アウトドアで炭や薪に安定して着火させるために、酸素を送るのが基本です。
焚き火に風を送るためには、うちわを使う方が多いですよね?
ただ、うちわはピンポイントで焚き火の中央部に酸素を送り込むことはできません。
近年ではソロキャンブームの影響もあり、荷物がかさばらない火吹き棒を用いているキャンパーが増えてきました。
火吹き棒はうちわに比べてピンポイントで強い風を送ることができるので、小さな火種でも短時間で火を大きくできる特徴があります。
今回はそんな火吹き棒について、基本的な使い方や、キャンプ好きの著名人や芸人さんが愛用しているおすすめ商品をまとめてみました。
荷物の少ないコンパクトキャンプを楽しみたいあなたは、ぜひ最後までご覧ください。
- 火吹き棒とは!おすすめはファイヤーブラスター
- 火吹き棒を選ぶポイント
- 火吹き棒って、口をつける?口をつけない?
- セリアにもある100均の火吹き棒は使える?
- おすすめ火吹き棒 ヒロシさん愛用のファイヤーサイド ファイヤーブラスターFB1
- おすすめ火吹き棒 阿諏訪さんも使っている!マックスブースト
- おすすめ火吹き棒 ベアーズ島田さん愛用のバーゴ アルティメットファイヤースターター
- おすすめ amazonで買える激安の火吹き棒 niceluke 火吹き棒・火打ち石・ホイッスル・ミニコンパス
- おすすめ火吹き棒 belmont×SUNDAY MOUNTAIN ベルモント×サンデーマウンテン ブロウパイプポンプセット ケース付き
- おすすめ火吹き棒 おしゃれなデザインが特徴!村の鍛冶屋 アルミカラー火吹き棒
- 番外編
- 火吹き棒の使い方と使うメリット!
- 火吹き棒の使い方のコツ!
- まとめ
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
火吹き棒とは!おすすめはファイヤーブラスター
火吹き棒とは、焚き火の際に火を大きくしたり、安定させたりするのに使う道具です。
別名、ファイヤーブラスターとも呼ばれます。
筒状をしていて、端に口を付け、火がくすぶっているところに空気をおくるために使います。
吹込みの向きが一見分かりにくいですが、太い方が口を付ける側で、細い方が空気を吹き出す側です。
ピンポイントで空気を送れるので、周囲の灰を巻き上げることはありません。
棒状の道具なので、荷物にもならず、キャンプ上級者からも愛されるギアです。
火吹き棒は、その長さや材質によって様々な種類があります。
見た目ではあまり特徴が分かりづらいので、サイズや材質など基本的なスペックの違いやそれぞれの特徴を詳しくお伝えしていきます!
最近では非常にカッコいい火吹き棒も販売されているので是非チェックしてみてください!
火吹き棒を選ぶポイント
火吹き棒を選ぶポイントは主に【長さ】【太さ】【材質】【伸縮性】の4つのポイントで選ぶと失敗が少ないです。
火吹き棒の長さについて
市販されている火吹き棒はそれぞれ長さが違います。
ある程度の長さがないと焚火の熱を顔や手に感じてしまいます。
パチパチと爆ぜた火の粉で火傷をしてしまう危険歳があるので長さ選びは慎重にした方が良いです。
キャンプでの使用を考えると50cm以上あると安心して使用することができます!
火吹き棒の太さについて
火吹き棒の太さを選ぶポイントは2つあります。
一つは管の太さ、もう一つは握る部分の太さです。
管の太さは太すぎると息を送り込むのに苦労しますので1センチ程度がキャンプでの焚火には使いやすいです。
1センチ程度であればピンポイントで狙うことが可能です。
握る部分の太さという点では木材を使用して太く握りやすいファイヤーブラスターがあります。
ステンレス製の細い火吹き棒と比べると使いやすさは多少アップします。
火吹き棒の材質について
材質はアルミやステンレスといった素材で作られています。
先端は当然のことながら燃えない素材である必要があります。
ほとんどの火吹き棒がステンレス製のなかファイヤーサイドのファイヤーブラスターに関してはアルミ製です。
サイズが大きいので重たくなりがちですがアルミを使うことで軽くできています。
火吹き棒が伸縮できるメリット
キャンプで焚火をする人のスタイルは様々で荷物を『少しでもより少なく』、『少しでもより軽く』を求めている人も多くいます。
そういった携帯性の面では長く太く伸縮しない火吹き棒は敬遠されます。
コンパクトで軽く伸縮自在の火吹き棒のほうが携帯性は圧倒的に高いといえます。
伸縮 | 長さ | 重さ | 太さ | 材質 | ||
ファイヤーブラスター60 FB1 | ファイヤーサイド | × | 60cm | 120g | アルミ、ブナ材 | |
ファイヤーブラスター80 FB2 | ファイヤーサイド | × | 80cm | 140g | アルミ、ブナ材 | |
マイクロファイヤーブラスター銘木 | 秀岳荘 | 〇 | 20cm~60cm | パイプ径:先端4mm~後方9mm | ステンレス・真鍮・ブナ材 | |
ファイヤーブラスター銘木 | 秀岳荘 | 〇 | 29〜86cm | 先端9.5mm〜後方14mm | ステンレス・ブナ材 | |
アルミカラー 火吹き棒 37cm | 村の鍛冶屋 | × | 37cm | 28.5g | アルミニウム・天然木 | |
ポケットふいご | マックスブースト | 〇 | 9.5cm~48.5cm | 直径1.2cm | ステンレス | |
ファイヤーブラスター【Sx】 | ブッシュクラフト | 〇 | 9.2cm~47.6cm | 21g | ステンレス |
※長さや太さの数値はおよそ(約)となっております詳しくは公式でご確認ください。
ファイヤーブラスターは長いので安心して使えます。
火吹き棒って、口をつける?口をつけない?
火吹き棒は、商品によって形状が色々あります。
初めて使う方は、どの向きで使えばいいか分かりにくいかもしれません。
先ほどもお話しした通り、どのタイプの火吹き棒も、基本的には細い先端を火に近づけて、太い先端から空気を送り込みます。
口元に近づける先端は、ステンレスなどの金属そのままだったり、木製などの吹き口パーツが付いていたりします。
これら吹き口が太くなっているタイプは、どなたでも細く強い空気を火元に吹き付けられます。
しかし、竹筒や太いパイプなどの場合は、口をつけても上手くいきません。
直接口をつけて息を吹き込んでも、細く強い空気の流れは作れないからです。
竹筒などの太いパイプを火吹き棒として使う時は、口はつけずに5〜10cmほど離して、口をすぼめて細く強く空気を先端めがけて吐き出してみてください。
空気の流れが速ければ速いほど、周りの空気も巻き込んで、より多くの酸素を火元に吹き付けられます。
多くの酸素をダイレクトに火元に当てることで、一気に火は大きくなります。
あなたも、火吹き棒の正しい使い方をマスターすると、キャンプなどの時に、火吹き棒でかっこよくスマートに火を付けられるようになりますよ!
ぜひ、練習してみてください。
セリアにもある100均の火吹き棒は使える?
最近は、100均でもキャンプグッズの品揃えが急激に増えてきました。その中でも、100均のセリアでも火吹き棒を購入できます。
一般的な火吹き棒は、使う時は火元から体を離せるように、長さ60cm前後作られています。
それに比べて、セリアで購入できる火吹き棒は40cmと短く太さも細いので決して使い勝手のよい商品とは言えません。
しかく、火吹き棒を初めて体験してみる用途としてはおすすめです。
手軽に火吹き棒の便利さを感じることができます。
おすすめ火吹き棒 ヒロシさん愛用のファイヤーサイド ファイヤーブラスターFB1
サイズ | 長さ600mm |
---|---|
重量 | 120g |
材質 | アルミ、ブナ材 |
キャンプ名人として有名な、芸人ヒロシさんが愛用している火吹き棒です。
大変人気の火吹き棒なので動画などで見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
ドイツ製の火吹き棒で素材はアルミとブナ材を用いています。
鉄素材のみで作られた火吹き棒が多い中、ブナ材が用いられていることでナチュラルさが増し自然素材の経年変化も感じることができます。
風を送るときも口元がブナ材となっているため寒い時期にも温もりが感じられます。
火吹き棒はキャンプ道具の中では脇役的な存在に感じるかもしれませんが、ファイヤーブラスターFB1はその見た目からしっかりとその存在を感じられ、キャンプサイトにおいてあるだけで、おしゃれキャンプを演出してくれます。
ファイヤーブラスターFBは、長さ600mm・重さ120gと、決してコンパクトではありません。
しかし、たくさんの道具を持っていくキャンプにおいては、この大きさは紛失しにくいというメリットにもなります。
うっかり紛失してしまい同じものを買い直したというキャンパーも少なくないです。
ナチュラルテイストでおしゃれで、なおかつ利便性の高い火吹き棒として、おしゃれキャンパーからキャンプ上級者まで、幅広い方に愛用されている人気の商品です。
おすすめ火吹き棒 阿諏訪さんも使っている!マックスブースト
サイズ | 収納時 9.5cm 使用時 48.5cm 直径1.2cm |
---|---|
重量 | 59g |
材質 | ステンレス(SUS304) |
先ほども紹介した芸人・ヒロシさんが主催している芸能人ソロキャンパーグループが、「焚火会」です。
そのメンバーのうしろシティ阿諏訪さんやとろサーモン村田さんが愛用している火吹き棒です。
形状は一般的に見かけるストレートな伸縮性火吹き棒です。
素材にはステンレス(SUS304)が用いられています。
SUS304はステンレス鋼の中で最も流通している材質で、強度や温度変化にも大変優れているため多くの製品に用いられています。
火吹き棒のように温度の差が大きい場面でガシガシ使用するにはぴったりの材質ですね。
さりげなく「maxboost POCETFUiGO」が印字されているのもオシャレポイントです。
収納にジャストサイズで、シンプルでスタイリッシュなデザインのケースが付いてくるのも嬉しいです。
マックスブーストの最大の特徴は、購入時に永久保証がついてくることです。
保証規定に基づき、製品の無償修正・交換(1商品につき1回限り)の対応をしていただけます。
火を扱うシーンでは必ずといっていいほど出番のある火吹き棒はその分破損の心配も多い道具です。
キャンプを1シーズンのみ楽しむという方にとっては使用する回数・場面が限られるかもしれませんが、キャンプ愛好会にとっては、使用期間を問わずに道具を保証してくれるのは大変ありがたいですね。
おすすめ火吹き棒 ベアーズ島田さん愛用のバーゴ アルティメットファイヤースターター
サイズ | 使用時 464mm 収納時 152mm 直径約15mm |
---|---|
重量 | 53g |
材質 | ステンレス |
焚き火会メンバーのベアーズ島田キャンプさんが愛用しているのが、アルティメットファイヤースターターです。
商品名の一部のファイヤースターターとは、火打ち石のようなもので、先端の金属部分をストライカーと呼びます。
一見スタンダードな火吹き棒にも見えますが、よくみると吹き口付近に取り付けられた出っ張りが確認できます。
この部分がストライカーとなっており、付属のマグネシウム棒をすることで火花を飛ばし、火起こしができる仕組みになっています。
ライターなどの火種がない場面では、これは便利ですね。
マグネシウム棒は吹き口部分にくるくると回して収納することができるので道具がかさばることもなく、紛失防止にもつながります。
火吹き棒に他の機能が兼ね備えられている商品は他にあまり見かけないので、他と比べも機能性の高い火吹き棒といえるでしょう。
マグネシウム棒収納時、上部にはフックがついているためカラビナなどに引っ掛けておくことで使いやすく、こちらも紛失防止に役立ちます。
おすすめ amazonで買える激安の火吹き棒 niceluke 火吹き棒・火打ち石・ホイッスル・ミニコンパス
サイズ | 使用時 480mm 収納時 930mm 直径約12mm |
---|---|
材質 | ステンレス |
付属のケースに収まるサイズで、火吹き棒と便利な道具がセットになっています。
セットには、火吹き棒の他に、多機能火打ち石セット・多機能ストライカー含まれます。
火吹き棒自体のサイズを見てみると他のステンレス製の伸縮性火吹き棒と比較しても同等のサイズ感です。
価格が1,000円程度なのにも関わらず他製品と同等のサイズ感を実現できているならば断然お得感がありますよね。
火打ち石は3in1となっており、小さなコンパスとホイッスルが付属しています。普段は使用機会があまりないかもしれませんが緊急用として備わっていると安心です。
多機能ストライカーはマグネシウムを削るほかにビールオープナーや7mmの六角レンチとして使用できます。
初めてファイヤースターターを使って火おこしに挑戦してみたいという方にもおすすめの商品です。
おすすめ火吹き棒 belmont×SUNDAY MOUNTAIN ベルモント×サンデーマウンテン ブロウパイプポンプセット ケース付き
アウトドアショップ サンデーマウンテンとベルモントのコラボ製品!
伸縮が可能で持ち運びが楽なのは大きなメリットです。
また、ダブルアクション式のポンプを取り付けることで子供が一酸化炭素を吸い込んでしまう心配がなく安全に使用することが可能です!
おすすめ火吹き棒 おしゃれなデザインが特徴!村の鍛冶屋 アルミカラー火吹き棒
サイズ | 360mm |
---|---|
重量 | 28.5g |
材質 | アルミニウム(カラーアルマイト加工)、天然木 |
アウトドア用品ではおなじみの燕三条製火吹き棒です。
新潟県・燕三条には「スノーピーク「ユニフレーム」「村の鍛冶屋」など、人気キャンプギアメーカーが集中している、キャンパー憧れの土地です。
アルミニウムと天然木を合わせて作られており、形状としては上記でご紹介した「ファイヤーサイド ファイヤーブラスターFB1」に似ていますが、サイズは「村の鍛冶屋アルミカラー火吹き棒」の方が37cmと短くなっています。
デザインもとても凝っていて、他メーカーにはない3色のカラー展開(ブラック・ブルー・レッド)もあります。あなたの好みに合った火吹き棒を選べるということです!
カラフルな火吹き棒をお求めの方、ほかと被らない火吹き棒をお求めの方におすすめです。
番外編
バーベキューをこよなく愛するBBQ芸人のたけだバーベキューさんはバーベキューの際に、火吹き棒ではなく風船に空気を入れるときに用いるバルーンポンプを利用されているそうです。
安く購入できる道具ですが、火吹き棒のようにピンポイントで風を送ることができます。
口をつけなくてもいいので自分以外の人とも気軽に道具を共有できるのも魅力です。
個人で火吹き棒を持っている方も大勢でキャンプを楽しむときのために一つ持っておくと衛生面を踏まえて感染予防にも繋がります。
火吹き棒の使い方と使うメリット!
キャンプやバーベキューの時に火吹き棒があるととても便利です。
火吹き棒の主な使い道は小さなくすぶった火を大きく育てることができます。
火は酸素がないと燃えることができません。
火が小さくなってきたタイミングで火吹き棒を使いピンポイントで酸素を送り燃焼させて焚き火を楽しんだり焚火料理の火加減を調節することができます。
火吹き棒の使い方のコツ!
火吹き棒はただ、むしゃらに吹いても焚火の炎は育ちません。
特に千種が小さくなった場合には強い風を当てることで消えてしまうこともあります。
火の具合を見ながらまずは、やさしく吹いてみてしっかりとした火種があれば少し強めに長く吹いてみるといった具合に送る風の強さや量を調節しながら火吹き棒を使うと上手に火を育てることができますし焚火を楽しむことができます。
まとめ
火吹き棒は100均で購入できるような安価なものから数千円するものまで幅広く販売されています。
壊れたり紛失したりしてしまってもいいようにと安価のものを購入されるのも良いかもしれませんが、こだわり抜いてお気に入りの1本を選んでみるのもおすすめです。選んだものを大事に使用して愛着のわく道具に仕上げていくのもキャンプの楽しみの一つです。
今回ご紹介した芸人さんたち愛用の火吹き棒は、どれも愛用している理由があり、こだわって選び抜かれたのだと感じるものばかりでした。
それぞれ特徴的な火吹き棒ばかりなので、ぜひ皆さんもこだわりの1本を見つけてみてはいかがでしょうか。