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エバニュー チタンマグポット500セットの定価は?スタッキング!底の形状!湯沸かし・炊飯レビュー!

エバニュー チタンマグポット500ストーブセット

軽やかに山を歩きたい。重い荷物を背負い下を向いて登るよりも、ミニマムな装備で足取り軽く、顔を上げて景色を楽しみながら山を感じたい。

ウルトラライトトレッキングの流れで、登山装備の軽量化が進んでいます。ストーブも軽くしたい。

そうなったら、ガスカートリッジの不要な、アルコールストーブの出番です。

今回紹介するエバニューのチタンマグポット500ストーブセットは、なんと160g余り。燃料も、山で必要な分だけアルコールを持ち運べばOKです。

その実力を見てみましょう。


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エバニューのチタンマグポット500ストーブセットの価格は?

チタンマグポット500の定価はエバニュー公式だと5060円となっているが楽天やアマゾンでは高騰しているようです。
公式では入荷待ちの状況なので定価で購入するなら再入荷を待つしかなさそうです。

チタンポット500ストーブセットREDの定価は公式ページでは13,750円となっておりこちらはアマゾンでも13,369円となっていますので若干安く購入できそうです。

エバニュー チタンマグポット500ストーブセットのスタッキング

エバニュー チタンマグポット500ストーブセット スタッキング

クッカーとストーブが一体となっていて、クッカーの中にストーブが収まります。

ガスカートリッジ1個分くらいの大きさです。ライターと比べると、コンパクトさが分かるでしょう。

また、オレンジ色のウェスがクッションとなり、ガタつかず、ザックの中で音がしません。付属の袋は余裕があり、スプーンなども入ります。

重量を測定すると、163gでした。アルコール燃料は、30mlで1回400mlの湯が沸かせます。1泊2日の山行なら、クッカーと燃料を含めて220g余りで済みます。

これに対してガスストーブは、通常のガスカートリッジIP-250と合わせると、500g前後します。これにクッカーの重量が加わります。ストーブセットの軽さが分かるでしょう。

エバニュー チタンマグポット500ストーブセットの底の作り

エバニュー チタンマグポット500 底

まず、アルコール燃料を上側の目盛60mlまで入れます。

これ以上入れると、手前の小さい穴から溢れて、アルコールの大洪水となります。ご注意下さい。

次にクッカーをセットします。

クッカーの底部に段差が設けられており、ストーブの上部にぴったりはまり、ガタつきません。下のストーブが軽く、上のクッカーが重いという、ワイングラスのような状態になりますが、安定感があります。このあたり、上手く作られています。

そしてライターで点火口から点火を試みます。
しばらく火が着きませんが、待っていると、ライターの熱でアルコールが気化して着火します。

エバニュー チタンマグポット500ストーブセットで湯沸かし

エバニュー チタンマグポット500 湯沸かし

ここで、湯沸かしをテストします。クッカーに入れた水道水400mlを熱してみます。
火は1分ほどで安定化し、5分50秒で沸騰。燃料が無くなるまで、11分40秒燃焼しました。

このストーブセットには、パワープレートという部品があります。説明書によると、寒冷時の燃焼促進に有効とのことです。
パワープレートの効果を確認してみましょう。同じく400mlの水を熱します。最初は火が安定化するまでに1分30秒かかりましたが、5分20秒で沸騰しました。

1割早くなっています。燃料が無くなるまでの時間も、10分30秒と1割短くなっています。

パワープレートを入れることで、燃料を早く燃焼させ、単位時間あたりの熱量を増していることが分かります。

重さを測ると、パワープレート有りで170g、パワープレート無しで163gでした。

手早くお湯を沸かしたい方はパワープレート有りで、軽量化を優先する方は無しでよいでしょう。

エバニュー チタンマグポット500ストーブセットで炊飯にトライ

エバニュー チタンマグポット500ストーブセット 炊飯

次に、ストーブセットでご飯を炊けるか、トライしてみます。クッカーにお米1合と水200mlを入れ、火を着けます。

3分22秒で吹きこぼれ始めます。
ここで弱火にしたいところですが、火力調整ができません。赤子泣くともフタ取るな、の言葉通り我慢していると、6分半頃から焦げ臭くなってきます。

さすがにまずいと火から降ろしたところが、上の写真の状態です。表面に穴があいており、カニ穴と呼ばれる、ご飯が美味しく炊けた証だと言われています。

一見美味しそうですが、食べてみると、これが硬い。食べられなくはありませんが、確実に芯が残っています。昔、徳川家康は、米は水に浸して食え、と言ったそうです。戦国時代の足軽ならば、美味しいと言うのでしょうが、現代の我々にとっては硬い飯になります。

炊飯に使う方も居るそうですが、火力調整できず、大量に吹きこぼれ続ける時点で、かなり難しいと言えそうです。

途中で火から降ろしたり、燃え尽きた燃料を再補給したりすれば、使えないこともないかもしれません。

燃料を再補給する場合、ストーブを素手で触るには、2分半ほど冷ます必要があります。
軍手がある方がよいでしょう。

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エバニュー チタンマグポット500まとめ

エバニュー チタンマグポット500

以上、エバニュー チタンマグポット500ストーブセット、いかがでしょうか。
60mlのアルコール燃料で、2回お湯が沸かせます。
インスタントラーメンを作り、食後のコーヒーを一杯飲むこともできます。

火力調整機能は無いため、炊飯は上級者向きでしょう。作りは、シンプルに使いやすくなっています。

ストーブが軽いので不安定になるかもしれないところ、クッカーの底とぴったりはまり、安定感があります。

クッカーとセットでコンパクトに収まり、1食1回の湯沸かしなら、1泊2日で220g余りと軽量です。
なにより、このレビューの間、ストーブセットで沸かしたお湯で淹れたコーヒーと紅茶の美味しかったこと。

ゆらめく炎が雰囲気を醸し出します。アウトドア好きな方に、ぜひおすすめです。

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海外トレッキング、自転車ツーリング、オートバイツーリングが趣味。 最近SUPボードで川下りに挑戦。国道沿いの川も、水面に降り立てば自然の只中。瑞々しい日本の良さを再発見中。 ネパールのグレート・ヒマラヤン・トレイルを歩くことが夢。

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