キャンプやバーベキューで欠かせない火起こしは、やり方や使用する道具も様々です。
方法の一つとして挙げられるファイヤースターターなどを用いた原始的な起こし方は、これぞアウトドア!
野生的!といった印象で不便を楽しみながら火を起こすことができますが、時間のない時はなるべく簡単に火を起こしたいものですよね。
この記事では簡単な火おこしの方法やおすすめの火起こし器についてご紹介いたします。
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火起こし器があると時間と手間がかからない!
![火起こし器 おすすめ](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし器 おすすめ.jpg)
焚き火の火起こしやバーベキューの炭起こしで苦労した経験がある人は多いのではないでしょうか。
火起こしや炭起こしはやみくもにしてもうまくはいきません。
薪や炭の組み方や着火剤の位置なども火起こしの成功に関わります。
また、気温が低いと薪や炭の温度が上がりにくく更に難易度が上がります。
火起こし器があると知識不要で着火ができる
火起こし器を一度使うと、今までの苦労した火起こしがバカバカしく感じる人も少なくないと思います。
火起こし器は本当に誰でも簡単に火を起こすことができるとても便利なアイテムです。
火起こし器のしくみ(原理)
火起こし器のしくみは金属でできた筒状よって煙突効果で効率良く炭が起こせます。
![火起こし器 原理](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/hiokosikkisikumi-1.jpg)
空気の対流を促進させ燃焼効率が上がり簡単に火起こしができます。
火起こし器の使い方は
コンパクトタイプのキャプテンスタッグの火起こし器を例に使い方を解説します。
キャプテンスタッグ火起こし器のパーツの紹介
![キャプテンスタッグ火起こし器パーツ](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/キャプテンスタッグ火起こし器パーツ.jpg)
キャプテンスタッグの火起こし器はパーツが本体と底の目皿の2つです。
火起こし器の組み立て
![火起こし器組み立て](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし器組み立て2.jpg)
折りたたまれた本体を開きます。
![火起こし器 組み立て](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし器組み立て3.jpg)
目皿を下向きにして本体と目皿の向きを合わせ本体に入れます。
![火起こし器組み立てポイント](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし器組み立てポイント2.jpg)
目皿のはめ方に少しコツがいります。
反対側は上から押し込むだけで目皿固定具にはめ込みができます。
火起こし準備
![火起こし炭を入れる](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/炭を入れる.jpg)
必要な量の炭を火起こし器に入れます。
空気の循環に影響がでないように隙間ができるように炭を入れましょう。
着火剤の準備と着火
![火起こし着火剤](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし着火剤.jpg)
次に着火剤を用意して火を着けます。
新聞紙をねじって着火剤の代わりにしても良いです。
失敗しないためには最強の着火剤がおすすめです。
![着火剤を火起こし器の上に被せる](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし器を着火剤の上に置く.jpg)
着火剤の上に火起こし器を被せます。
![火起こし着火後](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし着火後.jpg)
後は何もすることはありません。
10分程度で炭に着火して火起こし完了です。
火起こし器にはどんな種類がある?
火起こしの方法が様々であるように、火起こしの道具に関しても様々な道具が存在します。
それらの道具は大きく分けると以下の3タイプに分類することができます。
折りたたみ式でコンパクトタイプ
![火起こし器折りたたみコンパクトタイプ](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし器折りたたみコンパクトタイプ.jpg)
火起こし器というと薪や炭をたくさん入れるための大きな筒状のものを思い浮かべる方が置いかと思います。
こちらのタイプは確かに一般的な火起こし器のイメージ通り筒状のものとなっておりますが、折り畳むことができるため持ち運びに大変優れた形状となっています。
着火効果が高い円柱タイプ
![筒状タイプ火起こし器](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/筒状タイプ火起こし器.jpg)
円柱タイプのものは折りたたむことができない反面、折りたたみ式のように本体の筒部分に隙間が生まれないため、下からの熱を効率的に上へ流すことができるのでより着火効果が高いタイプが多いです。
火消壺を兼ねたタイプ
![火消し壺兼用火起こし器](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火消し壺兼用火起こし器.jpg)
炭を起こして片付ける際に火を消す必要があります。
火を消す際、焚き火台やバーベキューコンロに薪や炭がある状態で直接水をかけて消化すると急激な温度変化により焚き火台やバーベキューコンロに大きな負担をかけてしまうためおすすめできません。
火消し壺を兼ねたタイプは形状としてそこまでかさばることなく火起こし、火消しの両方を兼ね備えているため大変便利です。
火起こし器のサイズはどれくらいが良い?
![火起こし器 サイズ](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし器サイズ.jpg)
火起こし器は使用するシーンによってその適切なサイズも変わってきます。
ソロでの使用、グループでの使用、大きく分けたこちらの2パターンに適したサイズは以下の通りです。
ソロならコンパクトタイプ
ソロキャンプの最大のキーワードとも言えるのがコンパクト、軽量化です。
大は小を兼ねるというように大きな道具は利便性も優れていることが多いですが、ソロキャンプにおいてはそれが過剰スペックに感じることも多々あります。
これくらいで十分だと感じる程度のコンパクトサイズな火起こし器が持ち運びも便利でソロキャンプにはおすすめです。
家族やグループなら1kgの炭が入るといい
売されている炭のパッケージを確認すると、一般的に3kg程度の炭に対して4〜5人用と書かれているものが多いです。
炭の使い方にもよるため厳密には言えませんが、家族やグループで火起こし器を使用される際には着火時には1kg程度の炭が入ることを目安に選ばれると不便を感じず効率的に使用することができます。
材質の種類!長く使うなら錆びないステンレス
火起こし器を選ぶ際にはその形状や価格面だけでなく、素材にも目を向けて選ばれることをおすすめします。
スチールの特徴
スチール素材は比較的安価で購入できますが、メンテナンスを怠ると錆が発生しやすい素材でもあります。
火起こし器は屋外で季節を問わず使用するものですので必然的にスチール製は劣化していきます。
かなりの熱が加わるので歪みも発生します。
ステンレスの特徴
ステンレス素材はキャンプギアでよく用いられている素材の一つで、錆が発生しにくく初心者でも扱いやすい素材です。
スチール素材よりも多少値は張りますが、長期的にみると丈夫で壊れにくいステンレス素材はコスパに優れた素材とも言えるでしょう。
代表的なステンレスの火起こし器
3つの火起こし器を比較
![火起こし器 比較](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし器 比較.jpg)
少しタイプの違う火起こし器3つを使って違いはあるのか比較してみたいと思います。
比較する火起こし器ラインナップ
セリア火起こし器
![火起こし器 セリア](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし器 セリア.jpg)
火起こし器は実は100円均一のセリアでも購入することができます。
サイズ的にはかなり小さいですがソロキャンプ用のB6君サイズの炭の用意であれば量的にも使えそうです。
キャプテンスタッグFD火起こし器 M
キャプテンスタッグのコンパクトな火起こし器です。
組み立てサイズは185cm×190cm×205cmのMサイズとなります。
(キャプテンスタッグは大きいLサイズも販売されています)
グリーンライフ 火起こし兼火消壺
火消し壺としても使える2weyタイプの火起こし器です。
火起こし器に炭が入る量
![火起こし器 炭が入る量 比較](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし器 炭が入る量.jpg)
それぞれに炭を入れて量を測ってみると
- グリーンライフ火起こし兼火消壺・・・900g
- キャプテンスタッグ 炭焼き名人FD火起こし器・・・800g
- セリア 火起こし器 ・・・200g
やはりセリアはかなり少ないです。
グリーンライフ火起こし兼火消壺は大きいですがコンパクトタイプのキャプテンスタッグの炭焼き名人FD火起こし器とさほど変わりはありませんでした。
どちら少人数でのバーベキューの用意では問題なさそうです。
火起こし時間は?
![火起こし時間](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし時間.jpg)
火起こしを使うとどのくらいの時間で火が起こせるのかそれぞれの確認してみました。
どれも7分目くらいまで炭を入れて着火剤を火起こし器の下にセットして行っています。
着火剤はロゴスの防水ファイヤーライターを1つ使っています。
着火剤に関してはコチラの記事で比較しています。
是非、参考にしてみてください。
![](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/アイキャッチ2-320x180.jpg)
セリアの火起こし器の時間
![セリア火起こし器 時間](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/火起こし器セリア.jpg)
8分くらいで底の方の炭に火が着いてきました。
![セリア炭起こし時間2](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/セリア炭起こし時間2.jpg)
10分程度で着火完了です。
キャプテンスタッグの火起こし器
![キャプテンスタッグ火起こし器2](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/キャプテンスタッグ火起こし器2.jpg)
こちらは5分程度でおおきな炎が上がり始めました。
![キャプテンスタッグ火起こし器](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/キャプテンスタッグ火起こし器3.jpg)
7分少々で炭に着火できています。
グリーンライフの火起こし器
![グリーンライフ 火起こし器](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/グリーンライフ 火起こし器.jpg)
こちらは8分少々で大きな炎が上がり始めて
![グリーンライフ 火起こし器3](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/グリーンライフ 火起こし器3.jpg)
約10分程度で着火完了です。
キャプテンに関してはもう少し時間かけても良かったかなと思いますのでグリーンライフとキャプテンは大差ないような感じだと思います。
どれも着火剤の上に火起こし器を置いてほっておくだけで確実に火を起こせましたのでこれを使えばだれでも簡単に火起こしできます。
火起こし重視なら底が鉄板ではなく鉄網状のものを!
![火起こし器 底の形状](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/10/チャコスタ 燃焼効率.jpg)
右のグリーンライフは鉄板に穴が開いたタイプで着火剤の炎を遮断する量が多いが左のキャプテンスタッグの場合は多くの炎を炉内に送り込めるので燃焼効率がよいです。
おすすめの火起こし器
数ある火起こし器の中から今回は厳選しておすすめの7つをご紹介させていただきます。
先ほどのグリーンライフやキャプテンスタッグの火起こし器を参考にサイズ選びにもお役立てください!
UNIFLAME チャコスタⅡ
サイズ | 使用時:約19×24.5(ハンドル含む)×28(高さ)cm 収納時:約28×19×3(厚さ)cm |
---|---|
材質 | ステンレス鋼 |
重量 | 約1.2kg |
炭の入る量 | 約1kg |
ユニフレームらしいシンプルかつスタイリッシュなステンレス素材の火起こし器です。
三角柱の形状で、使わない時は折りたたんでコンパクトに収納できます。
本体に空けられた数多くの穴から酸素を取り込み上昇気流が発生することにより効率的に火を起こすことができます。
UNIFLAME チャコスタⅡ
サイズ | 使用時:約26×29(ハンドル含む)×28(高さ)cm 収納時:約28×26×5(厚さ)cm |
---|---|
材質 | ステンレス鋼 |
重量 | 約1.5kg |
炭の入る量 | 約2kg |
グリーンライフ 火おこし兼用火消つぼ
サイズ | 幅19×奥行き15.5×高さ26cm |
---|---|
材質 | スチール |
重量 | 約1kg |
容量(約)/th> | 1.5kg |
スチール素材の円柱型火起こし器です。
こちらは蓋と底部のパーツが付属しているため炭を入れてそのまま持ち運ぶことができ、火消しつぼとしても活用できます。
残った炭を再度利用できるため財布にも環境にも配慮した火起こし兼用火消しつぼです。
coleman チャコールスターター
サイズ | 使用時 約170×160×290(h)mm 収納時 約310×35×190(h)mm |
---|---|
材質 | ステンレス |
重量 | 約1kg |
炭の入る量 | 約1.2kg |
ステンレス素材で四角柱の折りたたみ型火起こし器です。
炭を入れる面積が広いためファミリーでも安心して使用できます。
チャコールスターターは使用目的上どうしても汚れやすいものですが、こちらは収納ケースが付属するため汚れを気にせず安心して持ち運ぶことができます。
CAPTAIN STAG 炭焼名人 FD火起し器 M
サイズ | 組み立てサイズ 幅185×奥行190×高さ205mm 収納サイズ 150×205×厚さ55mm |
---|---|
材質 | 亜鉛めっき鋼板 |
重量 | 1kg |
炭の入る量 | ## |
4枚のパネルで構成された特徴的な形をした火起こし器です。
折りたたみ式のため非常に薄くコンパクトに持ち運ぶことができます。
ソロやデュオにはこちらのサイズがおすすめですが、グループやファミリー向けに同形状の一回り大きいサイズの火起こし器も販売されています。
CAPTAIN STAG 炭焼き名人 大型火起し器 L
サイズ | 組立サイズ 幅230×奥行250×高さ280mm 収納サイズ/195×280×厚さ55mm |
---|---|
材質 | ## |
重量 | (約)1700g |
炭の入る量 |
こちらはグループやファミリー向けの大型火起こし器です。
形状は非常にシンプルで本体下部に開けられた大きめの空気孔から酸素を取り込み上昇気流を作り出します。
持ち手が天然木でできているため火傷の心配も軽減されます。
BUNDOK FD炭火起こし 角
サイズ | 使用時サイズ (約)/170x170x230mm 収納時サイズ(約)/160x240x10mm |
---|---|
材質 | ステンレス |
重量 | 970g |
炭の入る量 | – |
LODGE チャコールチムニースターター A5-1
サイズ | 16.51×27.9×30.5 |
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材質 | – |
重量 | 約1.3kg |
炭の入る量 | – |
![安い焚き火台おすすめ](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2020/08/yasuitakibi-320x180.jpg)
まとめ
一見どれも同じような印象の火起こし器も細かく見てみると様々な特徴が見えてきます。
今回の記事ではポイントとして火起こし器の形状タイプとサイズ、材質を挙げさせていただきました。
これまで火起こしに苦労していた方は、火起こし器を一度使ってみると短時間で効率的に火を起こせることに感動されること間違いなしです。
ご自身が実際のキャンプシーンでどのような使い方をするのかイメージしながら、予算と照らし合わせてお気に入りの火起こし器を見つけてみてはいかがでしょうか。
![火消し壺 代用](https://nomad-base.jp/wp-content/uploads/2021/11/火消し壺 代用-320x180.jpg)