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DDタープを焚き火で使う注意点!難燃素材のタープもある?

DDタープ 焚火

キャンプのメインイベントといっても過言ではない焚き火の存在。
焚き火を楽しみたいからキャンプをするという方も多くいらっしゃいます。
しかし、焚き火の楽しみ方はその日の天候によって左右されがちです。
晴れた日は特に何も気にせず星空の下で焚き火とともにゆったりと至福の時間を過ごせますが、雨が降っている場合はそうもいきません。
小雨程度であれば問題ないかもせれませんが、しっかり降り続く雨の場合は焚き火がうまく燃やすことができないため、雨を防ぐ屋根の存在が必要不可欠です。
タープの下で焚き火を実行すれば一見問題ないようにも思えますが、そこには注意しなければならない点がいくつかあり、その点を意識しないと最悪の場合火事につながる恐れもあります。
ここでは人気のDDタープを焚き火で使う際の注意点についてまとめ、難燃素材のタープについてもご紹介していきたいと思います。


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DDタープを焚き火で使用する注意点

DDタープ 焚火

DDタープは現在7種のサイズ展開がありますが、サイズやカラーを問わず素材は全てポリエステルを使用しています。
ポリエステルやナイロンなどの化学繊維は軽量かつコンパクトに使えて強度も安定しているためタープとしては優秀な素材なのですが、大きな弱点として火に弱い点が挙げられます。
そのような弱点を考慮し、DDタープを焚き火で使う注意点についてまとめました。

注意点①焚き火との距離を大きく離す

DDタープ 焚火

まず簡単にできることとして、焚き火との距離を大きく離す方法があります。
焚き火の熱は目に見える炎の部分だけでなく、目に見えなくても火が立ち上る部分は大変高温となっています。
そのため長時間タープの下で焚き火を行なっていると気づかないうちにうっかり穴を開けてしまう危険性もあります。
焚き火とDDタープの距離はなるべく遠ざけ、この後紹介するDDタープの張り方なども工夫しながら焚き火を行う必要があります。

注意点②焚き火の火を小さくする

タープの工夫だけでなく、焚き火自体に工夫をこらして小さい炎で楽しむ方法もあります。
火は思った以上に細かな管理が難しく、あっという間に大きな火へと発展してしまうことがあります。
万が一に備えて焚き火の近くに消火用の水などを用意しておくのも効果的です。
大きな炎がダイナミックに揺らぐ焚き火も素敵ですが、小さな火が途絶えないようにしっぽりと楽しむ焚き火も風情があり癒し効果も高いです。

注意点③心配な場合は保護シートを使用する

焚火シート
参照元:amazon

焚き火の火を小さくして、DDタープとの距離を離しても確実に事故を防げるわけではありません。
より安全に焚き火を楽しむ方法として難燃素材の保護シートを使用する方法もあります。
焚き火の火が立ち上る部分、あるいはその周囲を覆うサイズの保護シートをDDタープ内側上部に取り付けることで多少火が大きくなってしまっても、難燃素材の保護シートでDDタープに直接熱が加わるのを防いでくれます。
DDタープはもともとタープ下で焚き火を行うことを推奨していないため純正の保護シートは販売されておりませんので社外品を取り付ける形となります。
購入の際はご自身のタープのサイズや形を確認し、難燃シートのサイズやハトメの位置を確かめて選びましょう。
機能性が高い反面、見た目的にはあまりかっこいい空間作りとはいえないので、止むを得ずDDタープ内で焚き火を行うときのみに使用すると良いでしょう。

注意点④悪天候の日は使用しない

焚き火をする際におけるDDタープ使用の注意点についてご紹介しましたが、悪天候の日においてはそもそもDDタープの下では焚き火をしないことをおすすめします。
ここまで紹介してきた注意点を踏まえて全て対策をとったとしても、強風などが吹き荒れる火にはどうしても火の粉が舞いやすく、小さな火の粉が飛散して大切なタープに穴を開けてしまう恐れもあります。
悪天候の日には無理をして焚き火にこだわらず、オイルランタンの日の揺らぎを感じながら至福のひと時を過ごすなど他の楽しみ方に切り替えた方が安全でしょう。

焚き火に強い難燃素材のタープもある?

DDタープからは焚き火に強い難燃素材のタープは販売されておりませんが、他メーカーの商品の中には焚き火に強いタープもいくつか販売されています。
焚き火に強いタープの素材には基本的にコットン素材が用いられています。
全く燃えないというわけではありませんが、基本的なタープの使用方法で直に焚き火が当たり続けるような状況でない限り燃え広がることはまずないでしょう。
ポリエステルの場合は目に見えないほどの小さな火の粉でも簡単に穴が空いてしまいますが、コットン素材のタープはそのような心配がありません。

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DDタープを焚き火で使うおすすめの張り方

上記でも少しご説明したとおりDDタープを焚き火で使用する際には、張り方を工夫することで焚き火の火によってタープに穴が空いてしまうリスクを軽減することができます。
今回はDDタープを焚き火で使用する際におすすめの張り方を3つご紹介いたします。

張り方①普通のタープとして張る

DDタープ Aフレーム 焚火

まず最初にご紹介するのは他のタープでもよく見かけるスタンダードな張り方です。
両サイドにポールを2本立てて四方をガイロープで固定することにより空間を広くとる事ができるため、複数人で大きなテーブルを置いて楽しむ際にも適しています。
この張り方でポイントとなるのがポールの高さです。ポールの高さをなるべく高く設定する事で焚き火との距離を離す事ができます。日中はポールを低くして日を避けることに力を入れ、焚き火の際にはポールを高くして安全面に考慮するなど容易に工夫できるのでおすすめです。

野営や林間の場合だとリッジラインを木に張ることでポールなしでもAフレームが可能です。

DDタープ Aフレーム 焚火

張り方②ダイヤモンド張り

DDタープ ダイヤモンド張り 焚火

続いておすすめなのがダイヤモンド張りです。入口側に1本のポールを用いて立てる張り方で、入り口が広く空いているのが特徴的な張り方です。
焚き火の際にはポールをできる限り高く設定することでより広く高く入り口を開ける事ができるため、DDタープとの距離を離す事ができ、空気の通り道も広くとる事ができます。
形状的にソロ、あるいはデュオで焚き火を楽しむのにおすすめの貼り方です。タープを張る方向を工夫する事で日差しを避けながら、あるいは視界を避けながら焚き火を楽しむ事ができるのでおすすめです。

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張り方③ビークフライ

DDタープ ビークフライ 焚火

オープンスタイル、クローズスタイルに対応しているため、焚き火を楽しみつつタープ泊も可能となる実用的な貼り方です。
貼り方は慣れるまで少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば10分程度で簡単にできます。
座面もDDタープがグランドシートの役割を担ってくれるのでより快適な空間に仕上がります。道具も減らす事ができるので一石二鳥ですね。
焚き火を楽しむ際にはオープンスタイルで行います。形状的にガイラインやポールが邪魔にならず、また空間も広くとる事ができるためブッシュクラフトには最適な貼り方です。
テントに非常に近い貼り方なので野営の雰囲気も抜群でおすすめの貼り方です。

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まとめ

DDタープの大きな弱点である火に弱い点をご紹介させていただきました。
DDタープは他のタープと比較しても軽量かつコンパクトで汎用性のある優秀なタープです。
焚き火で使用することは推奨されていないものの、張り方を工夫したり保護シートを用いることでタープが焼けてしまうリスクを軽減させる事ができます。
今回ご紹介した様々な方法を試してみて、DDタープとともに焚き火を楽しめる最適な方法を見つけてみてはいかがでしょうか。

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