ランタン

ギガパワーBFランタンの失敗しないマントルの取り付け方とカラ焼きのコツ

ギガパワーBFランタン マントル 取り付け

キャンプの夜を明るく照らしてくれるランタン。手軽に扱え、安定した光量も放出してくれるランタン。ですがガスやガソリンなどの燃料を必要とするランタンを使 用するためには「マントルを取り付けてカラ焼きする」という作業が必要になります。
この作業がキャンプ初心者の方には、ハードルが高く、すこし不安に感じる点かも しれません。
今回は、燃料系ランタンのsnow peakギガパワーBFランタンのマントルの取り付け方とカラ焼きの方法について詳しく解説していきます。

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そもそもマントルってなに?なぜカラ焼きが必要なの?

「マントル」とはランタンに装着する「合成繊維でできた網状の袋」のことです。 電球がフィラメントから光を放出するように、ランタンではこのマントルから光を放出します。
マントルの形も筒状の細長いものや、コンパクトな球体のものなどがあります。ランタンには、それぞれのサイズにあったマントルがあるので注意しましょう。
「カラ焼き」とは「新品のマントルを焼いて灰状にする作業」のことです。
なぜマントルを焼いて灰状にする必要があるのかというと、ランタンはマントルにガス状にした燃料を溜め、発熱させて光を放出するようにできています。そのマントルから光を放出するには、マントルの繊維を焼いて灰状にしてマントルに編み込まれている余分な綿を焼き切る必要があります。綿を焼き切ることでマントルを純粋に発光する物質だけにするためにこのカラ焼きという作業でマントルを灰状にさせるのです。

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ギガパワーBFランタンのマントルの取り付け方とカラ焼き

ギガパワーBFランタンに付属する説明書にも記載されていますので購入された後 はランタンと一緒に保管することをおすすめします。

ギガパワーBFランタン説明書

STEP1 マントルをパッケージから取りす

ギガパワーBFランタンにはsnow peakのマントルLを1つ使用します。2個入りの商品ですので、もう一つは袋に入れておき取り替え用として保管してください。

ギガパワーBFランタンマントル

STEP2 マントルをまっすぐに伸ばす

取り出したばかりのマントルは縮んでいますので、筒状になるように全体をほぐすように揉みながら上下に伸ばします。マントルの上部にはセラミックリングが付いていますが、このセラミックリングも力を加えると折れてしまうので取り出したマントルは優しく丁寧に扱ってください。

スノーピークランタンマントル

STEP3 ギガパワーBFランタンのガラスを外す

ギガパワーBFランタン本体のカバーワイヤーを跳ね上げ、グローブ(ガラス)2枚 を外します。
カバーワイヤーはロックがかかっていますので、指で押さえながら外します。ガラスも薄いので踏んでしまったり落としてしまうと割れてしまいますのでご注意ください。

スノーピークマントル交換

STEP4 マントルホルダーに取付

マントルをバーナーヘッドとマントルホルダーに取り付けます。

マントルホルダー

マントルにセラミックリングが付いている方が上になります。セラミックリング内面に凸、バーナーヘッドに凹の部分がありますので、その部分を合わせてマントルを差し込み90度回転させて固定します。マントルを取り付ける作業の時は燃料のOD缶は取り付けていてもいなくてもどちらでも大丈夫です。OD缶を取り付けてマントルを取り付ける際は、必ず器具栓が(-)になって燃料が出ない状態であることを確かめてから行ってください。

ギガパワーBFランタンのマントルの取り付けは、マントルのセラミックリングのおかげでとっても簡単にできるようになっています。セラミックリングをはめて、くるっと回して下部を止めるだけの簡単装着なので他社のランタンによくあるマントルの上部を紐を結んだりといった煩わしさはなく誰でもスピーディーに装着ができるのは嬉しいポイントです。

STEP5 マントルホルダーの溝までかぶせる

マントルがねじれないように形を整えてマントルをマントルホルダーの溝までかぶせます。

マントル取付

このねじれないようにというのがポイントでかつ難しいところ。この工程が上手に いくとカラ焼きした後に綺麗な筒状のマントルに仕上がります。マントルに赤いラインが印刷されていますので、そのラインがまっすぐになるように、ねじれないよう形を整えると良いです。またマントルホルダーに固定する際、電極の先端がマントルに引っかからないようにご注意ください。

STEP6 マントルの空焼き

マントルが綺麗に取り付けられたら、いざカラ焼きです。

マントル空焼き

燃料のOD缶(snow peakのプロイソの金缶またはノーマルイソの銀缶をご使用ください。)を取り付けガスを少量噴出させ柄の長いライターなどでマントル全体を焼いていきます。火をつけた直後はマントルが黒くなりますが徐々にマントルが縮みそして白く灰化していきます。マントル全体に火を回し灰化する必要がありますので、ガスの噴射量も調整しながら行ってください。このカラ焼き作業は煙も出ますので作業は必ず野外で行うようにしてください。黒っぽくなっているところは、空焼きの際に灰化しなかった燃え残りなので、焼き漏れのないようにマントルを焼いてください。完全に灰化するとマントルが真っ白になります。

STEP7 ランタンにガラスをはめる

カラ焼きが完了したら、マントルを壊さないようにグローブ(ガラス)を戻します。

マントル空焼き

ランタンは使用中はもちろん使用後もしばらく高温になるので、取り扱いに十分注意してください。特に燃料噴射部分やマントル付近などランタンのヘッド部分は高温ですので迂闊に素手で触れると火傷します。
熱が落ち着いたことを確認できたらグローブを外した時同様、本体のカバーワイヤーを跳ね上げグローブを取り付けカバーワイヤーにロックをかけます。グローブが取り付けられたらマントルの取り付けからカラ焼きまで完了となります。ガスを噴射させライターまたは、点火スイッチから点火すればランタンに明かりが灯ります。

カラ焼きした後のマントルはとても壊れやすくて繊細です。くれぐれも指で触ったりグローブを取り付ける時にあてたりしないように注意してください。

マントル破れる
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まとめ

マントルは壊れない(破れない、取れない)限りずっと使用できます。持ち運び時はランタンを寝かせず揺らさず丁寧に扱い、強い衝撃を与えないようにすればマントルも長く使用できます。車で運ぶときもギガパワーBFランタンの専用ケー スに入れて必ず縦置きで運ぶようにするのがおすすめです。snow peakのマントルは値段も高いですので丁寧に扱って長く使用したいですね。
ただし、「値段が高いから」「マントルの取り替えやカラ焼きが面倒だから」といって、穴が空いたままのマントルを使用することは絶対にやめてください。ランタンを使用する前に必ずマントルを確認して、マントルに「小さな穴や破れ」を見つけたら新しいものに交換するようにしましょう。 マントルが破れた状態でそのまま使用していると、ランタンのグローブ(ガラス部分)が割れたり、内部故障の原因になります。キャンプ場に着いてからマントルの破れに気づくこともあります。予備のマントル を用意して、ランタンと一緒に持って行きましょう。
またランタンは、燃焼する灯りです。テント内で使用するのは一酸化炭素中毒の恐 れがありますので大変危険です。必ず屋外で使用しましょう。

燃料系ランタンは最初の準備である「マントルの取り付けとカラ焼き」さえクリア してしまえば、あなたのキャンプサイトをしっかりと照らしてくれる手放せないランタンになります。マントルの取り付けも簡単なギガパワーBFランタンとともに 素敵なキャンプライフをお過ごしください。

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