アウトドアを楽しむ上でテーブルの存在は非常に重要です。
ソロキャンプでは自分の飲み物とお皿をおける程度のコンパクトなテーブルで十分ですが、複数人でキャンプを楽しむ場合はある程度サイズの大きいテーブルが必要となりますよね。
従来はハイスタイルのテーブルが主流でしたが、最近ではロースタイルのテーブルも増えており、ハイスタイルとロースタイルの可変式テーブルも販売されています。
ロースタイルの人気が高まってきた現在、ぜひともおすすめしたいのが焚き火を囲う形で使用する囲炉裏テーブルです。
一見高そうなイメージの囲炉裏テーブルですが、今回は価格を抑えつつも安心して使用できるおすすめの囲炉裏テーブルをご紹介いたします。
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キャンプに囲炉裏テーブルは必要?
まず、キャンプに囲炉裏テーブルは必要なのかという疑問についてお答えします。
囲炉裏テーブルはその形状からテーブルの真ん中に焚き火台を設置し、焚き火を眺めたり、あるいは焚き火で調理をしながらアウトドアを楽しむことができます。そのため焚き火台を使用しないスタイルであったり、ハイスタイルでアウトドアを楽しまれる場合には囲炉裏テーブルは特別必要な道具ではないでしょう。
しかし最近ではアウトドアを楽しまれる家庭にとって一家に一台焚き火台があるといっても過言ではない状況です。
通常のテーブルとは一味違い、家族や気の知れた仲間たちと焚き火を囲いながら団らんの空間を作れるのは囲炉裏テーブルの大きな魅力です。
囲炉裏テーブルのメリット
他にも囲炉裏テーブルは通常のテーブルと比較してメリットとなる点がいくつかありますのでご紹介いたします。
メリット①安全に焚火を楽しめる
囲炉裏テーブルは焚き火台をテーブルで囲うことによって一定の距離を保つことができるため安全に焚き火を楽しむことができます。
私の身近で起きた話ですが、家族や親戚で集まり焚き火台を囲ってバーベキューを楽しんでいたところ、焚き火付近の椅子に腰掛けていた子供がバランスを崩した際に椅子ごと前に転倒してしまい焚き火台と接触してしまうことがありました。幸いにも大怪我には繋がりませんでしたが一歩間違えれば大変な事故に繋がっていたかも知れません。最近ではヘリノックスなど軽量かつコンパクトなローチェアが流行っていますが、気軽に使用できる反面、お年寄りや小さい子供など体重の使い方が難しい方にとっては転倒のリスクもありますので、万が一転倒してしまった場合でも囲炉裏テーブルがあれば大事故を防ぐ結果にも繋がります。
メリット②安定したテーブルスペースの確保
一般的な長方形型のテーブルであれば上に飲み物や食材など好きなようにたくさん並べることができますよね。物がたくさん置けるのはテーブルとして大きな魅力ですが、ついついなんでも置いてしまいがちで散らかってしまうデメリットもあります。
お酒が入って酔いもまわってくると自分の飲み物やお皿がどれかわからないなんて事もあるでしょう。
そんな時囲炉裏テーブルの場合は自分のスペースが明確になっているので散らかるリスクも少なく飲み物やお皿の間違い防止にも繋がります。
隣や向かいともある程度の距離を保てますので通常のテーブルより感染症対策という意味でも一躍かってくれます。
囲炉裏テーブルを選ぶ際のポイント
囲炉裏テーブルの魅力がわかってきたところで、実際に囲炉裏テーブルを選ぶ際のポイントとなる点についてご紹介させていただきます。
フィールドア | バンドック | テントファクトリー | 尾上製作所 | ハイランダー | |
パネル式 木製囲炉裏テーブル |
マルチ 焚き火テーブル |
スチールワークス フリー4セットM |
マルチ ファイアテーブル |
焚火用 ステンレステーブル |
|
トップ材質 | 木材 | ステンレス鋼 | スチール | ステンレス鋼 | ステンレス鋼 |
フレーム材質 | 木材 | 金属 | スチール | 金属 | ステンレス鋼 |
外寸 W×D×H (cm) |
111×111×28 | 100×100×34.5 | 88×88×26 | 100×100×27 | 84×84×30 |
内側サイズ W×D (cm) |
60×60 | 66×66 | – | 66cm×66 | 48×48 |
収納サイズ | – | 85×12.5×18.5 | – | 83×17×10 | 87×20×7 |
重量 | (約)5.2kg | 7.3kg | – | 約9kg | 7.7kg |
パーツごと の使用 |
× | 4つのテーブルで構成 されそれぞれ自由に並び 替えてアレンジが可能 |
4つのテーブルで構成 されそれぞれ自由に並び 替えてアレンジが可能 |
4つのテーブルで構成 されそれぞれ自由に並び 替えてアレンジが可能 |
× |
ポイント①足の形状
囲炉裏型という点でどのメーカーもある程度同じような形をしている囲炉裏テーブルですが、足の形状を見てみるとメーカーによって違いが出てきます。
なるべく太くて頑丈な足がたくさんついていればテーブルとしての安定感は増しますが、その反面、使用する際に邪魔になりがちです。
実際に使用することを想定し、足が邪魔にならないかどうか確認しながら選びましょう。
また木製タイプの囲炉裏テーブルでは足をはめ込んで使用するものが多いです。組み立てが簡単で収納もコンパクトになるのでおすすめですが、テーブルにはめ込んでいるためテーブル上に出っ張りが生じてしまう欠点もあります。これが使用する際意外と邪魔に感じてしまいます。
収納性や使い心地などどの点を意識するかによって選ぶべき囲炉裏テーブルも変わってくるので注意しましょう。
ポイント②収納性
囲炉裏テーブルは組み立てると結構なサイズになります。テーブルとしてはある程度サイズが大きい方が使いやすく感じますが、収納する場合はその逆でなるべくコンパクトな方がありがたいですよね。
畳んだ際になるべく出っ張りなどが少なく、薄くまとめられる囲炉裏テーブルであればちょっとした隙間などを活用して収納できますし、車に積み込んで運搬する際にも場所を選ばず積み込むことができるのでおすすめです。
ポイント③素材
通常のテーブルと異なる点として焚き火テーブルは焚き火の熱による影響を考慮する必要があります。
木製のものは自然の景観に馴染みおしゃれな雰囲気を楽しめますが、火に弱く、また水による劣化も考えられるため取り扱いが難しい素材でもあります。
長い目で見た場合アルミやステンレス素材の方が丈夫で安心して使い続けられるのでおすすめです。
キャンプにおすすめの安い囲炉裏テーブル5選
各メーカーより様々な囲炉裏テーブルが販売されておりますが、2020年11月現在販売されている価格が1万円以下と良心的なおすすめの囲炉裏テーブルを7選ご紹介させていただきます。
おすすめ①フィールドア 囲炉裏テーブル
木目を基調としたデザインの多いフィールドアより販売されている木製パネル式の囲炉裏テーブルです。
ナチュラルな温かみのあるカラーリングですね。
テーブル表面はあえて加工されていないためそのままの風合いを楽しむのも良いですし、オイルステインなどでアレンジし自分らしいテーブルに仕上げる事もできます。
木製パネルという事でスチールに比べて耐荷重が気になりますが、厚さ1.5cmの丈夫なプライウッドパネルを使用しているため20kgまで乗せることができます。
おすすめ②バンドック マルチ焚き火テーブルBD-239
テーブル部分がメッシュになっているバンドックのマルチ焚き火テーブルです。
ブラックカラーが男らしい印象を感じますね。
重量は7.3kg、素材はスチールとなっています。
足は1枚のテーブルパネルにつき2脚ついているため、組み立てると計8脚立ち上がる形となります。
位置としては四隅に当たるので邪魔になることはなさそうですね。
独立して使用する事もできるので、ソロキャンプやベランピングなどにも活躍できそうです。
おすすめ③テントファクトリー スチールワークスフリー4セット
テントファクトリーの囲炉裏テーブルも見た目的にはバンドックのマルチ焚き火テーブル同様にスチール素材のメッシュタイプでブラックカラーに統一されたテーブルになります。
サイズ的にはテントファクトリーの方がバンドックよりも少しだけ大きいです。
低価格ながらも頑丈であると高評価が多い商品ですので初めて購入される方にもおすすめです。
おすすめ④尾上製作所 マルチファイアテーブルMT-8317
尾上製作所の囲炉裏テーブルもバンドック、テントファクトリーと見た目的にはほとんど変わらない製品です。
低価格帯となると見た目で個性を発揮するのはなかなか難しくなりそうですね。
こちらのマルチファイアテーブルのおすすめポイントは尾上製作所から販売されているマルチスタンドやフォールディングファイヤスタンド、ハンディトライポッドなどがしっくりと使用できるサイズ感で設計されている点です。
焚き火台を使用しない直火スタイルのキャンプの際にはマルチスタンドを五徳として活用し、両サイドにマルチファイアテーブル工夫して連結する事で充実したテーブルスペースと調理スペースを確保することができます。
アレンジ次第で様々な楽しみ方ができる点を踏まえると他の製品より評価の高い囲炉裏テーブルです。
おすすめ⑤ハイランダー 焚き火用ステンレステーブル
コスパ抜群のアイテムを数多く排出しているハイランダーから販売されている焚き火用ステンレステーブルです。
価格を抑えながらも高級感のあるシンプルなステンレス製のテーブルです。
テーブル表面はザラザラとしたシボ加工が施されているため指紋やキズが目立ちにくく滑り止め効果も期待できます。
また汚れた場合も軽く拭き取るだけで落とすことができるので申し分のない使用感ですね。
足の位置は4枚のテーブルの角に当たる板と板の接続部で固定されるため邪魔にならず、使用中に板通しが外れる心配もなさそうです。
ユニフレームの人気グリル ファイヤグリルにぴったりのサイズ感です。
耐荷重は一辺で20kgまで対応しており、均等にとせれば全部で80kgまで耐えられます。
ニトリのキッチンラックを応用して囲炉裏テーブルが作れる
お値段以上でおなじみのニトリから販売されております「折りたたみ式キッチンラックNT積み重ね棚」を用いて囲炉裏テーブル風にアレンジすることができます。
やり方は折りたたみ式キッチンラックNT積み重ね棚を4つ用意し、他の囲炉裏テーブル同様に四角く囲っていくだけです。
非常に簡単かつ低価格で囲炉裏テーブルを用意できるので価格を抑えたい方にはおすすめです。
各辺が独立しているため使い勝手がいい反面倒れやすい難点もありますので、囲炉裏テーブルとして使用する場合は隣り合うキッチンラックを取り外し可能な結束具を用いると強度が増し安全に使用できます。
耐荷重は1辺5kgと市販の囲炉裏テーブルには劣りますがちょっとした飲み物やお皿をおくだけなら十分使用できます。
詳しい作り方はこちらで解説されています。
【ファイアテーブル】ニトリのキッチンラックで囲炉裏風
まとめ
焚き火を安全に楽しみたいから囲炉裏テーブルは絶対欲しい、でもそこまでお金はかけたくないと思っている方は決して少なくありません。
今回ご紹介させていただように低価格ながらも安心して使用できる囲炉裏テーブルはたくさんありますので、複数人で楽しむアウトドアシーンへ手の届く範囲で気軽に取り入れて見てはいかがでしょうか。