調理用品

マキネッタの比較レビュー!ビアレッティのおすすめのサイズは?

マキネッタ比較

マキネッタの使いやすさ、味に惚れこんだわが家は、何と4台ものマキネッタを持っています。その中から、日常的に使用しているのは結局ビアレッティ1台なのですが、「味や使いやすさに違いがあるのか…?」「メーカーによって大差があるのか?」と気になり、今回改めて比較してみました。

マキネッタ比較

左から、①メーカー名が不明のマキネッタ②IKEAのマキネッタ③Bialettiのマキネッタ(シリーズ名不明)、④Bialettiのモカエキスプレスです。①以外は全て6カップサイズと思われます。

私と夫それぞれが元々持っていたマキネッタに加え、2人で生活するにつれビアレッティ製品も増えていきました。現在わが家で主に使用しているのがビアレッティで、たまに1人でコーヒーを飲みたい時に小さいサイズを使用する、と言った具合です。

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マキネッタの比較ポイント

今回、4台のマキネッタを比較するに当たり、マキネッタを選ぶ際に参考になると思われる、材質の違い(アルミ製かステンレス製か)大きさの違いメーカーによる違い、に加え、個人的に興味のあった新品と使い込んだ製品との違い、に焦点をあててまとめてみました。

マキネッタでのコーヒーの淹れ方(粉・水のセットの仕方)やお手入れ方法は、以前の記事にまとめてあり、メーカーやサイズによっての大差はないので説明を省かせて頂きます。

材質の違い アルミ製かステンレス製か

マキネッタ比較アルミ製かステンレス製

汚れに強いのはステンレス製

材質の違いで最も顕著なのは、この点でしょう。ステンレス製のマキネッタは汚れやサビに強いと言われています。
実際、我が家にあるアルミ製(左)とステンレス製(右)とを並べてみた所、その違いは歴然。
アルミ製は、本体の外側だけではなく、コーヒーサーバーの内側までコーヒーの汚れが付着しているのがわかります。一方、ステンレス製はほとんど汚れが気になりません。

お手入れ

アルミ製は内部に白いシミが付着したり、黒く変色したりする事があります。我が家のビアレッティは黒くなっています。これはアルミが酸化反応を起こしたためであり、人体に害はないと言われてはいますが、見た目が気になる方もいると思います。そのような方にはステンレス製をオススメします。

人によって、アルミ製の方が美味しいと感じる方もいれば、その逆もあるようですが、材質による味の違いはあまりないようです。普段アルミ製のビアレッティで淹れたコーヒーを楽しんでいる私ですが、ステンレス製の小さいマキネッタで淹れたコーヒーもとても美味しいです。

マキネッタ分解

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サイズの違い 大は小を兼ねる?

サイズでの違いは、単純に「自分が飲む量に適しているか」だけだと思います。コーヒーの淹れ方は同じですし、一度に沢山淹れた方は美味しくなる、などといった味の違いもありません。マキネッタの構造上、量の調節ができず6カップ用を購入した場合は毎回6カップ淹れなければいけませんので、「大は小を兼ねる」というわけでもありません。ですので、サイズ選びは個々人の生活スタイル・コーヒーを飲む量によって決まってきます。一人暮らしの方には2〜3カップ用がちょうど良いかもしれません。

マキネッタ五徳

小さなマキネッタは「五徳」もセットで購入を!
特筆すべきなのは、マキネッタのサイズが小さい場合、ガスコンロに乗らない事があるという点です。わが家では、最小のガスコンロでギリギリ乗る程度ですが、抽出している際に僅かに動くようで、傾いてしまいます。

火にかけている間にマキネッタが傾いてコーヒーが全て流れ出てしまうという悲劇を過去に何度か体験しましたが、ガステーブルは汚れるし、せっかくのコーヒーがダメになるし…で、ショックが大きいです。
それ以来、小さいマキネッタを使用する際にはオーブン用の網を使ってマキネッタが安定するようにしていますが、日常的に使用する方には、五徳やサポートリングを購入することをオススメします。

ビアレッティ モカエキスプレスのサイズ一覧

ビアレッティには6種類のサイズがありますが1~2人で使う場合には2カップ用・2〜3人なら3カップ用がおすすめです!

サイズ 抽出量(約) サイズ寸法 重量(約)
1cup 約50ml 約7x13x13.5cm 約240g amazon
2cup 約100ml 約8x14x14.5cm 約290g amazon
3cup 約150ml 約9x16x16.5cm 約380g amazon
4cup 約200ml 約9.5×16.5×18.5cm 約460g amazon
6cup 約300ml 約10.5×18.5x21cm 約560g amazon
9cup 約450ml 約11.5×20.5×24cm 約760g amazon

メーカーによる違い

ビアレッティ違い

メーカーによる違いを、同サイズのビアレッティ(左)IKEA製品(右)とで比較してみました。検証する前は、「メーカーによってデザインや価格の差こそあれど、あとは大差ないか…」などと考えていたのですが、実際に2製品で同時にコーヒーを淹れてみると色々な違いがある事に気がつかされました。

味はビアレッティ製品の圧勝

全く同じコーヒーの粉を入れ、同時に火にかけてコーヒーを淹れたのですが、別のコーヒー粉を使用したかと思うほどに味が全く違いました。
IKEA製品で淹れたコーヒーは残念ながら味が平淡で深みが感じられませんでした。牛乳を入れれば何とか飲めたものの、ブラックのままでは「味気なさ」が際立ってしまいました。一方でビアレッティで淹れたコーヒーは安定の美味しさです。

使いやすさに大きく関わってくるハンドルデザイン

ビアレッティIKEA

同時に使用することにより、注ぎ口やハンドルなど、デザインの違いがハッキリとしました。ハンドルデザインの違いは、小さな事のようですが使いやすさに一番大きく関わってきます。
ガスストーブに置く時、そしてコーヒーをカップに注ぐ時、手へのフィット感があるかないかが、デザイン次第で随分違ってくるののです。
その点で言えば、ビアレッティのモカエキスプレスは人間工学に基づいてハンドルが設計されているというこだわりゆえ、手で握った時にとにかく馴染みが良いです。普段ビアレッティを使用している際は何とも思っていなかったものの、違う製品を使ってみた時に「しっくりこないな…」という違和感を感じ、改めてビアレッティ製品の良さを思わされました。

抽出時間

ビアレッティ比較

Bialettiの方がIKEAより2〜3分早く抽出し終わりました。

ただし、抽出時間以上に、「抽出し終わったかが分かりやすいか」が今回2つ並べて淹れてみることで、ハッキリしました。

ビアレッティは「コポコポという音がおさまったらコーヒーが出来上がったサイン」と分かるのですが、IKEAのマキネッタはいつまでも「コポコポ」という音がし、どのタイミングで火からおろしていいのか、少し分かりにくいです。
削除: 不用意な蓋の開け閉めを防ぐためにも、「抽出が終わったかどうか分かりやすい」という点はマキネッタを使用する上で大切だと感じました。

パーツの入手のしやすさ

今回、しばらくぶりにIKEA製品を使用するにあたりまず考えたのは、「いずれかのパーツに不具合があった場合は、パーツ交換できるのだろうか」という事でした。結局は何の問題もなくコーヒーを淹れる事ができたのですが、長く使い込んでいく為には「パーツの入手のしやすさ」はポイントであると感じました。

そういう意味では、ビアレッティ製品は「コーヒーフィルター」や「ろうと」といったパーツのみも販売している為、必要な時にはいつでもパーツを購入できるという安心感があります。

マキネッタ比較

数年使用した製品と新品との違い

マキネッタは使用するにつれ、コーヒーの香りと油分でコーティングされ、より美味しいコーヒーを淹れられるようになると言われています。マキネッタを洗う際に洗剤を使用しないのはこのためです。では実際に、数年使用しやや年季の入ったビアレッティと新品同然(これまでに3〜4回コーヒーを淹れたことがある程度です)のモカエキスプレス とでは味がどう違うのでしょうか。

2つのビアレッティに全く同じコーヒーの粉を入れ、同時に火にかけたところ、ほぼ同時にコーヒーを淹れ終わりました。抽出されたコーヒーの量もほぼ同量です。

マキネッタ比較

では肝心の味はというと…同じビアレッティ製品であればそこまで大きな違いを感じないのではないか、などと思っていましたが、飲んでみたらハッキリと味が違い、驚きました。

数年使用しているビアレッティで淹れたコーヒーの方が酸味が少なくて飲みやすく感じましたが、面白い事に夫と意見が分かれました。ただ、どちらも味わいのある美味しいコーヒーである事は間違いありませんでした。

マキネッタ比較

まとめ

4つのマキネッタを使用し、材質・サイズ・メーカー・新旧の違いに焦点を当てて比較してみましたが、いかがだったでしょうか。

個々人によって感じ方が異なりますが、個人的には使いやすさ・味・大きさ、と全ての面で、ビアレッティ製品に軍配があがる結果となりました。少しでも、これから購入を考える方の参考になれば幸いです!自分に合ったマキネッタを選び、美味しいコーヒーを楽しんでくださいね。

https://nomad-base.jp/archives/4973

ABOUT ME
yulip
海外在住の30代。 元々のアウトドア好きに加え、なかなか里帰りが出来ないので夫とキャンプへ出かけるうち、すっかりキャンプの虜に。ゴキブリに悲鳴あげたりしつつ、キャンプライフを満喫しています!

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