キャンプの時に調理をする際、カッティングボードは欠かせないアイテムですよね。
中には自宅で食材をあらかじめカットしておりたりなど、事前にカットの手間を省くので不要という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そのような備えをしていても、キャンプ場への道中で食材を買い足したり、または現地で調達した食材を切らなければいけなかったりと、思いがけない場面でカッティングボードの必要性を実感することも多々あります。
カッティングボードは種類もサイズも様々で、小さいものであればそれほどかさばるものではありません。
1枚持っておいて損はないでしょう。
今回はカッティングボードの素材などについて知識を深めながら選ぶポイントなども交えて、おすすめの5選を紹介いたします。
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キャンプ時にあると便利なカッティングボード(まな板)の魅力
カッティングボードを持たない派の方の中には、食材カットの必要がある時、現地で調達した木材などの上で食材を切る光景を見かけます。
カットするという点ではそれでも十分に実現できそうですが、気になるのは衛生面です。
一見野生的で趣もありますが、何日も野ざらしにされていたものの上で口に入れる食材をカットするというのは、どんな微生物が付いているかもわかりませんので非常にリスキーです。アウトドア中に体調を崩してしまってはせっかくの楽しい時間が台無しです。
また、食品トレーの中で食材を切る方もいますが、トレーは大変軽くて薄いので安定して切れませんし、怪我をしてしまう恐れもあります。
カッティングボードを1枚用意するだけでそのようなトラブルを回避することができますし、カッティングボードはおしゃれなものも多く自然素材のものは経年変化なども楽しめますので、そういった点でもぜひ1枚用意しておきたい存在です。
【素材別】キャンプのカッティングボードの素材は大きく分けて2種類
細かく分類すると様々な素材がありますが、アウトドアで使用するカッティングボードの素材は大きく分けると「木製」と「プラスチック製」の2種類に分けることができます。
それぞれの特徴についてご紹介します。
プラスチック製
販売されているカッティングボード素材でまず目につくのはポリプロピレンなどのプラスチック製のものです。
プラスチック製の優れた点としては第一に安価で手に入れられることが挙げられます。
安価であるが故に製品が劣化して使用が困難になってしまった場合に気落ちせず気軽に買い換えられる半消耗品のような扱いができるのもメリットです。
しかし、実際に使われている人はご存知かもしれませんが、プラスチック製のカッティングボードの中でもしっかりとした厚みがあったり、抗菌加工を施されている製品も多数ありますので、一概に消耗品であるとは言えません。
安価でかつ機能的な長期的に使用できるしっかりとしたプラスチック製品も多数あります。
木製
木製のカッティングボードはキャンプにこだわりが強くなるにつれて需要も高まっている素材です。
この後にも紹介しますが木製といっても木の特性によってそのメリット、デメリットも様々なので一概には言えませんが、どの木製カッティングボードにも共通して言えるのが天然素材のため、キャンパーにはお馴染みかつ醍醐味である道具の経年変化を楽しめる素材でもあります。
木材別にみる特徴
カッティングボードに使用される木材にも様々な種類があり、それぞれにメリットデメリットが存在します。
今回ご紹介する素材以外にも様々な木製素材がありますが、厳選して王道の木材を4種ご紹介いたします。
オリーブ
オリーブは非常に硬い素材で抗菌性がありまな板に適しています。木目がとても美しく、デザイン性の高いまな板が多いです。
デメリットとしては他の木材と比較して重いことが挙げられます。
また硬い素材のため加工が難しく、切り出し後3〜7年ほど自然乾燥させて作られます。
他の木材と比較して割高の傾向にあります。
アカシア
アカシアは深みのある茶色の木材で、見た目も美しく加工がしやすいのが特徴です。
まな板以外にもボウルやお皿など様々な用途で用いられています。
定期的にオイルをなじませてあげることで購入当初のつやが戻り長持ちさせることができます。
オリーブよりも安価で手に入れることができます。
オーク
白っぽい色合いが印象的な木材でウイスキーの樽材などにも用いられています。
オリーブほどの硬さはないものの、まな板としては十分な硬さがあり、耐久性にも大変優れています。
竹
竹は形状的にそのまままな板として加工することはできないので、竹を集合材として加工することでまな板を作ります。
竹にはもともと抗菌作用があり、また硬くて丈夫なためまな板として使用するには利点の多い素材です。
一方で黒カビが発生しやすい素材であるため、乾燥に気を使う必要があります。
キャンプで使えるカッティングボードを選ぶポイント
カッティングボードの素材に関してはある程度理解を深めてまいりましたが、素材の特製以外にも購入に際して注意しなければいけない点がいくつかありますので、そちらについても確認していきたいと思います。
ポイント①サイズ
まずは何を差し置いても考えなければならいのがカッティングボードのサイズです。
アウトドアのシーンでは道具をコンパクトにまとめるのは最前提ですが、ソロキャンプでのコンパクト感と、ファミリーキャンプでのコンパクト感ではギャップが生じてくるかと思います。
ソロキャンプの際にはザックに収まる程度の必要最低限のサイズ感が求められますが、サイズを制御しすぎると使用感に日々が生じてきてしまいます。
対してファミリーキャンプでカッティングボードを使用する際にはコンパクトすぎても満足な調理ができなかったり、またファミリーキャンプであるが故にミニバンなどで出かけることも多く、積載量にはある程度余裕があったりと、状況によってベストなギアは様々です。
ご自身のキャンプスタイルにあったギアを選ぶというのはカッティングボード選びに限らず最も重要な点かもしれません。
ポイント②形状
使用に関して次に重要になってくるのがカッティングボードの形状です。
近年キャンプギアはシンプルな製品が流行りがちですが、シンプルであるが故に使用に関して支障が出てしまうようでは元も子もありません。
わかりやすい点としては、持ち手がついているカッティングボードは場所を問わずさっと食材を運ぶことができるので、ソロキャンプ以外にもグループキャンプで料理を共有する際などにも気軽に活躍できる形状となっています。
また、縁部分に溝がついているカッティングボードもおすすめです。
肉汁を多く含んだ焼きたての一枚肉など、汁気のある種奥材を調理する際にもだらだらと汁が不快に垂れることなく調理できるので大変使いやすいです。
ポイント③手入れのしやすさ
手入れのしやすさについては、食事を楽しまれるキャンパーさんにとっては大きなポイントでしょう。
特にキャンプでお酒を楽しまれる方にとっては飲んだ後の片付けは苦痛でしかありません。
なるべく簡単に済ませたいものですよね。
プラスチック製は気軽に購入できる反面、油ぎれがあまりよくありません。
また形が複雑なカッティングボードは細かな箇所の汚れを落としにくいものもあります。
キャンプにおすすめのカッティングボード5選
これまで紹介してきたポイントを踏まえてそれぞれ違う個性を持ったおすすめのカッティングボード5選を紹介します。
おすすめ①キャプテンスタッグ 抗菌PC.マナ板3点セット
まずはキャプテンスタッグから発売されているこちらのまな板です。
2つ折りタイプの抗菌プラスチック製まな板で中に包丁と三徳缶切が収納できます。
そのほかに別売りの折りたたみお玉や菜箸を収納できるスペースもあるため、最低限の調理セットをこの2つ折りまな板サイズで持ち運べるのは嬉しいですね。
おすすめ②ロゴス Bambooパタパタまな板mini
ロゴスから販売されている人気のパタパタまな板miniは、キャプテンスタッグの人気商品であるアルミロールテーブルのようにパタパタと畳んでコンパクトに収納できるタイプのまな板です。素材は竹を使用しているので耐久性に優れ、抗菌作用もあるので安心です。
おすすめ③ユニフレーム uniflame ufカッティングボード 661864
ユニフレームから販売されているポリプロピレン素材のカッティングボード2枚組です。
ポリプロピレンといっても耐熱温度は120℃となっているのである程度熱いものを乗せても問題なさそうです。
衛生面に気をつけて肉や魚など生物を切る用と野菜を切る用など食材によって使い分けたい方におすすめです。
まな板自体は薄いので2枚重ねてもそれほどかさばるものではありません。アースカラーでアウトドアに合ったおしゃれなまな板です。
おすすめ④KEVNHAUN スクウェアカッティングボード&ランチトレイ KDS.166
アカシア材を使用したナチュラルな印象のカッティングボードです。持ち手がついているのでそのまま食材を運ぶこともできますし、フチがついた形状のため、汁気のある料理をのせてプレートがわりにも使用できます。
□おすすめ⑤アルテレニョ カッティングボード
こだわり派の方に人気であるイタリアのアルテレニョ社から販売されているカッティングボードです。
頑丈で温かみのあるオリーブウッドを使用しており、素敵な木目が印象的です。ハンドメイドのため1点1点少しずつ個体差があり、木目も物によって大きく異なるため同じものは一つとしてありません。
自分で選んだお気に入りの1枚は経年変化を楽しみながら愛着の湧く一枚となるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。キャンプギアの中では脇役とも捉えられるであろうカッティングボードですが、その素材や形から種類は幅広く、キャンプスタイルによって使いやすいカッティングボードも様々です。
今回ご紹介したカッティングボードのポイントを押さえながら、ご自身のキャンプスタイルに適したカッティングボードを選んでみてはいかがでしょうか。