アウトドアでポケットストーブを利用することで、手軽にお湯を沸かしたり、調理をしたりすることができますよね。このポケットストーブは基本的にはEsbit(エスビット)純正のタブレット型固形燃料を使用することで、クッカーなどを加熱することができます。
ただEsbit(エスビット)純正のタブレット型固形燃料はポケットストーブとぴったりサイズが合って使いやすいけど、値段が高いのがネックなんです。
そこでもっとコストパフォーマンスに優れた固形燃料はないか100均の固形燃料などを確かめてみました。
ポケットストーブと固形燃料は相性が良い
固形燃料はとっても優秀な燃料でポケットストーブと固形燃料はとっても相性が良いです。まず、この固形燃料とポケットストーブについて説明していきましょう。


固形燃料とは
固形燃料とは、液体燃料であるメタノールなどを固め、引火性や有毒性を軽減させたものを言います。持ち運びに便利なため、アウトドア調理や飲食店などでよく使われます。旅館のご飯で出てくる一人用の鍋についてくる青色のものも固形燃料の一つです。
固形燃料と言っても様々なあり、大きく次のような種類があります。
缶入り固形燃料
大型で五徳付きのものが多く、燃焼時間も長い。最近は見かけることが少なくなってきた。
卓上用固形燃料
もっとも見かけることが多く、飲食店などでよく使われる。誤食防止のため、青色に着してあるものが多い。
タブレット型固形燃料
アウトドア用、軍用などがある。Esbitの固形燃料が有名。

100均の固形燃料があればお湯を沸かせる
アウトドアでは基本的なことですが、ポケットストーブと100均の固形燃料があれば、お湯を沸かすことができます。
600ml以上のお湯を沸かすことができる

シェラカップや片手鍋を利用することで、お湯を沸かすことができます。写真では、アウトドア用の片手鍋に300mlの水を入れて、ポケットストーブに乗せ、セットした固形燃料に火を点けています。
4分ほどで湯気が出はじめ、8分ほどで沸騰します。その後、およそ10分間沸騰し続けることができました。
300mlのお湯があれば、大きめのマグカップにコーヒーやスープを入れることもできます。カップヌードルサイズのカップ麺だったら、およそ300mlのお湯で作ることができますよ。うまくすれば、パスタも茹でることが可能です。
ポケットストーブと固形燃料でお湯を沸かすことができれば、たくさんの種類の調理が可能になります。
凝った料理をしないのであれば最高にコンパクトで便利なアイテムと言えます。

後片付けも簡単
固形燃料の燃焼が終わった後は、アルミホイルと燃えカスが残るだけなので、後片付けもとっても簡単。無茶な使い方をしなければ、ポケットストーブが汚れることもありません。もし汚れても洗えますし、どうしても汚したくないという方はあらかじめアルミホイルを底に敷いておくことで、汚れるから守ることができます。
使いきりしかできないというデメリットも
カセットコンロやシングルバーナーなら、火の必要がなくなれば簡単に消し、また必要になったら点けることができます。しかし、固形燃料は基本的に使い切りになるため、一度火を点けると、必要がなくなった後も燃え続けてしまうというデメリットがあります。コップ1杯分のお湯を沸かす場合など、燃料が燃え続けると少しもったいない気がしますね。

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ポケットストーブと100均の固形燃料におすすめの調理!
ポケットストーブと100均の固形燃料を使うことで、こんなことまでできます。
片手鍋でインスタントラーメンを作る

片手鍋でお湯を沸かし、インスタント麺を入れるだけで、即席のラーメンを作ることができます。固形燃料だけでも、麺をゆでるのに十分な熱を発生させることができます。外で食べるインスタントラーメンって、美味しいんですよね。
メスティンでご飯を炊く

メスティンというトランギアから出ている直方体のクッカーを使うことで、ご飯を炊くことができます。固形燃料の燃え終わりに近付くにつれて火が弱まっていくという性質を活かして、自動炊飯が可能です。火を弱くしたり、火から下ろして蒸らしたりという作業も一切必要ありません。メスティンを乗せて固形燃料に火を点けたら、あとはほったらかしでOKです。しかも、アルミの熱伝導率の高さで、ふっくらおいしいご飯を炊くことができるんです。本当におすすめです。
スキレットでアヒージョを作る
小型のスキレットもポケットストーブに乗せることができますのでアヒージョも簡単に作ることもできます。
作り方はニンニクとオリーブオイルを入れて好きな具材を煮込むだけですので細かな火加減の必要がなく簡単にちょっとお洒落なキャンプを楽しむことができます。
お店やモノよって、固形燃料に違いがある
固形燃料は非常に手に入れやすいというメリットがあり、100均でも取り扱っています。しかし、お店によって取り扱っている固形燃料には若干の差があります。
それぞれのお店で販売している固形燃料について見ていきましょう。
ダイソーの固形燃料

ダイソーで販売している固形燃料は、25gの物が3個入りとなっています。ビニールで包装されているので、中身が確認でき安心して買えますね。
セリアの固形燃料

セリアで販売している固形燃料は、30gの物が3個入っています。販売元は株式会社友栄となっており自社製品ではないようですが、アルミホイルで包装されているため、しっかりとした印象を受けます。
ダイソーでは30gの固形燃料は取り扱っていなかったので、セリアの固形燃料の方が、若干コストパフォーマンスは良さそうですね。
イオンの固形燃料

イオンで取り扱っている固形燃料は、株式会社ニイタカの会社の商品。30gの物が5個入りで、税込み216円での販売でした。
※もしかしたら、店舗によって異なる商品を取り扱っている場合もあるかもしれません。
Amazonの固形燃料
Amazonでは多くの固形燃料を取り扱っており、コストパフォーマンスが高い商品も多数あります。
ベストセラーとなっているのが株式会社ニイタカから販売されている25g20個セットになっているもの。税込み578円で販売されています。
この他にもAmazon’sChoiceに選ばれている、30g40個で税込み1,069円で販売されているものがあります。
楽天の固形燃料
楽天では取り扱っている固形燃料は、かなりの数が一袋に入った商品が多いです。個人で使い切れるくらいの量では、25g40個入りで税込み1,713円で販売しているものがあります。
容量 | 値段 | 1g当たりの値段 | |
---|---|---|---|
ダイソー | 25g×3個 | 110円 | 1.47円/g |
セリア | 30g×3個 | 110円 | 1.22円/g |
イオン | 30g×5個 | 216円 | 1.44円/g |
アマゾン | 25g×20個 | 578円 | 1.16円/g |
楽天 | 25g×40個 | 1,713円 | 1.7円/g |
実店舗で購入を考えるなら、セリアの固形燃料がもっともコストパフォーマンスが高いです。もし、近くに店舗があるなら、セリアで固形燃料を購入するといいでしょう。もし、オンラインショップでの購入でもよく、大量の固形燃料を購入しても大丈夫なのであれば、Amazonで購入するのが良さそうですね。もちろん送料無料で自宅まで配送してくれますよ。

まとめ
ポケットストーブと100均の固形燃料で、十分すぎる機能を発揮することができます。おまけにサイズが小さく、携行性も優れているため、アウトドアに持っていけば活躍すること間違いなし。ソロキャンプでもファミリーキャンプでも、お一つそろえてみてはいかがでしょうか。

