キャンプやアウトドアの楽しみと言ったら『食事』ですよね!どんな料理を作るか考えるのも、野外活動の醍醐味です。
ところで皆さんは食事をする際、白ご飯はどうしていますか?家から炊いたものを持っていきますか?それとも温めるタイプのもの?もしくは現地で炊飯?
この中で一番おいしく食べられるのは、やっぱり『現地で炊飯』だと思います!ですが炊飯器を使って炊くのとは違い、1から自分の手で炊飯するのはレベルが高い…。そんな風に思っていませんか…?
実はキャンプの時に炊飯をするのは、『意外と簡単』です!今回はそんな炊飯の様子を紹介したいと思います。
※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
メスティンじゃないと炊飯できないの?
キャンプ時に炊飯をする道具としてメジャーなのは【Trangia(トランギア)】メスティンというアルミ飯盒。普通のサイズとラージサイズがあります。
キャンプをする人ならほとんどの人が持っているといっても過言ではないくらい、メスティンは定番アイテムです。最近ではメスティンを使ったアレンジレシピも多く発表されていますよね。
メスティンを使えば美味しいご飯が炊けるのですが、中にはまだメスティンを持っていない方もいらっしゃるかと思います。では、メスティンがなければご飯を炊くことはできないのでしょうか…?
安心してください。メスティンだけが、お米を炊く道具ではありません!実は、ネット通販などで販売されている格安クッカーでも簡単に美味しいご飯が炊けてしまうのです!
ネット通販で販売されている格安クッカー
私はネット通販でこのクッカーを購入しました。
それではこの格安クッカーについて詳しく見ていきましょう!
格安クッカーの概要
サイズ
鍋(大):Φ14.2×H6.6cm
鍋(小):Φ12.1×H6.1cm
蓋兼フライパン:Φ14.6×H3cm
蓋兼皿:Φ12.9×H1.4cm
重量:447g(全体)
生産国:中国
スタッキングしてコンパクトに!
このクッカーはスタッキングができて、コンパクトにまとまります。
メスティンとの比較
そこで気になるのはメスティンとのパフォーマンスの違いですよね。メスティンと格安クッカーを簡単に比較してみました!
Trangiaメスティン | 格安クッカー(小鍋) | |
---|---|---|
価格 | 1600円+税 | 4点セットで1500円前後 |
サイズ | 17×9.5×6.2cm | Φ12.1×6.1cm |
素材 | 無垢アルミ製 | ステンレス製 |
ネット等での情報量 | 多い | 少ない |
メンテナンス | 少し大変 | ほぼ必要なし |
炊飯の目安 | 約1.8合まで | 約1合 |
やはりメスティンの方が大きさや容量が大きいです。ネットで扱われることが多いのもメスティンです。炊飯できる量にも差がありますし、アルミ製なので熱の伝導率も高いです。
しかし格安クッカーも負けてはいません。これは小鍋との比較です。格安クッカーはここに+3点(大鍋、フライパン、小鍋の蓋)がついて、計4点セットです。そう考えると、クッカーはコスパがいいと思いませんか?
格安クッカーで炊飯にチャレンジ!
それではいよいよ格安クッカーで炊飯に挑戦してみたいと思います。
ちなみに、インターネットや動画サイトなどでもクッカーでの炊飯が紹介されていますが、アルミ製クッカーがほとんです。今回ご紹介するステンレス製の情報はあまり出ていないので、ステンレス製のクッカーをお持ちの方はぜひ参考にしてください!
準備するもの
格安クッカーで炊飯をするために必要なものは写真の通りです。
- 格安クッカー(小鍋と蓋)
- ポケットストーブ
- 固形燃料
- 鍋つかみ
- タオル
▼本家エスビットのポケットストーブ
お米を研ぐ
まずはお米を研いでいきます。お米を研ぐのは炊飯器で炊くときと同じ要領です。
クッカーが小さいので炊飯器のお釜のようには研げませんが、落ち着いて研げば問題なく研ぐことができます。
吸水する
炊飯をするうえで大事なのがこの『吸水』です。しっかり30分程吸水させましょう。
キャンプの時は、この吸水時間を有効利用して料理を進めてみてくださいね!
燃焼の準備をする
吸水している間に、燃焼させるための準備をしましょう。
燃焼を始める
それではいよいよ燃焼を始めます!チャッカマンを使い、固形燃料に火を着けます。この際、包装されているビニール袋は剥がさなくて大丈夫です。ビニールに点火してください。
点火すると、写真のように勢いよく炎が燃え上がります。ですが落ち着いてクッカーをポケットコンロの上に置きます。
小鍋は底の面積が小さいので、ポケットストーブを半開にしてあります。大鍋やフライパンを使用する際は、全開にしています。
5分経過…
グツグツと沸騰する音が聞こえてきます。クッカーの蓋がカタカタし始めるので、重しを置きました。野外では石などを置けば大丈夫です!
8分経過…
写真では分かりづらいかもしれませんが、中から水が吹きこぼれてきました。吹きこぼれで火が消えてしまうことはないので、そのまま焦らず見守ります。
11分経過…
パチパチと音がし始めます。これは焦げている音ではないので安心してください。美味しく炊け始めている合図だと思ってくださいね。
13分経過…
ふわっと香ばしい香りがしてきました。この香ばしい匂いが、炊きあがりの知らせです!
香ばしい匂いを感じたら、火からおろします。
このとき、クッカーの持ち手の部分が熱くなっている可能性もあるので鍋つかみを使った方が安心です。
蒸らす
火からおろしたら、すぐにタオルに包んで蒸らします。
美味しく食べるためには、この工程を怠ってはいけませんよ!
私はこのときクッカーを逆さまにして蒸らします。
これは人によって意見が様々なので、どちらも試してみてお好みの方法を選んでみてくださいね。
おすすめの蒸らしができるメスティンケース
格安クッカーで炊飯した結果
蒸らしが終わり、いよいよ運命の瞬間です…!蓋を開けてみたいと思います!
いかがですか?炊飯器で炊いた時と同じ、ふっくらとした白米!
混ぜてみると炊き立てのご飯のいい匂いがして食欲をそそります!
気になる焦げ付きは…?
ここで気になるのが、クッカーの底の焦げ付きですよね。ドキドキしますが見てみましょう。
ご覧ください。焦げ付きもなく、綺麗な底が見えています。
ご飯を容器に移して再度底の確認をしてみました。おこげができていたので少し焦げているように見えますが、酷い焦げ付きではありませんでした。
洗剤を使ってスポンジでこすり洗いをしてみました。
酷い焦げ付きでなければ写真のように綺麗になりますよ。これならお手入れも楽々ですね!
固形燃料は?
固形燃料は、点火から23分後に鎮火しました。熱がとれてから、アルミホイルごと処分すればOKです。
ちなみに今回は無風の状態で使用した際の燃焼時間です。環境によっては15分前後で燃え尽きてしまうこともあります。風が強い時は、アルミ風防などを利用すると燃焼時間も伸びますよ。
まとめ
今回はメジャーな炊飯道具『メスティン』ではなく、格安クッカーを使用して炊飯に挑戦してみました。格安クッカーは安価で手に入りお手入れも簡単なので、是非1セット持っておくことをお勧めします!
また、格安クッカーには大鍋やフライパンもあるので、それを使えば更に料理の幅も広がると思いますよ。皆さんも格安クッカーを上手に利用して、美味しいキャンプ飯に挑戦してみてはいかがですか?