敗することなく美味しいご飯を食べられるのでおすすめです。

車中泊におすすめの炊飯器 タケルくん

消費電力110~120wで700whクラスのポータブル電源で使用できます。

他にもあるキャンプや車中泊で使いたい家電

ドライヤー ドライヤーを使用す場合は高出力のポータブル電源が必要です。
定格出力1000w以上のポータブル電源を目安に選びましょう。
こたつ こたつは出力が500w以上のものが多いです。
高出力のポータブル電源が必要となります。
電気カーペット 機種によって違いはありますが1畳タイプで200~300wh、2畳用で300~400whと消費電力が高い暖房方法となります。
1000whのポータブル電源でも3時間~4時間程度しか使えないので注意してください。
電気ストーブ 電気ストーブも電気カーペット同様に消費電力が高い製品がほとんどです。
長時間しようするなら大容量のポータブル電源が必要となります。
ホットプレート 一般的なホットプレートは1200~1400wあるので高出力なポータブル電源が必要になります。一人で使用するような小型のタイプであれば700W程度の製品があります。

以上のキャンプで使用する家電の消費電力などを踏まえてポータブル電源の容量について考えてみましょう。

キャンプや車中泊でポータブル電源はどのくらいの容量が必要?

ポータブル電源を購入する上で容量というのは大きな判断材料になるのではないでしょうか。
しかし数字だけ見ても実際のところどのくらい使えるのかイメージするのは難しいですよね。
今回は目安としていくつか電化製品を例に挙げて1泊、2泊の電力量を調べてみます。

1泊のキャンプ・車中泊の場合

まずは1泊の冬キャンプの場合です。
寒さ対策として電気毛布(50W)、その他スマホ充電器(6W)とLEDライト(5W)、PC(30W)で動画視聴を使用します。
電気毛布は睡眠中8時間の使用で400Wh、スマホは空の状態でフル充電まで2.5時間とし、2回ほどフル充電させると30Wh、LEDライトは10時間使用で50Wh、PCは5時間動画視聴で150Whなど。
これらを全て合わせると630Whとなります。
製品による電力の差や使い方によって電力量は大きく前後しますが、上記のような使い方であれば650Wh以上のポータブル電源があれば1泊過ごすことができそうです。

2泊以上のキャンプ・車中泊の場合

2泊の場合は単純に上記の使い方を2日間と考えると約1300Wh以上のポータブル電源であれば問題なく2泊を過ごせます。
ただし気をつけなければいけない点として、商品ページに記載されているバッテリー容量全てを使えるわけではなく、実際に取り出せるのは80%〜90%ほどの容量となるようです。
それを踏まえると、想定している電力量よりも1~2割程度多い容量のものを選んだ方が間違い無いでしょう。

キャンプや車中泊で人気のポータブル電源5つを徹底比較

ポータブル電源 比較

比較するポイントはこちら
  • ①サイズ・重さ・形状
  • ②容量 AC変換効率
  • ③液晶画面見やすさ情報量の多さ
  • ④充電の早さ(充電の種類)
  • ⑤バッテリーの種類 寿命(サイクル回数)
  • ⑥ファンの音・充電時・使用時の音の大きさ
  • ⑦高出力の家電が使えるか?
  • ⑧ポートの数

①サイズ・重さ・形状

キャンプでポータブル電源を使うならできるだけコンパクトで軽量なサイズの方が持ち運びに便利です!

Jackery ポータブル電源708
ジャクリ708サイズ
サイズ 299.7×191.5×190.5mm
重量 6.8kg

今回の5機種の中では一番コンパクトで軽量なのがこちらのJackeryポータブル電源708です。
上部がフラットな形状も使いやすいプラス要素です。

EENOUR P703
eenoru703サイズ
サイズ 299.7×191.5×190.5mm
重量 6.9kg

EENOUR P703は2番目に軽量コンパクトな機種となります。

BLUETTI EB70
EB70 サイズ
サイズ 299.7×191.5×190.5mm
重量 9.7kg

この5機種の中では一番サイズが大きく重たい機種になります。
女性にはかなり重たく感じると思います。

EB70もジャクリ同様、上部がフラットで便利です。

EvoFrow RIVER Max
RIVER Max サイズ
サイズ 299.7×191.5×190.5mm
重量 7.7kg

比較的軽量な機種となります。
持ち運びはさほど気にならない重さです。

ポートの配置面が他の機種とは違い正面以外にサイドにACポートや入力ポートがあります。
不便に感じる場合もありますので検討の際にはチェックしてください。

Anker PowerHouse II 800
PowerHouse II 800 サイズ
サイズ 299.7×191.5×190.5mm
重量 8.3 kg

サイズ感はさほど気になりませんが重さはずっしりと重量感があります。

②容量&AC使用時の変換ロス

キャンプでポータブル電源を使用するうえで重要な容量の比較とAC使用時のDC-AC変換効率やポータブル電源を起動するための電力によって使用できる電力量が各機種違います。
ここではメーカー発表のバッテリー容量と電気毛布を使ってみた際の取り出せた電力の実際の数値を比較しています。

容量 使えた容量 使える割合
Jackery 708 708wh 550~580wh 77%~81%
EENOUR P703 710wh 600~620wh 84%~87%
BLUETTI EB70 716wh 570~580wh 79%~81%
EvoFrow RIVER Max 576wh 440~460wh 76%~79%
Anker PowerHouse II 800 778wh 650wh 83%

ポータブル電源で電気毛布を使用した際に記録はコチラに掲載しています。

ポータブル電源 電気毛布
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メーカー発表の変換効率はコチラでご確認ください。

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③液晶画面見やすさ情報量の多さ

ポータブル電源 液晶サイズ

液晶の見やすさや情報量の多さは、ポータブル電源をはじめて使用する場合には安心できる機能です。
残量の数値が細かくわかることで電力を節約するタイミングもわかるので細かく数値を知りたい場合には1%単位表示の機種がおすすめです!

Jackery ポータブル電源708
ジャクリ液晶サイズ
液晶サイズ 52×24mm

液晶画面は小さく情報量は最低限です。残量表示は1%単位での表示なのでわかりやすいです。

EENOUR P703
EENOUR P703 液晶
液晶サイズ 92×48mm

液晶が大きくて明るくて見やすい。残量は1%単位表示

BLUETTI EB70
BLUETTI EB70 液晶
液晶サイズ 74×36mm

必要最低限の表示です。

EvoFrow RIVER Max
RIVER Max 液晶
液晶サイズ 75×31mm

液晶画面はさほど大きくないが残量が1%単位表示でわかりやすいです。

Anker PowerHouse II 800
PowerHouse II 800 液晶
液晶サイズ 250×24mm

液晶画面が横に長く文字も大きいのが特徴です。残量は1%単位表示でわかりやすいです。

④充電の早さ(充電の種類)

充電の早さはイザというときに役立ちます。
週に1回のキャンプで忘れずに充電できれば充電の早さは重視する点ではないかもしれませんが早い方が便利なことは間違いありません。

ACコンセントでの充電時間
Jackery 708 EENOUR P703 BLUETTI EB70 EvoFrow RIVER Max Anker PowerHouse II 800
約5時間 約7時間 約3.75時間 約1.6時間 約7.1時間

EvoFrowの機種全般に言えるのですがRIVER Maxの充電の早さは驚異的な早さです。

シガーソケットでの充電の早さ(12V車)
Jackery 708 EENOUR P703 BLUETTI EB70 EvoFrow RIVER Max Anker PowerHouse II 800
約13時間 約11時間 約7~8時間 約6時間 約7.1時間
充電アダプターのサイズ
アダプターサイズ比較

見てわかるようにRIVER Maxに関してはアダプターがありません。
アダプターのサイズも小さい方が邪魔にならなくて良いと思います。

AC充電のポイント!

EENOUR P703とAnker PowerHouse II 800はPD充電器を追加で購入して使うことで充電速度を上げることが可能となります。

⑤バッテリーの種類 寿命(サイクル回数)

Jackery 708 EENOUR P703 BLUETTI EB70 EvoFrow RIVER Max Anker PowerHouse II 800
三元系リチウムイオン 三元系リチウムイオン リン酸鉄リチウム 三元系リチウムイオン 三元系リチウムイオン
500回 500回 2500回 800回 400回
ポータブル電源のバッテリーの寿命
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リン酸鉄リチウム電池は寿命も長く安全性も高いバッテリーとなります。

⑥ファンの音・充電時・使用時の音の大きさ

ポータブル電源を選ぶ際には見落としがちなポイントですが静音性も理解したうえで購入検討されることをお勧めします。
ポータブル電源の音が気になる点としては『充電時のファンの音』と『使用時のファンの音』です。
充電時のファンの音は充電する時間や場所を工夫することで回避できますが使用時のファンの音に関しては使用するシーンによっては耳障りに感じてしまうことがありますのでしっかりと確認してみてください。

ファンの音は内部の冷却のために行うため外気温によってもファンが稼働するタイミングが違う場合もあります。

⑦高出力の家電が使えるか?AC定格出力

ポータブル電源 高出力

キャンプや車中泊では電気ケトルやホットプレートなどの高出力家電を使いたいケースもあります。
定格出力と瞬間最大出力は各機種、記載がありますのでそちらを確認して購入検討しましょう。

また、定格出力や瞬間最大出力がピンとこない人も多いと思います。
ここでは高出力家電でキャンプや車中泊で使用できるIHクッキングヒーターが使えるかどうかを確認してみたいと思います。

使用するIHクッキングヒーターはコチラのドリテックのHIクッキングヒーターです。
消費電力は1000Wと高いですが火力調節(1~10段階)することでポータブル電源でも使用可能です。

IHクッキングヒーターの火力調節での出力
火力1 100w 火力6 600w
火力2 200w 火力7 700w
火力3 300w 火力8 800w
火力4 400w 火力9 900w
火力5 500w 火力10 1000w

火力を上げるとポータブル電源の出力オーバーで停止します。
IHクッキングヒーターが何ワット使用時に停止するか確認してみましたので参考にしてください。

Jackery ポータブル電源708
ジャクリ708 IHクッキングヒーター
定格出力 500W
瞬間最大出力 1000W

IHクッキングヒーターは火力7まで使用可能
公称値よりも高い出力値となりました。

EENOUR P703
P703 IHクッキングヒーター
定格出力 700W
瞬間最大出力 1400W

IHクッキングヒーターは火力7まで使用可能

BLUETTI EB70
EB70 IHクッキングヒーター
定格出力 700W
瞬間最大出力 1400W

IHクッキングヒーターは火力8まで使用可能
今回の5機種の中では1番高い出力値となりました。

EvoFrow RIVER Max
リバーマックス IHクッキングヒーター
定格出力 600W
瞬間最大出力 1200W

IHクッキングヒーターはX-Boost機能によって火力10まで使用可能。
火力6までは通常通り使えるが定格出力の700w超える火力7からは出力が安定しない。
※定格出力を大幅に超えても使えることが凄い。

Anker PowerHouse II 800
アンカー ポータブル電源 IHクッキングヒーター
定格出力 500W
瞬間最大出力 1000W

IHクッキングヒーターは火力5まで使用可能
公称値通りではありますが今回の5機種の中では出力面では若干劣る結果となりました。

こたつで使用できる?

また、それぞれの機種でコタツでも使用してみましたが使える機種と使えない機種がありました。
定格消費電力が600wのこたつですがコントローラーで出力を落とすことで使用できる機種と全く使えない機種があり、使えない理由としては初動時に600W程度の出力がかかることが使用できない理由となります。

高出力家電が使えるか?

定格消費電力600Wのコタツと定格消費電力700Wのホットプレートを使用できるか確認してみました。

EENOUR P703
BLUETTI EB70
EvoFrow RIVER Max
Jackery ポータブル電源708 ×
Anker PowerHouse II 800 ×
コタツ ホットプレート
Jackery ポータブル電源708 ×
EENOUR P703
BLUETTI EB70 ×
EvoFrow RIVER Max
Anker PowerHouse II 800 × ×

家電が使用できるかできないかは起動電力や初動の出力などで使用できないケースもありますので使用したい家電の定格出力を確認をしてゆとりのある出力の機種を選ぶことをおすすめします。

⑧ポートの数

ポートの数は多い方が使い勝手は良いですがキャンプや車中泊であればAC2つ程度・USB4つ程度あれば困ることはないと思います。
また、USBポートは急速充電が可能なUSB-Cポートがあると便利に使えます。
USB-Cのポートが搭載されている機種がおすすめです。

Jackery ポータブル電源708
ジャクリポータブル電源 ポート数
ACコンセント 2口 USB-A 2口
USB-C 1口 シガーソケット 1口

ポート数は他と比べて少なめです。
最低限ではありますが少人数でのキャンプであれば問題ありません。

EENOUR P703
ポートの数 p703
ACコンセント 4口 USB-A 4口
USB-C 2口 シガーソケット 2口

ポートの種類と多さはキャンプでも車中泊でも困ることはありません。

BLUETTI EB70
eb70 ポート数
ACコンセント 4口 USB-A 2口
USB-C 2口 シガーソケット 1口

上記のポートに加え天板部分にワイヤレス充電機能を搭載しています。
十分なポートの種類と量で困ることはないでしょう。

EcoFrow RIVER Max
リバーマックス ポート数
ACコンセント 3口 USB-A 3口
USB-C 1口 シガーソケット 1口

ポート数や種類は特に問題ないですがACポートが側面に配置されている点が使う人によっては使いずらく感じる可能性があります。
実際にキャンプの際には正面にあるタイプと比べサイドに回りこんで差し込み口を確認してコンセントに差すのは少し面倒に感じます。

Anker PowerHouse II 800
アンカー ポート数
リバーマックス ポート数 サイド
ACコンセント 2口 USB-A 4口
USB-C 2口 シガーソケット 1口

他の機種と比べACが少ないですが少人数であれば問題ないと思います。
唯一ACとシガーソケットにカバーがついているので屋外での使用では安心感があります。

キャンプにおすすめのポータブル電源5つの評価

Jackery ポータブル電源708

本体サイズ・重量 AC変換効率
液晶画面 充電速度
バッテリーの寿命 静音性
高出力 ポート数

軽量・コンパクトで選ぶならJackery ポータブル電源 708がおすすめです。
Jackeryはとても人気で販売台数も多く安心して使用できるポータブル電源です。
液晶画面が小さい点がややデメリットです。
他の機種と比べてポートが少な目なのであまり多くの電化製品を使用することができないので大人数での使用には不向きかもしれません。

こんな人におすすめ こんな人には不向き
持ち運びの利用が多い女性の方
販売台数が多く実績の高い安心感を重視したい方
細かく残量が知りたい方
多くの電化製品を使いたい方

EENOUR P703

本体サイズ・重量 AC変換効率
液晶画面 充電速度
バッテリーの寿命 静音性
高出力 ポート数

EENOURというポータブル電源の存在を初めて知る人も少なくないのではないかと思います。
2020年に新しく創立されたブランドで知名度の低い点が不安な点ではありますがポータブル電源P703はとてもバランスの良く使いやすい印象に感じています。
サイズ感も良く全体的にハイスペックなのでキャンプや車中泊で特に困る点はありません。
充電時間が遅いので頻繁に使用する人は不便に感じる可能性はあるかもしれません。

こんな人におすすめ こんな人には不向き
ポート数が多いポータブル電源が必要な人
ハイスペックなポータブル電源を求めている人
知名度の高いメーカーを選びたい人
充電時間が早いポータブル電源が欲しい人

BLUETTI EB70

本体サイズ・重量 AC変換効率
液晶画面 充電速度
バッテリーの寿命 静音性
高出力 ポート数

パワーオークグループは深圳で2009年からスタートしています。日本国内で品質とサービス向上のためBLUETTI JAPAN株式会社が2021年に誕生しています。
日本での実績はまだ少ないメーカーとなります。
今回使用しているEB70の良い点は何と言ってもリン酸鉄バッテリーを採用している点です。
安全性とバッテリー寿命の長さで選ぶならこのEB70が良いと思います。
逆にリン酸鉄系のデメリットとしてサイズが大きくなり重量もかなり重たいです。
ファンの音(静音性)関しても気になる点です。

こんな人におすすめ こんな人には不向き
安全性の高いバッテリーの優先順位が高い方
持ち運びが少ない方
軽量コンパクトを重視する方
静音性を重視する方

EcoFrow RIVER Max

本体サイズ・重量 AC変換効率
液晶画面 充電速度
バッテリーの寿命 静音性
高出力 ポート数

2019年に日本法人、EcoFlow Technology Japan株式会社が設立されまだ2年程度しか経っていませんが有名ユーチューバーさんも使用されていることもあり一気に知名度が上がり人気の高いポータブル電源となっています。
特に目を引くのが充電速度で他とは比較にならないスピードで充電ができます。
今回、比較の中では少し容量が小さいですが出力は上位クラスの結果となりました。
他にも高機能な点があります。
このRIVER Maxはバッテリーが着脱可能で必要に応じて増減して使用することができます。
夏場は容量を減らして軽量に冬は増設して容量を増やすなどの使い分けが可能となっています。
また、専用のアプリに繋いぐと細かな設定ができるようになっています。

こんな人におすすめ こんな人には不向き
充電が早いので頻繁に使う人に便利
多機能なポータブル電源に魅力を感じる人
容量を重視する人

エコフローは機種も豊富でもう少し容量が欲しい場合には上位クラスのRIVER Proもお勧めです。

Anker PowerHouse II 800

Anker PowerHouse II 800 (ポータブル電源 大容量 778Wh)【高耐久 / 防災推奨 / 純正弦波 AC500W(瞬間最大1,000W) / 合計最大出力770W / ◇PSE技術基準適合】キャンプ アウトドア 車中泊 緊急 / 非常用電源
Anker
本体サイズ・重量 AC変換効率
液晶画面 充電速度
バッテリーの寿命 静音性
高出力 ポート数

モバイルバッテリーやポータブル電源で人気のAnkerから発売されているポータブル電源「anker PowerHouseⅡ800」です。
価格をおさえながらもバッテリー容量は778whとかなり大容量となっています。
デザインはブラックのワントーンで男らしさも感じつつ丸みのある洗練された形状です。
他の機種と比べると充電スピードと出力面が若干劣っているので検討の際にはそのあたりを考慮する必要があります。

こんな人におすすめ こんな人には不向き
容量の面ではコスパが良い
カッコいいポータブル電源が欲しい
高出力の電化製品を使う人
頻繁に使う人

他にもおすすめのポータブル電源を紹介

PowerArQ2

ポータブル電源の購入を検討されている方は必ずと言っていいほど目にする人気のポータブル電源PowerArQ2です。
カラーバリエーションが豊富なので自分のアウトドア道具に合わせて選べるのは嬉しいですね。
各ネットショップでも高評価を得ており、様々なポータブル電源が日々増えている中でも安定して人気の高いポータブル電源です。
電力容量は500whで安定の大容量です。
本体背面にはLEDライトが備わっておりそのクオリティはおまけ程度の灯りではなく、520ルーメンとかなり本格的な明るさとなっております。
車中泊などで夜間に手元を照らすには十分な明るさと言えるでしょう。
別売りのソーラーチャージャーを用いることで災害時にも安心して使い続けることができます。

JVCケンウッドBN-RB6-C

アメリカで人気のポータブル電源であるJackeryが日本のJVCケンウッドと共同開発したポータブル電源です。
形状はJackeryがベースとなっておりますがカラーリングはJVCケンウッドらしいアウトドアにマッチする落ち着いたトーンとなっています。
容量は626whと申し分なしで、何より国産メーカー品質であることは安心感がありますよね。
出力は500W(瞬間最大1,000W)となっているので多くの電化製品に対応できます。

LACITA エナーボックスSP

奥行きのあるボックス型のLACITA エナーボックスSPは容量444whの大容量ポータブル電源です。
ポータブル電源の中では珍しい防塵・防沫を備えたタフな構造となっています。
基本的には屋外へ持ち出して使用するポータブル電源ですので雨や雪、砂など自然の影響を受けるリスクは高いですよね。
海水には対応していないものの、ありとあらゆる場面でタフに使用できるエナーボックスSPはアウトドアに欠かせない相棒的存在になることでしょう。
また上記で実際に使用できる電力量は記載されている70%〜80%ほどであるという説明をしましたが、こちらのポータブル電源は99%以上の容量を取り出せるので無駄がなく使用できる点もおすすめです。

まとめ

今回は2022年現在人気のある最強のポータブル電源をまとめて紹介させていただきました。
昨今のキャンプブームの影響もありポータブル電源は続々と新たなモデルが誕生しています。
需要が高まる今、人気のポータブル電源はすぐに在庫切れになってしまったり、タイミングによっては値上がりしてしまう場合もあります。
今回紹介したポータブル電源を参考にしながらアウトドアの相棒となるポータブル電源を探して見てはいかがでしょうか。

リン酸鉄 ポータブル電源 おすすめ
リン酸鉄リチウム電池搭載のポーターブル電源【おすすめ】エコフロー・ブルーティ・アンカー三元系リチウム電池が主流だった以前と比べて、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用するポータブル電源が増えてきました。 その中でも、Eco ...
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