軽量・コンパクトでおなじみの大人気ブランドヘリノックス。
今回はミリタリーテイストで人気のタクティカルチェアシリーズの紹介から、定番のコンフォートタイプと背もたれの高いハイバックタイプの違いを解説。
1番長い時間を過ごすチェアをこだわることでキャンプの快適性はグッと高まります。
アウトドアチェアをお探しの方はぜひ参考にしてみてください!
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ヘリノックス(Helinox) とは?
ヘリノックスは韓国の軽量アルミテントポールのトップメーカーであるDAC社が展開するアウトドアファニチャーブランドです。
DAC社は1988年に創業し現在ではその優れた性能でスノーピーク、モンベル、MSR、ヒルバーグ、ほか多数の一流ブランドへテントポールを供給しています。
そんなDAC社の技術を継承したヘリノックスは革新的なチェア等を発表しアウトドア界をけん引するトップブランドへと瞬く間に成長しました。
どこへでも持ち運びができる軽量さと特製のアルミポールの耐久性、力学的なムダを徹底して削ぎ落とした樹脂製のジョイントにより1日中使用できる快適さを合わせ持つチェアは、アウトドアファニチャーの進化をリードし続けています。
デザイン性があり且つ丈夫でコンパクトなヘリノックス製品は荷物を少なくしたいミニマムキャンパーの必需品です。
ヘリノックス タクティカルチェアとは?
ヘリノックスのチェアにはさまざまシリーズがあります。なかでもタクティカルシリーズは、既存のチェアのクラシックなデザインにミリタリーなカラーとアウトドアな機能性を追加したシリーズで、快適性と機能性を両立したハイエンドモデルになります。
タクティカルチェアの特徴①:ミリタリーなカラーラインナップ
現在タクティカルチェアのカラーラインナップとしては
ブラック
コヨーテ
フォリッジ
グリーン(A&F限定カラー)
マルチカム
ダックカモ
リアルツリー
ダザートタン
というラインナップでほかのシリーズにはないアウトドアに馴染むミリタリーカラーとなっています。
どんなキャンプスタイルにもマッチするのが嬉しいですね。
タクティカルチェアの特徴②:小物を入れられるサイドポケット
タクティカルチェアにのみ、両サイドに小物を収納できるポケットが付いています。
容量は小さいため携帯やライターなどを入れるのがいいでしょう。
最初はポケットの口が少し出し入れしづらく感じますが慣れると意外と重宝します。
無くしたと思ったライターがここから出てきた!なんてもことあったので撤収の際はよく確認しましょう(笑)
タクティカルチェアの特徴➂:ガシガシ使える丈夫なポリエステル生地
別シリーズのチェアワンなどに使われている生地は薄手のナイロンでメッシュが使用されているのに対し、タクティカルチェアは厚手のポリエステル生地が採用されています。ちょっとやそっとじゃ破けることはないのでアウトドアシーンでガシガシ使っても問題ありません。
ただしメッシュ生地に対して通気性が劣るため、夏などは若干の蒸れを感じるかもしれません。
タクティカルチェアの特徴④:チェアの脚に付けられる収納ケース
収納ケースの両端にループが付いており、それを脚部のポールに通して取り付けることが可能です。キャンプ中に小物入れとしても使えますし、収納ケースが行方不明!なんてことも起きません。また軽量すぎるあまり風で飛ばされがちなヘリノックスチェアですが、この収納ケースに飲み物などを入れておくと重りになるため少しの風では飛ばされないようになります。
タクティカルチェアの特徴➄:背面にベルクロが付属
ベルクロとはマジックテープのことでワッペンなどを付けて使用します。
ヘリノックスから公式用のワッペンも発売されており、自分用の目印として付けると同じイスがあっても迷うことはありません。
もともとベルクロは軍服に用いられ、その人がどんな人か分かるように階級や所属の部隊ごとのワッペンを付けていました。このような細かいミリタリーなディティールも魅力の一つです。
タクティカルチェア、チェアツーの基本スペック
一番右がタクティカルチェアツー、真ん中がタクティカルチェアです。
基本スペックは下記の通りです。
タクティカルチェア | タクティカルチェアツー | |
---|---|---|
使用時サイズ | 幅53cm×奥行き52cm×高さ67cm | 幅55cm×奥行き65cm×高さ84cm |
収納時サイズ | 幅35cm×高さ14cm | 幅46cm×高さ15cm |
座面の高さ | 34cm | 34cm |
使用時の重さ | 910g | 1150g |
収納時の重さ | 1020g | 1280g |
耐荷重 | 145kg | 145kg |
フレーム素材 | アルミニウム合金、樹脂、ヒンジ | アルミニウム合金、樹脂、ヒンジ |
張り材素材 | ポリエステル | ポリエステル |
参考価格 | 14,800円 | 18,480円 | amazon | amazon |
背もたれが高いタクティカルチェアツーはタクティカルチェアに比べて収納時の大きさがかなり違います。
また背もたれが長くなったことにより重さも若干増加に。ポールの素材や生地の材質、耐荷重は全く同じです。
登山での使用やバイク移動で極力コンパクトにしたい方はタクティカルチェアがおすすめです。
タクティカルチェア・チェアツー 組み立て・座り心地比較
タクティカルチェア・チェアツー 組み立て
タクティカルチェアツーは収納袋がゆったり作られているため大きく見えますが、中身を出すとそこまで大きさの違いは感じません。
タクティカルチェア・チェアツー両方とも組み立て方は同じです。どちらも最初にポールを連結します。ポールの中にショックコードが入っているので広げるだけで勝手に連結していきます。
あとは生地本体を上から被せて完成です。背面から被せた方が楽に設営できます。収納ケースを椅子の下に設置する場合は下側の生地を被せる前に収納ケースをポールに通しておきましょう。
タクティカルチェア・チェアツー 座り心地比較
実際に座って座り心地を比較します。筆者は身長165cm、57kgです。
まずはタクティカルチェア
写真では少し窮屈そうに見えるかもしれませんが、実際は程よくゆとりがあって包み込まれるような座り心地です。長時間座っても疲れず腰への負担も少ないです。
座面高が34cmなのでロースタイルの使用がおすすめです。
ヘリノックス タクティカルテーブルMを設置しました。ちょうどいい高さで不便なく使うことができます。
タクティカルテーブルMは高さが38cmでユニフレームの焚火テーブルとほぼ同じ高さです。
ロースタイルのテーブルにジャストな高さですね。
次はタクティカルチェアツー
座面の高さが同じなので目線はほぼ変わらず。ハイバックなので体を後ろに預けたときの安定があり、タクティカルチェアよりゆとりのある座り心地です。また脚が伸ばしやすく太ももが楽な感じがします。
こちらも座面の高さが同じなのでテーブルとの相性は良く問題はなし。ただ、重心が後ろに下がるのでテーブルの上で食事をする時や立ち上がる時に、若干前かがみになる必要があります。
タクティカルチェア・チェアツー どっちがオススメ?
- なるべく荷物をコンパクトにしたい
- 価格を抑えたい
- 車で移動する人
- 特に座り心地を重視したい
個人的には値段は高いですがタクティカルチェアツーの座り心地が好みでしたのでチェアツーがオススメです!
タクティカルチェア ラインナップ紹介
ヘリノックスのチェアは豊富なラインナップがあり、タクティカルシリーズでも様々な種類が発売されているのでご紹介します!
タクティカルチェア L
タクティカルチェア Lはタクティカルチェアを一回り大きくしたモデルで、幅も広いため体の大きい方やゆとりをもって座りたい方にオススメ。
座面の高さは、タクティカルチェアとほぼ変わらずロースタイルに合うチェアです。
タクティカルチェア ミニ
タクティカルチェア ミニはタクティカルチェアを一回り小さくした子ども向けのモデルです。
子ども向けとは言っても大人も座れる幅があるため、ピクニックなどでは十分に使えるチェアです。
ただし座面が23cmととても低いのであくまでも子ども向けのモデルと考えるのがいいでしょう。
タクティカル スウィベルチェア
タクティカル スウィベルチェアは座面が回転するチェアです。
回転するため後ろにある物が取りやすく、チェアを引いて立ち上がる必要もなくなります。
座面が若干浅く作られているため座りながら作業をするのに適したチェアです。
タクティカル サンセットチェア
タクティカル サンセットチェアはチェツーと同じ背もたれのあるハイバックチェアですが、座面の高さが1番高い設定になっています。
そのため立ち上がる際も楽に立ち上がることができ、最もハイスタイルに適したチェアです。
安いヘリノックスの偽物(類似品)には気を付けて
ヘリノックスの類似品(パチノックス)も多く出回っていますのでしっかり確認して購入しましょう!
まとめ ~お気に入りのチェアで快適なキャンプを楽しもう!~
今回はヘリノックス タクティカルチェアシリーズについて解説しました。
類似のチェアと比べると値段は高いですが、間違いない品質で長期間使えるチェアですのでコスパはとてもいいと思います。
またヘリノックスは豊富なオプションも魅力的。自分好みにカスタマイズを楽しむことができます。お気に入りのチェアでキャンプを目一杯楽しみましょう!