冬キャンプを始めようと思った時にまず必要になるのが暖房器具です。
中でも石油ストーブは電源も必要なく、しっかり暖かくなるので冬のキャンプにぴったりです。
テント内で石油ストーブを使用する際は一酸化炭素中毒に注意してきちんと換気しなくてはいけません。
この記事では今キャンプでとても人気がある2020年版NEWアルパカストーブTS-77-JS-Cコンパクトと2022年モデルのアルパカストーブプラスTS-77NCの使い方や実際に使ってみたレビューを紹介します。
ぴったり合う五徳や反射板などカスタム方法も紹介するので是非参考にしてください。
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アルパカストーブ2023新色登場!
2023年のアルパカストーブPLUSから新色のサンドベージュが登場しました!
ナチュラルで上品なカラーはキャンプや自宅でおしゃれさをアップします。
暖房出力の高いアルパカストーブプラスの新色で冬の寒さを乗り越えてみてはいかがでしょうか。
アルパカストーブの特徴
アルパカストーブは韓国のメーカーで以前は個人輸入で入手するしかありませんでしたが2019年から日本の代理店により国内で販売されるようになりネット通販で簡単に購入することができるようになりました。
説明書も韓国語から日本語になり、日本の正規代理店からメーカー保証も1年付きますので安心して購入できます。
アルパカストーブをあまり知らない人にアルパカストーブがどんなストーブかご紹介します!
火力が強く暖かい!
コンパクトながら発熱量が3.0Wとキャンプで使用する石油ストーブの中では火力が強いです。
3人~4人程度のキャンプであれば寒い季節でも暖かく過ごすことができます。
対流形の石油ストーブなので部屋全体をじんわりと温めてくれます。
アルパカストーブは横にも熱がしっかりと放出され、椅子に座りながらも手足を暖められます。
使い方が簡単
灯油ストーブに不慣れな方でも使い方が簡単なのでキャンプ初心者の方でも安心して使用できます。
掴みを上に持ち上げ火をつけ、芯調整のつまみで火力(炎)を調整することができ、使い方はとても簡単です。
アルパカストーブは火力調節があまりできません。詳しくは後半のデメリット面をご覧ください。
着火はライターやマッチでもつけることができますが、リーチのあるスライドトーチやチャッカマンが一番安全につけることができます。
詳しい使い方は公式チャンネルでご確認ください。
アルパカプラス公式チャンネル
コンパクトでおしゃれ
シンプルなデザインなのでどんなサイトにも合わせやすいです。
高さ405㎜×幅350㎜×奥行き350㎜(プラスは高さが420cm)と一般的な石油ストーブよりもコンパクトですが、重量は本体6.6㎏と重めなので女性にやや重たく感じてしまいます。
専用のケースもあわせて購入すればキャンプへの持ち運びが楽になるうえに車に積む際も灯油の臭いにおいを軽減できます。
灯油が漏れにくいように改良
燃料は灯油でタンク容量は3.7Lで本体とタンクは一体型になっています。
旧式より給油口のキャップが漏れにくいように改良されているので、灯油が半分ほどタンクに入った状態で車に揺られても漏れませんでした。
十分な燃焼時間
暖房の目安は8畳ほどで燃焼時間は約10時間です。
2~3人用のツールームテントで外の気温が-5度前後の時、テント内は10度前後を保つことができました。
サーカスTCくらいのサイズのテントでもかなり暖かいです。
安全面にも配慮
アルパカストーブは韓国製ですが日本の第三者機関が製品の検査を実施しているJHIA認証商品となります。
日本の安全基準をクリアしている石油ストーブに付くPSCマークが付いています。
安全機能面では耐震自動装置がついており、地震などの揺れた際に火災を防ぐため自動的に火が消えます。
調理や湯沸かしができる!
天板が平らな作りなので鍋ややかんを置いて調理もしやすいです。
後半でも紹介しますが五徳などを使用することでさらに便利に活用することができます。
ストーブの上で美味しいお鍋などをすることで体の芯まで暖まり冬のキャンプを満喫することができます。
アルパカストーブプラス&NEWアルパカストーブ比較レビュー
2022年モデルのアルパカプラスではロゴやデザインが変わりさらにレトロな雰囲気になりました。
全部で19か所の改良点により本体の精度や安全性が向上しております。
NEWアルパカからアルパカプラスへの改良点
- 上板:今までのホウロウ→セラミックコーティングによりルックス及び耐久性強化
- 運搬取っ手:耐久性強化
- 燃焼筒:精度改良
- 燃焼部4カ所(カバー/ピニオンギア/しん管/逆火防止装置):精度及び安全性向上
- 自動消火装置4か所(カバー/感振装置):外観及び作動精密度、機能性向上
- 油タンク3カ所:内部構造改良及び加工方法改善による安全性、耐久性向上
- 置台:デザイン変更によるメンテナンス性及び耐久性向上
- その他3か所(油量計/調節つまみ/安全ガードリング):製品精度改良による、耐久性及び機能性向上
- 梱包仕様:パルプモールド採用による安全性向上
改善改良箇所合計 19カ所
主な改良点!アルパカプラスとNEWアルパカを比較
多くの改善点がありブラッシュアップされたアルパカプラス!
見た目ではわからない細かな改善点もありますが比べてわかった改良点をいくつか紹介します。
【天板】ルックス・耐久性熱伝導率向上
天板がホウロウからセラミックコーティングになりルックス・耐久性が強化されています。
熱伝導率もアップしており湯沸かしや調理がさらにしやすくなりました。
天板の温度を測ってみると約24℃の違いがありました。
1Lのお湯を沸かすとプラスのセラミックコーティングの天板のほうが約2分以上も早く沸かすことができました。
※火力が同じになるように天板のみを入れ替えて計測
【置台】メンテナンス向上
アルパカプラスは置台が簡単に取り外しができるので給油中に誤って灯油がこぼれてしまった際にはすぐにふき取ることができます。
NEWアルパカを含めて今までのタイプの場合は置台を外す際には底部分のネジでの分解が必要で灯油タンクに灯油が入っている状態では取り外しができませんでした。
アルパカプラスは置台と本体をスライドすることで簡単に取り外しが可能となりました。
また、タンクと置台の接触面が変わり置台の変形がおきにくくなっているようです。
【デザイン】さらにレトロな雰囲気に
艶消しデザインでレトロ感がアップしました。
ロゴのデザインもシンプルなマークに変更されています。
アルパカストーブのカスタム方法!あると便利なアイテム
アルパカストーブはカスタム次第でそれぞれに合った使い方ができるので、必要なものを買い足してカスタムすることをおすすめします。
五徳を使えば調理に便利
五徳を使えば火力調節に役立ちます。
天板を外して五徳を置くことで高火力で調理ができます。
鍋の際には最初は天板を外して火をかけることで沸騰するまでの時間を短縮できます。
ある程度、食材に火が通れば天板をつけることで弱火になり保温の状態で暖かい鍋を味わうことができます。
天板を外して五徳を使い1Lの湯沸かしをしてみると約10分で沸騰しました。
天板の違いや天板を外した状態で調理スピードが変わるのでうまく活用してみてください!
NEWアルパカ ホーロー天板 | 16分48秒 |
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アルパカプラス セラミックコーティング天板 | 14分10秒 |
天板なし | 10分37秒 |
アルパカストーブにおすすめの五徳
反射板で暖かく!リフレクター&ウィンドスクリーン
テント内で使用する際に周りに何もない場所に置くのが難しい場合や、テントの端に置きたいときに反射板があるととても便利です。テントの端にストーブを置いてこちらの反射板を間に使用することでテントが熱くならず安心して使用できます。
また、外で使う場合は風が当たるのを防ぐ役割もありますのでリフレクターはあると重宝します!
リフレクターは色や高さに種類が多いので悩んでしまいますがより暖かさを優先したい場合はシルバーで高さがあるものがおすすめです。シルバーは熱を反射するので暖かさ効果は抜群です!
写真は50cmのリフレクターを使用しています。
十分な暖かさを感じることができます。
黒のリフレクターはデザインが良くかっこいいのでお勧めです。
写真は35cmのリフレクターを使用しています。
ストーブファンでさらに暖かく!
ストーブファンを使用することで暖かい空気の循環を良くします。
特にストーブファンの正面には暖かい空気を感じることができますのであると便利なアイテムです!
灯油タンク
キャンプでアルパカを活用する際に必要な灯油の量によって灯油タンクの容量を選ぶ必要があります。
アルパカストーブの燃料タンクは3.7Lで燃焼時間が約10時間なので就寝までの10時間と翌朝分の灯油(2L程度)があれば1泊のキャンプでは十分な量と言えます。
キャンプスタイルによりますが5L~10Lあれば暖かく過ごせます!
おすすめの灯油タンク
収納ケース
キャンプへの持ち運び時には必要不可欠の収納ケースです。
アルパカストーブにはピッタリ設計の専用のケースがおすすめです。
サイドには一酸化炭素チェッカーや温度計など収納できる大きなポケットがついています。
カラーを選びたい場合やトラッシュボックスとして使いたい場合にはアノバのストーブ収納ケースもおすすめです!
抑えておきたいアルパカストーブのデメリット
基本的に満足度が高く強くおすすめできる石油ストーブですがしいて上げるとすれば以下の2点です。
火力調整できない?
アルパカストーブは基本的には火力調節ができません。
しん調節つまみで芯を調節することで不完全燃焼や芯の劣化を防ぎます。
正常燃焼の範囲内でのわずかな火力調節はできますが基本的には火力調節はできませんので注意して下さい。
給油口が小さい?
キャンプ用石油ストーブの全てに言えることですが、給油口が小さいのでおしゃれなヒューナースドルフなどのおしゃれな灯油タンクのホースの先端がストーブの給油口に入りません。
ヒューナースドルフなどホースの先端が入らない場合はカスタムが必要となります。
一般的な電動ポンプは給油口の太さも合いますのでカスタムが苦手な方はこちらがおすすめです!
おすすめの灯油ポンプ
ポリタンクに直接取り付けるのでタンクの開け閉めの手間もありません。
灯油缶の口外径が55mmのタンクに合います。先ほど紹介したタンゲの灯油缶にも適合しておりおすすめです!
まとめ
一度使うと冬キャンプでは欠かせなくなる石油ストーブ。
テント内で使用する場合は一酸化中毒にならないよう必ず換気をし、近くには物を置かないで火事にならないように気を付けてください。
今回紹介したのは2020年版のアルパカストーブTS-77-JS-Cですが、2021年版と性能は変わらないです。
2021年式ではおしゃれなステッカーが付き、本体カラーが2色展開で黒とオリーブがあります。
また、2022年モデルはさらに改良された黒・オリーブ・レッドの3色展開のアルパカプラスが加わりました!
アルパカストーブはキャンプでも自宅でも使いたい方におすすめの石油ストーブです。
人気のアルパカストーブは売り切れてしまう場合があるので早めにチェックしてみてください。