クーラーボックス

イエティクーラーボックスとスタンレーを比較!キャンプで使うならどっちが良い?

イエティ スタンレー

キャンプで食材の運搬に欠かせないのがクーラーボックス!
一泊のキャンプでも夏場の使用を考えると、しっかり保冷効果のあるボックスタイプのハードクーラーを選びたいですよね!
高品質なものをひとつ買っておくと、キャンプだけでなく、お花見やピクニック、釣り、運動会などさまざまなイベントで大活躍すること間違い無し!
中でもイエティ、スタンレーなど、タフでデザイン性の高いクーラーボックスが今注目を浴びています。
どちらもハイスペックなのは保証済のブランドですが、実際の使い勝手やサイズ感などを確認せずに購入するのは不安ですよね。
そこで今回はイエティとスタンレーのクーラーボックスを徹底比較!
使い勝手やサイズ感、保冷実験結果、デメリットなどを写真と共に詳しく解説しています。
どちらにしようか迷っている人、クーラーボックスを初めて購入する人、クーラーボックスの買い替えを検討している人必見です!


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クーラーボックスで有名なイエティ

イエティロゴ

イエティとは、デンマークに拠点を構えるアウトドアブランドです。
実際に不便を感じたことから発想を得て作られるギアは、アウトドアのプロからも信頼の高いものばかり。
実際に過酷な登山、冒険などのギアとして選ばれ、その品質を実証してきました。
シンプルながらデザイン性も高いため、タウンユースとしてイエティのウェアやグッズを取り入れる人が多く、ファッションフリークからも大注目されているブランド。

クーラーボックスはデザイン性もさることながら、クマと戦わせても壊れないタフさが魅力です。
継ぎ目のない特殊な製法で作られたボディは耐久性と断熱性の両方を兼ね備えています。

スタンレーってどんなブランド?

スタンレー ロゴ

創業100年の歴史あるスタンレーは、アメリカのマサチューセッツ州で生まれたブランドです。
アメリカ軍が使用する魔法瓶としてとして採用された実績を持つ、淡いカーキの真空スチールボトルが最も有名ですね。
その手軽さから家庭用としても愛され、スタンレーの魔法瓶は100年続くロングセラー商品となっています。
クーラーボックスは軍で使用された魔法瓶のタフさを引き継ぎ、丈夫な造りがポイント。
万が一の時も国内正規品には生涯補償がついているので半永久的に使える、まさに一生もののクーラーボックスと言えそうです。
シンプルを極めた無骨なデザインも、多くのキャンパーに愛されている所以です。

イエティとスタンレーを写真で比較紹介!

実際に二つを並べて比べてみましょう!
見た目やサイズ感、外部に施された工夫なども徹底比較してみました。

イエティ・スタンレー正面

イエティ スタンレー

左がイエティ20L、右がスタンレー15Lです。
5Lの要領の違いがあるのを差し引いても、スタンレーのコンパクトさは十分なメリットと言えそう。
デザインは好みで別れると思いますが、イエティ一歩リードといったところでしょうか?
実際キャンプサイトでイエティのクーラーボックスを見ると、そのキャンパーさんのその他のギアも気になってしまいます。

イエティ スタンレー クーラーボックス

重ねると更にサイズの違いがハッキリしました。
大人数のキャンプなら、両方揃えてスタンレーに飲み物全般を、イエティに保冷の必要性が高い食材を、と使い分けられるのでおすすめです!

イエティ・スタンレー サイド①

イエティ スタンレー クーラーボックス

サイドのデザインもシンプルなスタンレーと違ってイエティはごつごつしていますね。
重たいものを収納している場合、この両サイドの凹み部分に手をかけて運ぶと便利です!

スタンレーはグリップがしっかりと太く、持ちやすいので、手にかかる重さが分散されて女性でも持ち運びがしやすいのもポイントです!

ハンドルはどちらも使いやすい工夫が施されています。
ハンドルと本体がしっかり固定されていない揺れるクーラーボックスで、持ち運びの時に左右に重さが偏ってしまい、実際の重量より重たく感じてしまった経験はありませんか?
イエティとスタンレーはハンドルの固定が可能。
揺れずに持ち運べるだけで、運搬の負担がかなり軽減されるのがわかります。

イエティ・スタンレー サイド②

イエティ スタンレー クーラーボックス 比較

横から見ても…大きさはかなり違いますね。
イエティの背の高さが際立ちます!

イエティ クーラーボックス レビュー

イエティは側面部分にキャップが付いています。
このキャップを外すと簡単に水抜きが可能!
水抜きがあるイエティなら氷で保冷をして、不要になれば水抜きをすることで帰りの荷物が大幅に軽くなります。
ついでに天日で干してしまえば帰ってからそのまま部屋に収納が可能。
一方スタンレーはコンパクトなので水抜き栓は無しでも不自由は感じません。
保冷剤を使用するか、ひっくり返してそのまま水を捨ててしまいましょう!
どちらもキャンプ場で使用後のケアが簡単にできるので、持ち帰ってからの手間が省けますよ。

イエティ・スタンレー 背面

イエティ スタンレー クーラーボックス

どちらもシンプルですが、デザインでいうとイエティの方が人気なのも納得です。
カラーもアウトドアに映えますね!

イエティ・スタンレーを開けたところ

イエティ スタンレー クーラーボックス

蓋を開けた写真を横から比較しました。
蓋の開く角度はスタンレーの方が若干大きいですが、使い勝手にあまり差は感じられません。

イエティ スタンレー クーラーボックス ブログ

容量に5Lの違いがありますが、何より断熱材が入ったイエティはフレームの厚さが段違いですね!
断熱素材は通常1cmから3cmが多い中、イエティは5cmと分厚く保温効果は抜群。
その分収納部分が小さく感じられます。

イエティ・スタンレーの蓋の上

イエティ スタンレー クーラーボックス

蓋を閉めてしまうと上部が完全にフラットになるイエティ。
意外とこの完全フラットな蓋の、クーラーボックスって少ないですよね。
安定性が高く、しっかりテーブル代わりとして機能します。
毛布などを敷けば座れるくらい丈夫なので、ベンチとしても大活躍ですね。

イエティ クーラーボックス

イエティの蓋上部の淵についているのは鍵穴。
南京錠を取り付ければ、クマに蓋を開けて中身を荒らされる心配がなくなるようです!
デンマークでのアウトドアのタフなギアとしての機能が詰まっています。
日本では必要ないかも、と思われているかもしれませんが、キャンプ場でのクマの目撃情報は年々増えています。用心に越したことはないですよね。

スタンレー クーラーボックス

スタンレーの蓋部分にはネットがかけてあり、ペットボトルやレジャーシート、ごみ袋などの収納として使えます。
使わない時は外してフラットにすすれば小物を置くのに使えて便利ですよ。
耐荷性能も高いのでこちらもイエティ同様毛布などを敷けばベンチとしても使えます。

イエティ・スタンレーのロゴ

イエティ クーラーボックス
スタンレー クーラーボックス

細かな部分ですが、どちらもさりげないロゴに気分が上がります!

イエティ・スタンレーの蓋の内側

イエティクーラーボックス
イエティクーラーボックス

シンプルでフラットな内側のスタンレーと比べてもイエティのロゴは主張が強め(笑)
イエティは黒いゴムパッキン部分が本体とフィットして断熱性を高めています。
一方スタンレーのパッキンはシリコンを採用。
シリコンは柔軟性が高く、弾力性にも優れていることから本体との密着度も高く、保温効果を高める役割を果たしています。

イエティ・スタンレーの開け閉め部分

イエティ ラッチ

イエティのラッチはラバー素材で、ここにもロゴが入っています。

イエティ ラッチ

ラッチを外して蓋をオープンに。密閉性が高いのに、開けやすいところも魅力のひとつ。
特許出願中のラバーラッチ使用することで密閉力がアップし、保温効果も最大に高まります。

スタンレー クーラーボックス 開かない

ラッチもシンプルな形状のスタンレー。
密閉性の高さから開けにくさがデメリットとされてきたスタンレーですが、2020年からラッチが改良され、開けやすくなっています!
これからスタンレーのクーラーボックスを購入できる人には朗報ですね。

イエティとスタンレーどっちがいい?

外観からイエティとスタンレーを比較してきましたが、実際の使い勝手はどうなのでしょうか?両者のメリットデメリットを検証していきましょう。

イエティ

メリット

保温効果が高い

プレミアムな断熱材を仕様しているため、保温機能はクーラーボックスの中でもトップクラス!

蓋上部がフラットなのでアレンジが効きやすい

蓋上部をテーブル、ベンチ代わりに使えるためソロキャンなどにも重宝します。

サイズが豊富

選べるサイズが豊富で、自分が欲しい容量にピッタリのものを購入できます。

デザイン性が高い

長く使えるクーラーボックスだからこそシンプルで永く愛せるデザインは魅力です。

デメリット

スペースをとる

イエティ クーラーボックス

イエティの積み込みはこんな感じ。存在感あります!
断熱材が厚いため、容量の割には大き目な造りのイエティ。
積み込みスペースがしっかり確保できない場合はサイズを小さくするなど対策が必要です。

スタンレー

メリット

コンパクト

イエティと5Lの違いがあるにしても、スタンレーのコンパクトさは優秀ですね。

蓋上部にまな板や水筒を挟める

蓋上部にちょっとした収納ラックがあり、アイテム収納に便利!調理時に煩雑になりがちなアイテムをまとめて収納でき、作業効率がアップします。

デザイン性が高い

淡いカーキの他にホワイトなどのカラー展開もあり人気が高まっています!

デメリット

500mlペットボトルの縦入れは種類によっては入らない

同じように見えるペットボトル、実は微妙に高さが異なります。
サイズによっては500mlのペットボトルの縦入れが難しいこともあるので注意が必要です。

断熱材の厚さを差し引いてもスタンレーは全体的にコンパクトな造り。
15Lの容量で500mlのペットボトルが縦入れできないのはデメリットとなりますね。

※500mlのペットボトルの縦入れペットボトルの種類によっては蓋とわずかに干渉しますが抑えると閉めることは可能です。

メリット、デメリットというよりも容量の違いによる収納力の差や、断熱材の厚さからくるサイズ感の違い、と言ったところでしょうか?
イエティはメリットの断熱性の高さがサイズ感に影響を与えてデメリットに、スタンレーはメリットのコンパクトさが使い勝手の悪さというデメリットになっています。

ペットボトルは何本入る?容量・サイズの比較

要領はどちらが使いやすい?実際にペットボトルを収納して検証しました!

イエティ

イエティ クーラーボックス 容量

2Lのペットボトルの4本横入れしましたが、まだ上部に余裕があります。
2Lのペットボトルを1本凍らせて保冷剤替わりにして、上部に食材を入れて行けば鮮度をしっかり保てる上に翌日の調理で水を使い切って帰れるので便利です。
コストコなどの大型スーパーの食材もこれだけ容量があれば安心して買い物できますね。

さすがに2Lのペットボトルの縦入れは無理でした!

500mlのペットボトルが横入れなら20本入ります!
キャンプだけでなく野球の試合などで、選手だけでなくスタッフ分も余裕で冷たい飲み物を提供できますね。

500mlのペットボトルが縦なら15本入ります。
空いたスペースにしっかり氷や保冷剤をセット可能!
イエティの20Lのクーラーボックスがあれば別でクーラーバッグなどを用意する必要はありません。

スタンレー

2Lのペットボトルが横入れなら4本余裕で入ります。
これだけコンパクトで、飲み物だけでも8L冷たいまま持ち運べます。

スタンレー クーラーボックス 容量

500mlのペットボトルも横なら15本入ります。
コンパクトな外見ですが、収納力はバッチリ。

どちらも容量比較でペットボトルの水を入れて撮影をしましたが、実際に水をしっかり詰めたこのクーラーボックスを運搬するのは重量的に少々厳しい…。
どちらも車輪がついていないので、カートなどを利用して無理せず運んでくださいね。

容量は15Lと20Lの違いもあってイエティが圧勝です!
あの保冷力と容量があれば夏場でも二泊の家族キャンプに十分対応してくれます。
スタンレーもコンパクトながら大健闘!
一泊のキャンプなら家族四人でこのサイズがぴったり。
夏場になると二泊は厳しいかもしれませんが、他にソフトタイプのクーラーバッグで飲み物などを用意しておき、一日目の食材が片付いたクーラーボックスに移動させて冷やすなど工夫をすれば対応できます。

保冷効果の比較

イエティの断熱材の分厚さはこれでもかと言うほど実感しましたね。
では実際に一般の人がアウトドアで使用するにあたって、スタンレーとイエティにどの程度保冷効果の差があるのか比較してみました。

夏場の使用を想定し、室内温度36度で500mlのペットボトルを2本凍らせてクーラーボックスにセット。
氷などは入れずにクーラーボックスだけの実力を測るべく実験スタート!

イエティ スタンレー クーラーボックス 保冷 保冷効果

一番左がスタンレー6L、真ん中がスタンレー15L、右がイエティ20Lです。

2時間経過

イエティ スタンレー クーラーボックス 保冷

3つとも表面がわずかに溶け始めましたがまだまだカッチカチです!
2時間程度あれば全く溶けないことが実証されました。
逆にしっかり凍ったペットボトルを持ち込んだ場合、2時間後に喉が渇いてもすぐには飲めない、と言うことに…。
カッチカチに凍らせるのは保冷目的のペットボトルだけにして、すぐに飲みたいものは冷凍せずに入れておくのがおすすめです!

イエティ6時間経過

表面は溶けていますがまだしっかり大きな氷の塊が確認できますね。
クーラーボックス内も全体的にひんやりとしてしっかり食材を冷やしてくれそうです!

6時間経過スタンレー15L

こちらもイエティ同様表面が溶けていますが、中心はしっかり凍っています。
庫内の保冷効果もバッチリです。

6時間経過スタンレー6L

こちらも同じような状態ですね。
冷凍庫などでは凍った食材がその周辺の空気を冷やすため、庫内のスペースはできるだけ狭くしておくと電気代が節約できるようです。
ということは容量の少ないスタンレー6Lは有利なはず!
庫内もしっかり冷えていました。

6時間後では3つともさほど差が感じられません!
運動会やバーベキュー、野球の試合などは6時間以内にクーラーボックスの中身を使うので、保冷効果で言うとスタンレーもイエティもバッチリ合格点ですね!

キャンプの場合は、キャンプ場のチェックインから6時間後というと、ちょうど夕食時になります。
36度前後の熱さの中でもスタンレー、イエティがあれば十分鮮度を保って食材を保存できますよ。

10時間経過イエティ

6時間の時よりも周りが溶けているけれどまだ中心は大きな氷が残っています!
庫内も冷え冷えです。

10時間経過スタンレー15L

イエティ同様に中心の氷はまだ残っている状態です。
こちらの庫内も冷えています。

10時間経過スタンレー6L

こちらも同じ様な状態!
中心の氷がしっかり確認できました。

ん?10時間の検証ではイエティとスタンレーの保冷効果にさほど大きな違いは感じられない?
もっと何かしら大きな変化を期待していましたが、どのクーラーボックスも10時間後にまだペットボトルの中心に大きい氷が残っていて、キンキンに冷えた状態で飲めました!
クーラーボックス自体の保冷効果に一日二日では差が出ないようですね。

氷をセットして冷やすなら、サイズの大きいクーラーボックスの方が氷を多く入れられる方が有利。
入れる食材の量が大量でなければ、軽量コンパクトクーラーボックスが使いやすいですね。

まとめ

どちらのクーラーボックスも頑丈でデザイン性が高く、使い勝手が良いハイスペックなものだとお分かりいただけましたか?
クーラーボックスに一番求められるものはその保冷効果。
今回の保冷検証実験で、イエティもスタンレーも普段のキャンプに使うには申し分ない効果を実証してくれました。
実際に使ってみて、スタンレーとイエティを比べた結果、しっかり冷やしたいならイエティのクーラーボックスを、軽量コンパクトさが重視ならスタンレーのクーラーボックスを筆者はおすすめしたいと思います。
食材を安全に持ち運べる安心感や、冷蔵庫無しの屋外で冷たい飲み物をキンキンに冷えた状態で飲める喜びはアウトドアの満足度を各段にアップさせてくれます。
ハイスペックのクーラーボックスで、アウトドアをもっと便利に楽しんでみませんか?

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