入荷してもすぐに売り切れてしまうレイルロードランタンLED。2020年2月のデビュー以来、売り切れ状態が続くほどの人気を誇る注目のランタンについてレビューしていきます。「一目惚れしたけど、ランタンとしての実用性が気になる」という人はぜひ参考にしてください。
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レイルロードランタンLEDが人気の秘密は?
昔の鉄道会社で使われていたランタンを現代化
20世紀初頭、北米鉄道で鉄道作業員が使っていたランタンが「レイルロードランタン」と呼ばれています。
そのランタンを模して充電式のLEDランタンとして現代的に作られたものがベアボーンズ社の「レイルロードランタンLED」です。
デザインがとにかくレトロでおしゃれ
レイルロードランタンLEDの特徴は、何といってもそのアンティークなデザインです。デザインの元となった100年前のランタンの形状をよく再現しています。ホヤの周りを囲うようにガードがあり、同じ素材でランタンの足までつながっています。LEDはエジソン型の電球で、4本のフィラメントが光っているところが、どこか懐かしい雰囲気を醸し出しています。また細部を見ると、わざとホヤ部分が気泡の入った泡ガラスになっている点がレトロさを引き立たせています。
泡ガラス+4つのフィラメントがいい雰囲気です
コロンとしたフォルムもGOOD
LEDランタンは角張った形ものも多いですが、このレイルロードランタンLEDはホヤとガードが真ん丸に近い形でコロンとしたフォルムをしていてとても可愛いです。いかにもアウトドア用という感じではなく、インテリアとして雰囲気づくりに使えるデザインとなっている印象です。
レイルロードランタンLEDの箱には何が入っている?
外装は前面が開いていてシンプルなつくり
箱の中には以下の4点が入っています。
- レイルロードランタンLED本体
- バッテリー
- 説明書
- 充電用USBケーブル(Type-C)
段ボールの下の隙間に付属品が入っている
収納袋は付属していませんが、純正ケースが公式サイトにて販売されています。
一応ガードはついていますが、ホヤがガラス製のためケースに入れて持ち運んだ方が良さそうです。本体の入っている段ボールの箱は前面がむき出しなので、そのまま持ち運ぶには残念ながら向いていません。
バッテリーは本体とは別に付属しています。他のLEDランタンにはバッテリー交換ができないものが多いですが、こちらは取り外して交換が可能となっています。しかも純正の交換用バッテリーも販売されているので、長期間の使用でバッテリーが劣化しても交換ができます。
付属バッテリーの入れ方
せっかくバッテリー交換ができるのですが、説明書にはバッテリーの入れ方が書いていません!
説明書には最低限の情報しかなく、これには少しびっくりしました。こちらでバッテリーの入れ方をご紹介します。
①本体のお尻にある蓋を半時計回りに回す
②リチウムイオンの端子のある方(金色の部分)を本体側にして挿入する
③蓋の突起と本体のくぼみ部分を合わせて少し押し込む
そのまま時計回りにカチッと音がなるまで回す
中のバネが結構硬いので、開け閉めのときに蓋を少し押しながら回すことがポイントです。
レイルロードランタンLEDのスペックは?
レイルロードランタンLEDのスペックはごくごく普通
本体価格は2021年3月現在¥9680(税込み)とやや高めなレイルロードランタンLED。
そのスペックを以下の表にまとめました。
大きさ | 直径(持ち手を上げた状態):約15cm (持ち手を下げた状態):約18.5cm 高さ(持ち手なし):23.5cm (持ち手あり):31.5cm |
---|---|
重さ | 960g |
バッテリー | 3.7V 4400mAh |
充電方法 | Type-C |
明るさ(無段階調整) | ローモード:35ルーメン ハイモード:200ルーメン |
素材 | スチール、プラスチック、ゴム、ガラス |
全体的に丸いフォルムをしているせいか、少しかさばる形となっています。
持ち手を畳んでも本体よりも外側に飛び出てしまうので、収納には工夫が必要です。
素材もスチールやガラスを使用しているので、LEDランタンとしては軽いとは言えないです。
点灯時間がローモード・ハイモードでかなり差がありますが、明るさは無段階調整できるので明るさに応じて点灯時間を調整することができます。
ローモード
ハイモード
中くらいの明るさで本が読める
スペックの数値だけを見ると、同価格帯の他社LEDランタンと比べて明るさや持続時間などで飛び抜けたところはありません。ですがキャンプで使うために必要十分な性能は確保しているので、後述しますが実際に使ってみて困るということはありませんでした。
無段階調整で周りの明るさに合わせられる
写真の丸の部分にツマミがあり、オン・オフと明るさを無段階で調整できます。周囲の環境やバッテリーの残量に応じて細かく明るさを調節できるのは便利だと感じました。また、ツマミのオン・オフ時のカチッとするクリック感が心地よく点けるのが楽しくなります。
実際に使ってみた感想は?
キャンプでの使い心地は悪くない
1泊2日の冬キャンプでメインランタンとして使いました。
テントのポールにかけて、日没から就寝までの約5時間点灯しました。
このときの明るさ調整のツマミは半分くらいにしていましたが足元までしっかりと照らしてくれました。
途中、雨に降られ少し本体が濡れてしまいましたが、その後の動作には特に影響はありません。
しかし公式には防水とは書いていないので、あまり過信しないほうが良さそうです。
充電ポートにゴム製の蓋が付いているので、充電が終わったら必ず蓋をするようにすると安心だと思います。
点灯時の音は外で使う分には気にならない
公式サイトには「点灯時に音がしない」と記載がありますが、少しだけジーっと音がします。外で使う分には全く気になりませんが、静かなテント内で枕元に置いていると少し気になるかもしれません。
家でも外でも最高のインテリア
冒頭でも紹介しましたが、レイルロードランタンLEDの最大の特徴はそのアンティークなデザインです。筆者はアウトドアショップで見つけて一目惚れし、正直スペックはほとんど見ず購入しました。木目調の落ち浮いた雰囲気はもちろん、モダンな雰囲気のお部屋にもマッチしてどこに置いても様になります。(流石に和室は難しいかもしれませんが…)
実は密かにグレードアップしていた…!
新色の「オリーブドラブ」が登場
発売当初の色展開はアンティークブロンズの1色のみでしたが、2020年の年末あたりから新たなカラー、オリーブドラブが登場しました。こちらは傘部分がくすんだグリーン、ガードはシルバーです。ちょっと無骨な感じがして、アンティークブロンズよりもアウトドア感があります。
最近のロットであれば、ホヤの交換ができる!
実は初期のレイルロードランタンLEDは、ホヤの交換ができない仕様でした。ところが新色のオリーブドラブはホヤの交換に対応しているそうです。またネットの情報によると、アンティークブロンズでも最近のロットであればホヤの交換ができるとのこと。筆者が購入した店舗に問い合わせしたところ「確かに、初期ロットの製品以外はホヤが取り外せる仕様になっている。今持っている製品が交換可能かどうかは、店舗に持ち込んで確認してほしい。」とのことでした。いずれにせよ、これから購入を考えている人は万が一ガラスが傷ついても修理して長く使うことができますね。
レイルロードランタンLEDの良い点
- どこに置いても様になるおしゃれなデザイン
- 無段階で明かりを調節できる
- バッテリーの交換ができる
- 最近のロットはホヤの交換ができる
レイルロードランタンLEDの悪い点
- 他のLEDランタンよりも性能に対して値段がやや割高
- 防水ではない
- 嵩張る上にLEDランタンとしては重い
- ガラス製なので収納に気を遣う
さいごに
デザイン重視のレイルロードランタンLED。
ランタンとしての性能はまずまずといったところですが、この見た目に一目惚れした人は買って損はない一品です。
「ずっと大事に使いたいと思えるギア」「キャンプには必ず持っていきたい相棒」を探している人はぜひ一度、店頭で実物を見てみてください。
もしかしたら一気にその魅力にハマってしまうかもしれませんよ。