ソロキャンパーなら誰しもが必ず、「小型の焚火台が欲しい」と思ったことがあるでしょう。
軽量なものや、組み立てが簡単なもの。そして「収納時のサイズがコンパクトなもの」が、ソロキャンパーにとっては重要なポイント。
『笑’s(SHO’S)/B-6君』なら、名前の通り「収納時のサイズがB-6用紙と同じ位の大きさ」までコンパクトになります。
オプションのグリルプレートを購入すれば、肉を焼く等の調理も可能になるスグレモノ。
実際に使ってみた感想を踏まえて、こちらの商品の特徴と魅力をご紹介します。
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B-6君のスペック
笑’sが公式サイトで公開しているスペックです。
収納サイズ | 約W181×D122×H18mm |
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組立サイズ | 約W215×D122×H165mm |
重量 | 約500g |
材質 | 0.6mm厚ステンレス |
静止耐荷重 | 10kg |
火床の深さ | 約7cm |
『B-6君』の名前の由来になっているB6用紙(JIS 日本工業規格)のサイズは
182mm×128mmとなっています。
一方『B-6君』の収納時のサイズは
181mm×122mmとなっており、B6用紙より小さいことが分かります。
組み立て時のサイズは、足が外側へ開くことから、幅が少し大きくなり215mm。
脚の接合部はリベットが用いられており、見た目がスッキリしています。
部品は全7パーツから成り立っており、そのすべてを綺麗に重ねると、厚さ18mmの本体に収納する事が出来ます。
少しでも荷物を小さくしたい、ウルトラライト系のソロキャンパーにとって、このコンパクトさは嬉しいポイントです。
コンパクトながらも静止耐荷重が10kgもあるので、炭と多少重量のある調理器具を載せても、びくともしない堅牢さが魅力的です。
ただし、本体の上部に渡すゴトクは付属しているものの、その上に置くメッシュグリル(網)やグリルプレートは別売りです。
単純に焚火台としての使用や、五徳上にクッカーや鍋を置くだけなら、『B-6君』単品で問題なさそうです。
前面の扉は開閉可能!炭の追加や火掻きに最適!
本体の前面には扉が付いており、炭の追加や火掻きをする際にとても便利です。
扉が付いていないと、本体の上にクッカーなどを置いていた場合、わざわざクッカーを寄せて上から炭を追加する必要があります。
しかしB-6君は前面に扉があるため、上に置いたクッカーなどはそのままに、扉を開けて炭の追加が可能なのが魅力的です。
扉は前面に90度倒れるようになっています。
燃焼中の炭の火掻きをする際、炭を一時的に扉の上に置くことも出来ます。
痒い所に手が届くような構造が、小さなストレスを解消してくれます。
ロストルの位置に注意が必要!誤った使用は本体が歪む恐れあり
本体内部の底には「Don’t put anything on here directly.(ここに直接何も置かないで)」と刻印があります。
あくまでこの部分は「灰受け」であり、「炭受け(ロストル)」ではありません。
b-6君のロストルは本体前後の側板に、渡すように設置します。
上の画像のように、本体内部の底に直接置いてしまうと、炭火の熱によって本体が歪む恐れがあります。
誤った使用は本体の破損の恐れがありますので、気を付けましょう。
ロストルを正しく設置すると、ロストルと灰受けの間に空間ができ、空気の通り道になります。
ロストル下部から入った空気が、ロストルの穴を通って上部に抜け、炭火を燃焼させる構造になっています。
正しく使用すれば本体の故障を防げるだけでなく、効率の良い燃焼が期待できます。
別売品で焚火台が「おひとり様晩酌セット」に早変わり!
上の画像の左二つが「B-6君 ステンレスメッシュ カン(燗)グリル」、右が「笑’s 純銅 酒タンポ」です。
「B-6君 ステンレスメッシュ カン(燗)グリル」はステンレス板をプレスで打ち抜いたメッシュ状のプレートが、
「BBQグリルの網」のような役割を果たし、肉や焼き鳥を焼くことが出来ます。
また付属のカップを丸い穴にはめ込み水やお湯を張ると、お酒や缶コーヒーを湯煎することが可能です。
「笑’s 純銅 酒タンポ」はお酒をお燗する「ちろり」の役目を果たします。
熱伝導率の良い純銅が、お酒を素早くお燗するので、寒い季節などに熱燗を楽しむにはもってこいです。
これらの商品はB-6君とは別売品になりますが、B-6君専用品ということで、一緒に使う事でソロキャンプの夜を更に愉しく演出します。
B-6君にこれらの商品をセットし、1人でじっくり肉を焼いて熱燗を飲めば、最高のソロキャンプになりそうです。
前述したとおり本体前面には扉が付いている為、上にメッシュプレートを置いても問題なく火掻きが出来ます。
ただし燗をするためのカップをはめ込むには、炭を片側に寄せなければなりません。炭の量の調整が必要です。
ソロ用の焚火台を「おひとり様晩酌セット」にグレードアップして、B-6君の本領を発揮させるのはいかがでしょうか。
焚火を楽しむほかに、晩酌も楽しめるので、とてもおすすめです。
「B-6君 ステンレスメッシュ カン(燗)グリル」のステンレスメッシュは、収納したB-6君本体が入るように設計されています。
いかにコンパクトに収納出来るか、というこだわりを感じます。
B-6君本体をステンレスメッシュに入れた状態でも、付属の収納袋に収まります。
さらに100円ショップで購入した焼き網も収納袋に入るため、お酒をお燗せずに食事だけ楽しみたい時は、
焼き網を使えば炭火の熱を効率よく調理に利用できます。
本体側面のブランドロゴが、夜の闇に浮かんでオシャレ!
B-6君の本体側面には、『笑’s』のブランドロゴがプレスによって打ち抜かれています。
暗い中で火を起こすと、内側から灯りが漏れ、暗闇の中に『笑’s』の文字が浮かぶようになっています。
これがとてもオシャレで格好良く、ギアへの愛着を更に深めます。
『笑’s』というキャッチーなブランド名を前面に押し出しており、周りのキャンパーさん達からも
「あの人は『笑’s』の焚火台を使っているんだ!」と認識してもらえそうです。
遠目からでも目立つ焚火台は、他のキャンパーさんへのアピールにもなりそうです。
笑’s/B-6君は、ウルトラライト系ソロキャンパーにふさわしい一品だった!
ソロキャンプの中でも、持ち物をいかに少なく、そしていかに小さくするかにこだわっている
「ウルトラライト系」と呼ばれるソロキャンパー達。
『笑’s/B-6君』はそんなウルトラライト系ソロキャンパーに、まさにうってつけの商品でした。
カトラリーの中にキャンプギアを収納するなど、「スタッキング」が大命題のソロキャンプ。
B-6君にも、そんなスタッキング精神を感じます。
実際に使用してみて感じた魅力的なポイントを、以下にまとめました。
良い点としては、
- 収納性:B6用紙サイズを下回り、とてもコンパクト。
- 堅牢さ:静止耐荷重10kgと、見た目以上のタフさが心強い。
- 燃焼性能:ロストル下の空間から空気が上昇する為、燃焼効率が良い。
- 別売品:種類が豊富でバラエティに富んでいる。
- 見た目:本体側面のブランドロゴが、オシャレで格好良い。
気になる点としては、
- 組み立て:ロストルの設置位置が、少々分かりづらい。
こちらのB-6君は、ロストルの設置位置の分かりづらさを除けば、とても満足度の高い商品でした。
ただし、あくまでソロキャンプ向けの商品であるため、使用シーンはソロキャンプに限定されそうです。
徒歩やツーリングでのキャンプに、バッグやザックの隅に忍ばせて持ち運べるコンパクトさが魅力的です。
ポケットにも入るそうなので、手軽に持ち歩けそうです。
別売品を組み合わせれば、更に趣味性の高い使い方が期待でき、ギアへの愛着が深まりそうです。
こちらの商品の購入を検討している方の参考に、少しでもなればうれしいです。