皆さんはどんなペグを使っていますか?
テントやタープを購入したときに付属されたものを使い続けている方も多いのでないでしょうか。
付属されるペグは多くがアルミ製であり、繋ぎとめるパワーが弱いのと、耐久性が低く、曲がりやすいというデメリットがあります。
性能の高いペグを使用することで、テント等を地面に打ち込む作業も容易になり、テント等を固定する力も高まることで安全にキャンプを楽しむことができます。
将来的にファミリーテントや大きなタープを手に入れた時も対応できるため、大人数が集まるキャンプを楽しめますね。
ペグへのこだわりを持っている方は多くないため、仲間の中でも重宝されるかもしれませんよ。
全国で展開するワークマンでは、低価格で高性能なペグを購入できます。
この記事では2023年8月時点で取り扱われている3種類のペグを紹介します。
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ワークマンで手に入るペグ3種類はどれも良コスパ
ワークマン で手に入るペグは「チタンペグ」「鍛造ペグ」「スクリューペグ」の3種類。
それぞれに特徴がありますが、共通しているのはコスパが優れていること。
他メーカーと比べても低価格でありながら、安全にキャンプをするための機能を備えています。
ペグを選ぶポイントとして、価格・携帯のしやすさ・どういう場所でキャンプをするか・素材など、意外と検討すべき項目が多いです。どのペグが最適であるかは用途によって異なるため、皆さんがどういうキャンプをするかに合わせて考えることが重要です。
(以下の商品情報は2023年8月時点のものです。)
発売時から話題のチタンペグをレビュー!店舗に売ってないってホント?
2023年に発売されたワークマンのチタンペグ。
価格は1本399円(10本入りは1本あたり390円)。チタン合金製のペグは1本の相場が約700円なので破格の価格であることがわかります。
パッケージには長さは25.0cm、重さは45.0gの記載があり、実測値との誤差もありませんでした。
太さは約0.6mm、丸形の形状です。先端部分はシャープなので、刺し始めからぐんぐん地面に入っていきます。スリムな形状なので、しっかり固定するには深めに刺すのがポイントです。
上部には六角形の穴が空いており、ペグを通してペグ抜きの役割を担っています。左右に回しながら隙間を作っていき、引っ張れば容易に抜けます。
チタン合金製なので、非常に軽量で後に紹介する1本約100gの鍛造ペグと比べても半分の重さです。
また、錆びにくいので、使用後のメンテナンスも手間がかかりません。
パワー・耐久性ともに高く、正しくペグダウンすればテントをしっかり固定でき、硬い地面に打ち込んでも大きな損傷は確認できませんでした。
使い勝手が非常に良いので、長さを加味してもベーシックな5-6人用テントはまかなえそうです。
迷ったらこれを選びましょう、といえるほどのオールマイティーな性能を備えていると思いました。
ただし、あまりの人気ぶりに手に入りにくいのがネックです。
2023年3月頃に発売されたこの商品は当時から話題になっていたようで、入荷してもあっという間に完売してしまっていたようです。
私も今回のレビューにあたり、ばら売りされているチタンペグを探しましたが、2023年8月時点では山梨県内すべての店舗で在庫がなく、ネット販売もされていません。
店員さんに話を聞くと発売した2023年3月に10本近く入荷したがすぐに完売となってしまい、今後の仕入れの見込みも立っていないようです。
しかし、ちょうど10本入りのチタンペグが入荷したとのことなので、そちらを購入しました。
10本入りは税込み3900円で1本あたり390円、収納袋は付属していません。
10本入りの商品も一部で在庫切れがあるようで、メルカリでも定価より高額で転売されており、購入履歴もありました。
必要分に合わせて購入できないのは残念ですが、10本でも総重量450g。
価格も相場より低く、高性能なので、オトクであることは間違いないでしょう。
長さ25㎝のペグはファミリーテントや1辺5mを超える大型タープを固定するには心許ないといわれますし、砂地のような柔らかい地面では私(体重60㎏男性)がロープを引っ張ると抜けてしまうことがありました。
なので、クロス打ちや三角打ちなど、ペグを2本組み合わせて補強するために、10本持っていても困ることはないのではないでしょうか。
ワークマンの鍛造ペグをレビュー。安すぎるけど実用的なの?
「鍛造」とは、熱した金属を叩くことで圧力を加え、内部の結晶が整うことで強度を高める金属加工法の名称です。
ワークマンのペグは鋼を鍛造して作られています。
価格はなんと1本199円。
2本以上の購入でも大きな負担にならないことが魅力です。
長さ・重さはタグにも表示がありますが、実測すると長さ24.6cm重さ90g。
角丸形状で、1辺約0.5mm、対角線0.6mmの太さで先端がシャープになっています。
形状が円ではなく、角丸なことで地面に刺さった状態でも回りにくく、ガッチリと刺すことができるペグです。
地面の種類を問わず力強く入っていくので、ロープがかかる方向への力に対してしっかりと固定されることが確認できました。
上部の穴にペグを通して、少しずつ回しながら引っ張ることで抜けやすくなっているので回収も簡単です。
何度か打ち込んでいると、塗装が剥げたり、先端に歪みが出来たりと、買った状態をキープすることはできません。
ただし、ペグはそもそも消耗品。しかも、1本199円なので必要に応じて買い足したり、買い替えたりするのも容易なのではないでしょうか。
素材が鋼なので、何十本も持って歩くのは重さが気になります。
そのため、ペグでの固定箇所が多いフライシートやタープとは相性が良くないかもしれません。
固定する力は十分に備えているためスタンダートな大きさのテント本体の固定に使ったり、補強を強めるペグとして準備したりすると重宝するでしょう。
固定力に特化したスクリューペグをレビュー。手動でも刺すことはできるのか。
ワークマンではスクリューペグも1本299円で購入できてしまいます。
特徴は螺旋状の本体とヘッド部分の形状です。
ヘッドはプラスドライバーまたは12㎜ソケットが対応しています。
長さ・重さの実測値は長さ25.0cm重さ124g、太さは約0.8㎜で円形状、先端がシャープになっています。
素材は先に挙げた鍛造ペグと同じ鋼ですが、見比べてみると、若干スクリューペグの表面にざらつきがあります。
商品概要にも加工法についての記載がないので、こちらは鍛造の加工はしていないのかもしれません。
今回は12㎜ソケットも使って手動で打ち込んでみましたが、かなり大変です。
地面に押し込みながら回し入れるので、体力を消耗しますし、時間もかかります。
複数本打ち込むことを考えると電動ドライバーは必須かもしれません。
スクリューペグの強みは固定力で、ロープ方向はもちろん、ヘッドの方向のテンションにも対応できることが確認できました。
固定力が強いため、引き抜くときも上部に開いている穴にペグを通して引っ張るよりも、ドライバー等を使った方がよさそうです。
砂地やぬかるんだ地面でも固定できるのが強み。
逆に、石の多い地面は、無理やりねじ込まれていくため、螺旋状のギザギザ部分の劣化が早まってしまいます。
また、鋼製なので、使った後はよく拭き取らないと錆つきで劣化が早まってしまいます。
螺旋部分に土が溜まりやすいので、メンテナンスは丁寧に行う必要がありそうです。
利便性の面で言うと、ただでさえ荷物が多くなりがちなキャンプをする上で、ペグを打つためだけに電動ドライバーを荷物に加えるのは、負担が大きく、実用性の点では劣るように感じます。
しかし、様々なキャンパーの記事を見ていると、スクリューペグの固定力を活かして、ペットのリード留めとして使用している方いがいました。愛するペットと一緒にキャンプがするための道具と思えば大きな魅力がありますね。
テントやタープに限らず、キャンプサイトにしっかりと固定したいものがある方はワークマンのスクリューペグをチェックしてみてください。
ペグハンマーもワークマンで手に入る。
ワークマンでは良コスパのペグハンマーも販売されています。
その価格なんと税込680円。他社の小型ハンマーの多くが2000円を超える価格帯なので、この価格で手に入るのは驚きです。
ヘッドの素材は鉄製なので、力強くしっかりと打ち込むことができ、へこみにくいのも特徴です。
人気商品のため常に在庫が僅少のようです。ワークマンに来店した際は合わせてチェックしてみてください。
まとめ
ワークマンのペグを3種類紹介しました。
価格(税込) | 長さ(実測) | 重さ(実測) | 素材 | 形状 | カラー | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
チタンペグ | 390円 | 25.0cm | 45g | チタン合金 | 円 | シルバー | 価格は10本入の1本あたり |
鍛造ペグ | 199円 | 24.6cm | 90g | 鋼 | 角丸 | ブラック | |
スクリューペグ | 299円 | 25.0cm | 124g | 鋼 | 円(螺旋状) | ブラック |
用途に合った性能を備えたペグを使用することは重要です。
用途に合ったペグを用いて、テント等の土台部分を築けば、心地の良い空間を作り上げられますし、風で飛ばされたテント等で他人や他人の持ち物を傷つけしまうことを防げるからです。
ワークマンで扱う3種類のペグの得意不得意をチェックして、店舗等で実物を手に取ってみてください。
きっとあなたのいつのもキャンプライフに、新しいエッセンスを加えるペグと出会えますよ。