今回はキャンプや車中泊にあると便利なポータブル電源P703をしっかりとレビューしてみたいと思います。
EENOURのポータブル電源はまだまだ知名度が低いかもしれませんが是非チェックしてみてください!
- 冬キャンプで電気毛布を使いたい
- 車中泊で調理器具を使いたい
- アウトドアでも使えて防災用に備えたい
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EENOUR(イーノウ)とは
2020年に日本のポータブル市場に新たに参入してきたEENOUR(イーノウ)
後発だけに日本市場のニーズに合った商品展開でアウトドアユーザーの『あったらいいな』というような製品をポータブル電源をはじめポータブル冷蔵庫など便利アイテムをラインナップしています。
今回のポータブル電源P703も非常に良い製品で持っていれば使用頻度の高い製品になることは間違いないでしょう!
EENOURポータブル電源P703の主な特徴
- ポートの数が豊富
- 充電時間が早い
- 充電方法が豊富
- テスラバッテリーの安心感
- 液晶が見やすい
ポートの数が豊富
ポートの数の多さはこの容量のクラスではトップクラスといっても過言ではないです。
USB出力ポート×6
USBが6ポートありますので複数のスマホやタブレット・ゲームなども同時に充電できます。
USBポートの中にはUSB-C Q3.0に対応のポートとPD対応のUSB-Cが2ポートあるのでお持ちのデバイスへの急速充電にも対応してみます。
AC出力ポート×4
このクラスでACポートが4つあるポータブル電源はめずらしくとても嬉しいスペックと言えます。
4ポートあればタコ足配線を用意しなくても良いのはありがたいです。
DCポート4ポート(内シガーソケット×2)
シガーソケットが2ポートあるので車中泊の人には重宝します。
充電時間が早い
このP703には双方向充電という機能がありUSB-C1のポートは入力にも出力にも対応しています。
ですのでこのUSB-C1へ入力とACアダプターでの入力でかなりのスピードで充電できます。
実際に100W対応のPD充電器で充電してみたところ90Whの早さで充電ができました。
100WのPD充電器はコチラ
充電方法が豊富
充電方法が合計5種類あります。種類と充電時間(カタログ値)は下記となります。
- ACアダプター充電・・・約7時間(126W)
- PD急速充電・・・約8~9時間(100W)
- シガーソケット・・・約11時間(12V車)約7時間(24V車)
- ソーラーパネル・・・約8~9時間(100W)
- 発電機・・・約7時間
ソーラーパネルに関しては実際にどれくらいで充電できるかは後ほどお伝えします。
ACコンセントで充電
実際にACではしっかり126Wで充電できています。
車載シガーソケットで充電
車での充電も60Wで充電できますが車を走らせると数値が下がるのでドライブ中に安定的に60W充電できるわけではなさそうです。
それでもポータブル電源が車で充電できるのはマストの機能です。
PDとACの同時充電
PDとACの同時充電を行ってみたところ217Wの数値がでています。
やはりカタログ値より劣る点はPD充電器が悪いのかもしれません。
液晶パネルの情報量が豊富
初心者にはとても嬉しい機能で現在の使用容量や残りのバッテリー量など細かく数値がわかるので使用していて安心感につながります。
特に電気に詳しくない方はどれくらい使えるかやどのくらいの容量がかかっているかなどわかりやすくてお勧めです!
テスラバッテリーの安心感
EV車の世界販売台数のトップ企業のテスラ社の技術を用いた21700バッテリーを内蔵しており安定感と耐久力が高く安心して使える!
とうぜんBMS(バッテリーマネージメントシステム)といってバッテリーの温度管理や過電圧・低電圧・過電流・過負荷・ショート・放電低温度・充電過電圧などの保護機能があるのでこの点も安心して使用が可能です!
電気安全法のCE・PSE・POHSの検査も合格済です。
EENOURのポータブル電源P703のレビュー
セット内容
EENOURポータブル電源P703に梱包されているのは
- ポータブル電源P703 本体
- ソーラー充電ケーブル×1
- ACアダプター
- Type-C to Typeケーブル×1
- シガーライタープラグコード
- 取扱い説明書
ポータブル電源に充電するためのケーブルはすべてそろっています。
(PD充電に関しては別途充電器が必要です)
サイズ感や外観のデザイン
700Whクラスのポータブル電源としては一般的なサイズ感ではないかと思います。
知名度の高いジャクリのポータブル電源で同じクラスのJackry708と比べても重さは変わらないです。
サイズはハンドルがあるため高さがあります。
ジャクリ703 | 299.7×191.5×190.5mm | 6.8kg |
---|---|---|
EENOUR P703 | 272×238×215mm | 6.9kg |
小柄な女性でも片手で持ち運びができるサイズ感と重さです。
デザイン&各パネルの機能
全体的にはメタリックグレーのカッコイイ感じでハンドルと側面にポイントでグリーンがデザインされています。
車中泊にもキャンプにもとても合うシンプルなデザインとなっています。
両サイドにはそれぞれLEDライトが搭載されています。
写真左は全体を明るく照らすランプとなっており写真右は遠くまで照らせる投光器となっています。
防災対策としては非常に重宝する機能ですね。
背部には大きめの冷却ファンの排気口があります。
使っていてファンが回って音がなるのは高出力の家電を使用するときとACでの充電の時になることがあります。
とはいってもそこまで気になる大きさの音ではないです。
初めてポータブル電源を使用する方は驚くかもしれませんが何度か使用していると慣れてきます。
上部に持ち手がついています。
本体と一体型のタイプで接続部分が外れる心配はありません。
上に物を重ねられないデメリットはありますが充電中のスマホなどを置くことは可能です。
底面には滑り止めがついているので光沢のあるテーブルに置いても滑ることはありません。
しっかりとしたゴム製になっておりポータブル電源を置く際の衝撃を吸収してくれる役割もあります。
液晶ディスプレイの情報量と見やすさ
情報量の多い液晶ディスプレイで確認できるのは
- 出力ワット数
- 入力ワット数
- バッテリー残量
- 残りの時間(分)
- 使用できる出力ポート
- 周波数
- LEDライト点灯
出力ワット数・入力ワット数
出力ワット数・入力ワット数は現在使用しているワット数または入力しているワット数の合計が表示されます。
バッテリー容量
残りのバッテリー容量が表示されます。
残りの時間
現在の使用状況での残りの時間を分で表示しています。
使用できる出力ポート
こちらはそれぞれONにすることで表示され表示されている出力が使えるという目印となります。
周波数
周波数は地域によって設定をします。
電源を入れてAC出力とDC出力を同時に長押しすることで簡単に設定ができます。
一度設定しておけばその後は選択した周波数での使用となります。
AC・DC・USB出力、合わせて14台に同時給電が可能!
AC出力×4 | 100V定格700W(最大1400W) |
---|---|
USB-A出力×2 | 5V/2A(MAX) |
USB-A(QC3.0)出力×2 | (9V/12V)/2A,12V/1.2A |
USB-C出力x2 | 5V/2A,(9V/12V/15V)/3A,20V/5A,PD 最大100W※ |
DC出力x2 | 12V/10A 最大120W Φ5.5mm |
DCシガーx2 | 12V/10A 最大120W |
※内一つ(C1)は入力対応
先ほども述べましたがポートの数か多いのはとても魅力です!
710Wh/192000mAhで大容量最大1400WH
710Whのバッテリー容量があればソロのキャンプには十分です。
ディオやファミリーで電気毛布を2枚使う際には時間がやや短くなるので注意が必要ですが他の防寒対策と合わせて使えば快適に過ごすことが可能です!
メーカー発表の参考値
- テレビ 約3~4時間
- プロジェクター約5~6時間
- 扇風機 約9~10時間
- 電気毛布 約8~9時間
- ミニコーヒーメーカー 約7~8時間
- ミニ炊飯器 約1時間
- USB-A 出力10W iphone12 pro (2815mAh) 50回
- USB-A 出力 QC3.0 18W Galaxy S21 4000mAh 35回
- USB-C PD 出力PD100W ipad mini 約30回
- 車載掃除機 約5時間
- 車載冷蔵庫 約9~10時間
- 電動エアーポンプ 約5時間
パススルー対応
パススルー対応なので充電しながら出力ポートで家電を使うことも可能です!
(バッテリーの劣化につながるのでできれば避けた方が良いです)
ポータブル電源P703を実際にどれくらい使えるか試してみた!
実際にどんな家電が使えてどれくらいの容量がかかるのか試してみましたので参考にしてください。
スマホをUSB-C PDで充電
バッテリー残量10%のiphone12をUSB-Cポートで充電したところ初動で17Whで充電開始し途中で9Whに下がり1時間程度で80%まで充電が完了しました。
ポータブル電源の電力量のパーセントは1%も減ることなく完了となりました。
冬キャンプでの電気毛布の使用
電気毛布は初動で約50Wh~60Whほど消費します。
電気毛布が温度調節(おそらく電熱線の温度に反応)して入り切りを繰り返すので平均にするともっと低い数値になりと思われます。
何度か計測しましたが8時間で60~70%程度消費するので約420~490Wh程度消費します。
ソロキャンプであれば電気毛布を一晩使っても30%くらいは他で使えます。
IHクッキングヒーター
ドリテックのIHクッキングヒーターは1000Wと700Wと450Wと出力を変更でき、最大にするとポータブル電源の電源が切れます。
火力を7で500mlのお湯を沸かすと使用電力が約765Wとなり4分30秒で沸騰しました。
減った電力量は7%で約50Wh使用した計算になります。
このP703の定格電力は700Wですが700Wを超えても使えていますね。
ソーラーパネルで充電
ポータブル電源とセットで使うとエコな活用ができるソーラーパネルをP703で使用してみましたので合わせて参考にしていただければと思います。
今回試したのはコチラのSP403 120W
転換効率の良いソーラーパネルで発電効率の良いのが特徴です!
SP403の特徴!直接充電デバイスに充電できる!
このSP403はポータブル電源がなくてもスマホやパソコンなどのデバイスに直接接続して充電することができます。
使い方はポケット中の出力ボックスが入っているので直接配線をつなげばよいだけなので天気の良い日はこのソーラーパネルを持ってリモートワークも可能です。
- USB-Aポート
- USB QC3.0ポート
- PD60W TYPE-C
- DCポート
の4つとなります。
- SP403 ソーラーパネル本体
- ソーラー充電用ケーブル
- DC-アンダーソンケーブル
- DC-SAEケーブル
- DC-DCパソコン用充電ケーブル
ポータブル電源への充電はDC-アンダーソンケーブルを繋いで充電します。
ソーラーパネル初心者でもびっくりするくらい簡単にセットできます。
説明書によれば発電効率が良いのは20℃から30℃ということで12月でのソーラーパネルでの充電は良いパフォーマンスを得られないようですがどのくらい発電ができるのか気になったので試してみました。
天気が良い日を選んで何度かしてみましたが最高で85wを確認しました。
少し雲がかかると30w~40wになってしまうので一日(日中)に充電できるは雲が少ない日で400wh~500whといった感じです。
それでも太陽光で溜まった電力を使用していると得した気持ちになりますね。
まとめ
EENOURのポータブル電源P703を使った感想はかなりの好印象でした。
冬のソロキャンプを快適に過ごすアイテムとしては少々贅沢なスペックのポータブル電源です。