キャンプの必需品であるシュラフですが、種類も多くて迷いますよね。
さまざまなメーカーから多様なシュラフが出ていますが、シュラフによって使用感は異なります。自分に合ったシュラフを見つけることは、快適な睡眠への第一歩です。
そこで今回は、キャンパーやハイカーに人気のモンベルのオールシーズン用シュラフ「ダウンハガー650#3」の使用感をレビューします。
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ダウンハガーは頭もすっぽり入るマミー型で保温性が高い
ダウンハガーは、頭まですっぽり入れるマミー型となっており、ゴムの収縮によるフィット感のおかげで、暖かい空気がシュラフ内にとどまりやすく保温性も高いです。
寒い時は、フードを被ってゴムを締めればよりフィット感が高まり、頭を温めることで体全体も温まります。
ダウンハガーは伸縮性が良い
ダウンハガーの特徴は、なんといっても伸縮性の良さです。
シュラフで寝るのが苦手な人の中には、身動きが取りにくいからという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一般的に、マミー型のシュラフは密着性が高く保温性が高い反面、動きにくいというデメリットがあります。
しかし、このダウンハガーは、モンベル独自のシステムである「スーパースパイラルストレッチシステム」が採用されており、生地の繊維方向が斜めに配置されているため、縦にも横にもストレッチが効きます。
寒い時にすっぽりシュラフに納まって寝ていても、生地がしっかり伸びるので寝返りも快適にうてます。
寝ている最中に、「暑くなってきたから一枚服を脱ごうかな」ということもよくあるのですが、伸縮性が良いので服の着脱もシュラフに入ったまま行えます。
ダウンハガー650#3の重量感やサイズ感は?
重量は858グラムで、男女兼用、適応身長は183センチまでとなっています。オールシーズン用シュラフとしては、軽い方だと思います。
最新の2020年モデルでは、さらに720グラムまで軽量化されているので、キャンプのみならず登山をする方にもおすすめです。
シュラフを収納すると、500mlのペットボトルと比較して写真くらいのサイズ感です。
ザックに詰めるときなど、もっと小さくしたい時には、モンベルの「コンプレッションキャップ」で圧縮するとさらに小さくできますよ。
ダウンハガー650#3の対応温度は?
シュラフで重要な対応温度ですが、メーカーでは下記のように表示されています。
コンフォート温度 | 4℃ |
---|---|
リミット温度 | -1℃ |
エクストリーム温度 | -16℃ |
ですが、実際は、フリースやダウンを着込んでいても、0℃近くなると寒いです。
ただ私のテントはメッシュなので、メッシュじゃないテントで使用する場合は、着込めば0℃でももう少し快適に過ごせるかもしれません。
しかし、言い換えると「服の着脱で温度を調整しやすいシュラフ」だと言えます。
季節ごとの寒さ対策
服装で調整する
夏でもひんやりとする夜は、薄手の長袖、または薄手のフリースを着てシュラフに入っています。
秋から冬にかけては、気温に応じて、長袖→フリース→ダウン(上下)→ニット帽→ネックウォーマーの順で着込んで寝ています。
あまりにも寒い日には、貼るカイロを使用することもありますが、一年を通して服の着脱である程度対応できると思います。
マットで調整する
夏場の暑い時は、断熱材の入っていないマットを使用し、秋など寒くなってきたら断熱材入りのマットに変えています。さらに寒い時は、マットの下にじゃばら式のショートマットを敷くなど、マットを調整して下からの冷気を遮断することで、よりシュラフの暖かさを保つことができます。
結露対策にはシュラフカバーを
寒くなると、テント内の結露は回避できませんよね。
しかし、ダウンシュラフにとって結露による濡れは大敵です。
ダウンハガーの結露対策には、モンベルの「スリーピングバッグカバー」おすすめです。
ゴアテックスではありませんが、透湿性と通気性を備えたモンベル独自の防水透湿性素材が使用されており、テント内の結露からシュラフを守ってくれます。
収納サイズも手のひらサイズまで小さくなるので、かさばりません。
ダウンハガーはこんな使い方もできる!
ファミリーキャンプの時などに、おすすめの使い方がこちら。
ダウンハガー同士をくっつけて使用することができるのです。
シェラフのファスナーは右についていいるものと左についているものを連結します。
寒い日は、別々のシュラフで寝た方が暖かいですが、そこまで寒くない夜は、シュラフをくっつけてお子さんと寝ることもできますよ。ぜひ試してみてください。
ダウンハガーは自宅でお手入れ可能
ダウンシュラフのお手入れは難しいイメージがありますが、自宅で手洗いが可能です。
- ぬるま湯にダウン専用洗剤を溶かし、シュラフを浸して丁寧に押し洗いする
- 汚れと洗剤がしっかりと落ちるまで、押し洗いですすぎを繰り返す
- 十分にすすぎができたら、バスタオルで水気を拭き取る
- そのまま陰干しでも良いですが、乾燥機で低温で回すと、中のダウンが固まらずにフワフワに仕上がります
汚れが目立ちにくいシュラフですが、寝ている間にかいた汗などで想像以上に汚れています。
シーズンごとに洗って清潔に保ちましょう。
まとめ
オールシーズン使用できる「ダウンハガー650#3」は、テント泊キャンプはもちろん、登山や車中泊など幅広く活用できます。
どのシュラフを購入するか迷っている方は、ぜひ一度店頭でダウンハガーの質感や重量感などを確かめてみてくださいね。