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最強の火起こし道具のメタルマッチ!
キャンプと言えば、キャンプファイヤー、調理、などなど火起こしは欠かせませんよね?ところでみなさんは、キャンプに行った時に火を起こすためにどのような道具を使っていますか?よく使われるのは、マッチやライター、チャッカマンなどといった身近なものを使っている人が多いと思います。
しかし、「チャッカマンだと寒い時期や気圧の高低差がある時につきにくかったり、マッチは雨の日に火が付かなかった。」そんな事になってしまうことも稀にあります。
そんな時にメタルマッチを持っていると焚火などの元となる火花を散らすことができます。イザというときにはその火花から焚火まで火を育ててピンチを凌ぐことが可能になります。
また、必要最低限の道具でキャンプを楽しむ人のなかでは、あえてライターやマッチを持たずに野営しメタルマッチを使って火を起こし不便を楽しむ人も少なくありません。
そこで今回はこのメタルマッチの使い方や選び方、さらに使用する際に必要な火口について紹介していきたいと思います。
メタルマッチの使い方が分からない人や「メタルマッチを使ってもなかなか火がつかない」「メタルマッチの使い方が難しい」といったメタルマッチを初めて使う初心者向けに詳しく説明していこうと思います。
是非こちらの記事を参考にメタルマッチによる火起こしにチャレンジしてみてください。
メタルマッチとは
メタルマッチはマグネシウム合金、またはフェロセリウムなどの合金でできたロッド(棒)とそのロッドを削るストライカーがセットになったものを言います。別名ファイヤースターターとも言われ、ロッドをストライカーで削った際に出る火花を燃えやすい火口に飛ばして火を起こす道具になります。
メタルマッチは金属でできているため、雨や水に濡れたとしてもタオルで拭き取ることで問題なく使えることができます。
たとえロッドの部分が錆びたとしてしまっても、削り取ることで問題なく使うことができます。
また、気温や気候の変化に対しても問題なく火花を出すことができるのです。
携帯性においてもメタルマッチはキーホルダーっぽくできるためほとんど荷物になることはありません。
さらに軽量でいろいろなブランドのメタルマッチもあるので、道具にこだわる人にとっても良いこと尽くめなのです。
メタルマッチの特徴
メタルマッチの特徴について説明をしていきます。
実はメタルマッチはメリットが多く火起こしに便利な道具です。
水に濡れても大丈夫
先にも書きましたが、メタルマッチは水に強く、濡れていたとしてもタオルで拭くことによって火を起こすことができる道具です。
雨や雪のような悪天候でも使えなくなる心配はありません。
気温や気圧の高低関係なしに使えることができる
メタルマッチは気温や気圧の高低があっても火花を飛ばすことができ、火を起こすことができます。
風にも強く火花を散らすことは可能です。
機内持ち込みができる(2020年5月現在)
離島でのキャンプや無人島、はたまた海外でキャンプをすることに憧れる人もいるかと思います。
しかし、飛行機に乗る際にマッチやライター、チャッカマンを機内に複数持ち込むことは禁止されています。
しかし、メタルマッチはそういった持ち込みの制限は2020年5月現在ではありません。
飛行機を利用してキャンプを行う際は問題なく持っていけます。
コンパクトと手軽さ
メタルマッチのロッドの長さは商品によって様々ありますが、だいたい手のひらサイズに収まるコンパクトなものが多いです。
なので全く荷物にもならないため、ポケットにしまったりなど収納がとても楽なのです。
また、多くのメタルマッチはカラビナやチェーン、フックなどがついているため、ズボンに取り付けている人も多いようです。
これだと無くしにくいですし、必要な時にすぐ取り出せることができます。
コスト
商品によってメタルマッチの価格は様々ありますが、大体1000円~3000円程度のもの多いです。(高いものでは5000円以上するものもあります。)
また、最近では100円均一でも販売されていたりもします。
100円均一のメタルマッチでも問題なく火花を出すことができます。
なのでこれからメタルマッチを使ってみたいと思っている人は、まずは比較的安いメタルマッチでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
コストの面からもメタルマッチは優れているのです。
メタルマッチでの着火は意外と難しい?
これまで説明してきた通り、メタルマッチはとても優れた点が多いですが、欠点といえば多少の練習と経験が必要ということです。
火花を起こす、あるいは火口に火花を飛ばすにはある程度の練習が必要かと思います。
実際にメタルマッチをチャレンジしても、知識と経験がないと火花を出すことが難しいかもしれません。
なので、ある程度の練習と予備知識が必要だと思います。
メタルマッチを手に入れたらまずは火花を出す練習をすることをおすすめします。
実際に何回か練習して慣れてくれば、簡単に火花を出すことができるようになると思います。
また、実際に火花を飛ばすことができても、それを正確に火口に飛ばすこともまた難しいのでこれも練習しておくと実際のキャンプで慌てることがないと思います。
最初の頃はストライカーで擦る時に力加減がわからずズレて火口のそばにあるものに火花を飛ばしてしまう事が多いにあります。
実際に練習する際には周りに燃えやすいものがないか注意して消火が行える環境で練習をするように心がけてください。
最強のメタルマッチの選び方
アウトドア専門店には多くの種類のメタルマッチが置いてあります。
また昨今ではネットを検索してもメタルマッチの情報が大量に出てきます。
さらには100円均一でも売っていますので、どんなメタルマッチを選んだら良いのか迷ってしまうことが起こると思います。
そこで、ここではメタルマッチの選ぶポイントについて紹介したいと思います。
ロッドとストライカーがセットになったメタルマッチ
まず初心者の方にお勧めしたいのはロッドとストライカーがセットになった安価なメタルマッチです。
ユーチューブなどでキャンプ上級者はナイフの背をストライカーにして火を起こしていますが、初心者の方はまずは、ロッドとストライカーがセットになったメタルマッチを購入することをおすすめします。
実際にナイフの背を使って火を起こす方がカッコ良かったり趣があったりしますが、どのナイフでもストライカーの代わりになるわけではありません。
ナイフ背面のエッジが効いていないとロッドが削れないので同時にナイフ選びもする必要がありますので、手軽に始めるのであればまずはセットになったメタルマッチを選ぶとよいと思います。
余談ですがナイフを使ってメタルマッチのロッドを削るのはナイフにもよりますが握りやすくて削るのが楽になる一面もありますので既にメタルマッチを削れるナイフをお持ちの場合は持ちにくい小さなストライカーよりも使いやすい場合もあります。
メタルマッチが削れるナイフの一例
- モーラナイフ ガーバーグ
- モーラナイフ コンパニオンスパーク
- モーラナイフ ブッシュクラフトサバイバル
※コンパニオンやコンパニオンヘビーデューティでは火花は出ません。
ロッドの素材(マグネシウム合金とフェロセリウム)の違い どっちが良い?
ロッドの素材にはマグネシウム合金とフェロセリウムの2種類があります。
マグネシウム合金は、値段が安いのが特徴です。100円均一などで販売されているメタルマッチは、マグネシウム合金でできているロッドが多いです。
一方のフェロセリウムは、鉄とセリウムの合金素材でできており、比較的、簡単に高温の火花を出すことができる特徴があります。
実際にフェロセリウムのロッドを使っていますが、慣れてくると非常に簡単に火花を出すことができます。
値段はマグネシウム合金と比べて高いですが、初心者の方はフェロセリウム素材のロッドを選ぶことをおすすめします。
ロッドが長いほうが削りやすい
安定して火花を出す際に、ある程度の長さのあるロッドが必要になります。
ロッドが短いと火花を飛ばすことが難しいし、そもそも火花が起こりにくかったりします。
逆にロッドが長い方が削る面積が大きいため、火花が出やすいのです。
また、火口に火花を飛ばす際もロッドが長い方が的確に飛ばすことができます。
なので初心者の方はロッドが長いメタルマッチを選ぶことをおすすめします。
大体10cm以上の長さがあるロッドを選んだら良いと思います。
ストライカーの形状
ストライカーの形は、細長かったり、丸かったり様々な形状があります。
その中でおすすめする持ちやすいストライカーを選ぶことをお勧めします。
多くのストライカーは指でつまんで削りますのであまり小さすぎると力が入りにくくロッドを削る際に滑ってしまったりしてしまう恐れがあります。
そういった意味ではある程度の大きさがあるもを選ぶことが必要になりますし上級者がナイフで削るのも理にかなっているということになります。
今回、5種類のメタルマッチを使ってみて一番削りやすかったのはクピルカのストライカーでした。
しっかりエッジが効いていて力をあまり入れなくても削れて火花がでます。
ライトマイファイヤーも持ちやすくてエッジも効いていて使いやすかったです!
5つのメタルマッチを使った感想と評価
今回の5種類のメタルマッチをロッドとストライカーの組み合わせを替えたりナイフで削ったりしてみた結果、一番着火しやすかったのがアマゾンの太いメタルマッチとナイフの組み合わせでした。
セットで買うなら安定して火花を出せるクピルカかライトマイファイヤーが使いやすいです。
個人的にはクピルカのストライカーがすごく気に入ってます。(アマゾンの太いメタルマッチとクピルカのストライカーの組み合わせもよかったです!)
アマゾンの長くて太いメタルマッチ
マグネシウム合金で非常に固い感じでもともとついているストライカーだと削りにくい。ストライカーを替えるとしっかり削れて火花が大きく他のメタルマッチではつかなかったフェザースティックやファットウッドにも着火することができました。持ちにくさやコンパクトさのマイナス点はありますが着火のしやすさは評価ができると思います。(ストライカーをナイフにするとかなり着火のしやすさが増します)
サイズ
本体全長:130mm、ロッド部径:13mm、スケール付きブレード:7.5×2cm 重さ:110g
材質 | マグネシウム |
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ストライカー持ちやすさ | |
ロッドの持ちやすさ | |
評価 |
KUPILKA(クピルカ)ファイアスチール8
フィロセリウム製ロッドで削る感じが柔らかくマグネシウムに比べると力を入れずに削ることができる。ロッド・ストライカーの持ちやすさも非常に良い!
個人的には使い心地は一番良い。
長さ124 mm、フェロセリウムロッド8 mm x 65 mm 重量:47g
材質 | フェロセリウム |
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ストライカー持ちやすさ | |
ロッドの持ちやすさ | |
評価 |
ライトマイファイヤー ファイヤースチールスカウトアーミー
ロッド・ストライカーともに持ちやすさは非常に良いです。どちらも親指にフィットするように作られているので力のコントロールがやりやすいです。
ファイヤースチールスカウト2.0というサイズが小さく値段が安い商品もあります。
約95×26、 重量:約50g
材質 | マグネシウム合金 |
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ストライカー持ちやすさ | |
ロッドの持ちやすさ | |
評価 |
ファイヤースチールスカウト2.0
アマゾンのメタルマッチ2
オーソドックスなメタルマッチですが可もなく不可もなくといった感じです。火吹き棒付きなのお得感があります。
サイズ
本体全長:11.8cm ロッド部径:6.8cm(長さ) × 0.8cm(直径) 重さ:85g
材質 | マグネシウム |
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ストライカー持ちやすさ | |
ロッドの持ちやすさ | |
評価 |
メーカー不明のメタルマッチ
お試しで使うなら良いかも。
65 x 20 x 14mm 重量:約50g
材質 | マグネシウム |
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ストライカー持ちやすさ | |
ロッドの持ちやすさ | |
評価 |
アマゾンに激安で類似品あり
メタルマッチを使う前に
ここからはメタルマッチの使い方について説明していきますが、メタルマッチを使って火を起こす前に準備するものがあります。
それは、火を確実に、そして長く燃やし続けるための材料集めです。
火口(ティンダー)
メタルマッチを使って火花を飛ばし、その火花を受けて、燃焼しやすくする材料です。
火口は燃えやすものである必要があり、後ほど紹介しますが、解いた麻紐やティッシュペーパーが例として挙げられます。
また、キャンプ場での現地調達の例としては落ちている針葉樹の葉の部分を燃えやすいように細かくするのも良いですが、湿気などで湿っていたりすると火が起こらない場合があるので、火口は持参した方が良いと思います。
乾いた白樺の皮や針葉樹の落ち葉
実際にストライカーでロッドを削って火花を火口に飛ばして火種ができたら、消えないように炎にする必要があります。
初心者はこの時点でせっかく作った火種が消えてしまう事が多いです。
その時に必要になる材料として燃えやすい白樺の皮やスギやヒノキなどの針葉樹の落ち葉があると良いと思います。
比較的、どこにでもあるスギの枯れ葉があると火を育てやすいです。
フェザースティックなどの火を大きくする着火材
実際に火がついてから薪に移す際にいきなり太い薪に火をつけても燃えにくいです。
その時に必要なのがフェザースティックや杉などです。フェザースティックとは、細い木材を羽のようにナイフで薄く削って作る着火材のことです。
フェザースティックがあることにより薪などの太い木材に火がつくまで、消えないようにしてくれます。
フェザースティックについては以下の記事に詳しく説明していますのでご覧ください。
ただし、天候やキャンプ地の状況によってはフェザースティックが必ず必要というわけではありません。
太さの違う乾いた小枝を揃える
前もって小枝を揃えておくと薪への着火がスムーズに行えます。
できるだけ乾いた小枝を拾い集め太さを揃えておいて細いものから順に燃えるように組んでおくとほぼ放置で火を起こすことが可能です。
薪
最終的に長く火が燃え続けるために薪が必要です。薪の種類には広葉樹の木材を使った方が良いです。
広葉樹は油分が木材自体に含まれていないため、火をつけることが難しいですが、一度火がつくと長くも燃やすができます。
ただし、すぐに火をつけたいと思った時は油分が含まれた針葉樹をおすすめします。
広葉樹と針葉樹の種類などについては先ほど紹介した記事をご覧ください。
どちらの木材を選ぶかは、状況に合わせて使い分けをした方が良いと思います。
以上がメタルマッチを使う前に集めなければいけない材料になります。
せっかく火口に火花を飛ばして火種ができたとしても火を長く燃やすための材料がないとすぐ消えてしまいますので事前に準備してください。
では実際のメタルマッチの使い方について説明します。
メタルマッチを使って火を起こす方法
ざっくりですが、工程はこのようになります。
- 火口となる解いた麻紐やティッシュペーパーにロッドを近づける
- ストライカーをロッドに対して垂直に持つ
- ストライカーでロッドを削って火花を出す
- 火口に火が着いたらフェザースティックや枯れた杉など燃えやすいものに火を移す
- 徐々に太い木(薪)に火をつけていく
メタルマッチで火花を出すコツ
メタルマッチで火花を出すコツとしてストライカーを押してロッドを削るのではなく、ロッドを引いて削った方が良いです。
その方が比較的火花が出やすいのと火口に火花が飛びやすいからです。
また、ストライカーを押し出して火花を出してしまうと仮に火口に火花が飛んだ時に誤って火口に手が触れてしまい、前記の通り火傷する恐れがあります。
ちなみに、火を出すためのカッコイイ方法としてはストライカーを使うのではなく、ナイフの背をストライカーの代わりに使う方法があります。
ナイフの場合のやり方としては、ストライカーとは逆でナイフの背を押し出してロッドを削った方が火花が出やすいです。
おすすめの火口
メタルマッチを使用する際におすすめの火口はなんでしょうか。
これからおすすめの火口について説明していきます。
麻紐
1番おすすめなのは麻紐です。
コンビニやホームセンター・100均などで簡単に手に入れる事ができます。
麻紐を火口として使用する場合は、まず麻紐を解いて繊維状にする必要があります。
やり方としては、20㎝程度に切った麻紐を縦に解いていきます。
これを4〜5本程度行うことで火口として充分に使用することができます。
一般的にメタルマッチを使う方はこの解いた麻紐を使う人が多いです。
麻紐を解くのは比較的簡単にできて、さらに手に入れるのも楽なのでみなさん使っているのではないかと思います。
チャークロス
Youtuberのひろしさんの動画を観ている人なら知っていると思いますが、チャークロスも火口になります。
チャークロスとは、炭化させた綿のことです。
作り方も簡単で使い古した綿素材のTシャツなどを細かく刻んで、穴が開いた空き缶などに入れて火をかけ炭化させることでチャークロスができあがります。
非常に着火しやすく、火打石を使った小さな火花でも火がつくぐらいなので、先ほどの麻紐と同様に実際にキャンプで使っている人が多いです。
チャークロスの自作キットなども販売されていますので、興味のある方は自作されるのもまた一つの楽しみではないでしょうか。
ティッシュペーパー
ティッシュペーパーはキャンプではある意味「必需品」と言っても良いくらい必ず持っていくものだと思います。
その中でこのティッシュペーパーはとても繊維が細かいので火口として使用することができます。
他にも様々なものを火口をして使うことができます。
今あげた火口は代表的ですが、他にも火がつきやすい素材があると思いますので、色々試してみるのも良いかと思います。
まとめ
メタルマッチはキャンプなどのアウトドアでの火をつける道具として主流になってきています。
今回説明したメタルマッチの選び方を参考に、また火を起こすやり方や3つの火口を使うことで、より簡単に火をつけることができます。
是非キャンプに行った際はメタルマッチを使用して火をつけてみてください。