ガスランタンに使う燃料はOD缶ですか?それともCB缶でしょうか?
キャンプに似合うのはOD缶かもしれませんが、コンビニで手に入るCB缶は万が一の心配がなくて安心です。
そんなわけで今回、CB缶を使ったガスランタンについてSOTO社のブランド品であるフォールディングランタンをレビューいたします。
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
キャンプで使うガス燃料 CB缶とOD缶の違い
OD缶は出力が安定している製品が多く寒い時期や標高の高い山でも火が安定します。
そしてクッカーなどにも収納できるので持ち運びもコンパクト。
それに比べてCB缶は気温が低かったり酸素が薄いところでは火が安定しません。
更には縦長なので収納に困ったり倒れやすいなどキャンプに向かない面が多くあります。
しかし、コンビニやスーパー・100均でも手に入るメリットはとても大きく人気があります。
実際にキャンプで使用していると中途半端に残ったり、キャンプ行く際に補充を忘れたりして入り用になることが多々でてきます。
そんな時には入手しやすいCB缶のランタンを愛用すればキャンプの準備の負担がわずかですが減ることになります。
そんなメリットもあり、数は多くないですがCB缶を燃料としたランタンやマイクロストーブ(キャンプ用コンロ)が各メーカーからラインナップされています。
SOTOフォールディングランタンの特徴
SOTOフォールディングランタンはメインランタンとして機能十分!
SOTOフォールディングランタンは照明下部をスッポリと覆うので安定感があり、自立するのでどこにでも置けます。
もちろん吊り下げることもできるようになっています。
光量も非常に強く、これ一つあればリビングタープ内を照らすには十分です。
もちろんメインランタンとして使えます。
コンパクトに収納できる
ホヤが同じ大きさのランタンと比べても大差がないくらい、コンパクトになります。
ガス缶を装着するケース部分が縮めることができるのです。
ホヤがケース内に隠れるようになっているので保護されて安心です。
ST-213とST233の違いは?
違いは2つあります。
1つは照度が上がっています。
同じガス缶を使用した製品仕様にてST-213は450ルクス(200W)、ST-233は660ルクス(230W)です。
日本照明工業会の適用畳数表示基準で考えると畳み1畳あたり450lm(ルーメン)とのことなので半畳分明るくなるってことになります。
※厳密にはルーメンは光源から放たれた光束を表すので照らされた場所を示すルクスになるとルーメンより数値は低くなります。
2つ目はホヤがカラーリングされていることです。
ガラス部分がオレンジ色に塗装されており、ST-233はオレンジ色で虫が寄りにくくなっています。
sotoフォールディングランタンは暗い?
3m×5mのリビングタープの中や外で焚き火する際にメインランタンとして使っていますが十分な明るさがあります。
複数人でキャンプを楽しむには1つでは足りないかもしれませんので、補助に小さなランタンがあるといいです。
タープポールハンガーに引っ掛けて高い位置から照らす分には薪のカット作業場所と調理を行うテーブルを十分照らしてくれたので作業で暗くて困ることはありません。
コンビニで買った家庭用カセットボンベを使用してもそれなりの明るさが確保できるので、SOTO製プレミアムガス缶ST-760など使用すればもっと明るく安定する可能性はあると思います。
SOTOフォールディングランタンの使い方
SOTOフォールディングランタンの組み立ては若干コツが必要!
ただ、CB缶の装着に慣れるまでは少しコツがいるので難しいところがあります。
ガス缶を外した時にコンパクトになるようにケース部分が伸び縮みできるようになっているのですが、ガス缶をセットする時に伸ばした際に最後の一押しが引っかかってしまうのです。
写真左側が第一段階、ここまではスムーズにケースが伸びてくれます。
しかし、写真右側の第二段階まで伸ばす時に内部の金具が引っかかっているのか、ちょっとコツが必要です。
ガチャガチャ試行錯誤しているとケース内部に入れていたガス缶が斜めになってしまい固定金具に入らなくなってしまうのです。
地面側のこの写真赤丸部分、このシルバーのフックでガス缶を固定するのですが上手く入っていないのがわかると思います。
ランタンを伸ばしきってから、合わせようとすると下記写真のランタンケース奥に見える金色のガス注入口がガス缶側のガス吹き出し口とズレてしまいます。
ちょっとコツが要りますが、ガス注入口にガス缶の吹き出し口を合わせてからランタンケースを伸ばし、引っかかるところは左右にガチャガチャと振りながら伸ばすしかありません。
マントル取り付けもカンタン
マントル取付方法は他のランタンと変わりません。
違いは上部のフックを抜いて天板を外してガラスカバーを外すくらいです。
新しいホヤをこのように引っ掛けたらライターで炙ると燃えて縮んでいきます。
白化して真っ白になったら、ランタンのスイッチを入れて火を灯します。
成功していれば眩しく光り始めますので完成です。
ホヤの種類 コストは?持ちは?(何回くらい使える?)
ST-233を購入するとハーフスクリーンカラーホヤ(ST-2332)がセットされてきます。
追加購入できるホヤにはメッシュタイプ(ST-2103)やハーフスクリーンホヤ(ST-2132)もあります。
メッシュタイプは他のホヤと違ってガラスではないので落としても割れないというメリットが。
実際に私もリビングタープ内で頭をぶつけて落下させてしまい割ってしまいました。
追加購入はST-2332で2750円しますので結構バカになりません。
タープポールなどにランタンハンガーで吊り下げるなども芝生サイトなどの強風で落下してしまう危険がありますので
そういった場所で使いたい人にもオススメです。
SOTOフォールディングランタンの虫除け効果は?
ハーフスクリーンカラーホヤ(ST-2332)は虫には感じにくい波長の長いオレンジで発光するようになっており虫が寄りにくくなっています。
人間には同じ明るさなので虫にだけ効果があります。
オレンジのストライプ柄のホヤは虫には見えにくい光の色なので、夏場など夜間使っているとたくさん寄ってくる蛾やカメムシなどが寄りつきにくくなります。
使用感としても効果は実感しており元はST-213のホヤがオレンジでないタイプを使っていましたが、ホヤが壊れてオレンジに交換したところ翌朝ホヤの中で死んでいる虫が少なくなりました。
さらに虫除け効果を向上するなら!蚊トリフレクター
別売りの蚊トリフレクターを装着することで虫除け効果を上げることもできます。
片方向が銀色に塗装されていて、一方向しかランタンの光が出なくなっていますので全方向に光を放つより虫を寄せ付けません。
光を反射するので明るさもおよそ30%アップ(メーカー数値)するそうです。
また、面白いなと思ったのが市販の蚊取りマットが取り付けられるようになっているところ。
比較されるユニフレームcbランタンとのスペック比較
SOTOフォールディングランタンST-233は230W相当でしたが、ユニフレームのUL-Xはプレミアムガスを使用すると240Wで10Wだけ高出力。
ガス缶を覆うケース部分がSOTOはプラスチックなのですがユニフレームはアルミニウム製で豪華です。
機能面としてはユニフレームは標高が高かったり冬季に点火が上手くいかなかった場合に備え、
フタがワンタッチで開閉できるのでここからマントルに直接ライターで着火する機能が付いています。
ただ、いい素材を使っているだけに価格がSOTOより4,000円ほど高く市場で出回っているようです。
まとめ
虫が寄り付きにくいランタンを探している場合はSOTO製ST-233一択となります。
価格を抑えてCB缶ランタンを使いたいならST-213がメーカー絶版となっていますので在庫処分で安く出しているところを探すのも良いでしょう。
高出力、頑丈で見た目アルミの高級感を求めるならユニフレームのUL-Xがボディカラーも数種類あるのでオススメです。
ST-213は出力が少し弱いのでここは注意すべき点ですが、使用感としては前述したようにメインランタンとして十分な明るさと言えるでしょう。
SOTOはその他オプションで蚊トリフレクター、メッシュホヤなどユニークなものがあるのでこれも購入の目安としては知っておいたほうが良いと思います。
いづれも大変優秀なアイテムとなっていますので記事を参考に自分に合ったフォールディングランタンをぜひ見つけてください。