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NANGAオーロラライト600dx徹底レビュー! 真冬キャンプに使えるシュラフ

オーロラライト レビュー

真冬キャンプには保温性の高いシュラフは欠かせませんよね。
今回はシュラフの中でも、高品質で人気の高いNANGAの中でもオーソドックスなモデルである、オーロラライト600dxを徹底レビューします。
シュラフを探している時、ナンガがいいとは聞いたことがあるけれど「種類が多くてよくわからない」「どういった機能があって、どう優れているの?」などオーロラライト600dxにまつわる疑問を解消していきます。

ではさっそく、真冬のキャンプに必須の機能がぎゅっと詰まったナンガのオーロラライト600dxの詳細を徹底レビューしていきます。


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ナンガのシェラフ!オーロラライトとは?

ナンガオーロラライトとは

オーロラライトは防水生地で結露に強い

NANGA オーロラライト600dx 結露対策

オーロラライトに採用されているオーロラテックスは冬キャンプでの結露問題をクリアしてくれる防水コーティング加工が施されたナイロン生地となっています。

防水性を高めると透湿性がどうしても下がってしまいがちですが、オーロラテックスは2レイヤ地で20,000mm・透湿性6,000g/m2/24hrs、という高レベルの防水透湿性能となっていますので冬キャンプ時の結露によって中綿への影響が少なく暖かさを維持してくれる高品質なシュラフとなっています。。

以前はオーロラとオーロラライトがありましたが、現在はナンガのモデルでは軽量化され進化したオーロラライトのみです。
従来のオーロラと比べてオーロラライトは軽量でコンパクト。
そのため持ち運び時のストレスが軽減されています。
軽いため生地も薄いですが、耐久性への不安はほとんどありません。
万が一破れてしまっても後でご紹介する永久保証があるので安心して使用できます。

オーロラとオーロラライトの違い

オーロラライトは生地が薄く軽くてコンパクトです。
このようにオーロラに比べてオーロラライトのほうが機能的なので、その分お値段は高くなってしまいます。
オーロラはオーロラライトに比べると、生地が厚くその分重量があります。
実はその分お値打ち価格でナンガのシュラフを手に入れることができます。
ナンガ公式では現在、オーロラの扱いはありませんが、山渓など別注品があり、そちらでお値打ち価格のオーロラを手に入れることができます。
別注品は、山渓以外にもたくさんのショップやブランドから出ています。
詳しくはこちらに様々なお得な別注品をまとめてあるので参考にしてみてください。
後半でも別注品のおすすめをご紹介しますよ。

ナンガ別注 シュラフ
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オーロラライト600dxをレビュー

基本スペック

快適使用温度 -4℃ / -11℃
ダウン スペイン産ダックダウン90-10% (760FP)
生地 表地:15D オーロラテックス®
裏地:15D リップストップナイロン
内部構造 ボックスキルト構造
フィルパワー 770FP
ダウン量 600g
収納サイズ φ17 × 31cm
総重量 約1,100g
付帯機能 ショルダーウォーマー、ドラフトチューブ、チタンスパッタリング材

オーロラライト600dxの特長

ここからはナンガのシュラフの中でも、ベーシックなモデルであるオーロラライト600dxについて、特徴を詳しくお伝えしていきます。

上質なダウン770FPでしっかりと膨らみ暖かい

NANGA オーロラライト600dx レビュー

ナンガのオーロラライト600dxは、FP(フィルパワー)が760あります。フィルパワーとは羽毛のかさ高を表す単位で、フィルパワーの数値が多ければ多いほど多くの空気を含むことができるので、より暖かいと言えます。
ユニクロのウルトラライトダウンは640FPなので、比べてみても760FPのこちらの商品はより暖かいと言えますね。

軽量コンパクト

NANGA オーロラライト600dx サイズ感

重量約1,100g

収納サイズφ17 × 31cmと軽くて、とてもコンパクトになります。
写真のように500mlのペットボトルと比べてみるとコンパクトなことがよくわかりますね。車などに積み込むとき、シュラフはコンパクトな方が場所を取らずありがたいですよね。

オーロラテック⇒結露に強い防水仕様

オーロラテックは防水透湿性に優れているので、結露に強くシュラフカバーを必要としません。
そのため荷物を減らすことができるのがうれしいですよね。

暖かい!快適さにつながる機能・構造

ショルダーウォーマー

NANGA オーロラライト600dx ショルダーウォーマー

シュラフはどうしても肩回りに隙間が空きやすく、寒さを感じやすいですよね。
そんな肩回りの寒さを防いでくれるのがショルダーウォーマーです。

オーロラライト 肩回り

肩部分に保温材の入ったチューブを装備することで、保温された空気が逃げるのを防いでくれます。

オーロラライト フィット感

また、フード部分にもドローコードがありフィット感を調節することができます。

ドラフトチューブ

NANGA オーロラライト600dx ドラフトチューブ

いくらシュラフが暖かくても、ジッパー部分から冷たい風が入り込んでしまっては台無しですよね。
ドラフトチューブを内側に備えることで、ジッパーの隙間から冷気が入り込むのを防いでくれます。

チタンスパッタリング材

チタンスパッタリング材を使うことで、輻射による蓄熱、保温効果を高めてくれるので、より暖かさを感じることができます。

自宅での保管用のバッグ付き

ストリージバッグ

NANGA オーロラライト600dx ストリージバッグ

自宅保管用のストリージバッグが付属しています。
これは自宅で長期保存する際に、ダウンのかさが減らないように、大きめのバッグになっています。
これがあると、ぎゅうぎゅうにダウンを詰め込んでしまったままで保管してしまいダウンの痛みを早めることを防ぐことができます。

カラー展開が豊富

ブラウン グレー ブラック レッドの4色展開。
NANGA AURORA lightシリーズすべて同じカラー展開なので、複数持ちする場合でも色をそろえてもつことができます。
どの色も、自然になじむ色でキャンプサイトにピッタリです。

その他のナンガのダウンを選ぶポイント!

永久保証・日本製

NANGA オーロラライト600dx 日本製 永久保証

ナンガのシュラフが人気なことの一つに日本製であることや、永久保証がついていることが挙げられます。シュラフは、どうしても使っていくうちに、ダウンがへたってきたりして消耗してしまいます。メンテなどをするとなるとかなり高額になることも多いので、永久保証がついているのはとてもありがたいですよね。

ナンガオーロラライト600dxとモンベルダウンハガー#1どっちがいい?

ナンガ モンベル 寝袋

ダウンシュラフを購入時に比較検討されるのがモンベルのダウンハガーです。
どちらも良いダウンシュラフですが使ってみると使い心地にやや違いがありましたので何点か紹介します。

モンベルダウンハガー800#1は旧モデルで現在はシームレスダウンハガー800#1となり構造が変更され隔壁や縫い目がなくなり旧モデルよりも断熱性が向上してバージョンアップしています。

ナンガオーロラライト600DX モンベルダウンハガー800#1
快適温度 -4℃ / -11℃ -5℃ / -12℃
重量 1186g 967g
伸縮性    
防水性    
生地の触り心地    
収納袋への入れにくさ    
価格 53,800円 48,400円

暖かさ・使用感

モンベル ナンガ 比較

使い比べてみるとふんわりと柔らかいモンベルのダウンハガーの方が使い心地は良いように感じます。
スパイラルストレッチで窮屈さがなく体に密着することで若干ですが暖かく感じます。
寝心地を優先するならモンベルダウンハガーの方がよさそうです。

伸縮比較

モンベル ナンガ 伸縮

モンベルのスパイラル

収納サイズ・重量

ナンガ モンベル 収納サイズ

サイズに関してはスペック的にはオーロラライト600dxの方がコンパクトでよさそうに感じますがモンベルのダウンハガーはコンプレッションキャップで更に圧縮できます。ただ、コンプレッションキャップを使用するならその分重量が増すのでオーロラライトの方が軽量コンパクトになりそうです。

収納袋への入れにくさ

収納袋サイズ

オーロラライトは収納袋が小さく収納するのに大変苦労します。
収納方法のコツを紹介している動画がいくつかありとても参考になりますが、それでもモンベルのダウンハガーの方が袋にゆとりがあり収納が簡単に行えます。

防水性

防水性を優先するならオーロラライトがおすすめです。
ダウンハガーだと結露対策のカバーを追が必要になります。
また、モンベルにも結露対策に適した防水透湿性素材のドライシームレスダウンハガーがあります。
値段は68200と高くなります。

カラー展開

モンベルはカラー展開が少ないのでキャンプサイトに合わない場合があります。
キャンプサイトの統一感を出したい場合はカラー展開の多いナンガの方が選ぶ幅がありおすすめです。

結論

結論
  • ⇒寝心地・快適性ならモンベル
  • ⇒デザイン・防水性ならナンガ

モンベルのダウンハガーの方が使ってみて心地よさはあるので色や防水性を求めないのであればダウンハガーに分があるように感じました。
ただ真冬にテント泊をすることを考えると防水性が必要となります。
どちらを優先にするかは使用環境によって異なると思いますがどちらも良いダウンシュラフということには間違いありません。

ナンガ AURORA lightの種類

製品名 快適使用温度 生地 ダウン 内部構造 ダウン量 収納サイズ 総重量 付帯機能 価格
オーロラライト 900 SPDX -27℃ ※SPDXは下限使用温度のみ(NANGA基準) 表地:15D オーロラテックス®
裏地:15D リップストップナイロン
ポーランド産グースダウン93-7% (860FP) ボックスキルト構造 900g φ21×41cm 約1,400g ショルダーウォーマー、ドラフトチューブ 148,500〜
オーロラライト 900 DX -10℃ / -19℃ 表地:15D オーロラテックス®
裏地:15D リップストップナイロン
スペイン産ダックダウン90-10% (760FP) ボックスキルト構造 900g φ21×41cm 約1,400g ショルダーウォーマー、ドラフトチューブ ¥69,300〜
オーロラライト 750 SPDX -22℃※SPDXは下限使用温度のみ(NANGA基準) 表地:15D オーロラテックス®
裏地:15D リップストップナイロン
ポーランド産グースダウン93-7% (860FP) ボックスキルト構造 750g φ19×31cm 約1,280g ショルダーウォーマー、ドラフトチューブ、ウエストチューブ、チタンスパッタリング材 ¥132,000〜
オーロラライト 750 DX -8℃ / -16℃ 表地:15D オーロラテックス®
裏地:15D リップストップナイロン
スペイン産ダックダウン90-10% (760FP) ボックスキルト構造 750g φ19×31cm 約1,280g ショルダーウォーマー、ドラフトチューブ、チタンスパッタリング材 ¥63,800〜
オーロラライト 600 SPDX -18℃ ※SPDXは下限使用温度のみ(NANGA基準) 表地:15D オーロラテックス®
裏地:15D リップストップナイロン
ポーランド産グースダウン93-7% (860FP) ボックスキルト構造 600g φ17×31cm 約1,100g ショルダーウォーマー、ドラフトチューブ、チタンスパッタリング材 ¥110,000〜
オーロラライト 600 DX DX:-4℃ / -11℃ 表地:15D オーロラテックス®
裏地:15D リップストップナイロン
スペイン産ダックダウン90-10% (760FP) ボックスキルト構造 600g φ17×31cm 約1,100g ショルダーウォーマー、ドラフトチューブ、チタンスパッタリング材 ¥58,300〜
オーロラライト 450 SPDX -13℃ ※SPDXは下限使用温度のみ(NANGA基準) 表地:15D オーロラテックス®
裏地:15D リップストップナイロン
ポーランド産グースダウン93-7% (860FP) 上面:ボックスキルト構造
下面:シングルキルト構造
450g φ14×30cm 約865g ドラフトチューブ ¥88,000〜
オーロラライト 450 DX 0℃ / -5℃ 表地:15D オーロラテックス®
裏地:15D リップストップナイロン
スペイン産ダックダウン90-10% (760FP) 上面:ボックスキルト構造
下面:シングルキルト構造
450g φ14×30cm 約865g ドラフトチューブ ¥45,100〜
オーロラライト 350 SPDX -6℃ ※SPDXは下限使用温度のみ(NANGA基準) 表地:15D オーロラテックス®
裏地:15D リップストップナイロン
ポーリッシュグースダウン93-7% (860FP) シングルキルト構造 350g φ13×25cm 約730g ドラフトチューブ ¥66,000〜
オーロラライト 350 DX DX:5℃ / 0℃ 表地:15D オーロラテックス®
裏地:15D リップストップナイロン
スパニッシュダックダウン90-10% (760FP) シングルキルト構造 350g φ13×25cm 約730g ドラフトチューブ ¥38,500〜

冬キャンプにおすすめのオーロラライト

ここからは種類が豊富なナンガシュラフの中でも、冬キャンプにおすすめのオーロラライト750DXと600DXをご紹介していきます。

NANGA AURORA LIGHT 750 DX

冬でも快適な寝心地の上位モデルです。ダウンも750gと申し分ない量はいっています。快適使用温度も-8℃下限温度-16℃までとなっているので、国内の冬キャンプで使用する分には十分な機能です。表地はオーロラテックを使用しているので、防水透湿性に優れ、冬の結露からシュラフを守ってくれます。

NANGA AURORA LIGHT 600 DX

こちらはダウン量が600gになりますが、FPは760あるので冬でも十分な暖かさです。ダウン量が750dxと比べて少ない分、持ち運び時などにコンパクトになり、お値段もお手頃になります。

オーロラ素材の別注モデルも要チェック!

山渓別注モデルNANGA(ナンガ) オーロラ600DXオールブラック

快適使用温度 -6℃ / -11℃
ダウン スパニッシュダウン90-10%
生地 表生地:40dnオーロラテックス
裏生地:40dnナイロン
内部構造 ボックスキルト構造
フィルパワー 760FP
ダウン量 750g
収納サイズ φ22×32cm
総重量 約1250g
生産国 日本
サイズ展開 レギュラー・ロング
カラー展開 ブラック
付帯機能 ショルダーウォーマー付
価格 39,800円(税込み)(レギュラー)

オーロラライト同様にダウンは760FPでオーロラテック生地を採用した防水仕様となっています。
生地が40dnとやや厚めになっており重さとサイズが大きくなっていますが価格はオーロラライト600よりもかなり安く購入することができます。

山渓別注モデル  オーロラ750DXオールブラックALL BLACK

快適使用温度 -8℃ / -16℃
ダウン スパニッシュダウン90-10%
生地 表生地:40dnオーロラテックス
裏生地:40dnナイロン
内部構造 ボックスキルト構造
フィルパワー 760FP
ダウン量 750g
収納サイズ φ22×32cm
総重量 約1400g
生産国 日本
サイズ展開 レギュラー・ロング
カラー展開 ブラック
付帯機能 ショルダーウォーマー付
価格 45,980円(税込み)(レギュラー)

オーロラライト同様にダウンは760FPでオーロラテック生地を採用した防水仕様となっています。
生地が40dnとやや厚めになっており重さとサイズが大きくなっていますが価格はオーロラライト750よりもかなり安く購入することができます。

北斗スポーツ別注オーロラライト600DX

快適使用温度 -4℃ / -11℃
ダウン DX(ダウン90% – フェザー10%)760FP
生地 表地:20dnオーロラライト
裏地:20dnナイロンタフタ
内部構造 ボックスキルト構造
フィルパワー 760FP
ダウン量 600g
収納サイズ φ17 × 31cm
総重量 1,159g
生産国 日本
サイズ展開 レギュラーサイズ
カラー展開 ブラック,コヨーテ
価格 45,980円(税込み)
別注モデルの注意点

別注モデルは保管バッグが付属しないものがあるので別途購入する必要があります。

2000円程度で別売りされていますので自宅での収納用に購入をお勧めします!

まとめ

肩やファスナー回りなど冷えやすい部分の寒さ対策もばっちりのオーロラライト600DX。
コンパクトになるので持ち運びにも便利で、収納する時のことまで考えられて保管バッグがついているのもうれしいところですよね。
これだけ機能的なのに値段も優しいのがうれしいです。
キャンプではテントの設営など体力も使いますし、しっかりと睡眠をとって体力を回復させたいですよね。特に寒い時期のキャンプは冷えて寝られないなんてことになると、翌日の予定にも響きます。
保温性抜群のナンガのオーロラライト600DXで、寒い冬の時期のキャンプも快適に過ごしてくださいね。

ABOUT ME
nomad-camp
自然が大好きなアウトドア愛好家。 ライターさんの記事の管理やアウトドア関連の情報を発信しています。

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