宿泊を伴うキャンプでは夜の明かりの確保は必須です。そんな明かりを灯すランタンは数多くありますが、どれを使ってよいのか迷うところですよね。
迷えるキャンプアイテムの一つであるランタン、今回はsnow peakのギガパワーBFランタンの 使い方や、使い心地をご紹介します。
それぞれキャンプライフにフィットするアイテムと出会えるよう、年間10泊程度のキャンプをしている私が実際に使用してみての感想をレビューします。
ぜひご参考にしてください。
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そもそもランタンって?ギガパワーBFランタン(GL-300A)は明るいの?
ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんのでご説明します。
ランタンとは、いわゆる提灯のことです。
合成繊維でできた筒や球体のマントルと呼ばれるものを取り付けて、そのマントルがガスなどの燃料で燃えて発光します。
このマントルは実 際に燃えていますので、とても熱いです。
そして焼けたマントルはもろくて繊細ですので取り扱いには十分注意が必要です。
ランタンは小型から大型のもの、そして燃料に関してはガソリン、ガス缶、電池など様々です。
それぞれのキャンプスタイルに合わせてランタンを用意することになります。
宿泊を伴うキャンプには、メインランタン、サブランタン(テーブルランタン)、室内用ランタンとして最低でも3台の ランタンを持って行くのがおすすめです。
今回ご紹介するギガパワーBFランタンは、メインランタンとしての役割を担うものになります。
以下スペック(メーカーHPより)
サイズ:φ130×235(h)mm
重量:1,025g(ヘッドのみ)
最大光量:170W
ガス消費量:約80g/h
ギガパワーBFランタンと他社のランタンの明るさの違いは?
ギガパワーBFランタンの最大光量は170Wです。
一般的にメインランタンには最大光量200W前後のもを使用しますので、170Wあれば、遠くからでも自分のサイトの目印になる存在感はあり、十分メインランタンとしてお使いいただけるスペックだとは思います。
しかし、Colemanの2500ノーススター(R)LPガスランタンは最大光量200W、UNIFLAMEのフォールディングガスランタンUL-X クリアではプレミアムガス使用時で最大光量240W相当、レギュラーガス使用時で210W相当、SOTOの虫の寄りにくいランタンST-233は最大光量210Wと、他社の競合品と比べると少しギガパワーBFランタンの最大光量は劣ります。
ギガパワーBFランタンをメインに使うならサブランタンも必要!
サブランタンを使用せず、このランタン1機だけとなると力不足を感じます。ギガパワーBFランタンはあくまでサブランタンも使用するという前提での使用をおすすめします。大きめのサイトの場合は少し光量が足りないと感じることもあると思われますので、サブランタンなどでテーブル周りや手元の明かりを調整するのが良いかと思います。大型のタープやテント全てを照らす光量はありません。
とにかく明るい光量が必要だという方はキャンパー憧れのブランドPETROMAXのペトロマックスHK500は最大光量400Wも良いのではと思います。
しかし、キャンプ場であまりにも大光量のランタンを使用すると、お隣サイトの方 もとても眩しく感じる可能性も十分にありますし、夏場では沢山の虫も寄せ付けることになりますのでくれぐれもご注意ください。
メインランタンはタープやテントから少し離れたところに、ランタンスタンドを立てて使用することで、食卓から離れた場所に虫よけとして使用する役割も果たします。
snow peakのデザインのギガパワーBFランタン(GL-300A)は文句なしでカッコイイ!
ギガパワーBFランタンの良さはやはりデザインです。
ヘッドのトップカバー部分はマットなブラックで、濃すぎることなく大自然の環境にも溶け込みます。
燃料として使用するsnow peakOD缶の金缶、銀缶どちらに合わせてもかっこ良いですしフォルムも無骨さも残しながら、シャープであり男心をくすぐるデザインです。 snow peakの良さは、デザインの統一性もあると思います。
私もアメニティドームM、メッシュシェルターやヘキサイーズ1などのテントやシェルターをよく使用しますが、茶色を主とするそれらのテントと合わせても色がマッチします。テントやタープ、ランタン、テーブル、チェアなどは、できることならブランドを統一したいですよね。
余談ですがランタンスタンドもやはりスノーピークがおすすめで、設営が地面に刺すだけのとても簡単なsnow peakのパイルドライバーがあるとスマートなキャンプサイトに仕上げてくれます。
ギガパワーBFランタンのマントル(GL-300A)は何を使う?つけ方は?
ランタンはLEDランタンなどの電池や電気を使用するランタン以外はマントルの取り付けが必要です。
慣れるまでは少し戸惑ったり、マントルを駄目にしてしまったりということがありますが、暗くなる前にマントルを取り付け、カラ焼きをする。
このランタンに明かりを灯すまでの手間をゆったりと楽しむのも良いものです。
ギガパワーBFランタンにはsnow peakの専用マントル(マントルL 2枚セット)を使用します。
ランタンの価格も他社と比べると高いですが、マントルも2枚で 1500円(税抜)と強気の値段設定です。
1枚750円もしますのでマントルの取り 付けは慎重に失敗しないようにしましょう。
ギガパワーBFランタン(GL-300A)はランタンケース付き
ギガパワーBFランタンは購入するとブラックの専用ケースが付いてきます。
このケー スがあるかないかでは大違いです。ケースのつくりは、とてもしっかりしていて内部にもマジックテープがついた固定ベルトもありますので、ケース内で動くこともありません。ケースの硬さはハードケースとソフトケースの中間のような感じでしょうか。
軽くて硬いので、しっかり本体を保護してくれます。
ケース内はランタン本体を入れても少し余裕がありますので、予備のマントルや、取扱説明書をしまっておけます。
ただし、燃料のOD缶をしまうスペースはありませんのでOD缶は別で持って行く必要があります。
私はマントルやグローブに衝撃を与えないように、購入時についてきた緩衝材(プチプチ)を巻いて保管しています。
ケースにsnow peakのロゴマークや、タグが付いており、デザインもかっこ良いです。
ギガパワーBFランタンの燃料は何を使う?どれくらいもつ?
ギガパワーBFランタンに使用できる燃料はsnow peakの
GP-500GR/ギガパワーガス500プロイソ
GP-250GR/ギガパワーガス250プロイソ
GP-500SR/ギガパワーガス500イソ
GP-250SR/ギガパワーガス250イソです。
光量、使用時間によって違ってくると思いますが、私はGP-500SR/ギガパワーガ ス500イソ1本で1泊分というイメージです。
17時から消灯の22時くらいまでつけっぱなしでも燃料は持ちます。燃費は悪いわ けではないと思います。
もしものために、ランタン用にストックは常に1本は持っておくのが良いかと思います。
snow peakのOD缶は大きく分けて、ノーマルのイソ(銀缶)と、プロイソ(金缶)の2種類があります。
銀缶の場合、真冬のマイナス気温では明らかにパワー不足が目立ち、明るさってこんなに弱かったけ?と思う様な印象です。
金缶にすると、それらが緩和され、冬場でも明るさを保つことができますので、メインランタンとして冬場に使用される場合は金缶(プロイソ)のOD缶のご用意をお忘れなく。
ただし、金缶は銀缶に比べて値段が高いため、気温の低い季節や雨の日などでなければ、銀缶でも問題なく使用できます。
snow peakのOD缶は値段が他ブランドと比べても少し高いですが、ギガパワーBFランタンにはsnow peak専用のOD缶を使用するようにしてください。
このランタンに限らず、OD缶は基本的に使用する器具と同じブランドのものを使用しないと故障の原因にもなりますし、もし故障した場合に保証対象外になってしまうことも あるので、ご使用の際はご注意ください。
まとめ
ギガパワーBFランタンは、ケースもしっかりしており初心者にも扱いやすいランタンだと思います。
ただしこのランタンは店舗などでは、もともとの在庫も少ない為か売り切れていることもしばしばです。
もし購入を考えている方は、見つけたら迷う事なく買ってしまったほうが良いと思います。
扱いやすいギガパワーBFランタンを灯して、素敵なキャンプライフをお楽しみください。