ナルゲンボトルは、軽い、丈夫、もれない、冷凍できる、カラーバリエーションが豊富と、たくさんの魅力があるプラスチックボトルです。使い勝手がいいことから我が家でも3つのナルゲンを持っています。今回は湯たんぽとして使ってみたらどうなのか?を実験してみました!
我が家のナルゲンボトル。左から広口0.5L,広口1L、オアシス。
どれも熱湯を入れてもひび割れしませんでした。
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ナルゲンボトルの4つのタイプと耐熱温度
ナルゲンボトルには、4つのタイプがあります。
TRIRAN
ナルゲンの代表的なボトル。我が家の3つのボトルもこのタイプです。
OTF
ワンタッチで開けることができる。運動中やお子様や女性におすすめ。
FOOD
ドレッシングや醤油入れ、コーヒービーンズキャニスターなど食品の保存に。
調べてみると、それぞれのシリーズのナルゲンボトルの耐熱・耐冷温度は同じで
耐熱温度 本体100℃、キャップ120℃、ループ110℃
耐冷温度 本体−20℃、キャップ0℃、ループ0℃
プラスチックにも関わらず、本体の耐熱温度は100℃までの耐熱がありますので熱湯も入れられます。
耐冷温度も-20℃なので、冷凍することも可能。
フォールディングカンティーン
また、ナルゲンのシーリーズの中にはフォールディングカンティーンというものがあり使用時には自立する折りたたみ可能なボトルになります。
このタイプは、本体の耐熱温度が90℃でしたので、湯たんぽとして使う際はご注意ください。
耐熱温度 本体90℃、キャップ120℃、ループ部110℃
耐冷温度 本体-20℃、キャップ0℃、ループ0℃
広口0.5L,広口1L、オアシスボトル、それぞれの保温力は?
我が家の3つのナルゲンボトル。耐熱温度は同じですが、タイプや容量によっての保温性に違いはあるのでしょうか?実際にお湯を入れて、温度を測ってみました!
今回使用したのはダイソーの料理用の温度計。-50℃〜240℃まで測れます。400円!
まずは広口0.5Lから。一度沸騰させたお湯をボトルに入れます。
広口0.5L。お湯を入れた直後の温度は95.0℃でした。
熱湯なので、お湯を入れるときは火傷しないようにご注意くださいね。
お湯がもれないようにフタをキツく閉めて、念のため逆さにしてみます。
全くもれません。これなら防水性のあるカバーでなくても大丈夫そう、ということで、タオルを巻いてゴムで止めました。
ボトルを布団に入れ、寝た感じは・・
じんわり温かい、まさに湯たんぽ!
部屋の室温は17℃、湿度53%。
1時間後・・・お湯の温度は79.5℃
下がった温度は15.5℃でした。
フタを開けるときに、ブワッとお湯がもれるかな?とちょっとビクビクしながら開けましたが、特にお湯が漏れるようなことはありませんでした。
1時間経っても80℃を保っています!ボトルはタオルなしでは持てないくらいの熱さ。
2時間後・・・65.8℃
4時間後・・・55.7℃
タオルの上からボトル持つとほんのり温かい。布団の中も温かさが保たれています。ボトルは熱めのホッカイロくらいになりました。
6時間後・・・47.0℃
6時間後でもまだ50℃近い温度を保っていて、予想以上の保温力です。布団の中もまだほんのり温かい状態でした。
これなら布団の中は明け方までほんのり温かさをキープできそう。
容量と形状の違いで保温性の違いはあるのでしょうか?
広口1Lとオアシスも同じ状況下で実験してみます。
広口1L
熱湯のため、なるべく隙間がない方がいいかなと思いフタぎりぎりの1.1Lまでお湯を入れました。
オアシスボトル
オアシスボトルは飲み口が小さい。
時間/ボトルタイプ | 広口0.5L(500ml) | 広口1L(1.1L) | オアシス(1L) |
---|---|---|---|
はじめ | 95.0℃ | 93.5℃ | 97.6℃ |
1時間後 | 79.5℃(-15.5) | 78.8℃(-14.7) | 85.6℃(-12.0) |
2時間後 | 65.8℃(-29.2) | 67.6℃(-25.9) | 78.5℃(-19.1) |
4時間後 | 55.7℃(-39.3) | 59.1℃(-34.4) | 65.0℃(-32.6) |
6時間後 | 47.0℃(-48℃) | 53.1℃(—40.4) | 57.0℃(-40.6) |
室温17℃、湿度53%、( )は下がった温度
実験結果
2時間後でもすべてのタイプで65℃以上、6時間後でも、どのタイプとも50℃前後を保っていました!
だいたい1時間で約10℃ずつ下がっているようです。
元々の温度に多少ばらつきがありますが、3つのタイプを比べてみると、温度の下がり方が一番大きかったのは広口0.5L。お湯の量が半分なので、そりゃそうだよね、という感じも。
広口1Lとオアシスの下がった温度はほとんど同じだったので、形状というよりは、1Lというお湯の量が影響したようです!
湯たんぽとして使う時のおすすめのカバーは?
足を乗せる湯たんぽに水筒カバーを使うのはちょっと・・という方もいるかと思います。
そこで、湯たんぽとしてナルゲンを使う場合のおすすめカバーを紹介します。
タオルを巻く
ただタオルを巻いてゴムで止めるだけ!簡単です。
100均一の水筒カバーを使う。
タオルがズレるのが嫌、ゴムが無いという方は、100均の水筒カバーをおすすめします。100円とお手頃な値段で買えるので、肌触りの良いカバーを湯たんぽ用に一つ持っていてもいいかもしれません。
お店で調べたところ、広口0.5Lは500mlペットボトルカバーが、広口1Lは1.5Lペットボトルカバーが合いました。
広口0.5Lにちょうどいい500mlペットボトルカバー。種類が豊富で、肌触りが良く、かわいいデザインのものもありました。
広口1Lは、1.5L用のカバーがぴったりでした。
湯たんぽカバーを使う。
オアシスボトルは1L用湯たんぽカバーがぴったりでした!
並べてみると、オアシスボトルは湯たんぽと形が似ています!
靴下を使う。
広口0.5Lは、女性用で丈が長めの靴下で入りました。広口1Lは男性用の丈の長めの靴下に入りました。ボトルを靴下に入れることに抵抗のない方にはいいかもしれません。
まとめ
今回の実験で、ナルゲンボトルはプラスチックながら、予想以上の保温力があることが分かりました。冬の時期や屋外でのテント内では、お湯の温度の下がり方はより大きいと思いますが、湯たんぽとして十分使えそうです。
キャンプの際は、行きは水筒、フォークなどをナルゲンに収納し、寝るときは湯たんぽとして使う、という使い方も可能です。ナルゲンボトルの懐の広さをまた一つ、発見することができました!