ビアレッティ前回こちらの記事にて、「簡単に美味しいコーヒーが淹れられ、しかも持ち運びに便利なのでキャンプにオススメ」とご紹介したビアレッティですが、長く愛用するためにはちゃんとお手入れする事が大切です。とはいってもごくごく簡単でシンプルなお手入れですので、面倒くさがりな方でも全くご心配ありません!
今回の記事では、ゴムパッキンの交換方法や、日常の簡単なお手入れについてご説明します。
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ビアレッティのゴムパッキン、交換頻度や交換方法
ビアレッティのパーツの中で、唯一消耗品なのがゴムパッキン(ゴム状の白い輪っか)で、定期的な交換が必要です。
パッキン交換の頻度は?
使用頻度によって異なってきますが、パッキンが硬くなり、本体を加熱している時に蒸気やコーヒーが漏れるようになったら交換が必要です。大体1〜2年と考えておくと良いようです。
ゴムパッキン自体が安いので、忘れないように「1年に1回は交換」などとあらかじめ決めておいてもいいかもしれません。
パッキンの交換方法
では、実際の交換方法を写真と共にご説明しますが、いたって簡単です!
①替えのパッキンを用意します
私は、パッキン(左)とフィルター(右)セットのものを購入しました。購入の際は、お持ちのビアレッティのサイズに合ったものであるかを必ず確認してください。
②上部(サーバー)を下部(タンク)から外します
③上部(サーバー)の底にあるゴムパッキンを外します
爪楊枝やスプーンの柄部分など先端の尖ったものを使用すると外れやすいです。
④新しいパッキンをはめ込みます
フィルターへ指で押し込むようにすればはまります。機種によってはパッキンがややゆるく感じるものもありますが、コーヒーの抽出に問題はありませんので、心配無用です。
…と、これだけ!です。とっても簡単ですよね。何のわずらわしさもなく、これを年に1回程度やればいいなんて嬉しい限りです。
ほかの部品の交換頻度は?
ちなみにパッキン以外は消耗品ではないので、特に交換の必要性については明記されておらず、「損傷など、必要に応じて交換」ということになりそうです。
このようにして、ネットで簡単に購入できます。
パーツが壊れてしまったとしても本体ごと購入する必要がなく、パーツを交換して長く使えるのも、ビアレッティの良さの一つですね。
日々のお手入れ・洗い方
拍子抜けするほどパッキンの交換は簡単なものでしたが、日々のお手入れも「お湯などでゆすぎ、乾かせばいいだけ!」とラクチンです。
では、実際にはどうやって洗えば良いのでしょうか?全ての部品を毎回洗う必要があるのでしょうか?
洗剤を使わずに洗うのがポイント
ビアレッティの取扱説明書に、洗剤を使わないようにと明記されていますが、その理由として考えられるのは2つ。
第1に、コーヒーの風味の問題です。、ビアレッティでコーヒーを淹れる内に、コーヒーの香りや油分がコーティングされ、味わいが増すといわれていますが、洗剤を使用することで、コーヒーの風味を損なってしまうわけです。
次に、材質状の問題です。ビアレッティ製品の殆どはアルミで出来ていますが、アルミは「酸性・アルカリ性の成分に弱い」という特徴を持ちます。
ですので味わいだけではなく製品の性質上の理由からも、洗剤の使用はオススメできません。
指でこすり、汚れを落とします
ビアレッティを洗う際は、洗剤を使用せず、気になる汚れは指でこするようにして洗います。特にフチは指でこすらないと取れにくいです。
パッキン・フィルターを分解して洗う場合も、指でこするだけで汚れが取れます。
サーバーは、エスプレッソが通るノズル(真ん中にある突起状のものです)の中も洗うようにしてください。
毎回、部品を分解して洗わなくていけないの?
単刀直入に言うと、部品を分解して洗うかどうかは「使用頻度」によります。
メーカーであるビアレッティは、基本的には、毎回パッキン・フィルターも外して全ての部品を洗うことを推奨していますが、一方で「毎日使う場合には、毎回パッキンまで洗わなくてもOK」とも言っています。
つまりは
- 毎日使用する方は軽くゆすぐ程度でもOK
- 時々しかコーヒーを飲まない人や、汚れが気になる方は、その都度パッキンやフィルターも外して洗う
と覚えておくと良いと思います。
キャンプ中なんかは、分解せずにサッとお湯か水でゆすぐのみでOKです。
洗った後はしっかり乾燥!
特に分解して洗った時には、しっかりと乾燥させましょう。
水気が残っている場合、アルミが酸化し器具の内部に白いカビのようなものが付いたり、黒っぽく変色したりすることがあります。人体には影響はなく無害、とは言われていますが、気になる方は水気が残らないようにしてください。ただし「よく乾かしたいから」といって、空焚きは故障の原因となり絶対にしてはダメです。
ちなみに毎日コーヒーを淹れているわが家はというと、コーヒーを淹れる前に本体をサッとお湯でゆすぐのみ。あとは思い出した頃にパッキンやフィルターまで洗う、超簡単(手抜き)お手入れです。
2台使用している内、1台目はコーヒーの油も付着し、お世辞にも「キレイ」とは言えない状態ですが「長年コーヒーを淹れてきてくれた証」のようでむしろ愛着がわいています。
いかがでしたでしょうか。日々のお手入れで気をつけるのはこれくらいですので、本当にラクチンなビアレッティ。適切なお手入れをしつつ、大切に使いこんでいきましょう!